演:七森美江
データ
- 身長:170cm
- 体重:47kg
- 出身星:リュミエル星
概要
宇宙警察特別指定凶悪犯罪対策捜査官(通称:特キョウ)に所属する捜査官で、特キョウ1班のチーフであるリュミエル星人。デカブライトに変身する。
同じ特キョウに所属するデカブレイクこと姶良鉄幹(テツ)の上司に当たる人物で、武術や教育等を含めて彼を育てたのは他でも無いリサである。
テツの上司であるだけに、その戦闘力は当然ながら彼より遥かに高い。
ちなみにテツを本名の「鉄幹」と呼ぶ。
人物像
一言で言えば冷徹なクールビューティーであり、職務遂行に当たって一切の感情を挟まない厳格な性格。それ故、テツからも初めは「怖い教官」と言う印象を抱かれていた。それでも特キョウの刑事として完成し、Episode.22で初めて地球署に来た当初のテツがバン達に取った高慢で批判的な態度が彼女からの影響である辺り、良くも悪くもすっかりテツはリサの教えに染まり切り、刑事として彼女の求めるプロトタイプに嵌まり切っていたと言える。
テツの最初のバン達への態度の原因が彼女である所からも分かる通り、リサ自身も地球署の面子の事を良く思わず寧ろ見下しており、地球署のデカレンジャーの捜査への取り組み方を批判しては「ノーマルバッジ」、「あんな奴ら」と蔑んでいる。そうした言動は自身より立場が上であるドギーやスワンに対しても同様で、露骨なまでに反抗的な態度を取る始末(彼女の教えに染まり切り、バン達に批判的だったテツでさえ、ドギーやスワンには最初から敬意を持って接していた)。
この様に書いて行くとリサが何処の組織にも1人はいるであろう、エリートとしての立場を鼻に掛ける尊大な嫌な奴と言う印象を持たれがちだが、彼女のそうした態度や言動は、全て「血気に逸って死んで逝ったスペシャルポリスを嫌と言うほど見て来た」と言う彼女の過去の経験による物であり、劇中でも「鉄幹にはあんな風になってほしくない」と語る辺り、部下であるテツに対して深い愛情を抱いている事が分かる(テツがバン達から学んだ「気持ちで戦う事」や「頑張る事」を劣等生の曖昧な論理だと考えているのもそのため)。
加えて、テツが救助活動に当たった事を咎めたのも、特キョウは選ばれたものだけがなれる存在である以上、やるべき事はあくまで凶悪犯を倒すことという特キョウの本分を忘れないようにする為。つまり、凄まじいまでのプロ意識の持ち主なのである。
以上からわかるように、平和を守りたいという気持ちは本物だが、大義の為に少数を切り捨てる事も厭わない所が、他者から見れば冷徹を通り越して冷酷に見えてしまう時があるのである。
テツの口癖である「なんかイイ!」も、元は彼女のそれであり、先述の人物像には似つかわしくないが、人間らしい感情を持ち合わせていないわけではなく、ラストでは表情を崩す場面も見られる為、プライベートでの性格は仕事時とは全く異なる可能性も考えられる。
劇中での活躍
パイロウ星人コラチェクを追って地球を訪れた際、犯人の逮捕より救助活動を優先したテツに対して怒りを露わにし、「事件が解決したら、再び本部に連れ戻してもう一度1から鍛え直す」と宣言する。
その後、再びコラチェクが現れたことでテツと共に出動するも、コラチェクにより火傷を負わされた少女を助ける事を優先したテツに「半人前の特キョウなどノーマルバッジにすら劣る」とこき下ろし、デカベースに戻って本部に戻る準備をする様指示するが、結果的にテツが少女を助けた事がコラチェクの正体を見破るきっかけになった事、さらにテツの「バッジの色がどうであろうと、人を守りたい」と言う言葉を聞いて、彼の成長を実感、事件解決後は彼が地球署に留まる事を許可する。
無論、コラチェクの放つ炎に負けじと正義の心を熱くたぎらせるデカレンジャー達の姿を見て、地球署に対する評価を改めたのは言うまでも無い。
余談
名前の由来はアメリカのサスペンス作家「リサ・ボールドウィン」と「ティーゲル茶」から来ている。
出身星もフランス語で「光」を意味する「リュミエール(lumiere)」から。
デカブライトのデザインは森木靖泰が担当している。
デカスワンやデカゴールドが既に登場していたこともあって、テツの上司は男性になる予定だったが、脚本を担当した横手美智子氏の「男性上司が厳しいのは当たり前なので女性にしたい」という意見により現在の設定となった。
演じた七森美江氏は『仮面ライダークウガ』にてバラのタトゥの女役で出演していた。
関連タグ
特捜戦隊デカレンジャー 特別指定凶悪犯罪対策捜査官 特キョウ
姶良鉄幹:部下