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「か弱い攻撃でおじゃるな…。たとえ女性でも戦士は強くなければならんでおじゃるよ?」


演:及川奈央

概要

蛮機族ガイアークの三大臣の紅一点。汚染された水を好む害水大臣
見た目は美しい人間の女性だがれっきとした機械生命体である。
語尾に「おじゃる」と付け、鞭に変化するケガレスティックが武器。他にもバルブから蒸気や汚水を噴射することもできる。

蛮機族はきれいな環境が苦手なはずだが、彼女は(汚染してもいない)温泉に入ったことがある。「体を温める」程度であれば大丈夫なのだろうか。
人間に変装するときは汚石冷奈(けがいし・れな)という名前を使う。
変装時に城範人から惚れられ「美しい清らかな女性」と言われたが、人間とは逆に「汚らわしい」とか「醜い」といった表現が褒め言葉になるため美しいだの清らかだのと言われて侮辱されたと勘違い。さらに「おばさん」と言われ怒りの余り巨大化してしまうなど大人気ない一面も見せており、老いや年齢に関する感性は人間と変わらない模様。
ゴーオングリーンゴーオンイエローと交戦した他、ゴーオンシルバーやイエローを蛮機獣を使って苦しめたこともある。

終盤ではヨゴシマクリタインに最終的に反旗を翻すも害気大臣キタネイダスと共に粛清されてしまい、最期はキタネイダスと共に眠るような悲しい最期を遂げる。
悪役でありながら憎めないキャラとして慕われていただけに、その死はヨゴシマクリタインの為に仲間が次々と異次元に飛ばされて初期の3人の状態だったゴーオンジャーは勿論、視聴者までも悲しませたという。

それから
その後ケガレシアは死後、『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー』や『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』にて頭に天冠を付ける形でヨゴシュタインやキタネイダスと一緒にゲストとして再登場することになった。

まさかの復活
Vシネマ『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』では再度復活。その際には何故か天冠が無くなっており、かつての宿敵・ゴーオンジャーとジャンクワールドで再会を果たす。
ヒューマンワールドからゴミが減ってきたことを理由に既に悪事から手を引いており、3年前に電子ゴミを集めていたら、そこからエレ機族ゾンタークが生まれ、そのままジャンクワールドを乗っ取られたらしい。共通の敵であるゾンターク打倒という利害の一致でゴーオンジャーと共闘することになった。
そして、訳ありで仲間たちと袂を分かち、ノイーズンの仮の姿である野泉の側に付いたふりをしたものの、彼の策略で無理やり野泉チルドレン1号にされた楼山早輝に代わって、なんと頭にバルブを付けたケガイエローに変身。野泉チルドレン1号を牽制することで、4人のゴーオンジャーとゴーオンウイングスが早輝を野泉チルドレン1号から引き出して救出するよう後押しし、最終的に完全に復活したゴーオンジャーとゴーオンウイングスがノイーズンを倒すよう導いたのであった。

余談

  • ケガレシアのデザインは、配役決定以前から及川奈央をイメージして描かれていたとはデザイナー談。
  • 前述の性格に変化したことで及川はファミリー層を中心とした新たなファン層を開拓できた。その為、及川本人にとってケガレシア役の経験は宝物となっているという。
    • また、及川は最初スタッフから「石を投げられる覚悟でいてください」と言われていた(実際に『鳥人戦隊ジェットマン』でラディゲ演じた舘正貴が子供に石をぶつけられる等の風評被害を受けていた)が、最終的に憎めない悪役に路線変更してもらった事が理由の一つでもある。
    当初、G3プリンセスメンバー入りに関しては他二人との年齢差と、劇中でケガレシアがおばさん扱いされて激怒したことから「私が入っていいのか?」と思い、一度は辞退したとか。
  • オンエア中は及川がレギュラー出演している番組、「怒りオヤジ」との相互パロディを実施するといった、局の垣根を越えたお遊びを実施。他にも及川絡みのパロディもちらほら…。
  • 電磁戦隊メガレンジャー鮫島博士のようなトラウマは特にないはずだが、素面タイプの女幹部はこのケガレシアから約4年間途絶え、その後に特命戦隊ゴーバスターズに登場したエスケイプ以降、2020年現在に至るまでTV本編には一切登場しなくなった(ただし、映画やVシネマ、1年間放送では無いTV作品には登場している。ちなみに、獣電戦隊キョウリュウジャーキャンデリラは劇中で人間態になる事があるが、あくまでも怪人タイプの女幹部が変身したパターンである)。理由は定かではないが、2000年代に起こった『イケメンヒーローブーム』の影響で主婦層の視聴者が増えた事が指摘されている。
    • そもそもシリーズにおける素面タイプの女幹部といえば『胸等を強調した露出度が高いコスチュームを着ている』セクシー女優を起用している(及川も元はセクシー女優出身だった)というイメージが強い点成人男性層を魅了している反面、イケメンヒーロー目当てで子供たちと一緒に視聴する主婦層には青少年の健全育成という点で受け入れ難く、それ以前にも一部の視聴者から「子供番組としてはいかがなものか」と懐疑的な声も度々あったという。他にも戦隊ヒロインはともかく男性戦士のみが素面タイプの女幹部に向かって攻撃するのもどうか」という思考も過去にあったが実際に怪人タイプでも敵の女幹部との戦闘は戦隊ヒロインが居ないとあまり安心して見てられない人も中にはいるだろう…と思われる。
    • さらにシリーズを通して数多くの作品のプロデューサーを務めた鈴木武幸氏が東映を退社後に出版した書籍『夢(ヒーロー)を追い続ける男』の中で「(素面タイプの女幹部は)成人男性層へのサービスと思われがちだが、それは違う」と断言している他、さらにシリーズを通していくつかの作品にデザイナーとして参加した事がある野口竜氏も、素面タイプの女幹部目当てに成人男性層の視聴が増えたのは『電子戦隊デンジマン』からであり、しかもそれはあまりにも予想外だったと語っている事から、当時の『素面タイプの女幹部の存在がシリーズの人気取りである』という風評をとても気にしていたことが伺える。それを否定するかのように次作以降はスーツアクターの操演と女性声優のアフレコによる怪人タイプに変更し、その声には特撮に出たことがなく、当時からアイドル的な活動をしていた女性声優を起用するスタンスを取ったと思われる(その代わり、素面タイプの敵幹部のポジションは腑破十臓バスコ・タ・ジョロキアエンター闇の皇帝ゼットザミーゴ・デルマといった、普段は人間の姿をしているが戦闘時には怪人態に変身する男性幹部が務める事に)。中でもキャンデリラ役の戸松遥氏はスーパー戦隊の俳優と年が近い事が生かされている話も作られている事から『素面タイプの女幹部の存在がシリーズの人気取りである必要が無くなった』模様。
    • 一方で鈴木氏は書籍『夢を追い続ける男』の中で、時たまセクシー女優を素面タイプの女幹部役に起用しているのは、セクシー女優が職業上の関係から露出度の高いコスチュームを平気で着こなすことができる上、堂々と体を張った演技ができるほどの強いメンタルを持っており、一般女優ほど子供番組を見下していないからだと語っている。しかし現在ではネットやSNSの普及によって当時は許容されていたはずの表現を今のテレビでやったら炎上沙汰になるケースが相次いでおり、さらにそれに便乗するかのようにフェミニスト団体による運動が活発化(実際にF1でのグリッドガールがフェミニスト団体から抗議があったため、2018年に廃止となった)。その反動で『セクシータレント出身女優の起用』や『露出度の高いコスチューム』が子供達も見る時間帯の関係上、批判の対象かつ炎上沙汰になる事は既に目に見えているため、当時みたいにセクシー女優をシリーズに起用することは不可能と言える。
    • 前述のとおりシリーズにおける素面タイプの女幹部は近年、映画やVシネマ(スピンオフ系、後日談等)、クロスオーバー系(VSシリーズスペース・スクワッドシリーズ等)に出す程度に留めている。そんな中、2019年2月17日から3月10日までの4週連続で放送された特別番組『スーパー戦隊最強バトル!!』において、一連の黒幕という形でリタという、TV本編においては実に約7年ぶりの素面タイプの女幹部が登場した。ただ、彼女の場合は『無所属』かつ『元アイドルグループ出身』『露出度はある程度控えめのコスチューム』という点でこれまでの素面タイプの女幹部とは一線を画しており、『悪になったのには理由があった』事と、最終的には倒されずに逮捕されるという結末を迎えている(女性戦士も彼女の暗躍の阻止に加わったが、変身した彼女を撃破して変身を解除させたのは実質男性戦士である。だが、それは気にしないこと。)


関連タグ

炎神戦隊ゴーオンジャー 蛮機族ガイアーク ヨゴシュタイン キタネイダス
女幹部 戦隊ヒロイン

カー将軍バンドーラ:敵幹部でありながら愛された者の大先輩にあたる。
ウェンディーヌ:怒りで巨大化する能力を持つ、女幹部
梅盛源太:『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー銀幕BANG!』の劇中において出会った侍戦隊シンケンジャーシンケンゴールド
ドン・ドッコイヤー(通称・ハカセ):『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』の劇中において、魔空監獄で出会った海賊戦隊ゴーカイジャーゴーカイグリーン。ケガレシアは彼に好意を持っていたらしい。
風のシズカ:『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』にて魔空監獄に収監される形で共演した素面タイプの女幹部。先述のハカセを巡って彼女と言い争っていた。
氷見川琴美:中の人が同じ特撮悪役。ケガレシアとは逆に「美」に執着している。

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