解説
スーパー戦隊シリーズの『特捜戦隊デカレンジャー』とメタルヒーローシリーズの『宇宙刑事ギャバン』が夢の共演を果たすクロスオーバー作品。また、メタルヒーローシリーズの他作品のキャラクターもゲスト出演する。
第三弾以降の続編は製作されていない。
世界観
大前提として本作のスーパー戦隊は『海賊戦隊ゴーカイジャー』や『スーパー戦隊VSシリーズ』に代表される数多のスーパー戦隊が一つの世界観に存在するという設定で、デカレンジャーサイドは『特捜戦隊デカレンジャー10YEARSAFTER』の設定も組み込まれている。
ただし、『宇宙戦隊キュウレンジャー』の世界とは並行世界という扱いであり、space.18ではキュウレンジャーがスペスク世界に、『キュウレンVSスペスク』ではギャバンとシャイダーがキュウレンジャー世界を訪れるという内容となっている。
なお、第3作以降に制作されたスーパー戦隊シリーズとのリンクは不明である(尤も最初から各スーパー戦隊の世界観を別個のものと見做している『機界戦隊ゼンカイジャー』とはパラレル扱いだと思われるが…)。
これに『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』や『特命戦隊ゴーバスターズ』Mission31~32を反映し、『宇宙刑事』シリーズを中心としたメタルヒーローシリーズの世界観(『ビーファイターカブト』まで)が合わさっており、『宇宙刑事ギャバンTHEMOVIE』や『宇宙刑事Next_Generation』で主人公を務めた新世代の宇宙刑事達がメタルヒーローサイドの主役格として扱われている。
ただし、メタルヒーローシリーズの名敵役が属する邪教団・幻魔空界の構成員のうち、オリジナルとの関連性が明言されているのはマッドギャランのみである。
これに伴い、『デカレンジャー』の宇宙警察と『宇宙刑事』シリーズの銀河連邦警察の組織関係が描写されるようになった他、ヒーローショー『特捜戦隊デカレンジャーバトルステージ ~エマージェンシー!伝説の宇宙刑事~』で描写されたドギー・クルーガーと一条寺烈は親交があるという設定が公式のものとなった。
シリーズ一覧
映像作品
スペース・スクワッド 宇宙刑事ギャバンVS特捜戦隊デカレンジャー
シリーズ第一弾。二代目ギャバンとデカレンジャーが共演する。
『巨獣特捜ジャスピオン』のマッドギャランも登場する。
ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド エピソードゼロ
シリーズ第二弾。両作のヒロインを主人公にした第一弾の前日談。
宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド
シリーズ第三弾。『宇宙戦隊キュウレンジャー』Spaac・18では代表者がスペース・スクワッド宇宙を訪れるという形だったが、今回は全員揃って二代目シャイダーや新ジライヤと共演する。
また、諸事情により発表が遅れた2018年度のスーパー戦隊VSシリーズを兼ねている。
派生作品
ラジオドラマ版
番外編で現在発表されている作品の中で時系列が最も過去の作品。
ラジレンジャー内で放送された為かメタネタなんでもありの内容になっている。
なお、十文字撃がシンケンイエローを知らないという発言があるが、『スーパーヒーロー大戦Z』はパラレルワールドの話か、単にシェリーから話を聞かなかっただけかどうかは不明。ただし、『スーパーヒーロー大戦Z』などの春映画を含めると、世界観が不安定な仮面ライダーシリーズも含めてしまわないといけないため、春映画はなかったことにした方が懸命なのかもしれない。
関連作品
2部下公開前の関連作品
『Z』以外で、戦隊とメタルヒーローの共演作品など。
海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン
スペーススクワッドシリーズ開始前に作られたスーパー戦隊シリーズとメタルヒーローの数少ない本格コラボ。ゴーカイジャーとギャバンの共演。
特命戦隊ゴーバスターズ
ギャバンの映画宣伝のために、新ギャバンが登場し、ゴーバスターズと共演。
手裏剣戦隊ニンニンジャー
忍者スーパー戦隊の共演作品であり、忍者世界戦ジライヤのジライヤも登場。
2部作品と同時期の関連作品
いわゆる映画公開のための宣伝のための出演。
宇宙戦隊キュウレンジャー
先の通り、space.18が、2部作品の前日談であり、デカレンジャーと新ギャバンが登場している。
3作目と同時期の関連作品
『キュウレンジャーVS』と同時期に発表された関連作品。
ヒーローママ★リーグ
『ヒーローママ★リーグ』、ハリケンブルー、デカイエロー、マジピンクと宇宙忍デモストが登場する本シリーズ同様、スーパー戦隊シリーズとメタルヒーローシリーズの共演作品となっている。
3作目以降の関連作品
スーパー戦隊レジェンドウォーズ
属性は超カガク。参戦当初はギャバンG、新シャイダー、新ジライヤ、デカレッド ファイヤースクワッド、シシレッドの5人がラインナップ。
後にシシレッドオリオンも追加され当ゲームにおける「通常の戦士と強化フォームの戦士は別人扱い」という仕様により6人編成が可能となった。
※超ブンメイのキュウレンジャー側とは別人扱いであり、MY戦隊を除きキュウレンジャー側のシシレッドオリオンをスペース・スクワッドに編成させるという事は出来ない。これは逆の場合でも同様。
王様戦隊キングオージャーIN_SPACE
長いシリーズ休止期間を経たが、「宇宙を舞台にした作品」で「坂本浩一が監督」し、『キングオージャー』に加え、スペーススクワッドと関連の深い『デカレンジャー』と『キュウレンジャー』が参戦するなど、完全に流れを汲む作品となっている。ただし、メタルヒーローの参戦は今のところ発表されていない。
その他の動き
『王様戦隊キングオージャーIN_SPACE』と同時期、坂本浩一監督がウルトラの仕事を一時的に離れたことで、スペーススクワッドへ繋がると思われる動きがいくつか見られる。
- 坂本浩一監督による『仮面ライダーリバイス』の映画および関連作品で『忍者戦隊カクレンジャー』出演者がゲスト出演→坂本浩一監督による『カクレンジャー』30周年作品が制作
※『カクレンジャー』の「忍者」は、戦隊であれば『カクレンジャー』『ハリケンジャー』『ニンニンジャー』、メタルヒーローであれば『ジライヤ』と、戦隊とメタルの共通テーマの1つである。
- 坂本浩一監督による『仮面ライダーガッチャード』にて「レスキューポリスシリーズ」の出演者がゲスト出演
※「レスキューポリスシリーズ」の「レスキュー」は、戦隊であれば『ゴーゴーファイブ』、メタルヒーローであれば「レスキューポリスシリーズ」と、戦隊とメタルの共通テーマの1つである。
もちろん、あくまで可能性ではあるが、坂本浩一監督により布石がうたれたとも考えられる。
組織としてのスペース・スクワッド
全銀河の広範囲連帯を前提としたメタルヒーローとスーパー戦隊の連合組織。詳しくはスペース・スクワッド(組織)を参照。
関連タグ
登場作品
第1作、第2作:特捜戦隊デカレンジャー 宇宙刑事ギャバン