東南アジア、インドシナ半島に位置する内陸国。
首都はビエンチャン。
ベトナム、カンボジアと共にフランス領インドシナを形成していたが独立。
簡単な歴史
ラオスとして統一されている時期はあまり多くなく、この地域にはいくつかの小王国が存在していた。また、メコン川が国境となっている時期も少なく、この影響で現在でもタイ側にもラオ族の人々が居住している。
近世(17~18世紀)には北のルアンプラバン、中部のビエンチャン、南部のチャムパーサックの3王国にまとまり、タイを宗主国とする緩やかな関係であったが、うちビエンチャン王国は叛乱によりタイに滅ぼされ、フランスは残る2王国を保護国としてフランス領インドシナへと組み込んだ。
その後、植民地独立が続く中でラオス地域はルアンプラバンの王家を国王にする形で独立する。しかし隣国ベトナムでの戦争に巻き込まれるなか、ベトナム戦争終戦の1975年に共産主義政権に移行。現在に至っている。