もしかして
⇒ポチッとな?
概要
『ヒーリングっど♥プリキュア』に第23話に登場する子犬である。
平光アニマルクリニックで預かっている保護犬。黒毛の柴犬であり、名前の由来は眉が丸くポチッとしていることからきている。
人間に対して恐怖心を抱いており、のどかが触ろうとしたら逃げ出すほど。
そのためひなたの家族以外には懐かない。
しかし、ポチットは最初から平光家の人々に懐いていたわけではなく、
ひなた自身も当初は怖がるばかりのポチットを「可愛くない」と思っていた。
一方、同じ犬であるラテとは初対面から仲良くなり、一緒に遊んでいたりした。
上述のことから臆病な性格に思えるが、メガビョーゲンの猛攻にキュアスパークル/平光ひなたが苦戦した際には身を挺して威嚇するなど、心の内にはとても強い勇気を持っている。
その後無事に引き取り先が決まり、のどか達はお別れを惜しむ。
この頃にはポチットも人間に対する恐怖心はある程度克服できたようで、別れ際にアスミがポチットに手を差し伸べた際、その手を舐めることで愛着を示してくれた。
そしてアスミは「可愛い」という言葉の本当の意味を学ぶのであった。
余談
ペットに飼うなら保護犬がお勧めという言説は近年では良く言われており、実際、保護犬はよくしつけられており人にも懐きやすい。
しかし、保護犬は多くの場合は飼い主に愛されずに捨てられた犬であることが多く、トラウマから人間を怖がる方が普通なことを忘れてはいけない。
そういう犬たちを預かって、心を開かせるために犬たちに寄り添ってくれるボランティアの存在があってこそ、保護犬は里親の元に行けるのである。今回のひなたはその役割を担っていたわけであり、実際のところ、ポチットが人に懐かないままであったならば、処分されていた可能性は捨て切れない。
そういうシリアスな命の重みについては本編ではそこまで強調されていなかったが、少なくともひなたはポチットを「可愛い」と思った時から、ポチットをちゃんと送り出そうと真摯になったことは丁寧に描かれていた。
そしてそのことは、アスミが最後に知った「可愛い」の本当の意味・・・「その対象を守りたいと思う気持ち」を如実に表してもいる。