インドネシア
いんどねしあ
首都 | ジャカルタ |
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面積 | 約192万平方キロメートル |
人口 | 2億7020万3917人(2020年9月) |
建国 | 1949年12月27日(オランダより独立) |
通貨 | ルピア |
公用語 | マレー語(インドネシア語) |
国家元首(職) | 大統領 |
政体 | 大統領制 共和国 |
正式名称はインドネシア共和国(インドネシアきょうわこく、インドネシア語:Republik Indonesia、オランダ語:Republiek Indonesië、英語:Republic of Indonesia)、東南アジア南部に位置する共和国で国土が多数の島々で構成されている島国。
首都はジャワ島に位置するジャカルタだが、ボルネオ島のヌサンタラに移転する予定である。この国の観光名所はバリ島・ボロブドゥール遺跡が有名で、特にバリ島は人気のリゾートタウンがある。オーストラリアプレートとユーラシアプレートの衝突地帯にあたるため地殻活動は全体的に活発。そのため火山が多い国で、クラカタウ島の火山は1883年5月に島の大半を吹き飛ばす大噴火を発生させ、それによって島民が全滅したと云われている。また、大きな地震やそれによる津波にも悩まされている。
東南アジア諸国連合の事実上の盟主とされており、本部がジャカルタにある。広い国土と温暖湿潤な気候の土地が多くて農業生産力が高いため(稲作なら年に2回以上行える地域が大半)、ただでさえ人口の多いアジア諸国の中でも特に人口が多い。
植民地化
大航海時代になるとポルトガル、イギリス、オランダなどが来航。17世紀には東インド会社による覇権が確立。
1800年1月にポルトガル領東ティモールを除く東インド諸島の全てがオランダ領東インドとなり、現在のインドネシアのほぼ全体の領域がオランダの統治に服した。
ただし、1795年1月にオランダはフランス革命戦争でフランス軍に占領されて滅亡し、それ以降はバタヴィア共和国、ホラント王国と政体を変遷。1811年8月にイギリスがインドネシアを支配し、1816年8月にその権利をオランダに戻した。
民族
インドネシアは多民族の国であるが、その大多数はマレー系民族であり、彼らがインドネシア人の直系の祖先で、原マレー人と新マレー人の2種類に分けられる。他にも約300の民族がおり、住民の内ジャワ人45パーセント、スンダ人14パーセント、マドゥラ人7.5パーセント、沿岸マレー人7.5パーセント、その他26パーセント、中国系約5パーセントとなっている。
インドネシアは公用語であるインドネシア語と、掲げられた『多様性の中の統一』というスローガンの下で、多民族がまとまって1つの国としての形を保っている。この事からインドネシア人の多くは基本的に他人に対しても寛容であるとされ、南国特有の性格の明るさ・怒る事はあまり良くない事と考えられている思想もあってか、基本は穏やかな気質とされる。また時間感覚がかなり違い、おおらかな気質から時間にはルーズな人が多いとされる。
宗教
世界最大のムスリム人口を抱えるイスラム教国である。宗派はシャーフィイー派と呼ばれるもので、聖地を抱える「中心地」である中東・アラブにおいては、すでに新興諸宗派に駆逐されて消滅した非常に古風な宗派である。他にはアフリカ大陸のごく一部と、近隣のマレーシアやブルネイでしか信仰されていない。
余談だが特定の文化、風習、 言語、宗教などが、その歴史的中心地から隔絶した遠隔地に伝播する過程で、その分布の外縁部たる僻地において、中心部では廃れてしまった古い形態が保存されることは洋の東西を問わずごく一般的に見られる現象であり、インドネシアのみの特殊事情ではない。
一例を挙げると、北米におけるキリスト教原理主義は、ヨーロッパ本土のプロテスタントに比べると、時に前時代的に思えるほどの相当に古風な教義がよく保存されているし、津軽弁や肥後弁といった、畿内や関東から遠く離れた地の日本語には「徒然ない」「あとぜき」などの古語がよく残っている。カナダで話されるフランス語や、オージー英語には、本土のフランス語やイギリス英語では衰退してしまった古めかしい言い回しがよく残っている。
また、「ムスリム人口が世界一」にもかかわらず、多くの日本人が「ムスリムが人口の大半を占める国」に対して抱いているイメージとは逆に、女性の社会進出も進んでおり、例えば、民間企業や公的機関の管理職以上の職員における女性の割合は、日本や韓国を上回っている。
治安
「グローバル・ファイナンス」の「世界で最も治安の良い国ランキング」では87位と治安は良く無く、犯罪には十分注意する必要がある。
1958年4月に外交関係を樹立し、歴史的経緯から日本と友好的な外交関係にある。日本企業の雇用主からは「とても従順で真面目によく働いてくれる」と言われており、日本人に敬意を表して接する人が多い。これらの事情から日本人とインドネシア人は非常に相性が良いとされ、インドネシアを開発拠点として最良の場所と考えている日本企業が多い。
しかし戦争において日本兵から過酷な扱いを受けたインドネシア人は少なくないので、やはり戦争の話をする際は注意が必要になる。実際に「ロームシャ」・「ケンペー」・「バカヤロー」の3つはインドネシア語として残存しており、特に「バカヤロー」が最も知られている事実は、人前で罵倒されることを屈辱と考えるインドネシア人にとって苦々しい記憶が確かに存在した証拠でもある。
INAXの現地法人はインドネシアの国のコードがINAである事から、同表記の旧ロゴマークを未だに使用している。他にもジャカルタ近郊の通勤輸送は都営地下鉄・東急・JR・東京メトロ・東葉高速鉄道のように、日本国内で使用されなくなった鉄道車両の多くを使用している。
目的にあった査証が必要だが観光目的なら到着時にも取得可能。期間は30日、手数料は50万ルピア。
電子申請も可能だが偽サイトに手数料をだまし取られるケースが発生しているため注意。
日本の外務省は独立紛争が続くパプア州イリアンジャヤは不要不急の渡航禁止を勧告。
その他の地域でも金品目当てのひったくりやスリが多発、刃物を使った強盗も発生。
また、政治、宗教、人種、社会問題に起因した衝突によるデモが散発しているため注意してほしいとのこと。
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