レンズバンキ
れんずばんき
「レンズとは、真実を映し出すナマコ…いや、眼(マナコ)ラッチ~!」
キタネイダスが「レンズ」をモデルに製作した害気目蛮機獣で、レッド曰く「ピンボケ野郎」。
カメラの様な胴体を持ち、厳つい髑髏の顔が胸部にある他、頭部や四肢など体の随所にレンズが付いた姿をしている。尻の辺りからフィルムらしき物が垂れ下がっているのも見逃せない。口癖はカメラらしく「パパッ、~ラッチ」、「ハイ、バター、カシャッ!」。
体内に複数のレンズを持ち、カメラの様な写真撮影機能を持つ。これだけなら写真を撮るだけの無害な戦隊怪人なのだが其処は蛮機獣。レンズを複雑に組み合わせる事で異常屈折現象を作り出し、被写体を別なブレーンワールド(※即ち異世界)に送り込む能力の持ち主である。
戦闘では尻からぶら下げたフィルムを尻尾の様に振り回し攻撃や捕縛に用いる他、頭頂部のフラッシュからはレーザー光線を放つ事が出来る。
カメラなんて大気汚染には関係無い筈なのに、何故か害気目のカテゴリーに属している。また、本物のカメラと同様に逆光には弱い。
蛮機兵ウガッツの材料となるスクラップが底をついて来た事を受け、地球人を捕えてジャンクワールドへと送り込み、彼らを新たなウガッツの材料とする様キタネイダスに命じられ出動。街に繰り出すなり上記の機能で人々を撮影してはジャンクワールドへ送り込み、遭遇した早輝や範人も同じ様にジャンクワールドへと転送してしまった。
其処へ走輔や連、軍平が駆け付け交戦となるが、3人のマンタンガンの射撃とレッドのスピンロッドクラッシュに怯み、「お前達に構っている暇はない」と言い残して撤退した。
ヘルガイユ宮殿に帰還後、ケガレシアと祝杯を挙げるも、キタネイダスからより大勢の人間をジャンクワールドに飛ばす様に命じられた為に、再び街へと繰り出す。
街中を歩く大勢の人々をジャンクワールドに送り込もうとするが走輔達3人に侮辱され、その怒りから彼らを追い掛ける。だがパネルを使った囮作戦にまんまと引っ掛かり、ブルーとブラックから隙を突かれて拘束された所へ、レッドから頭頂部にあるフィルム送りのダイヤルを逆方向に回された為、ジャンクワールドへと送り込んだ人々のヒューマンワールドへの帰還を許してしまう。そしてガレージランチャーの砲撃とカウルレーザーの射撃に怯み、5人揃ったゴーオンジャーのスーパーハイウェイバスターを受け敗北。
直後にビックリウムエナジーによって産業革命を起こして巨大化すると、巨大戦では尻のフィルムでエンジンオーとガンバルオーを拘束してフラッシュ攻撃を浴びせると、そのまま纏めてジャンクワールドに送り込もうとするが、太陽を背にジャンプした2体を追って空を見上げてしまったために直射日光に怯み、そのままガンバルグランプリとゴーオングランプリを連続で喰らい、上記の台詞と共に爆散した。
そして彼の敗北後、ウガッツと化した人々も元に戻るのだった。
なお、レンズバンキは死の間際までエンジンオーとガンバルオーの必殺技の記念写真を撮り続けていたため、このデータは残って次の蛮機獣の製作に大いに活かされる事となった。