「レッツ、ゴー・オン!」
「マッハ全開! ゴーオンレッド!」
「ズバリ正解! ゴーオンブルー!」
「スマイル満開! ゴーオンイエロー!」
「ドキドキ愉快! ゴーオングリーン!」
「ダッシュ豪快! ゴーオンブラック!」
「ブレイク限界! ゴーオンゴールド!」
「キラキラ世界! ゴーオンシルバー!」
「正義のロードを突き進む!炎神戦隊!ゴー!オンジャー!」
「テイク・オフ!ゴーオン!ウィングス!」
『ゴー・オン!!』
概要
スーパー戦隊シリーズ第32作目。前作『獣拳戦隊ゲキレンジャー』とは対照的に勧善懲悪で王道的な作品となっており、「ヒューマンワールド」に住む人間の青年たちが「マシンワールド」からやってきた正義の機械生命体「炎神」とともに、ヒューマンワールドを汚染された世界にしようとする邪悪な機械生命体「ガイアーク」と戦う。
作風としてはスーパー戦隊らしくとにかく明るい作風で勧善懲悪ながらも憎めない悪役や、次第に結束していくメンバー、アニメ的なキャラクターで狂言回しを務めた炎神、時折見せるシリアスなシーンが高く評価されており、戦隊初心者や小さい子供にも安心して勧められる。
カラーリングとしては『超獣戦隊ライブマン』以来20年ぶりに「赤青黄緑黒」のメンバー構成となっており、ライブマン同様に「緑黒」の2人は後から加入し、元からいた3人とはスーツ・装備・巨大戦力等に差異が設けられている。途中で男女ペアという形で女性の追加戦士が初めて登場した。また多数の世界が存在するパラレル要素やコミカルな描写が多かったり、多数の芸能人が怪人の声役で出演しているといった要素も特徴(アントキの猪木、エド・はるみ、五代高之など)。
エンディング前後を挟むミニコーナーとしてゴーオンジャーの豆知識を教えてくれる「ゴーオンゼミナール」が殆どの回で放映された。ときどき敵キャラが乗っ取って「ガイアークゼミナール」「サムライゼミナール」にされたこともある。ちなみに挿入曲はあの仮面の忍者赤影のOP『忍者マーチ』のオマージュである。
ちなみに日本のテレビドラマで「フィルム撮影」「オールアフレコ」で制作された事実上最後の作品でもある。
炎神ラップシリーズ
本作のエンディングテーマは戦隊シリーズでも多数のバリエーションを持つラップとなっている。
「炎神ファーストラップ -Type Normal-」
スピードル、バスオン、ベアールVをテーマにしたエンディング。
「炎神セカンドラップ -TURBO CUSTOM-」
バルカ、ガンパード、キャリゲーターをテーマにしたエンディング。
「炎神エコラップ -Recycle Custom-」
エコをテーマとしたエンディング。
「炎神フォーメーションラップ -劇場BANG! Custom-」
ゴーオンジャー7人をテーマとした劇場版のエンディング。
「G3プリンセスラップ -PRETTY LOVE☆Limited-」
劇中で早輝・美羽・ケガレシアの3人によって結成されたアイドルユニットG3プリンセスが歌うエンディング。
「炎神サードラップ-AERO Dynamic CUSTOM-」
トリプター、ジェットラス、ジャン・ボエールをテーマとしたエンディング。
「炎神ファイナルラップ -Type Evolution-」
キシャモス、ティライン、ケラインをテーマとしたエンディング。
「G5プリンス ラップ -BONバイエ★Limited-」
劇中で走輔・連・範人・軍平・大翔の5人によって結成されたアイドルユニット「G5プリンス」とボンパーが歌うエンディング。
「炎神ウィニングラン -Type Formla-」
最終回のエンディング。
ロケットブースター騒動 - ゴーオンウィングスが使う武器で『ロケットダガー』があったのだが、放送当時の東京・秋葉原で通り魔事件が発生し、犯人が所持した武器が「ダガーナイフ」のために悪影響を避け、名称を今のモノに変更。一説では玩具メーカーの損害を考慮した為とも言われる。テレビ本編ではロケットブースターの名称は使用されなかった。
あらすじ
意思を持ち、言葉を話す乗り物型の機械生命体「炎神」。彼らが住む異世界・マシンワールドでは、
汚れた環境を好み公害を撒き散らそうとする機械生命体「蛮機族ガイアーク」が猛威を振るっていた。
勇敢な炎神・スピードルたちが戦い勝利を果たしたものの、ガイアークたちは別の世界へと
逃亡していった。
それから半年後。人間たちが暮らす地球=ヒューマンワールドにガイアークが出現。
次々と地球の大気を汚していくガイアークの前に、3人の若者が立ちはだかる。
彼らこそガイアークを追ってヒューマンワールドへやって来た炎神とともに戦う正義の味方、
炎神戦隊ゴーオンジャーだった。
そんなゴーオンジャーたちの姿を見た2人の若者もまた、ガイアークと戦う決意をする。
紆余曲折を経て5人となったゴーオンジャーは、気持ちも新たにガイアークと戦っていく。
登場人物
呼称表
が\に | 走輔 | 連 | 早輝 | 範人 | 軍平 | 大翔 | 美羽 | ボンパー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
江角走輔 | 俺 | 連 | 早輝 | 範人 | 軍平 | 大翔 | 美羽 | ボンパー |
香坂連 | 走輔 | 俺 | 早輝 | 範人 | 軍平 | 大翔 | 美羽 | ボンパー |
楼山早輝 | 走輔 | 連 | 私 | 範人 | 軍平 | 大翔さん/大翔 | 美羽 | ボンちゃん |
城範人 | 走輔 | 連 | 早輝 | 僕/俺 | 軍平 | 大翔 | 美羽 | ボンパー |
石原軍平 | 走輔 | 連 | 早輝 | 範人 | 俺 | 大翔 | 美羽 | ボンパー |
須塔大翔 | 走輔 | 連 | 早輝 | 範人 | 軍平 | 俺 | 美羽 | ボンパー |
須塔美羽 | 走輔 | 連 | 早輝 | 範人 | 軍平 | アニ | 私 | ボンパー |
ボンパー | 走輔 | 連 | 早輝 | 範人 | 軍平 | 大翔 | 美羽 | 僕 |
ゴーオンジャー
江角走輔/ゴーオンレッド
香坂連/ゴーオンブルー
楼山早輝/ゴーオンイエロー
当初から戦っていた元カーレーサーとバス運転手、そしてパティシエール志望の3人。レース場でガイアークに立ち向かった勇気を買われてゴーオンジャーになった。
城範人/ゴーオングリーン
石原軍平/ゴーオンブラック
第2話よりゴーオンジャーになったフリーターの少年と自称元刑事。
なお、上記5人の名前には「ファーストネームに『車』の文字が含まれている」「ファミリーネームの1文字目を繋げると『えころじい』となる」という特徴がある。
ゴーオンウイングス
須塔大翔/ゴーオンゴールド
須塔美羽/ゴーオンシルバー
中盤より登場した兄妹戦士。
2人の名前は「ファーストネームの漢字が同じ部首(大・羽・羊)の組み合わせ」「ファミリーネームをゴーオンジャーとつなげると『えころじいすと』、つまり『エコロジスト』になる」という特徴がある。
蛮機族ガイアーク
世界を自分達好みの汚れた世界にしようとする悪の組織。
害地大臣ヨゴシュタイン
害水大臣ケガレシア
害気大臣キタネイダス
当初から登場する3大臣。
害地副大臣ヒラメキメデス
中盤から登場するヨゴシュタイン一の部下。
掃治大臣キレイズキー
危官房長官チラカソーネ
総裏大臣ヨゴシマクリタイン
終盤に登場した高官たち。
ゴーオンジャーの関係者
ボンパー
ゴーオンジャーを支援するサポートロボット。
炎神
異世界マシンワールドに住んでいる機械生命体。
1:スピードル
2:バスオン
3:ベアールV
4:バルカ
5:ガンパード
6:キャリゲーター
7:トリプター
8:ジェットラス
9:ジャン・ボエール
10:キシャモス
11:ティライン
12:ケライン
13:マッハルコン(ゴーカイジャーのみに登場)
各話リスト
話数のカウントは「GP-○○」で統一されている。
また、サブタイトルのフォーマットは全篇通して「漢字2文字+カタカナ4文字(または3文字+1文字分に収まる記号)」となっている。
話数 | サブタイトル |
---|---|
01 | 正義ノミカタ |
02 | 無茶ナヤツラ |
03 | 捜査ノキホン |
04 | 炎神トラブル |
05 | 時々オカン!? |
06 | 乙女ノココロ |
07 | 相棒アミーゴ |
08 | 最高ノキセキ |
09 | 明日ガアルサ |
10 | 発車オーライ |
11 | 電波ジャック |
12 | 走輔バンキ!? |
13 | 侠気マンタン |
14 | 毎日ドキドキ |
15 | 炎神ストール |
16 | 名誉バンカイ |
17 | 正義ノツバサ |
18 | 庶民ヒーロー |
19 | 軍平ノホンネ |
20 | 兄妹バトル!? |
21 | 幼稚ナヤツラ |
22 | 最後ノノゾミ |
23 | 暴走ヒラメキ |
24 | 最初ノエガオ |
25 | 母上サヨナラ |
26 | 恋愛カンケイ |
27 | 孫娘ハント!? |
28 | 相棒グンペイ |
29 | 大翔ヲトメロ |
30 | 友情ノパンチ |
31 | 歌姫デビュー |
32 | 秘宝ヲサガセ |
33 | 原始エンジン |
34 | 悪魔ナオンナ |
35 | 炎神ノキズナ |
36 | 走輔…トワニ |
37 | 炎神バンキ!? |
38 | 乙女ノホンキ |
39 | 郷愁ノコドモ |
40 | 将軍フッカツ |
41 | 育児ノススメ |
42 | 学園ノヒミツ |
43 | 年末オソウジ |
44 | 聖夜ヲマモレ |
45 | 初夢キカク!? |
46 | 家出ボンパー |
47 | 内閣カイゾウ |
48 | 正義カイサン |
49 | 最終ケッセン |
FINAL | 正義ノロード |
音楽
主題歌
- 炎神戦隊ゴーオンジャー
作詞:マイクスギヤマ/作曲:岩崎貴文/編曲:Project.R(大石憲一郎、岩崎貴文)/歌:高橋秀幸 (Project.R)
OPテーマ。
- 炎神ファーストラップ -Type Normal-
EDテーマ。初期メンバーのパートナーをテーマにしたバージョン。放送時期によって以下のバージョンが存在する。
- 炎神セカンドラップ -TURBO CUSTOM-
シフトチェンジャー組のパートナーをテーマにしたバージョン。
- 炎神エコラップ -Recycle Custom-
第23、24話で使用されたバージョン。
- 炎神フォーメーションラップ -劇場BANG! Custom-
第25話と劇場版で使用されたバージョン。
- G3プリンセスラップ -PRETTY LOVE☆Limited-
女性メンバーとケガレシアによるバージョン。挿入歌としても使用された。
- 炎神サードラップ-AERO Dynamic CUSTOM-
ゴーオンウイングスのパートナーをテーマにしたバージョン。
- 炎神ファイナルラップ -Type Evolution-
古代炎神の3体をテーマにしたバージョン。
- G5プリンス ラップ -BONバイエ★Limited-
男性メンバーとボンパーによるバージョン。
- 炎神ウイニングラン -Type Formula-
最終話専用バージョン。
挿入歌
- 炎神合体! エンジンオー
作詞:マイクスギヤマ/作曲:大橋恵/編曲:Project.R(大石憲一郎、大橋恵)/歌:石原慎一
GP-10では「炎神合体!エンジンオー -Power G-MIX-」が使用された。
- BANG! BANG! ゴーオンジャー
- 明日もゴーオンジャー
- 炎神合体エンジンオー G6
- レッツ・ゴー音頭
- テイクオフ! ゴーオンウイングス
- 害悪産業革命宣言
- G9! チューンナップ
- GO! BABABANG! ゴーオンジャー
- G12! チェッカーフラッグ
- Smile×Smile
- 夢の翼
- 桃源郷(ユートピア)
- 君とギュッと♪
- miss you
関連映像作品
劇場版
2008年8月9日公開。ゴーオンジャーの単独劇場版作品。
2010年1月30日公開。次回作『侍戦隊シンケンジャー』との共演。
Vシネマ
- 『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』
ゴーオンジャーの10周年を記念して制作されたVシネマ作品。2018年9月26日にBlu-ray/DVDが発売。
関連イラスト
余談
江角走輔の本編前の所属チームは、SuperGTGT500クラスのカーナンバー23のXANAVI NISMO GT-R(現在のMOTUL AUTECH GT-R)であり、第2話の3人の過去の回想シーンや最終話のカートシーン、エンディングの一部のダンスパート等は、実際にツインリンクもてぎで撮影している。後にも先にもレース場でロケがなされたのは現状この作品が唯一である。また、第2話では、これに関連し、本山哲(当時本山はXANAVIに所属)が、ゲスト出演している。
関連タグ
スーパー戦隊シリーズ 炎神(ゴーオンジャー)
蛮機族ガイアーク 機械
車スーパー戦隊
マスクオフ:スーパー戦隊シリーズの中ではこれをする場面が他の作品と比べて段違いに多く、特に最終話ではメンバー達が尺の半分この状態であった。
関連・類似作品
- 爆竜戦隊アバレンジャー 巨大戦力が人語を話し、かつ彼らが回替わりでナレーションを務める戦隊繋がり。
- 海賊戦隊ゴーカイジャー 劇場版第1作で楼山早輝が、第2作でG3プリンセスの3人(早輝・美羽・ケガレシア)が、第3作でガイアーク3大臣が登場。TV本編でも、第35・36話で江角走輔とボンパー、スピードル・バスオン・ベアールVが登場し、最終話で美羽が再登場した。
- 魔進戦隊キラメイジャー:車戦隊の後輩戦隊。車とは別のモチーフがあるのと同時にメカが意思を持って話す。敵が地球の汚染を目的としているなど共通点がかなり多い。
- 仮面ライダードライブ 同じく車がモチーフの仮面ライダー。
ニチアサ同期 | |
---|---|
30分後 | 仮面ライダーキバ |
1時間後 | Yes!プリキュア5GoGo! |
獣拳戦隊ゲキレンジャー→ 本作 →侍戦隊シンケンジャー
主なゲスト出演者
真夏竜:『ウルトラマンレオ』で主役。
菅田俊:仮面ライダーZX、ビルゴルディを演じた。
木野花:アニメ「こどものおもちゃ」に出演した女優。
桜金造:小山ゆうえんちのギャグが有名なタレント。