「チェンジスタンバイ!」『ロジャー!』
『エマージェンシー!デカレンジャー!!』
コールを受けたデカベースから、形状記憶宇宙金属デカメタルが微粒子状に分解され、送信される。そして彼らの体の表面に定着し、デカスーツとなるのだ!
『フェイス・オン!』
「一つ! 非道な悪事を憎み!」
「二つ! 不思議な事件を追って!」
「三つ! 未来の科学で捜査!」
「四つ! よからぬ宇宙の悪を!」
「五つ! 一気にスピード退治!」
「六つ! 無敵がなんかイイ!」
「S.P.D!」
「デカレッド!」「デカブルー!」「デカグリーン!」「デカイエロー!」「デカピンク!」「デカブレイク!」
『特捜戦隊!デカレンジャー!!』
概要
「S.P.D スペシャルポリスデカレンジャー。燃えるハートでクールに戦う5人の刑事達。彼等の任務は、地球に侵入した宇宙の犯罪者達と戦い、人々の平和と安全を守ることである!」
2004年2月から放送されたスーパー戦隊シリーズ第28作目の作品で、戦隊で初の「刑事(警察)」をメインとした作品。
主人公たちは宇宙警察の地球署に属する刑事であり、単独犯や組織犯など、様々な宇宙犯罪者「アリエナイザー」と戦う。
メインメンバーが全員コードネーム(愛称)で呼ばれている他、メインターゲットである幼児には理解不能であるにもかかわらず、往年の刑事ドラマのオマージュが多数盛り込まれている。
また、デカレンジャーの装備は変身アイテムを含め宇宙警察からの支給品であり、「地球署」に限ればエリートのデカレンジャーも、宇宙警察全体で見れば多数いる警察官の1人であり、そもそも作中に登場するデカレンジャー自体が、あくまで「地球署所属のデカレンジャー」に過ぎない。その為、メインキャラクター以外が変身する事も多々あり、地球署以外にも宇宙の各地に同様のスペシャルポリスやデカレンジャーが存在する。更には、後半の強化形態(SWATモード)も「伝説のアイテム」や「新開発」等ではなく、宇宙警察に元から普通に存在していたアイテムであり(ただし、上層部から認められないと支給されない)、従って彼等しか使えない装備でもない。
対して、本作はシリーズで唯一、明確な敵組織が存在しない。強いて言えばエージェント・アブレラが敵の黒幕と言えるだろうが、毎回違う犯罪者に違法道具を売るだけであり、あくまでも「凶悪指名手配犯の一人」でしかなく犯罪者達を操っている首領ではない(その分煽ってはいる)。
これは、主人公たちの属する宇宙警察が、宇宙規模の一大組織であることの対比と思われる。
また、変身コールに応じて基地から発せられた金属が体表に付着してスーツに変換されたり(デカレンジャーの場合は「デカメタル」という金属がスーツの素材となる)、たった数秒間で行われた出来事をスロー再生という体でナレーターが解説を行うなど宇宙刑事シリーズのオマージュも窺える。
放送当時開催されたヒーローショー『特捜戦隊デカレンジャー バトルステージ エマージェンシー! 伝説の宇宙刑事』にてギャバンとコラボした後、『スーパーヒーロー大戦Z』や『スペース・スクワッド』という形でデカレンジャーと宇宙刑事のコラボが公式に決定している。
舞台
舞台は近未来的だが時代は放送年代と同じ2004年。
主人公たちが宇宙規模の公的組織に属しており、その存在・意義が地球の一般人にも知られている、すなわち多種多様な宇宙人が地球で普通に生活しているという設定になっている。
配役
味方側の顔出し女性幹部に相当する白鳥スワン役に石野真子が起用されている。
逆に司令官ポジションであるドギー・クルーガーは着ぐるみキャラクターであるが、デカマスターという番外戦士にもなり、そのキャラクターも相まって人気となり、レギュラーの戦士ではないにもかかわらず専用武器の玩具が一般販売された。
専属のナレーションがいなかった前作から一転、平成の作品の中ではナレーションの出番が随一であり、毎回戦闘やメンバーの特徴などが解説される。
この他アリエナイザーではない宇宙人もゲストとして登場する事が非常に多く、男性はほぼ着ぐるみ+声優、女性はほぼ顔出しと当時の戦隊の敵組織の構成面を意識したパターンになっている。
戦闘
刑事モチーフならでは本作の特徴として「ジャッジメント」が存在する。敵にトドメを刺す前に「宇宙最高裁判所」にアクセスして、「デリート(死刑)許可」が下りない限り止めを刺せないのである。
当時は「○×だけの裁判とか乱暴すぎる」と言う親御さんの投書もあったりしたが、たとえ○×だけとはいえ毎回裁判を行っている特撮警察は本作が初めてである。
事実、大概は裁判無しに現行犯抹殺である。特撮史上最悪の(正義側の)法律なんてのもある。逆に絶対殺さない作品もあったし、デカレンジャー自体もパワレン版は殺してはいない。(アメリカの子供向け番組は日本のものに比べて自主規制が厳しい)
実際、デカレンジャー達が真犯人に騙されて冤罪を犯しそうになった時は(被疑者は器物破損罪を犯してはいたが別件である)、デリート許可が下りなかった。デリート対象にならない程度の罪や何らかの理由でデリート不許可が下りた場合や、相手が素直に投降した場合は普通の警察同様にそのまま容疑者を逮捕する(その為に明言はされていないが、デリート許可が下りたアリエナイザーの罪状には、「公務執行妨害」と「警察官への傷害罪」も含まれていると思われる)。ある回ではデカベース内にも、現実の警察内にあるような留置場がある事も明かされている。勿論留置所のセキュリティの強度や、施設の物理的な強度は現実世界のそれの比ではなく、その材質等は宇宙警察内でも極秘扱いである。
そして逮捕したのが直ちにデリート判決が必要な凶悪犯である場合は、留置後にジャッジメントを行い、許可が下りた場合はデリートを執行し、不許可の場合や逮捕前に既に不許可が下りている容疑者は、そのまま宇宙最高裁判所に護送して、そこで改めて有罪・無罪や、有罪の場合は死刑以外の具体的な刑罰を決めるというシステムである(宇宙警察が保持する刑務所や、アリエナイザー専用の特殊刑務所等も宇宙各地に複数ある)。
このようにジャッジメントは、警察官や市民や各惑星そのものに甚大な危険を及ぼす可能性の高い凶悪犯を、現場で直ちに処理する事で被害を最小限に留める為のシステムなのである。
このジャッジメントシステムについては、放送当時「僅かな時間で何故判決が出るのか」という疑問が出ていたが、後のVシネマで宇宙検察局及び宇宙最高裁判所が存在するのは、時間の流れが他の宇宙よりも遅い星であり、地球上におけるジャッジメントの10秒はその星ではおよそ8ヶ月に相当する。つまり実はジャッジメントの10秒の間に、その星では約8ヶ月にも渡る厳正な裁判が行われた上で、デリートの判決が下されていた事実が明らかになった。
おそらく、放送終了後に現実の日本の法曹界から苦言が来たために設定されたものと思われる。
あらすじ
宇宙人が地球に移住し、様々な宇宙人が星を超えて共存するようになった現代。
犯罪を起こす宇宙人(アリエナイザー)を取り締まる宇宙警察が宇宙の治安を守っていた。
地球にも宇宙警察の署が存在し、そこに所属するのがデカレンジャーとよばれる5人の刑事達だ。
時に壁にぶち当たる事もあるが、若き刑事達はそれを乗り越えて立派な刑事へと成長していく!
登場人物
デカレンジャー
呼称表
が\に | バン | ホージー | センちゃん | ジャスミン | ウメコ | テツ | ドギー | スワン |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
赤座伴番 | 俺 | 相棒 | センちゃん | ジャスミン | ウメコ | テツ/後輩 | ボス | スワンさん |
戸増宝児 | バン | 俺 | センちゃん※ | ジャスミン | ウメコ | テツ | ボス | スワンさん |
江成仙一 | バン | ホージー | 俺 | ジャスミン | ウメコ | テツ | ボス | スワンさん |
礼紋茉莉花 | バン | ホージー | センちゃん | 私 | ウメコ | テツ | ボス | スワンさん |
胡堂小梅 | バン | ホージーさん | センさん | ジャスミン | 私 | テツ | ボス | スワンさん |
姶良鉄幹 | 先輩 | ホージーさん | センさん | ジャスミンさん | ウメコさん | 俺 | ボス | スワンさん |
ドギー・クルーガー | バン | ホージー | セン | ジャスミン | ウメコ | テツ | 俺/私 | スワン |
白鳥スワン | バン | ホージー | センちゃん | ジャスミン | ウメコ | テツ | ドゥギー | 私 |
※初期のみセンと呼ぶこともあった。
ツンツンに立てた髪型がトレードマークの熱血新米刑事。コードネームはバン。
ジュークンドーとドライビングテクニックを特技とし、メンバーのうち唯一二丁拳銃で戦う。
天才的な刑事の勘と持ち前の行動力で、時に失敗しながらも多くの事件解決の切り札となった。
四字熟語が口癖。ふたご座のB型で、100m11秒ジャストの俊足。惚れっぽい。
関連作で帰ってくるたび、めきめき大人びると同時に髪がのびている。
あと戦隊VS、10周年とOVに出るたびに新装備を着てくる。
一応、ではあるがこれにも出演。
冷静沈着でハッキングと射撃に長ける努力の天才。コードネームはホージー。
「パーフェクト」をはじめ、発言にちょいちょい横文字が混ざる。
バンに一方的に「相棒」と呼ばれては「相棒って言うな!」と返すのがお約束。
メイン回がくるたび不幸になっていく様は視聴者の涙を誘う。
両親は亡くなっており、妹が一人いる。
ジャスミンいわく、「昼行灯の内蔵之助」。コードネームはセンちゃん。
メンバーの中で唯一コードネームが人によって呼び方が変わる。
温厚で物腰穏やかな頭脳派プロファイラーだが、その実地球署で最も怒らせてはいけない男。
考え事をする際に行われる逆立ち(シンキングポーズ)がトレードマーク。
メイン回はやたら美人・美少女ゲストが多い。役得。
貧乏な7人兄弟の長男で、子供時代のトラウマから閉所恐怖症。
(後輩にめっちゃ似てる人がいる…)
エスパー(サイコメトリー)能力を持つ地球署のクールビューティー。
コードネームはジャスミン。(茉莉花の英語表記)
能力ゆえに傷ついて自棄になっていた学生時代、ドギーに助けられて警察官を志す。
トレードマークは能力抑制のための黒い革手袋。
「ツインカムエンジェル」の冷静担当。
犯罪者に惚れられる率が高く、メイン回のゲストは年上の男性が多い。
(こっちも後輩の身内にめっちゃ似た人がいる?まっさかぁ)
子供と動物にモテるネゴシエイター。コードネームはウメコ。
篭城事件や市民の誘導を得意とし、警察犬ロボットマーフィーK9の躾役でもある。
お風呂が大好き。事件解決後の入浴シーンは全国のお父さんの癒しとなったとかならないとか。
地球署加入はホージー・センちゃん・ジャスミンの後でバンより前。
「ツインカムエンジェル」の活発担当。通称で一世を風靡した。
宇宙警察本部付特別指定凶悪犯罪対策捜査官、通称「特キョウ」からの出向捜査官。
コードネームはテツ。
幼い頃に凶悪犯罪者に両親を殺害され、宇宙警察に保護された後に自らも加入。
メンバーの中で最年少ながら、訓練生時代を含め15年のキャリアを持つスーパーエリート。
自称「飾らない性格」で、口癖は「ナンセンス」。
「ボウケンジャーVSスーパー戦隊」の住所録にて、「備考:女装」とひどい書かれ方をする。
本編終了後もそのまま地球署に在籍しているため、出向継続扱いで転属したと思われる。まあ結構治安悪いからね……
アリエナイザー
常識では有り得ない「不可思議犯罪」を起こす宇宙の犯罪者たちの総称。
…と言ってもそれぞれの「種族特有の能力」を活かして犯罪を起こすパターンも多く、あくまで「その星の種族としての」常識から外れた、程度の意味合いであろうか。
それこそ犯罪者じゃなくていいなら署長は外見が犬だし。
ちなみに善良な異星人の総称には「エイリアン」が使われる。
主なアリエナイザー
デカレンジャーの関係者達
地球署の署長で皆からボスと慕われるアヌビス星人。
かつては地獄の番犬と呼ばれ、多くの犯罪者達から恐れられた。
各方面から大変人気の高い『抱かれたい犬No.1』の漢である。
地球署のメカニック担当のチーニョ星人。
宇宙警察内部のマドンナ的存在。
ボスとはつかず離れずの大人の関係。4年に1回しか変身しないらしい。
デカマシン
宇宙警察側の巨大戦力。
デカバイク→デカバイクロボ
怪重機
アリエナイザー側の巨大戦力、詳細はこちらを参照。
宇宙刑事シリーズとの関係
当時から「宇宙」「刑事」という共通点から、『宇宙刑事ギャバン』『宇宙刑事シャリバン』『宇宙刑事シャイダー』の宇宙刑事3部作と比較されていた。
某ステージショーにて宇宙刑事ギャバンと競演したことがある。その際宇宙警視総監となったギャバンとボスが友達であるというオリジナル設定が披露されたが、あまりにしっくりくる設定のためファンの間では半ば公式化している。
その後、映画『スーパーヒーロー大戦Z』でギャバンと共演を果たしているが、前述の設定についての言及は無い。
テレビマガジンの40周年記録『オールヒーローなんでもBEST5』では、ナレーターが「ギャバンの時代にすでにデカレンジャーの組織が出来ていたかどうかは現在研究中だ」とお茶を濁している。
・・・そして2016年8月25日、両シリーズが本格的にコラボする「スペース・スクワッド」シリーズの始動が発表された。(2017年初夏公開。)
各話リスト
話数のカウントは「Episode」、サブタイトルはカタカナで「〇〇・✕✕」の形式で統一。
楽曲
主題歌
作詞:吉元由美/作曲:宮崎歩/編曲:京田誠一/歌:サイキックラバー
OPテーマ曲。
作詞:藤林聖子/作曲:高取ヒデアキ/編曲:亀山耕一郎/歌:ささきいさお、森の木児童合唱団
劇中ではED映像に登場する監獄ロックをモチーフとしたエイリアンのバンド「ロケットシップ・ベイビーズ」が演奏しているという設定。なお、リーダーのマイケル・マイクソンを演じたのは誰あろうささきいさお氏である。
作詞:藤林聖子/作曲:ゆうまお/編曲:西端幸彦/歌:ジャスミン&ウメコ with デカレンボーイズ(バン・ホージー・センちゃん)
物語中盤(Episode.17~Episode.39)の女性メンバーが主役だった回(ただし、Episode.21は除く)で使用されたEDテーマ。劇場版では男性陣も本格的に参加した「THE MOVIE VERSION DEKARANGER」を使用している。なお、劇中でもウメコが鼻歌で歌うシーンがある。
挿入歌
- ビルドアップ!デカレンジャーロボ
作詞:八手三郎/作曲・編曲:亀山耕一郎/歌:高取ヒデアキ
デカレンジャーロボのテーマソング。
- デカレンジャーアクション
作詞・作曲:YOFFY/編曲:サイキックラバー・大石憲一郎/歌:サイキックラバー
デカレンジャーの戦闘テーマ。別バージョンとして「アコースティックバージョン」も存在している。
- レスリーの青い月
作詞:藤林聖子/作曲・編曲:亀山耕一郎/歌:小枝
劇場版挿入歌。
- SWAT ON デカレンジャー
作詞:桑原永江/作曲:YOFFY/編曲:サイキックラバー・大石憲一郎/歌:サイキックラバー
スワットモードの戦闘テーマ。
- 飛べよデカウイングロボ!
作詞:桑原永江/作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:高取ヒデアキ
デカウイングロボのテーマソング。
- 私だけのぬくもり
作詞:荒川稔久/作曲:亀山耕一郎/編曲:高木洋/歌:朝川ひろこ
別バージョンとして「farewell song version」や「スキャットバージョン」が存在している。
- デカマスターNEVER STOP
作詞:桑原永江/作曲・編曲:亀山耕一郎/歌:ささきいさお
デカマスターのテーマソング。
- Buddy Murphy〜マーフィーはともだち
作詞:藤林聖子/作曲・編曲:亀山耕一郎/歌:堀江美都子
マーフィーK9のテーマソング。
- デカブレイク全開!!
作詞:桑原永江/作曲・編曲:亀山耕一郎/歌:遠藤正明
デカブレイクのテーマソング。
- 手のひらを太陽に
作詞:やなせたかし/作曲:いずみたく/歌:胡堂小梅(菊地美香)
第1話で使用。
キャラクターソング
- BANG!BANG!
作詞:桑原永江/作曲:吉川慶/編曲:岩崎元是/歌:赤座伴番(載寧龍二)
赤座伴番のテーマソング。曲名は彼の名前と銃撃音を捩ったもの。本編中でバンが口ずさむシーンがある
- BLUE is the SKY
作詞:呉龍彦/作曲:SOTARO@ZZ&Aphie/編曲:Principia Music feat.平川達也/歌:戸増宝児(林剛史)
戸増宝児のテーマソング。
- railway to happiness 〜いつも笑っていられるように
作詞:伊藤陽佑/作曲・編曲:渡部チェル/歌:江成仙一(伊藤陽佑)
江成仙一のテーマソング。
- hard rain〜止まない雨はない
作詞:木下あゆ美/作曲・編曲:渡部チェル/歌:礼紋茉莉花(木下あゆ美)
礼紋茉莉花のテーマソング。NHKラジオ「今日は一日特撮ソング三昧」に、同時間帯にニコ生を放送していたドギー役・稲田氏がガサ入れ、もといゲスト出演した際、この曲に触れ、木下女史の歌唱力を絶賛している(なお、この時同氏は「(木下女史は)人前で歌うのを渋っている」とも(恐らく)ネタ気味に語っている)。
- すなお〜今を信じて
作詞:菊地美香/作曲:杉浦篤/編曲:岩崎元是/歌:胡堂小梅(菊地美香)
胡堂小梅のテーマソング。Episode46で挿入歌として使用された。照らし合わせてみれば分かるが、センちゃん、ジャスミンとウメコのキャラクターソングの作詞者は、演じたキャスト本人である。
- "TETSU"の意志で!
作詞・作曲:高取ヒデアキ/編曲:籠島裕昌/歌:姶良鉄幹(吉田友一)
姶良鉄幹のテーマソング。Episode36のとあるシーンでテツが鼻歌で歌っている。
- MOTHER UNIVERSE
作詞:吉元由美/作曲・編曲:亀山耕一郎/歌:白鳥スワン(石野真子)
白鳥スワンのテーマソング。
その他
- デカレンジャーたいそう
作詞:桑原永江/作曲・編曲:亀山耕一郎/歌:載寧龍二とジュニアSP合唱団
- プリマハム デカレンジャー
作詞:奥田明好/作曲:島崎早月/歌:大門一也
プリマハムのCMソング。なんと「特捜サウンドファイル4&5」にも収録されている。
- 一月一日
歌:サイキックラバー・五條真由美
同名の童謡のカバー。以下の二曲も『特捜戦隊デカレンジャー&ふたりはプリキュア 冬休みおたのしみスペシャルCD』に収録されたもの。
- デカ・プリのクリスマス
歌:サイキックラバー・五條真由美
童謡「ジングルベル」のアレンジ版。
- デカレンジャーおうえん歌
歌:サイキックラバー
冬休みおたのしみスペシャルCDに収録された三曲の中で唯一の完全オリジナル楽曲。
関連作品
劇場版
2004年9月11日公開。本作の単独作品。
Vシネマ/Vシネクスト
2005年3月21日発売。本作と前作『爆竜戦隊アバレンジャー』のクロスオーバー作品。
2006年3月10日発売。本作と次回作『魔法戦隊マジレンジャー』のクロスオーバー作品。
2015年10月7日発売。本作の10周年記念作品。
2017年7月19日発売。『スペース・スクワッド』シリーズ第1弾。
2017年8月9日発売。『スペース・スクワッド』シリーズ第2弾。
2024年6月7日公開。本作の20周年記念作品。
他TVシリーズ
第5話に赤座伴番、礼紋茉莉花、ドギー・クルーガーの3人が登場。
Space.18にデカレンジャーの6人とドギー・クルーガーが登場。赤座伴番、江成仙一、胡堂小梅の3人は変身前の姿でも登場している。
その他
- 特捜戦隊デカレンジャー&ふたりはプリキュア 冬休みおたのしみスペシャルCD
おともだち、たのしい幼稚園、テレビマガジン2005年1月号付録でふたりはプリキュアとのクロスオーバー作品。
なお、本作が発表された2004年度はガオレンジャー~アバレンジャーまで存在していた小学館サイドのドラマCD作品は途絶えている。
- 『てれびくんデラックス 愛蔵版 30大スーパー戦隊超全集』
小学館から刊行された解説本「超全集」シリーズの一つ。
付録DVDにてドギー・クルーガーが解説を担当。
- 『特捜戦隊デカレンジャーTHE MOVIE フルブラスト・アクション』(漫画版)
『特撮エース』No.007~009で連載された竹山祐右氏による劇場版のコミカライズ。
本作オリジナル要素を多分に含む。
- 『特捜戦隊デカレンジャー スーパービデオ 超必殺わざ勝負!デカレッドVSデカブレイク』
テレビマガジン・おともだち・たのしい幼稚園三誌合同の応募者全員サービス。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』がメインの春期劇場作品で2011年6月11日公開。
胡堂小梅/デカピンク、ドギー・クルーガー/デカマスターがオリジナルキャストで登場。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』がメインの春期劇場作品で2012年4月21日公開。
デカレンジャーの5人が登場。
『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事スーパーヒーロー大戦Z』
宇宙刑事ギャバンtypeGが主人公の春期劇場作品で2013年4月27日公開。
デカレンジャーの5人が登場。
2018年5月13日よりTTFCにて配信のスピンオフドラマ。
本作から礼紋茉莉花/デカイエローが登場。
2024年6月16日よりTTFCで配信。『王様戦隊キングオージャー』とのクロスオーバー。
『王様戦隊キングオージャー IN SPACE』でもクロスオーバー予定。
余談
キャラクター造形
6人のコードネームは、お茶の名前、名字は推理作家に由来している。
礼紋茉莉花(ジャスミン):ジャスミンティー/レイモンド・チャンドラー
署長のドギー・クルーガーのみ、お茶由来でこそないが、推理作家由来はそのまま(ウィリアム・K・クルーガー)である他、デカブライトの変身者であるリサ・ティーゲルは6人のネーミング法則と全く同じである(「リサ・ボールドウィン」と「ティーゲル茶」)。
名乗りの際のフレーズはパーソナルナンバーの頭文字と同じ言葉を最初に持って来ているのが特徴(例:1つ!非道な悪事を憎み!)。
実はデカブレイクやデカマスターの名乗りもこの法則に則っている。(前者は個人名乗りや集合名乗りでも6を連想させる「む」から始まる口上を述べており、後者は名乗り口上が「百」から始まっている。)
SPDの高官たちは動物の頭を持った宇宙人が多い傾向にある。うち、ヌマ・O/ドギー/ブンターの3人はエジプト神話の神が元ネタ。なお、トートとアヌビスは死者の裁判を担当する神である(トートは正確には書記)。
その他
- 本作の変身後のスーツはヒロインも同様にスカートが付いていない珍しいものとなっている。これは地球戦隊ファイブマン以来。
- またツインカムエンジェルは五星戦隊ダイレンジャーのホウオウレンジャーに続き登場する敵の女性犯罪者キャラと幾度となく1人を除き全員を撃破、または彼女らと激戦した快挙を成し遂げている。
- 牛角ともタイアップしており、劇中でもデカレンジャーが焼肉を食べに行くシーンが存在する。
- 本作以降、最終回の最後の提供クレジットで新旧レッドのバトンタッチを行うことが恒例になっている。
- Bパートアイキャッチはその回のメインである戦士が画面を個人武器で撃ち抜く(ブレイクは光速拳ライトニングフィスト、マスターの場合はベガスラッシュを放つ)という演出が取られていて、原則は1話につき、1人なのだが、回によっては2人に増えている事もある。
- 6人戦隊でそのうち男性が4人いるのだが、その男性全員が180cm超え(変身後のアクターより長身)というデカい戦隊。そのためよく「デカレンジャーマジデカい」と言われる。
- 東日本大震災の際、被災地の子供達を励まそうと特撮関係者がツイッターでメッセージを送っていたが、デカレンジャーからはメインの5人をはじめブレイク・スワン・マスター・アブレラ・ナレーターの演者全てが参加していた。
- デカレンジャー放送当時警視庁と連携し、交通安全と防犯を呼びかけるポスターが貼られ話題になった。またデカレンジャーを視聴した子供達が社会人となり、警察官になった者もいれば中には天皇陛下や皇族方を警護する皇宮警察及び皇宮護衛官になった者もいる。
関連タグ
爆竜戦隊アバレンジャー← 本作 →魔法戦隊マジレンジャー