概要
東南アジア、インドシナ半島に位置、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーに囲まれている内陸国。
正式名称はラオス人民民主共和国。首都はビエンチャン。ASEANメンバー。
面積は24万平方km、人口は774万3千人。
歴史
起源
中国雲南省にあったナンチャオ王国が南下し定住者が現れたのが始まりとされ、1353年にランサーン王国として統一。
分裂
17世紀には西欧との交易でビエンチャンは栄華を誇るも、18世紀には北のルアンプラバン、中部のビエンチャン、南部のチャムパーサックの3王国に分裂、タイやカンボジアの戦乱に巻き込まれることに。
植民地時代
タイの支配下にあったがフランスの支援で1899年にフランス領インドシナとして再編。
第二次大戦末期には日本軍の仏印進駐により植民地支配は排除されるが、戦後フランスが復活を目論んだためインドシナ戦争が勃発。
独立
1953年にフランスから完全に独立するも左派と政府による内戦が勃発。さらにベトナム戦争に巻き込まれ、米軍撤退にあわせ連合政府が成立するもサイゴン陥落と同時に王政は廃止。1975年にソ連の影響で共産主義政権に移行。
渡航
15日以内であれば査証は不要だがパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上ないと入国拒否される。
外国人が出入国できるポイントは指定されているため注意。
日本の外務省によると全域で銃犯罪が増加傾向、そのうえ強盗やひったくりが多発しているため十分注意。またビエンチャン北方(サイソンブンからシェンクワン南部)は反政府勢力が活動しているため絶対に近づかないようにとのこと。