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姶良鉄幹

あいらてっかん

『特捜戦隊デカレンジャー』の登場人物の一人で、デカブレイクに変身する。
目次 [非表示]

演:吉田友一


概要編集

特別指定凶悪犯罪対策捜査官、通称「特キョウ」のエリート刑事。

デカブレイクに変身する。コードネームは「テツ」。

口癖は「ナンセンス」と「なんかイイ」。決め台詞は「夜明けは必ず訪れる!!」(Episode.29にて)。


幼い頃、アリエナイザーの起こした事件により両親を失い、宇宙警察の保護下で育てられた。その悪を憎む心で警察官を志望し、訓練生時代を含めると15年近いキャリアを持つため、バン達より年下なのに経験も階級も上回っている。地球人ではあるものの、宇宙暮らしが長かったため、当初は地球を田舎呼ばわりしていた(後述の社会性に欠ける一面があったのはこうした特殊な育ち故)。


人物編集

刑事としては合理的かつ現実主義者。当初はエリート風を吹かせ生意気な態度を取っていたが、根は明るく素直な性格のため、地球署駐在になってメンバーの一員になってからはバンを「先輩」と呼び、敬意を示している。

「正義は勝つ」という彼等の信念を軽視してはいたが、自分たちよりも格上のリバーシア星人ブリッツ・ヘルズのグレイトフルデッドサンダーを気合いで打ち破り、逆に圧倒した様子を見て彼等の信念に感銘を受け、計算が全てではないことを悟り、無礼を謝罪している。

Episode.26では地球署に来る前からホージーの射撃の腕を高く評価していたことが判明。しかし、ホージーにアドバイスを乞おうとしたが、「上手い奴は上手い、下手な奴は下手」と言われて自分にも特キョウとしてのプライドがあるのか不服そうな表情を見せていた。おまけに得意分野ではない格闘技の訓練をする様を理解できていないようだったが、彼が努力の天才であった事実を知り、「スーパークールにパーフェクト」という彼の決め台詞を真似している。


終盤では地球署の空気に染まったのか、超電撃拳ハイパーエレクトロフィストでバンに取り憑いたクラーン星人ジェリフィスを追い出す賭けに出る等バンに似た熱血さ(バン曰く「火の玉」)が現れるようになる(尤も、熱くなりやすい所は登場初期から度々見られており、スペキオン星人ジェニオは両親の仇というだけあって特に燃えていた)。


戦闘力は特キョウ出身というだけあって折り紙つきだが、ちょっとした油断が窮地に繋がったり、マッスルギアを導入したアリエナイザー相手に苦戦する描写も目立ち、厳しい訓練を積んだ者だけに許されるスワットモードに憧れている(余談だが、海外ではスワットモードに変身したデカブレイクのフィギュアが存在する)。


本編後編集

最初は出向という形だったが、最終回で正式に地球署に転属になった(バッジもシルバーになった)。最終回時点では通常捜査官となっていたが、『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』では地球署に所属しつつ特キョウに復帰している。


轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』では宇宙邪栄商事という悪徳企業へ潜入するために広域指定宇宙マフィア獄竜ファミリーが若頭・特攻のテツを名乗っていたが、そこへタイミング悪く、高丘映士と遭遇してしまう。正体を気取られないように、やむなく映士をぶん殴ってしまった。


『10YEARS AFRTER』ではボスの汚職疑惑の事件に伴い地球署の署長代行を務めており、その後スペース・スクワッドではボスの復帰に併せて副署長となっている。


女装編集

女装は彼を語る上で欠かせないネタとなっている。

Episode.26タイラー星人ダーデンの取り仕切る違法賭博「イリーガルマッチ」の会場に潜入する際に、特キョウであることがばれていたので、敵の目をごまかすために女装したのが始まりだった。


この時、観客の一人のエイリアンが一目惚れしたことにテツはまだ気づいていなかった…。


そしてEpisode.45。大晦日の真っ只中、デカベースに謎のストーカーから不気味な人形が贈りつけられ、一同は送り主が誰なのかを調査することとなった。

決定的な手がかりが見つからぬまま、贈り主は白鳥スワンを狙っているのではないかという考えが浮上し、テツが女装して囮を務めた時、ついにその贈り主が現れた。


しかしそのストーカーことアモーレ星人バーチョの狙いは、なんとテツだったのだ。

猛烈に自分に対する好意をぶつけるバーチョに対し、自分が男であることを明かすテツだったが、バーチョは雌雄同体であるためまったく諦めることなく追い掛けてきた。

変身して迎え撃つテツだが、バーチョは一介のエイリアンとは思えぬ恐るべき戦闘力で逆に追い詰め、その唇を奪ってしまった。


そんなことをそっちのけでバン達が視聴者の皆さんに新年に向けたメッセージを贈る中、「助けて下さい!!」というテツの悲痛な叫びが響いたのであった(この時彼はヤケクソで「こうなったらデリートしてやる!」とまで言っていた)。


そしてデカレンジャー本編が終了しても、テツの女装ネタは終わることはなかった。


魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』でもテツはまたしても女装することとなったのだ。しかも今度はヒカルも一緒で。

そんな二人を見たスモーキーが吐き気を催したのは言うまでもない。


更に『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』で高丘映士アカレッドから受け取った住所録を頼りにテツに会いに行くこととなったのだが、その住所録には「備考:女装」とひどい書かれ方をされていた(幸いと言うべきかこれについて言及されることはなかった) 。



余談編集

テツを演じた吉田氏は、当時飼っていた愛犬(柴犬)の名前が「てつ」であり、同じ愛称を持つテツ役に選ばれた際には運命を感じたという。


関連タグ編集

特捜戦隊デカレンジャー


鉄観音茶:名前の由来のお茶。


伊狩鎧/ゴーカイシルバー7年後の戦隊の初期メンバーの後輩タイプの追加戦士繋がり。初期メンバーに対して敬語で話す点も共通している。


アラン・イゴール:当初は主人公達と別働とキャラクターの生い立ちとポジションが共通している。


歴代追加戦士

仲代壬琴姶良鉄幹ヒカル

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