概要
古来、畿内(京都・奈良・大阪)が日本の中心地であったため、畿内の人々は鈴鹿関や不破関(関ヶ原)より東を「関東」とか「東国」と呼んでいた。
明治時代になり、首都が東京に移ると、逆に箱根関より西は「関西」と呼ばれるようになる。
現代では近畿地方とほぼ同義とされ、pixivではこちらのタグ使用が多い。
近畿地方は大阪府・京都府・滋賀県・三重県・奈良県・和歌山県・兵庫県の7つと定義されているのだが、これは明治時代に設けられた古い区分であり、現代において「関西」と言った場合、東海地方と結びつきの強い三重県は基本的に除外される。中には「和歌山県や滋賀県も関西じゃない」と言う人も少なからずいる。
関西広域連合には、大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県に加え、鳥取県と徳島県も加盟している。鳥取や徳島は地理的にも文化的にも近畿と一緒にするのは苦しいのだが、「末席でもいいから関西の仲間に入れてくれ!」という行政側の思惑がある。
大阪・京都・神戸の京阪神を中心としており、人口は2000万人を超える地域である。元々日本の中心地であったため文化財が多く、奈良や京都を中心にかなり多くの歴史的建造物が世界文化遺産に登録されている。