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トマト大王

とまとだいおう

トマト大王(異次元生命体メタモル)とは、特撮テレビドラマ『鳥人戦隊ジェットマン』に登場する敵怪人の一体。
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ブルースワロー雷ちゃんの心の中でトマト大王は無敵なのよ!雷ちゃんがそのイメージを破らない限り、奴は倒せないんだわ!」


CV:横井弦之助

登場話数:第46話「トマト畑の大魔王」


概要編集

トランザが送り込んだ怪人の一体。

その名の通りトマト型の巨大な頭を持ち、その頭から放つ光線は人間をトマト頭にしてしまう。人間だけでなく自動車などの無機物にも効果を及ぼすようで、着弾した場合はトマトのが生えてしまう。このトマトが被害者の身体から養分を吸い取ったり、トマトや肥料しか食えなくするような体質に変えるという訳ではないので、効果としては単なる嫌がらせレベルの能力でしかない・・・のだが、後述の理由からある人物にだけは強いダメージを及ぼすこととなる。

これ以外にも、蔦で相手を絡め取る能力を持ち、その蔦にトマトが実るとエネルギーを流し込んでダメージを与える仕組みとなっているなど、ふざけた見てくれとは裏腹にその実力は高い方である。


その正体は、「メタモル」と呼ばれるスライムに似た異次元生命体で、これまでバイラムが使役していた次元獣バイオ次元獣とは別個の存在として扱われている。

使役したトランザ曰く、メタモルは「人間の心に潜む恐怖を引き出し、これを増幅させる」という特性を有しており、トマト大王の姿もその増幅された恐怖が具現化したものに過ぎない。実はこの「恐怖」の持ち主こそ、イエローオウルこと大石雷太であり、幼い頃トマト嫌いであった(※)という彼の恐怖心の現れこそがトマト大王であると言える。

こうした特性から、雷太がトマトを「絶対に勝てない無敵の相手」と思い込んでいる限り、倒すことは絶対に不可能という非常に厄介な存在でもある。が、このことは同時に「雷太の心の中からトマトへの苦手意識がなくなった」場合、一転して出鱈目なまでの実力を発揮できなくなるというデメリットと表裏一体でもある。


(※ この回の冒頭のやり取りからも窺えるように、大人になってからは苦手意識を克服していたようで、現在の雷太はトマトへの苦手意識はなく、むしろトマトが大嫌いと公言して憚らないアコに、手塩にかけて育てたトマトを勧めるなど他の野菜と変わらぬ思い入れを持っているようである)


作中での動向編集

「最強のロボット」であった魔神ロボベロニカを失いながらも、なお余裕綽々なトランザは雷太にメタモルを差し向けてその恐怖心を引き出すと、彼に「自身の目に映る全ての相手の顔がトマトに見える」ように仕向けさせ、恐怖心をより一層煽ってみせた。

その後市街地に現れたグリナム兵の一団との戦闘でも、やはりその顔がトマトに見えてしまうという状況に変わりはなく、怯えるばかりの雷太の前にトマト大王の姿を取って姿を現し、ダメ押しと言わんばかりにこれを追い詰めるのであった。


事情を聞いた小田切長官は、この一件を紐解く手がかりが雷太の幼少期にあると推測、彼女の指示で雷太の実家を訪れた雷太とアコは、出迎えた彼の祖母から子供の頃の雷太がトマト嫌いであったこと、それが高じて夢の中にトマト大王が出てくると怯えていたことを、その姿を描いた絵と共に教えられる。そしてこの幼少期の悪夢には、さらに「トマト大王が人間達を襲ってトマトに変える」という続きがあったのである。

果たして、その悪夢の続きの通り、再び姿を現したトマト大王は人々を襲ってトマト頭へと変え、止めようと駆けつけた達3人も蔦で拘束して締め上げ苦戦に追い込んだ。実家から戻ってきた雷太とアコも救援に入るも、5人のスマッシュボンバーの一撃ですらトマト大王を倒すには至らず、記事冒頭に示したアコからの言葉でトマト大王への恐怖心を払おうとした雷太も、トマト大王からトマトを投げ付けられたショックで変身を解除させられてしまう。


直後、一気に勝負を畳み掛けるべくトランザの操作によって巨大化したトマト大王は、レッドホーク達3人が操縦するジェットガルーダ等身大戦と同様に叩きのめすといった出鱈目なまでの強さを見せつけるが、その間アコの働きかけにより、雷太がトマトへの愛情を思い出し、恐怖心を乗り越えてトマトへとかじりついたことで、無敵のはずであったトマト大王の身にも異変が起こり始める。


アコ「トマト大王は実在しない。雷ちゃんの心が生み出した幻なのよ。あんな奴、トマトと一緒に食べちゃいなさい!」


次々と雷太がトマトを平らげるのと連動するかのように、トマト大王の顔も徐々にリンゴをかじられたように欠けていき、遂には芯のみが残る状態となった。そしてこの機を竜達も逃さず、反撃に出たジェットガルーダのブーストキッカーからのガルーダクローを叩き込まれて爆散した。


備考編集

デザインは次元獣などと同様に野口竜が担当。あまり印象には残っていなかったのか、トマト大王の顔に対して「(デザインしたのは)ハロウィンに近い時期だったのかな」とコメントしつつ、食べられて芯のみとなるという凝りように「いろいろ試みてますね」と振り返ってもいる。


関連タグ編集

鳥人戦隊ジェットマン 次元戦団バイラム トマト


砲烈道:『星獣戦隊ギンガマン』に登場する敵怪人の一体。トマト嫌いの戦隊メンバーをフィーチャーしたエピソードに登場した怪人、という共通項を有する

ロムビアコ:『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場する敵怪人の一体。トマト大王と同様に、ある意味で不死身な生態の持ち主である

サタンマイナソー:『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に登場する敵怪人の一体。戦隊メンバーの一人が抱いていた恐怖の産物にして、打ち破るためにその恐怖を克服する必要があるといった共通項を複数備えている

邪面師:『魔進戦隊キラメイジャー』に登場する敵怪人のカテゴリの一つ。トマト大王の体色が黒だったら「トマト邪面」と呼ばれても違和感が無さそう、と指摘する向きもある

ワルド:『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する戦隊怪人のカテゴリの一つ。ノリとしては大体彼等と似通ったものがある


プチトマトマン:『ミュークルドリーミー』の登場キャラクターの一人。トマト嫌いの主人公から生まれたキャラクターで、登場エピソードの展開もトマト大王のそれと近似したものとなっている。他方で1回限りの登場となったトマト大王とは異なり、後に同種の存在が登場したという相違点も存在する

ピーマン大王:『デリシャスパーティ♡プリキュア』の登場キャラクターの一人。その性質や登場エピソードの展開など、ある意味ではプリキュア版のトマト大王とも言える存在である

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