「もっとじわじわ恐怖を味わわせてからでいい。熟成した恐怖の方が遙かに旨いからな」(Episode.22)
データ
登場話 | Episode.21「マッド・ブラザーズ」~Episode.23「ブレイブ・エモーション」 |
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身長 | 230cm |
体重 | 104kg |
出身地 | リバーシア星 |
罪状 | 大量殺人、破壊、略奪の限りを尽くし、79の惑星を消滅させた罪、地球に混乱を巻き起こした罪 |
ジャッジメント | デリート許可 |
一人称 | 俺 |
CV | 土田大 |
スーツアクター | 大藤直樹 |
概要
一人っ子が存在しないと言われているリバーシア星人のアリエナイザー。
特キョウ指定の凶悪グループ犯ヘルズ3兄弟の長男であり、ボンゴブリンとサキュバスの兄。
強力な電撃「グレイトフルテッドサンダー」を操り、散弾銃と剣に変形する万能武器を持つ。
宇宙各地を荒らし回り、数多くの惑星を壊滅させただけあって戦闘能力は凄まじい程に高く、人質等の作戦や強化装備「マッスルギア」を用いずに、真っ向勝負であのデカマスターを圧倒した唯一のアリエナイザーである。おまけにディーバズーカを両手で受け止めて光弾を握りつぶしてしまうという衝撃的な初登場をしている。
更に魔術じみた力を持っており、敵の捕縛や物体の変化に使われる。ちなみに、パウチ星人ボラペーノがブリッツに変身した際に見せた「グレイトフルテッドサンダー」は魔法陣を壊すとあっさりと解除されてしまった。
宇宙警察に対しても侮っている訳ではなく、「冷静に見くびっているだけ」と評している辺りにその自信の程が窺える(これまでに兄弟が手にかけたスペシャルポリスの数は100人を超えるという)。
リバーシア星人は兄弟間の絆が強いらしいが、ブリッツは冷酷非道そのもので、弟や妹のことも道具としてしか見ていない。妹を平然と囮として利用した挙句、妹が自分の命と引き換えに自身を蘇生させたことすら、当然として何とも思わずに、さっさと一人で逃走しようとした。
そしてドロイドを納品しに来たアブレラに対しても「金は払わねえぜ」と商品代を踏み倒す始末であり、当のアブレラも諦めているのか金を要求せずに、「香典代わり」と嫌味を言いながら、地球を去ることを考えていたが(基本的にどんな人格の犯罪者であれ、商売に私情を挟まないアブレラが、仮にも顧客に対してこのような嫌味を言うのは珍しい)、結果的にはヘルズ3兄弟が全滅したことで、引き続き地球での取引を再開した。
劇中での活躍
サキュバスとボンゴブリンが目印に打ち上げた花火を見て地球に出現。デカレンジャー6人を完封して圧倒すると地球の蹂躙を宣言し、サキュバスが目を付けていたタワーを魔術のような力で侵略の前線基地となる城に改造する。
その後、巨大化したボンゴブリンがデカベースロボと戦う様を見物しにサキュバスと共に現れるが、突如出現したデカバイクロボにボンゴブリンがデリートされる様を見て絶句。
しかしデカブレイクを前にしても不遜な態度を崩さず銃を放つ……が、高速拳ライトニングフィストで全弾防がれてしまい、電撃拳エレクトロフィストを食らって撤退する。
デカブレイクとの再戦では妹を囮にした上でグレイトフルテッドサンダーで攻撃するといった非道な戦法で追い詰めたが、現場に現れたデカレンジャーにグレイトフルデッドサンダーを浴びせるも5人は気合いでこれを打ち破り、逆に追い詰められてしまう。「大量殺人、破壊、略奪の限りを尽くし79の惑星を消滅させ、地球に混乱を巻き起こした罪」でデリート判決を受け、ソニックハンマーで倒された。
しかし捨て駒にされてもなお兄への情を忘れなかったサキュバスは生命エネルギーを供給蘇生されて復活する。
ところがブリッツは妹の犠牲など気にもかけずに、形勢不利を悟って怪重機「ゴッドパウンダー」に乗り込んで逃げようとしたが、デカレンジャーロボがデカバイクに乗ったライディングデカレンジャーロボに追いつかれ、ライディングジャスティスフラッシャーでゴッドパウンダー諸共デリートされ、今度こそ最期を迎えた。
ここに、宇宙を恐怖に陥れたヘルズ3兄弟も全滅したのだった。
余談
すさまじく強いデカマスターすら圧倒する程の戦闘力を持つ彼を、デカブレイクが圧倒していたことに疑問を持つ人もいるだろう。
だがデカブレイクことテツは特キョウの中で最もヘルズ3兄弟と相性が良い捜査官として宇宙警察内で選抜されていて、さらにヘルズ3兄弟のあらゆる戦闘パターンや能力のデータを網羅、調整を重ねた末…という徹底的な対策を叩き込んだ状態で参戦していた。だからヘルズ3兄弟を圧倒していたのである。
よって、デカブレイクが強者であることに違いはないが、基本的な戦闘力はデカマスターが上であり、他の5人よりも登場時点で圧倒的に強かった訳ではない。
声を担当した土田大氏は『忍者戦隊カクレンジャー』にてサイゾウ/ニンジャブルー役でレギュラー出演しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は10年ぶりとなる。ちなみに声優としての出演はこれが初であり、翌年の『魔法戦隊マジレンジャー』では冥獣人ニンジャのキリカゲの声を担当した。
なお、テレビマガジンの付録DVD「オールヒーローなんでもBEST5」では出身星がラッシャー星と誤読されていた。
関連タグ
特捜戦隊デカレンジャー アリエナイザー ヘルズ3兄弟 雷属性 チート 最強 ラスボス臭 まるでラスボスのようだ
ザムザ星人シェイク:こちらも又、種族の特性とは逆の性質を持つ。