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概要編集

番数248番目
使用期間2019年5月1日~
天皇第126代 今上天皇
勘申者中西進(推定)
典拠『万葉集』第五巻、「于時初春月 氣淑風 梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香」
他の候補英弘、広至、久化、万和、万保

日本の248番目の元号であり、平成に続く元号


平成29年(2017年)6月16日に公布された「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」によって、明仁天皇の退位(譲位)と徳仁親王(→今上天皇)の即位が決定した。それに伴い、「一世一元の制」に基づいて平成から改元されることとなった。平成は西暦2019年4月30日までとされ、翌5月1日より元号は「令和」と改められた。


頭文字が「R」で始まる元号は「暦応」(南北朝時代)以来約680年ぶりとなる。また、元号に「令」の文字が使われたのは日本のみならず漢字文化圏で史上初めてである。


発表編集

平成31年(2019年)4月1日午前11時41分の記者会見(当初は11時30分の予定であったが11分遅れてスタート)にて、菅義偉官房長官から発表された。続いて発表された安倍晋三首相の談話によると、「人々が美しく、心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められているという。考案者については、「(考案者自らが)秘匿を希望している」として、公表が見送られたものの、万葉集研究家の中西進ではないかという見方が強い。後に政府は認め、中西氏本人は認めていないが「時が経てばわかる」「万葉集は令しき平和な時代」などと発言している。

新元号を決める懇談会には医学者の山中伸弥や作家の林真理子など9名が参加した。


新元号のアレ

発表時に菅官房長官が掲げた「令和」の文字を実際に書いたのは書家の茂住修身

政府は諸外国にも新元号をFAXで伝達し、音で「Reiwa」とアルファベット表記した。なおこの文書には意味についての説明がなかったため、日本国外で新元号の意味とその解釈について混乱を生むことになった(後述)。


反応と印象編集

行書ドット4 令和

『令』という字には「いいつけ」「おきて」という意味があり、また「相手に関係ある人を尊敬する」「清らかで美しい」という礼儀礼節のような意味もある。そこから「令」を「めでたい、美しい」と解釈して「めでたい平和」「美しい平和」、また「令」を「法令」ひいては「法治主義」と解釈して「法治主義に基づく平和」という意味と取る声が挙がった。共同通信の世論調査にて7割の回答者が「令和に好感を持っている」と答えるなど、令和は概ね国民から前向きに受け入れられたと言える。


一方で、「命令による強制的な印象」「令は『零』に通ずるから『平和が無い』という意味になる、零式艦上戦闘機に通じる」「上(政府)からの命令の『令』と戦前昭和の『和』を掛け合わせた代物」などマイナスな意味で批判的・否定的解釈する意見もネット上では見られる。また漢籍でないことが特に強調されたため、ならば中国由来の元号の風習もやめたらどうかという声もあった。


日本国外では、中国語では「核零」とほぼ同音になることから、台湾では「核兵器ゼロ」「原発ゼロ」と解釈する意見もあったが、自民党は原発推進派である。


令和を単体の漢文と見なすと、「和せしむ(平和にせよ)」と読み下すことができる。このためか米ニューヨーク・タイムズ紙は令和の意味を「order and peace」(治安)と解説してしまい、外務省は4月2日、公式の見解として「Reiwa」の意味を「Beautiful Harmony」と説明を統一した。


チベットで「rewa」という単語は発音が似ておりチベットからは好印象だったという。この単語の意味は「希望・望み」という良い意味がある。漢字文化圏ではないが日本人とDNAが似通っているとも考えられている人たちでもある。


典拠編集

和歌集『万葉集』第五巻、「于時初春月 氣淑風 梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香」

漢詩集『文選』張衡詩、「仲春月、時氣清」


典拠は、和歌集『万葉集』第五巻の「梅花の歌」三十二首の序文「時に、初春の月にして、気淑く風らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」とされる。『万葉集』は和歌集であるが、この序文は漢文である。


四書五経などの漢籍に典拠を求めるのが習わしであったが日中関係が悪化したためか日本の元号としては、初めて国書が典拠となった。ただし、由来となる上記の一節は漢詩文集『文選』に収められた張衡の詩「帰田賦」の一節「仲春月、時気清」を踏まえたものであり、本来はこちらが典拠となったとみられる。更に『礼記』経解篇の「発号出而民説、謂之」を意識した元号選定の可能性があり、「『国書を典拠として欲しい』という安倍総理からの要望も満たしつつ、伝統との両立を図ったのでは」という指摘もされている。


元号発表を巡る様々編集

近代では異例の「生前譲位」による新元号制定及び発表であったが、自民党内の保守強硬派の一部にはこれまでの例にこだわり「元号の事前発表」に反対する意見も根強くあった。

しかし平成の天皇や内閣の「社会の混乱を最小限に」という希望や、現代の各システムの対応などの問題もあり、結局内閣は譲位の1ヶ月前に元号を事前発表した。元号の事前公表は憲政史上初めて。


今回は様々な予想が飛び交う中、実際の元号候補選定は厳重を極めた徹底的な秘密保持がなされた。

会議に参加する閣僚もスマートフォンを預けさせられ首相官邸はジャミングも仕掛けられ、参加した学者たちの氏名も発表まで固く秘密とされた。


発表後に関係者が報道陣に明かしたところによると、2019年の初め頃は国書を出典とする「天翔(てんしょう)」という案が最有力だったが、「画数が多い」「イニシャルがTで大正のTと被る」などの意見があり、天翔という名前の葬儀屋があることが分かったため最終的な候補には残らなかったとのこと。ちなみに令和という元号案が政府に提出されたのは3月頃で、他の元号案と比べて後期に提出された案らしい。最終的な元号候補(4月1日の有識者会議で提示された案)には新元号に選ばれた令和の他に、「英弘(えいこう)」、「久化(きゅうか)」、「広至(こうし)」、「万和(ばんな)」、「万保(ばんぽう)」の5つの案があったという。これら6つの案のうち、令和を含む3案は国書を出典としているとのこと。


天皇陛下の崩御によって急遽元号を変えざるを得なかった昭和→平成に比べると、事前準備期間がそれなりにあったことから改元はさほど混乱もなくスムーズに進んだ。


pixivでの反応編集

pixivでも新元号「令和」発表を受けてそれにちなんだ様々な作品が投稿された。

多くが菅官房長官が令和の字が書かれた色紙を掲げる記者会見をモデルとしたもので、その場面を似たポーズでキャラが描かれたものだが、中には全然違う内容の字が書かれたものもある。
新元号を発表してくれるオルガ団長『令和』レイ和


またNHKでは手話ワイプが額縁と被る放送事故が発生。それに関連したイラスト(ネタ含めて)も投稿されている。

まさかの事態重大発表をする大淀

またこの件に関して、「聴覚障害者の立場からすると、平成年間での障害者福祉の充実や障害者の社会進出を思わぬ形で実感できた」という意見も出て話題となった。


さらにはさっそく令和の擬人化も出されている。

センシティブな作品センシティブな作品


新元号商戦編集

天皇の崩御によるものではない即位に伴う改元が現行憲法下で初ということで、堂々とお祝いムードのみを打ち出して良い状況となったため各地で多数の企画が開催。

各企業による便乗合戦も発生し、カレンダーハンコなど各種様々な分野の業者はいかに早く新元号ロゴを乗せた商品をリリースできるかにしのぎを削り、改元セールを行うデパートも続出。

福山市の鋳物製造業「キャステム」社は「世界最速での制作」を目指して事前にマスコミを呼び集めた上、当日TV中継の画面を社員がスマホで撮影してロゴデータを取り込みサンプルの杯に焼き付けて商品写真を即座に撮影して公式にアップ、2分27秒での販売開始を成し遂げた。

和菓子屋も即座に令和ロゴを焼き付けた饅頭などを発売し、各出版社も万葉集の書籍に急遽帯をつけて店頭に並べるなど対応に追われた。Amazonでも万葉集関連本の売れ行きが急増し、多くの書店でも元号関連だけでなく、万葉集の関連書籍の特設コーナーも設け、売り出しに力を入れている。

PCソフトのメーカーや各種システム関連の部署はソフトやデーターベースの更新に追われた。

各地では速報号外を巡って人々が殺到もして混乱も起こった。もっとも号外自体は各新聞社の公式サイトからPDFでダウンロードが可能ではあるのだが。

由来となった『万葉集』や大伴家持旅人に縁ある大宰府奈良富山などの寺社博物館・記念館を令和目的に訪れる観光客も増加し、一種の聖地巡礼効果を起こした。


そして、商業的な便乗だけでなく、悪質メール詐欺事件など令和を利用した犯罪も報告されており、注意喚起がされている。


また、「新元号以外の部分を可能な限り仕上げておき、発表後即座に組み込んで仕上げ最速でアップする」形も特にクリエイター系で多発。


東映は前日に発表していた仮面ライダーブレンのプロモーションに当たって、twitterに「令和ライダー」のハッシュタグをつけた。


なお、発表当日はエイプリルフールだったため嘘ネタに力を入れる企業やサイトも多く、発表されたばかりの元号と嘘ネタの相乗効果でカオスな事態も見られた。2019年4月1日も参照。

新元号のスタートとなる5月1日には大勢のカップルが「新元号とともに入籍したい」と各地の市役所や役場に殺到し婚姻届提出の行列を作り有名人でも高橋みなみが同様に入籍した。


余談編集

  • スピーチ原稿と思われる書類だけ持って現れた菅義偉官房長官が、少し後に元号が収められた額縁を持って来た男性からそれを受け取った際、フライングで元号が見えた。『和』は少なくともテレビ画面上では分からなかったが(現場については不明)、確実に『令』は見えている。
  • 記者会見の発表が予定の11時半より約10分遅れたが、直前での閣僚会議ですでに最有力候補だった令和に対し河野太郎外相から「昭和とかぶる」とう意見が出たために議論が長引き、安倍首相の最終判断で令和に決定。その後、天皇と皇太子に新元号を報告するために宮内庁に連絡が行き、報告完了が確認されて記者会見が開かれた。
  • 発表後、『令和という地名は無い』とニュースが流れる。ゼンリンも「地図にそのような場所は無い」と公表した。これは前回、『平成』の元号を発表した後に、平成という地名があったという前例があった事に由来する。
    • だが、『令和』は日本人の男性名で【ノリカズ】もしくは【ヨシカズ】、女性名で【レナ】【レイナ】などと読める事から人名として存在している。現に数多くの同名人物がニュースに上げられたが、その中に『令和をひっくり返して和令』という人物がニュース記事で取り上げられ、そこから『和令という地名はあるのか?』という話題になり、グーグルマップ検索の結果、中国の山東省に『和令超市』、山西省に『和令楼』、北京市に『和令谷』などの地名が実在している。
  • 発表時に掲げられた奉書紙について、平成の時は公的な扱いが定まっていなかったこともありしばらく行方不明になるという事件が発生していた(顛末については平成の記事を参照)。その反省から、今回は当初から公文書として指定され掲示後は国立公文書館で保管されている。
  • 元号を省略してイニシャルで表記する場合があり、令和はRと表記される事になる。つまり令和十八年(2036年)はR18と表記される。
  • 元号を省略して(以下略)。令和元年(2019年)はR1と表記される。ちなみに明治OLL1073R-1乳酸菌を元に制作・販売している明治プロビオヨーグルトシリーズの一つが明治ヨーグルトR-1「まず腸内環境を整えろってことか」「令和1年生まれの子は健康に育ちそう」「平成最後の昭和の日に明治ヨーグルト「R-1」を大正駅で飲む」などのニュース記事に取り上げられ、令和元年初日は明治ヨーグルトR-1を飲んで祝おうなどと話題が出ている。
  • 令和元年5月、全国各地で30℃を越える猛暑となり、熱中症で搬送された方もいた。そんな中、Twitter上では『れいわちゃん』なるキャラクターが作成された。改元されてまもないれいわちゃんが初めて自分1人で気温の調整をやってみたところ、加減がわからずに、結果現在のような猛暑日にしてしまったようである。その後かつての元号達にこっぴどく叱られた前任の平成が慌てて止めにくる。また、『夏は5月より暑いから、これからまだまだ暑くなるよ』と予告するれいわちゃんのイラストも。平成さん、れいわちゃんにご指導お願い致します。


主な出来事(令和1桁)編集

芸能界の不祥事編集

令和以降、業界でも大手と言える芸能事務所の不祥事が相次いでおり、何れも組織の存続が危うくなる程の深刻な問題である。

共通項としては『長きに渡って放置されてきた問題』であり、それが遂に爆発してしまった形となる。


お笑い芸人による闇営業問題編集

吉本興業が闇営業(反社会的勢力との営業)を行なっていたのではないかという疑惑があった事件。

この事件を切っ掛けに、吉本興業はマネジメント業務を大幅に見直した。

詳細はお笑い芸人闇営業問題の項目を参照。


ジャニー喜多川性的虐待問題編集

かつてジャニーズ事務所に所属していた元タレントが、生前のジャニー喜多川から性的虐待を受けていたとされる問題。こちらはかねてより浮上していた疑惑が漸く世間に注目されて表面化したという、これまでの問題とは性質がやや異なり、国際問題にまで発展した大事件である。

結果、ジャニーズ事務所は『SMILE-UP』へ社名変更、被害者達への救済に専念し、芸能事業は代替として新たに設立した会社『STARTO ENTERTAINMENT』に引き継がれた。

かなり慎重な内容なので詳細は当百科事典の記事ではなくWikipediaに記載されているこちらの記事を参照。


宝塚歌劇団のパワハラ問題編集

ジャニーズ事務所の不祥事から続く様に、今度は宝塚歌劇団に所属していた団員がパワハラを苦に自殺した問題が発生。報道後、すぐに歌劇団側が記者会見を開いたが、団員間のいじめを否定しているが、事件の影響から公演等が相次いで中止となっており、見通しが立たない状態となっている。

被害者遺族との対立が続いたが、その後の会見でパワハラがあった事実を認め、謝罪した。


COVID-19パンデミックによる混乱、東京オリンピック無観客開催編集

中国から流行し始めたコロナウイルス「SARS-CoV-2」の世界的蔓延。この流行病により世界中の労働が停滞及び停止したり、国民の大多数がマスクを付けたりなど、世界規模で影響を齎した。「SARS-CoV-2」は、2000年代に同じく中国で流行した重症急性呼吸器症候群こと「SARS」の原因となったコロナウイルス「SARS-CoV-1」と姉妹関係にあるもの。

「SARS-CoV-2」を原因とした感染症「COVID-19」が令和2年(2020年)に世界規模のパンデミックとなり、日本だけでなく世界全体の生活が一変。政府の対策も二転三転し、更には長期政権を維持していた安倍晋三首相も持病で体調を崩して内閣総理大臣職を辞任した。後継として菅義偉が急遽総理の座を引き継ぐも、方針や各所への返答に国民を納得させるほどの力はなく、一年後には辞任し岸田文雄に交代するなど不安定化した。


また、様々な問題を抱えながらも準備を進めていた東京オリンピックはこの影響で一年延期となり、その翌年も猛威は収まらずほぼ無観客試合という前代未聞の開催となった。


感染対策から外出時はマスクの装着を義務付けることが徹底され、日本中のどこを歩いても年中ずっと皆マスクをしている光景が当たり前となった。また店舗の運営や経営にも大きな打撃を与えており、中小企業だけでなく、大手企業も赤字や倒産が相次いだ。外食産業はこれを機に持ち帰りや宅配サービスを充実させている。


文化面でも大きく影響を与えており、多くのコンサートやイベントが無観客或いは中止となった。テレビ番組も感染対策から席の間隔を広げたり、プラスチック板で出演者同士の接触を極力避けるように努めた。これまで各所で引っ張りだこだったタレント・アーティストは仕事が激減し、活動の場をYouTubeなどに広げるものが続出。以前は素人の活動という認識が強かったネット上の配信や活動がプロにも普及していく。


詳細はCOVID-19の項目を参照。


ビッグモーター事件編集

車買取台数6年連続1位を誇っていた大手車買取会社ビッグモーターが保険金詐欺をはじめとする組織的犯罪を起こしていた事件。

詳細は分割記事であるヤッテモーターの項目で取り扱う。


テロ事件の発生編集

日本は1970年代に学生運動が終息して以降、他国に比べると殺人事件やテロ行為は極めて少なく、暴力団対策法といったマフィア系の団体の行動を制限できる法律や警察組織もしっかりしており、海外からも治安が非常に良い国として知られていた。


しかし令和初頭は北新地ビル放火殺人事件や京都アニメーション第1スタジオ放火事件のように単独犯が自分の命すらも顧みず、自爆テロにも近い突発的な蛮行によって周囲に大きな被害を与える事件が大きく取り上げられた。


これらの事件を起こした犯人は、社会的な孤立や孤独によって追い込まれており、犯罪を犯したところで名誉も財産も何も失うものがないため、何も恐れずに行動を起こせる事から無敵の人と呼ばれるようになる。事件前までは特に問題なく、過去に犯罪歴がない人物もいるため、警察が捕まえたり警戒することも難しい。

なお、「無敵の人」による凶悪犯罪は平成時代にも幾つか発生していたが多くは通り魔的な要素のあるものだった。しかし、2020年代に入ってからは暴力の矛先を政治家へ向けたテロリズム的な事件が複数発生している。



京アニ放火事件編集

京都アニメーションに対する放火事件。

この事件で36人が殺害され犯人も含めた33人が重軽傷を負い、戦後最悪レベルの放火事件と評された。

詳細は京都アニメーション第1スタジオ放火事件の項目を参照。


京王線刺傷事件編集

別名「京王線ジョーカー」。

京王線の列車内で発生した通り魔事件。

詳細は京王線刺傷事件の項目を参照。


安倍晋三銃撃事件‎編集

元日本国総理大臣の安倍晋三が襲撃された事件。

現代日本で起こるはずがないと思われていた種類の暗殺事件が最悪の形で訪れる結果となってしまった。詳細は安倍晋三銃撃事件の項目を参照。


岸田文雄襲撃事件編集

現職の総理大臣(当時)の岸田文雄が選挙活動中に襲撃された事件。

上述の安倍晋三銃撃事件と非常に酷似した犯行は再び世間を震撼させた。詳細は岸田文雄襲撃事件の項目を参照。


戦争編集

紛争やいざこざはあれど、国同士の大きな衝突が無かった平成だったが、令和では第三次世界大戦に発展しかねない戦争が相次いで起きており、この時代を新しい戦前と評する意見も出ている。


ウクライナ侵攻編集

2022年、ロシア軍がウクライナへ侵攻。

詳細はウクライナ侵攻の項目を参照。


2023年パレスチナ・イスラエル戦争編集

ガザ地区を実効支配するハマスがイスラエルに侵攻し、戦争へと発展。

詳細はパレスチナ問題の項目を参照。


災害編集

令和初頭に入り、各地で地震や豪雨などの自然災害等が絶えない状態となっている。


令和元年台風第15号編集

2019年9月5日に発生し、同月9日に日本に上陸した台風。千葉県を中心に大きな被害を出したため、気象庁により「令和元年房総半島台風」と命名された。


令和元年台風第19号編集

上述の台風15号の約1ヶ月後に日本に上陸した台風。東日本に甚大な被害をもたらしたため、気象庁によって「令和元年東日本台風」と命名された。


令和2年7月豪雨編集

2020年7月3日から同月31日にかけて発生した豪雨災害九州地方、特に熊本県に甚大な被害を出した。


令和4年福島県沖地震編集

2022年3月16日23時36分に福島県宮城県を襲った激震。マグニチュード7.4、最大震度6強。


令和6年能登半島地震編集

2024年1月1日16時10分に石川県能登半島を襲った巨大地震。マグニチュード7.6、最大震度7



令和の良いニュース編集

上記を見ると悪いことが立て続けに起きているように思われるが、そんな事ばかりが起こっている訳ではない。


VTuberの活躍、芸能人のYouTube進出編集

平成末期、イラストやCGを動かせるツールの発展により、バーチャルYouTuber(VTuber、バーチャルライバー)と呼ばれる新しい動画配信スタイルが確立された。

実在する人物による声の配信とアニメ・マンガ調の2次元イラストを複合させたことで距離感とキャラクター性の両立させた独自の文化は、爆発的に新規参入者や視聴者が増え、今や世界規模での知名度や人気を得たり、テレビや大手企業とコラボするような者まで現れるようになっている。


コロナ禍のシーズン中、テレビや舞台での仕事が激減した芸能人はその多くが「YouTuberデビュー」を始め、YouTubeはプロも参入する新たな激戦時代へ突入した。


日本スポーツの発展編集

先述の通り東京オリンピックは1年間延期されただけでなく観客をほとんど入れられないという大きな損害となったが、その中でも選手たちは素晴らしいパフォーマンスを魅せ、新しい世代の選手たちが暗い社会に大きな希望を与えた。


競馬においても競走馬を擬人化した作品ウマ娘プリティーダービーが社会現象クラスのヒットを記録し、作品だけでなく現在の競馬も売り上げが大幅上昇する程の恩恵を受けている。


また、2022年にはFIFAワールドカップが白熱の試合を繰り広げ、ドーハの歓喜と呼ばれるジャイアントキリングを成し遂げることに成功。翌2023年、今度は野球で第5回のWBCが開催。世界一の二刀流選手に成長した大谷翔平が代表入りし、漫画のような展開の末に世界一奪還に輝いた


高校野球では2022年、夏の甲子園宮城県代表の仙台育英高校が東北地方の学校として大会史上初めて優勝し、長らく実現しなかった真紅の大優勝旗の白河超えが達成された。




ゲーム文化の新時代編集

第9世代の次世代ゲーム機やそれに対応したゲームソフトが発売される。

スマホプレイ可能なネットゲームでもPCゲームのような3Dでオープンワールドを冒険できるようなハイスペックな作品が次々リリースされ、技術的な進歩が見られた。


原神崩壊シリーズを抱えるmiHoYoブルーアーカイブを運営するYostar等日本のアニメ・ゲーム文化の影響を受けた外国系企業の日本進出も目立ち、多くの日本人にも好意的に受け入れられている。


各ゲームの広報関連では積極的な生配信が行われるようになり、インターネットの場でファン同士が最新情報を生で共有し合える文化が根付き始めた。


AI技術編集

人工知能、いわゆるAIが技術的特異点とも呼ばれるほどの飛躍的進化を遂げ、今では多方向から膨大な情報を吸収し、難解な質問への回答することも可能なツールに成長した。我らがPixivにもAI技術は多大な影響を与えることになったが、同時に絵を描くという文化に大きな課題を与えることにもなってしまった。


そもそも平成時代にも地下鉄サリン事件東日本大震災など、社会不安を感じる出来事は起こっている。令和時代に発生している事件のきっかけとなる社会情勢が築かれたのもまた平成時代である。時代が変わった途端に起こり始めたわけではないので、呪われた時代だと一概に決めつけるのも時期尚早である。


関連タグ編集

元号/新元号 明治 大正 昭和 平成

平成31年 2019年/2019年4月1日 令和元年 令和時代


元号擬人化 令和擬人化/令和さん/令和ちゃん/令和くん

R-18(元号)

令和ゴジラ 令和ウルトラマン 令和ライダー 令和戦隊 令和プリキュア 令和ガンダム

 


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平成令和

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