曖昧さ回避
概要
オスの平均体高は38-41cm、メスは35-38cm程度。
国の天然記念物に指定された日本犬の1つで、本種は1936年(昭和11年)指定。
現存する6犬種で唯一の小型犬種とされるが、これは厳密な公式基準によるものではなく実際は中型犬サイズまで成長する。
飼育頭数は最も多く、日本犬の代表格とも言える。その歴史は凄まじく古く、縄文時代からすでに日本人(縄文人)と暮らしていたとされる。
元々は猟犬として品種改良されたが、現在は愛玩目的の飼育が主流である。
信州柴犬の系統を有する個体が多い中、愛好家によって絶滅の危機を回避している希少な地域固有種も中には存在する(山陰柴犬、美濃柴犬など)。
日本犬保存会によれば現在日本で飼育されている6犬種のうち、柴犬は約80%を占める。
アメリカ合衆国をはじめ海外でも人気が高い。
現在確認されている犬種の中では、犬の原種である狼の血(遺伝子)が90%以上と非常に濃い。
狼に近い犬種のランキングではシベリアンハスキー、チャウチャウ、アラスカンマラミュート、秋田犬などを抑えて堂々と1位に輝いている。
日本の風土で生み出された犬種であるので、日本国内での飼育においては体が丈夫な個体が多く、体も手頃なサイズで毛の手入れもしやすく、全体的に米や一部を除く魚類も好んで食べるが、上記のように狼の遺伝子が強いので注意が必要な犬種である。
縄張り意識と独立心が強く、さらには極端に臆病な面があり、成犬になると自分の寝床の近くでは絶対に排泄をしないため、最低1日1時間以上の散歩は欠かせない。
性格は基本的に頑固で、飼い主にはあまり媚びらないため、馴れ合いを嫌いスキンシップを嫌がる個体も多く、逃亡した場合は、「呼び戻し」が難しい犬種のためリードの管理は絶対に怠れない。
我が強く、自分の意思をはっきりと飼い主に示すため「拒否犬」状態に陥ることが頻繁にあり、忍耐力と精神的余裕がない人、時間と経済的に余裕がない人には飼育は絶対にお勧めできない。
ただし、それらを乗り越えた飼い主に対して、懐いた柴犬が与えてくれる愛嬌の破壊力は計り知れないものがある。
柴犬をモチーフにしたキャラクター
※登場作品名50音順に追加
漫画・アニメ
- ムーコ(いとしのムーコ)
- シナモン(織田シナモン信長)
- 犬和尚(かみちゅ!)
- 佐助(銀牙伝説WEED)
- しばいぬ子さん
- 飛丸(ストレンヂア 無皇刃譚)
- ハルさん(世界の終わりに柴犬と)
- 柴田(でんぢゃらすじーさん)
- ポチット(ヒーリングっど♥プリキュア)
- ぽんた(ぷくぷく天然かいらんばん)
ゲーム
- 大吉(あんさんぶるスターズ!) →明星スバル
- 梅太郎(大神)
- しばりん(SHOWBYROCK!!)
- 和田イヌ・和田ジョン(太鼓の達人)
- ぺこ丸(デモンブライド)
- シノ(Fate/GrandOrder) →八犬士(Fate)
- 柴大将(ブルーアーカイブ)
- コロマル(ペルソナ3)
- ポチ(メタルマックス)
- キュン太郎・ズキュキュン太・裏キュン太(妖怪ウォッチ)