概要
2019年9月5日に発生した台風。
アジア名はFaxai (ファクサイ、命名国はラオス。女性名から。この台風の被害を受け、この年限りで名前の使用が中止となった。)。
小笠原諸島から三浦半島へ進み、その後東京湾から東方向へ進んだ。
水戸市から太平洋に出たのち、温帯低気圧に変わり消滅。
2020年2月19日、気象庁は同台風を「令和元年房総半島台風」と命名すると発表した。1977年(昭和52年)に鹿児島県の沖永良部島に甚大な被害をもたらした「沖永良部台風」以来、「令和元年東日本台風(19号、Hagibis)」とともに43年振りに台風に名前が付くこととなった。
被害
東京都で死者1名、埼玉県と千葉県、神奈川県、茨城県での重傷者10人を含む、1都6県で145人が重軽傷を負った。
特に千葉県は広範囲の被害を被った。
大規模な停電が起こり房総半島南部から千葉県北東部までの広範囲に及んだ。
停電のため、酷暑にもかかわらずエアコンや扇風機が使えず、さらに断水まで起こっていた。
房総半島の中南部や山間部は元々山間の交通が不便な地域も多く、さらに管理が行き届いていない植林も多く、それらが倒れたために復旧作業にさらに手間を追加することになった。
電柱の倒壊や電線の断裂も多く発生し、それらの補修には電気工事士などの資格が必要であるために作業人員の確保もなかなか追いつかない状況が続いた。
支援
また、相葉雅紀が千葉県出身である嵐も6000万円の寄付を行った。