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目次 [非表示]
  • 1 概要
  • 1.1 スタッフ
  • 2 あらすじ
  • 3 テーマ・モチーフ
  • 3.1 「生きる」というテーマ
  • 3.1.1 シリーズ構成・香村純子氏のインタビューより
  • 3.2 プリキュアとヒーリングアニマルの絆
  • 4 シリーズとしての特徴 ※ネタバレ込
  • 5 コロナ禍による本作への影響
  • 5.1 放送スケジュールの遅延
  • 5.2 映画・イベント等への影響
  • 5.3 ストーリー展開への影響の考察
  • 6 アニメージュ第43回アニメグランプリ
  • 7 登場人物
  • 7.1 プリキュア
  • 7.2 ヒーリングアニマル
  • 7.3 ビョーゲンズ
  • 7.4 地球の妖精
  • 7.5 プリキュアの家族
  • 7.6 取り巻く人々
  • 7.7 プリキュアミラクルリープのキャラクター
  • 7.8 映画版のキャラクター
  • 7.9 ヒープリの呼称表(メインキャラクターのみ)
  • 7.10 脚注
  • 8 映画
  • 9 主題歌
  • 9.1 オープニング
  • 9.2 エンディング
  • 9.3 挿入歌
  • 10 エンディング後企画
  • 11 放送回(注意:この項目はネタバレを含みます)
  • 11.1 ストーリー展開(ネタバレ注意)
  • 11.1.1 3人のプリキュアと運命的な出会い(第1話〜第4話)
  • 11.1.2 のどか、ちゆ、ひなたの深まる絆(第5話~第11話)
  • 11.1.3 すこやか市の日常(第12話~第18話)
  • 11.1.4 精霊少女・キュアアース降臨(第19話~第27話)
  • 11.1.5 のどかの不安とビョーゲンズの驚異(第28話~第31話)
  • 11.1.6 新たなお手当て、ビョーゲンズの進化(第32話~第38話)
  • 11.1.7 プリキュアとビョーゲンズの決戦(第39話~第44話)
  • 11.1.8 生きてくって感じ!(最終回)
  • 12 おさらいセレクション(再放送)
  • 13 どようびも!ヒーリングアニマルTV
  • 14 関連動画
  • 15 関連タグ
  • 15.1 キャラ別タグ
  • 15.2 誕生日タグ
  • 15.3 二次創作タグ
  • 16 関連リンク
  • 17 「プリキュアシリーズ」タグ
  • 手と手でキュン!ハートをつないで地球をお手当て!


    概要

    プリキュアシリーズ第17作。2020年2月2日から2021年2月21日まで放送された。全45話。公式での略称は「ヒープリ」。英語表記は「Healin'Good♥Precure」。


    本作のプリキュアは「癒しのプリキュア」と銘打たれており、病原体(ウィルス)をモチーフとした敵である「ビョーゲンズ」と戦う。

    シリーズ17年目にしてついにプリキュアの「キュア」の意味がメイン要素として拾われることとなった。


    2019年10月23日に特許電子図書館にて東映アニメーションによる商標登録の出願(商標出願番号2019-130108)およびタイトルロゴが確認され、その後同年11月29日、東映アニメーションから製作が公式に発表され公式サイトも開設された。

    12月26日にメインスタッフ発表。

    ミラクルっとLingRing〜キュアアース


    スタッフ

    東映アニメーション側のプロデューサーには、2019年に『聖闘士星矢 セインティア翔』でプロデューサーとしてデビューした安見香が抜擢された。プリキュアシリーズのプロデューサーとしては7代目。前年に続いてプリキュア初担当のプロデューサーとなった。


    一方、現場を支える主要三職(監督・キャラデザ・構成)には、近年のプリキュアシリーズでサブとして活躍してきたお馴染みの面々が満を持してメインを担当することとなった。

    まず、シリーズディレクター(監督)には『スイートプリキュア』からプリキュアシリーズの演出スタッフとして参加し、同作の映画や『プリキュアスーパースターズ』で監督を務めた池田洋子が担当する。

    キャラクターデザインには『フレッシュプリキュア』からいくつものプリキュア作品の作画監督を務め、『HUGっと!プリキュア』では総作画監督も務めた山岡直子が担う。

    シリーズ構成には『Go!プリンセスプリキュア』から脚本スタッフとしてプリキュア作品に参加している香村純子が務める。特撮作品ではメインライターを務めた経験が豊富な香村だが、アニメ作品でのメインはこれが初めてとなる。

    主要三職が全員女性というのはシリーズでは何気に初である(特にSDを女性が務めるのは今作が初めて)

    ABCアニメーション側のプロデューサーである安井一成氏によると、スタッフが女性主体になったのは「偶然」とのことだが、「(作風については)女性目線は強いと思います」とも語っている。(参考)


    劇伴音楽担当は前作『スター☆トゥインクルプリキュア』までの林ゆうき(&橘麻美)に代わり、寺田志保がプリキュアシリーズ初参加となる。


    TRIANGLEいやしのプリキュアキュアアース



    あらすじ

    地球を癒やし“お手当て”してきた秘密の世界【ヒーリングガーデン】が、地球をむしばみ病気にしようとする【ビョーゲンズ】の襲撃にあって危機に陥ったため、地球が大ピンチに!

    このピンチを救うため、逃げのびた三人の“地球のお医者さん見習い”であるヒーリングアニマルたちが、 “ヒーリングガーデンの王女”で【特別なちから】を持ったラテとともに、パートナーを探しにやって来た!

    3人の普通の女の子が彼らと出会うことでプリキュアに変身し、ビョーゲンズに立ち向かう!


    ビョーゲンズの攻撃を察知して元気をなくしてしまうラテや、大切な地球、そしてここに生きる全ての生命を守りたい気持ちを胸にプリキュアたちは今、地球のお手当てのために力を合わせる!


    さあ、スタート!プリキュアオペレーション!

    (以上、公式サイトからの転用)

    Happy Birthday - Hanadera Nodokaキュアグレース


    ※より細かいストーリーの流れについては、下部の「放送回」の節にある「ストーリー展開」を参考してください


    テーマ・モチーフ

    今回のモチーフは「地球のお医者さん」、テーマは「絆と思いやり」「お手当て」「生きる」

    コスチュームは医者の白衣が意識されている(色は白ではないが)。


    「生きる」というテーマ

    ABCアニメーション側のプロデューサーである安井一成によると

    「今作のモチーフは「地球のお医者さん」。様々な命が共存共栄する地球を舞台に「生きる」という根源的なテーマに向き合います。

    ますますスピードを上げて変化していく世界。生きづらい時代と言われて久しい現代ですがシンプルに「生きているって素晴らしい!」というメッセージを子どもたちに届けたい。

    そして、目の前に、こんなにも素晴らしい世界が広がっていることを感じて欲しい。「思いやり」と「絆」…我々が、幸せに生きていくために欠かせない大切なモノをいっぱい詰め込んだ【ヒーリングっど♥プリキュア】。最高ならぬ最幸な物語を1年間お届けします!」

    と本作のコンセプトを紹介している。


    本作はこの「生きる」というテーマを描くため、生命あふれる美しい自然の光景が印象深く描写されている。このあたりの演出方式は『ふたりはプリキュアSplash☆Star』と酷似しており、背景美術方面では歴代でも屈指である。

    一方、生命の輝きと対比する形で、死の暗いイメージを感じさせる演出や描写がしばしば用いられている。長らくプリキュアシリーズでは避けられてきた「死ぬ」というワードも他の単語に置き換えずに、日常会話の中できちんと台詞で言わせている。

    元気発見!熱い想い


    そして、「生きる」ということを描くにあたって、「生きる喜び」だけではなく「生きづらさ」もかなりの比重で描かれているのも本作の大きな特徴である。

    本作での日常シーンの描写はプリキュアシリーズの中では比較的リアリズムに軸が置かれており、大小さまざまな「生きづらさ」が当たり前の光景として描かれる。しかも、作中で「生きづらさ」として指摘される環境要因はプリキュア変身者の思いだけでは解決できないという現実的な視点で話が終わることがほとんどである。生きづらさもまた現実として受け入れたうえで、それを自分の成長の糧とすることで希望を示すというのが本作の基本の流れとなっている。


    生きていれば、いいことだけでなく悪いこともある。世の中は生きやすいわけではなく生きづらくもある。でもそれこそが「生きる」ということなのだから、いいことにも悪いことにも、生きやすいことにも生きづらいことにも、ちゃんと向き合う必要がある。そのうえでどういう生き方をするかはひとりひとりが違った答えでいい—— 本作に込められた思いはこういうところにある。

    なので、固定された「正しさ」を作中で示すこともできうる限り避けられている。作中で行われたプリキュアたちやヒーリングアニマルの選択や言葉とて、「絶対に正しい」とは限らないのである。


    特に終盤の42話で「敵の首領に取り込まれる事を拒みボロボロの状態で孤立無援になった敵幹部主人公に助けを請うてきたが、「その幹部を助けるためには主人公が身体的な苦痛を受けることになる」という状況が発生した際にその幹部を助けずに拒絶するという、今までの「プリキュアらしい正しさ」をあえて否定する挑戦的展開を行い、放映当時は視聴者の間では大きな議論を呼び起こした。


    主人公たちは敵幹部のダルイゼンを助けずに浄化に踏み切るが、浄化しきれずダルイゼンは初期形態に戻り、キングビョーゲンに吸収される。42話の戦いの結果だけを見れば、キュアグレースがダルイゼンを「助けない」選択を選んだのはキングビョーゲンの漁夫の利であった。


    戦いの末、さらなる進化を遂げたネオキングビョーゲンはその力で地球全体を蝕み、勝利を確信した彼は「生きることはこれ即ち戦うこと」という自然の理を引き合いに出し、自分だけこそがその勝者だと誇るが、のどか達は「生きる事は戦い」という意見には賛同するが「勝つためでは無く、負けないために戦う」と宣言する事で諦めない姿勢を見せる。


    シリーズ構成・香村純子氏のインタビューより

    シリーズ構成の香村純子は、オフィシャルコンプリートブックのスタッフインタビューにて本作の表向きなテーマは「地球や命を大切に」というところにあるとしつつも、「人間を含めたすべての生物は他の生物を食べないと生きていけない。そして食われる側も食われないよう潰されないよう毟られないように生きていると思う」「生きている限り事故とか病気とか社会的な苦しみとか、あらゆるものと闘いながら生きていくことになる」としており、『生きることは闘いだ』という気持ちこそが本作の本質的なテーマだとしている。

    そして、そこからの発想で「ひとりひとりが、自分が生きるために、自分が大切にしているものを守る」「まず自分が死なない」ということが本作の物語の方向性として作られていると述べている。

    プロデューサーの安見香氏は、同スタッフインタビューで「1話の段階で、あるお母さんが子ども(ゆう君)を避難させるときに、『まずゆう君が逃げなきゃなの!』と言うのですが、それが『ヒーリングっどプリキュア』のメインテーマでもあったんです。」と語っている。

    (『ヒーリングっど♥プリキュア オフィシャルコンプリートブック』より)

    これらの考えについては本作終盤のクライマックス展開ではより強く描写されている。


    プリキュアとヒーリングアニマルの絆

    東映アニメーションの安見香プロデューサーはプリキュアと妖精の関係を重視しており

    「手を取り合って、心を重ねるのどか、ちゆ、ひなた、ラビリン、ペギタン、ニャトランと、特別な力を持ったラテ。

    ときにぶつかり合い、ときに笑って想い合って、深まる《絆》助けたい、力になりたいと思う《思いやり》そして、どうしたいのか?を自分で考え、道を選んでいくことー

    のどかたちを通して、お子さまたちが一緒に感じていけるような、優しくて、カッコいい、「最幸の」癒やしのプリキュアを描いて行けたらと思います。どうか観てくださる皆さんの心のどこかに、優しい思い出として残ることが出来ますように。」

    と本作の意気込みを述べている。

    (プレスリリースから抜粋。全文はコミックナタリー 2019年12月26日記事を参照)


    本作ではプリキュアたちのパートナー妖精(ヒーリングアニマル)こそが、地球を守る戦いの主体であり、プリキュアたちはそのサポートをしているという設定が根底にある。なので、妖精たちは単なるプリキュアのお目付役ではなく、むしろ妖精たちこそが強くシビアな使命感を持っている。そして、そんな妖精と自らの意思で「契約」をした人間がプリキュアになれるのである。

    この関係性は、従来の「無力な妖精と偶然出会った人間が運命に導かれ強制的にプリキュアにされた」というパターンとは大きく異なる。人間側も妖精側も「地球のお医者さん」として地球を穢す敵を排除しようとする意思がとても強いのだ。だから、プリキュアと妖精はいわゆる「戦友」としての強力な絆が形成されており、互いが互いを対等と認め合う自立した関係性である。それは本作の雰囲気に強い影響を与えている。

    ちゆちゃんとペギタン平光さん

    しかし最終回では人間の度を過ぎた進化を快く思わないサルローが現れ、全てのヒーリングアニマルが人間に友好的な存在では無いとプリキュアとラビリン達は知ることになる。

    そして、環境破壊を行う人類文明の行く末次第では、地球を守るために妖精たちが人類を浄化する可能性が示唆された(それも妖精の長テアティーヌ自らの口から)。可能性はゼロではないと言う程度の話ではあるが異例の展開である。


    シリーズとしての特徴 ※ネタバレ込

    • 歴代プリキュア(主役チーム。先代組やゲスト等を除く)の最年長と最年少を同一人物が同時に更新(前者は外見年齢、後者は実年齢)。
    • シリーズで初めて敵組織の首領・幹部・毎週の怪物の全員が同じ種族と明言された(歴代では同じ種族と類推できるものもあるが、明言には至っていない。特に毎週の怪物についてまでも種族的に同じとされたのはレアケースである)。
    • 数年ぶりに変身能力を失わず物語が終わった(自由に変身できるわけではない)。
    • 敵組織がほぼ丸ごと味方になった前作から一転、和解の要素が一切無く敵の首領および幹部メンバーの全員が結末までに何らかの形で消滅してしまった初のプリキュアとなった。(初代作は確定ではないがキリヤが転生している可能性が示唆されており、MHでは洋館の少年を敵側とみなせば彼だけは生き残っている)
    • 新型コロナウイルスの影響に関しては、後述を参照の事。

    コロナ禍による本作への影響

    本作の放送開始とほぼ同時に『新型コロナウイルス(いわゆるCOVID-19)』の脅威が世界中で晒されるというパンデミックが現実に発生してしまい、病原体をモチーフにした敵と戦うという本作のテーマと偶然にもリンク。放映初期から何かとSNS上などで話題を呼んでいた。


    このパンデミックはアニメ業界にも多大な影響をもたらし、本作もその災禍を免れることはなかった。


    放送スケジュールの遅延

    コロナ禍の影響で多くのスタジオが制作作業を一時休止。本作も例外ではなく、4月20日に公式から第13話以降の放送を無期延期するというアナウンスがされ、当面は過去に放送されたエピソードを厳選して再放送するという処置が取られた。


    現行作品の放送延期は、2011年放送の『スイートプリキュア』が東日本大震災の影響で1話分休止された前例はあるものの、あくまでも急遽編成された報道特番においてのお休みという扱いの為、延期という点では過去16年間放送されてきたプリキュアシリーズとしては初めての事である。

    当初は無期とされていた再放送期間は最終的に9週間(約二ヶ月)ということになったが、このことによる玩具販促へのダメージは大きく、第二四半期(4〜6月期)の関連玩具売上は前年同期の21.7%減に落ち込むことになった。本作が放映された2020年度の最終的な売上は約66億円となり、2015年度の『Go!プリンセスプリキュア』以来、シリーズ通算4作目の60億円台となった。


    6月28日より13話以降の放送が再開されたが、放映再開より少し前の6月22日に「キュアアースという新キャラが夏に登場する」ということを公式サイトのトピックス/ニュースの項目でキャラクターイラストと声優インタビュー込みで紹介し、同時に各種のアニメ系ネットニュースサイトにもプレスリリースを配信している。

    そしてこの6月22日以降、本編では影も形も登場していない追加戦士キュアアースに関するグッズ・メディア展開が事実上の「解禁」状態となり、本編の放送スケジュールを完全に無視してフライングで進められるという今迄に無かった事態となった。

    (詳細は当該項目を参照)。


    本作の放送スケジュール遅延により、次作『トロピカル〜ジュ!プリキュア』は例年より1ヶ月近く遅い2021年2月28日に放送開始することが決定。つまり本作の最終回はその前週の2月21日となり、話数としては全45話とシリーズで最も少ない話数となった。

    ただし、2020年は本来ならば東京オリンピック7月22日から8月9日まで開催されていたはずであり(コロナの影響で2021年に開催延期となった)、コロナ禍がなかった場合の『ヒープリ』は夏休み期間に休止されていた

    このことは放映終了後に刊行された『ヒーリングっど♥プリキュア オフィシャルコンプリートブック』で明確に語られており、もともと本作は「オリンピックで最大5週間の休止がありうる」という想定で制作されていたらしい。そして「5週間の休止があった場合は全46話となる予定だった」としている。

    (2020年の2月初週から2021年の1月最終週までの計53週から駅伝、年末年始、オリンピック最大5週を除外すれば46回となる。なお、年によって休止になる原因である全米オープンゴルフについては、2020年は開催地との時差の関係でコロナ禍がなくても休止にならないため、話数削減の対象からは除外される)

    ただ、オリンピックでの休止期間は最大5週間と見積もられていたものの、本作の制作がスタートした時点では正式な放送休止予定が定まっていなかった。なので「最短で全46話、だけどもう少し伸びるかもしれない」という状況で制作を続けていった。

    最終的には5週間より少ない短縮で済むことに決定し、少し余裕ができたかなと思っていたところに、コロナ禍がやってきたということ。

    この「最終的に決まったオリンピック休止期間」が何週間なのかについては明示されてないが、ファンの間の推測では3週間休止説(全48話説)がある。これは東京オリンピックが実際に予定されていた7月22日から8月9日までの日曜が3週にわたるからである。そして最大5週の休止とは、これにパラリンピック期間が8月25日から9月2日までの2週を加えた場合という計算だ。


    また、次回作の開始日が3月の初週でなく、2月の最終週である28日といういささか中途半端な時期となったのは、そもそも本作『ヒープリ』の最終回を2月21日より後にできない事情があったという仮説もある。これは、前作から2月に開催とされているショーイベント『プリキュア感謝祭』が2月21日の午後1時から予定されているからである。

    このプリキュア感謝祭は「前年度放送開始作品の最終回を観客が見ている」ことを前提としたショー内容となっており、後日談の朗読劇や最終回まで振り返った声優の対談などが披露されえる。2021年はオンライン開催となったが、オンライン配信であろうがなかろうが会場自体はコロナ禍より前に抑えられている。そのため21日の13時の公開時期をずらすことはできず、そして21日の13時より前に最終回を放映しないと感謝祭の内容が最終回のネタバレとなってしまう。そういう問題から、21日の8時30分から最終回を放送するのがギリギリのタイミングだったことになる。

    何にせよ、『おジャ魔女どれみ』から20年ほど続いてきた本枠の「1月最終週が最終回で、2月1週目から次作が開始」という伝統は本作とその煽りを受けた次作で一度崩れることになった(次々作である『デリシャスパーティ♡プリキュア』で放送スケジュールのタイミングは戻されたが、同作品では別のアクシデントを受け、放送サイクルこそは維持されたものの休止となった5話分の話数短縮を余儀無くされた)。


    総じて、世間から「本作は歴代でも不遇の作品だった」と評されるほどに困難な状況下で放映されることになったが、キュアグレース役の悠木碧氏は自身のエッセイにてこう記している。


    『これを、「プリキュアすら(コロナに)勝てなかった」という人もいる。けれど、プリキュアはまだ負けてない。私達は地球をお手当てしながら、みんなに希望を届ける為に、まだ闘っている。今私たちは現実世界で地球をお手当てしているのだ』

    『ヒープリは不遇だったと言わせるつもりはない。私達は、本当の本当に、世の中に希望が必要な時にプリキュアを任せてもらえたのだ。のどかならこんな時、きっと諦めないから、私も諦めない。みんなで闘えば絶対に勝てると、ファンとしても作り手としても教えてもらってきたその真意を示す時が来たのである。どうか明日に希望を持って欲しい。』

    『プリキュアは絶対に負けない。まだ闘える。もし希望が足りなくなったら、是非日曜日の朝に少し早起きをして、プリキュアを見て欲しい。明るくて優しくて、けれどしなやかに強い少女達が守る世界が、希望をくれるはず。私たちがありったけの希望を込めて作っているから、きっと!』

    参考:ねとらぼ2021年1月28日記事


    映画・イベント等への影響

    本作でTV本編以上に大きな影響を受けたのは映画である。

    当初はTV本編がまだまだ序盤の時期である3月20日に公開を予定していたクロスオーバー長編映画『映画プリキュアミラクルリープ』は二度の公開延期がされ、TV本編の物語も後半に入った10月31日に公開されることになった。

    そのために、TV本編ではとっくに仲間になっているキュアアースが映画では全く活躍しないという画竜点睛を欠く形の上映になってしまった。

    そして本来はこの10月31日に公開するはずであった単独映画『映画ヒーリングっど♥プリキュア』は順延される形で、アニメ本編終了後の2021年3月20日に春へ公開が延期された。このために、毎年春に公開されていた「クロスオーバー長編映画」が2021年度は製作がキャンセルされた(これ以降、春のクロスオーバー映画自体も製作されなくなった)。


    なお、『GO!プリンセスプリキュア』以降は恒例になっていた「最終回で大人になったプリキュア変身者たちの姿を描く」ということが本作最終回では行われず、いわゆる「プリキュア卒業」的なことを強調する演出もなかった。

    これについては本作がそもそもメインキャラクター達が大人になった姿を規定するような物語構成ではなかったのが大きいだろうが、ファンの間では「ヒープリ映画の公開時期が最終回終了後になったのが影響しているのでは」とも見られている(もっとわかりやすく言えば、「映画の時間軸は最終回後の後日談という感覚で見ても違和感が出ないようにした」ということである)。


    ちなみに、第16話ではかつてこの枠で放送されていたおジャ魔女どれみ』がまさかのカメオ出演を果たしているのだが、これは同年5月15日に公開予定だった新作劇場版『魔女見習いをさがして』に連動したもので、元々その2日後の5月17日に第16話が放送される予定だった。しかし、どれみの映画もまた11月13日に公開延期がされたうえに、本作も上記のように2ヶ月放送中断していたため、実際には「時期」という点においては意味がよくわからないコラボとなった。こんな所にもコロナ禍の影響が出ていたのである。


    そして、映画だけではなく劇場やステージを用いた各種イベントもコロナ禍の影響を免れることはできなかった。

    例年3月より遊園地等で開催されるプリキュアショーは対応に地域差はあるものの休止を余儀なくされ、再開は7月に入ってからとなった。8月からはキュアアースの登場に伴い、内容も新しいものとなったため、キュアアースが登場しない前期のショーは約1ヶ月あまりの短い開催期間となってしまった。また、感染対策のため子供達がプリキュアを応援する演出は感染対策のためになしになり、代わりに拍手を用いる演出に変えられている。

    毎年行われているマスクプレイミュージカル(ぬいぐるみ人形劇)については、当初予定されていた7月の公演は中止され、8月以降に開催されることになった。こちらも毎年恒例だったプリキュアたちとハイタッチするサービスが感染対策のためになしとなった。


    毎年夏に行われていた音楽祭「プリキュアLIVE」は2020年度は9月開催予定だったが、7月3日に中止が発表された。ただし、代替として9月19日に『ヒーリングっど♥プリキュアスペシャルトーク&ミニライブ生配信~おウチでうたって♪おどっちゃおう!~』というオンライン生配信無料イベントが開催されている。


    一方で、毎年4月から7月に掛けて大阪・南港のATCと、8月に東京・池袋のサンシャインシティで開催されていたプリキュア催事(2020年は『ヒーリングっど♥︎プリキュア キュン!とハートフェスタ』ならびに『ヒーリングっど♥︎プリキュア ハートフルふるフェスティバル♪』)はいずれも開催中止が発表され、代替イベントが行われることもなかった。


    なお、最終回後に開催されるファンイベント「プリキュア感謝祭」については、「オンラインによるリモート上演劇」として脚本から演出までゼロベースで企画が練り直されることで、有料イベントとしての開催にこぎつけることになった。感謝祭が開催された2021年2月21日は二回目の緊急事態宣言のただ中であり、リモート上演への切り替えという決断を早期に行えて無ければ中止は不可避だっただろう。


    本作はイベントもわずかな期間しかできなかったものや、形を変えて提供するしかなかったものも多いが、完全な「お蔵入り」になったものは少ない。

    そして最終回時期を2月下旬まで延長するという特例までもらったうえで、最終回終了後に単独映画の上映までさせてもらっている。

    これは製作関係者すべての努力のたまものではあるが、放送局やスポンサーも理解を示したからこそ実現できたものであり、その意味では不遇どころか恵まれた環境であったとも言えるだろう。

    (コロナ禍の影響という意味では、本作の映画延期の影響で春の長編共演映画でのデビュー&3年目の共演映画の出演の機会を失った次回作前作の方が泥を被らされた部分があるかもしれない)


    ストーリー展開への影響の考察

    本作は「病原体をモチーフとする敵と戦う」がテーマであるが、これはコロナ禍という世相によって非常にセンシティブなものとなってしまった。

    企画時期からしてもコロナを意識した作品ではないのは明らかだが、そうわかってはいても、少なくない視聴者はこの作品に現実を投影せざるを得なかった。


    そこでファンの間でたびたび議論となるのが、コロナ禍という世相に適応するためにストーリー展開を修正したのかどうかということある。

    特に指摘されるのは、敵組織であるビョーゲンズが一切の和解なく全員が消滅したことについて、コロナ禍による方針転換の結果ではないかという疑念がある。

    当初は敵との和解や改心の余地も想定していたが、現実の世界のみんなが病気と必死に闘っている中で、「病原体をモチーフとする敵」と気軽に和解させることはできないという理由で、殲滅路線に舵を切ったのではないかということだ。

    だがこの点についてはコロナ禍の影響で方針転換したわけではないとシリーズ構成の香村純子が明確に否定している。実は『アニメージュ』誌の2021年3月号のインタビューによると「病気というテーマを扱う以上、和解なしは最初から決めていた(つまりコロナ禍以前やそれに関係ないとのこと)。確かに病気と共存していくという言葉はあるが、でも結局本当に病気と共存しながら毎日を生きてる人たちは、それ以外に選択肢がないからそうせざるを得ないだけであり、病気と共存という概念をポジティブな方向に扱いたくはなかった」ということである。


    また、ABCアニメーション側プロデューサーの安井一成、東映アニメーション側プロデューサーの安見香の両氏は、

    「当然、世の中がこんな風になるとは誰も思っていなかったですが、コロナ禍が始まったばかりの頃にはよく『プリキュアが世の中をお手当してくれれば良いのに』と言って下さる方もいて、そのような形で励みにしていただけたのはありがたいと感じましたし、とても支えになりました」

    と謝意を述べつつも、「地球を蝕む“ビョーゲンズ”自体をコロナウイルスと重ねて見られないようにすることを心掛けた」として、そこは現実とフィクションの切り分けを強く意識していたとしている。これは「何らかを想起して悲しい思いをする方がいないように」という配慮だということ。

    参考:FRIDAYデジタル2021年1月9日記事


    このようにスタッフたちの言葉からすると、コロナ禍によって路線変更をしたどころか、コロナ禍の世相に引きずられすぎて作風が変わってしまわないように注意を払っていたようである。


    毎話の個別エピソードについては、『なかよし』各号の放送予定表や放送休止中に児童誌で掲載された漫画、および第26話(花火や流しそうめんや浴衣が登場した回)の内容から、第26話あたりまでは当初予定していたストーリーから一切の削除や変更なく放映していることが判明している。

    この第26話はプリキュアシリーズでは珍しい総集編だったが、児童誌の内容と一致しているので、これはコロナ禍の影響でのスケジュールの遅れで総集編を作ったのではなく、コロナ禍がなくてもここに総集編を入れることになっていたようだ。実は、コロナ禍による9週間の休止がなくオリンピック期間の3週間に放送が休止されていた場合、第26話はオリンピック明け直後の週の放送になっていたのである。つまりオリンピック中に視聴を離れていた子供達におさらいしてもらうために総集編を入れたのであろうと考えられている。


    また、本作はコロナ禍による休止期間で作中の時間軸と現実の時間軸がずれてしまったが、それを修正するために脚本の書き換えなどを行わなかったことがある。

    (一応赤道直下の無人島へ行くという設定になっているが)ビーチバレー回を秋に放映したり、秋の行楽を12月に放映したり、季節感のズレについては終盤まで放置状態であった。

    これについては、実は上述したオリンピックの件が大きく関係している。本作はオリンピックで最大5週の休みが想定されていたが、これはあくまで最大数であり、実際にどれだけ休止されるのかは制作が始まった頃は決まっていなかった。「オリンピックの休止期間によっては、夏の話が秋の終わりに放映されるかも、みたいな状態で進めていた」とのことで、そもそも本作は作中と現実の時間軸がズレることを前提としていた作品だったのだ。

    その中で制作を行っていくにあたり、全体の話数を厳密に固定せずに臨機応変に対応するように作っていく体制が最初からできあがっていたらしい。物語の入れ替えや追加削除によって季節感の違和感が出ることは仕方ないものと受け入れたうえで、それよりも全体のストーリー展開やキャラの心情描写に違和感が出ないように、なるべく一年を通して日常の積み重ねを大切に作っていたとも語っている。

    シリーズ構成の香村は、その制作体勢がコロナ禍で「功を奏した部分もある」とし、「芯になる物語や結末は、オリンピックやコロナに左右されることなく描くことができた」と語っている(『ヒーリングっど♥プリキュア オフィシャルコンプリートブック』より)


    プリキュアシリーズには常時であっても大人の事情当初の計画通りに作れなかった作品いくつもあることを考えると、当初の想定どおりであると言い切れるというのは希有とさえ言える。


    なお、近年のプリキュアでは定番であったハロウィンのエピソードと、プリキュアシリーズでは初代から欠かさなかったクリスマスのエピソードが本作では存在していない。

    クリスマスやハロウインのような「日時が決まっているイベント」のエピソードの放映時期をズラすことはさすがにできないので、まるごとカットしたのだろう。

    ただ、オリンピック対策で最初からこれらのイベントを描くつもりはなかったのか、当初は描くつもりだったがコロナ禍での話数短縮のために削ったのかは不明である。

    (ちなみに、プリキュア感謝祭の朗読劇ではキャラクターたちがハロウィンの思い出話をするシーンがあり、ハロウィン仮装の描き下ろしイラストも披露された。また、クリスマスのエピソードも幼児誌でイラスト付きで掲載している)

    ただこのことはあくまで推測であり、本当にクリスマスやハロウインのエピソードがコロナ禍の影響でなくなったかどうかの公式からのソースはない。


    一方、公式スタッフのインタビュー記事などで、以下二つのエピソードが当初の予定から削られたことが判明している。

    一つ目はひなたの「おしゃれ好き」の設定をメインに扱ったエピソードである。池田SDのお気に入りだったらしくこれがお蔵入りになったことを残念がっている。

    二つ目は『映画ヒーリングっど♥プリキュア』とのコラボ回である。この映画ではプリキュア5のメンバーが共演するのだが、当初予定では映画公開直前の秋口にTV本編にプリキュア5のメンバーがゲストで登場するスペシャルエピソードを放映し、ヒープリメンバーとプリキュア5メンバーをそこで互いに知り合わせてから、映画につなげる予定であった。しかし映画の公開延期とテレビの放映スケジュールの乱れからそれを断念し、「のどかたちは映画でプリキュア5と初めて対面する」という形に映画の内容を作り替えたのである。


    逆にこの状況でも当初予定から追加したエピソードもあり、それが最終回である。実は本作の最終話が2021年2月21日まで延期することが決まった時点で、2021年の1〜2月の間に放送が一週休止されるかもしれない可能性があったのだという。つまり本作はギリギリまで全44話になるか全45話になるかわからない状況となっていた。

    そのため物語としては第44話を「物語上の最終回」として綺麗に完結するように作り、そして「もしも45話が放送できるならば」ということで後日談として第45話を作成することになったのである。


    だがこの45話は単なるオマケエピソードなんて甘いものではなく、今までの戦いの意味を根底から揺るがす爆弾劇として描かれ、視聴者の中で激しい賛否両論を巻き起こすことになった。

    もしもこれがお蔵入りとなって第44話で終わっていれば、作品に対する印象も変わっていたという人は多いだろう。(もっとも、42話で描かれたエピソードのアンサーとしての役割を45話が果たしている、と言う意見もあり、45話を評価する声も高い。)

    ところで、今作では「人間が地球にとって害となり得るという話はやらない」ということが最初に決められていたのだという。だがシリーズ構成の香村はやはりそれは完全にスルーするのもよくはないのではないかと思い、後日談のエピソードとなる45話でそれを躊躇せずぶち込んだのだ。そしてその脚本およびコンテを作っている間は、これが放送されるかどうかはいまだ不確定だったのだという。

    香村は上記のように「芯になる物語や結末は、オリンピックやコロナに左右されることなく描くことができた」と語っているが、最終回の爆弾についてはコロナ禍によるスケジュールの乱れがなければ実現することはなかった。彼女が描きたかった「芯になる物語や結末」というものが最終話も含んでいるならば、むしろ本作はコロナ禍がなければ描かれなかった物語となるのだろう。

    (※カットされた回と最終回の件のソースはオフィシャルコンプリートブックより)


    アニメージュ第43回アニメグランプリ

    2021年8月号で発表されたアニメージュ第43回アニメグランプリ(投票期間2021年4月9日~5月8日、5月号の綴じ込みハガキの投票を集計)で今作『ヒーリングっど♥プリキュア』がシリーズ初となる「グランプリ作品部門1位」(得票数455point)を獲得している。

    アニメグランプリ1位


    女性キャラクター部門1位は花寺のどか/キュアグレース(得票数405point)、8位に平光ひなた/キュアスパークル(得票数64point)、15位に沢泉ちゆ/キュアフォンテーヌ(得票数50point)がランクインし、

    男性キャラクター部門ではダルイゼンが7位(得票数62point)、ニャトランが14位(得票数49point)、ペギタンが15位(得票数48point)にランクインした。


    アニメソング部門ではOP曲『ヒーリングっど♥️プリキュアTouch!!』が3位(得票数125point)、『ヒーリングっど♥️プリキュア』前記ED曲『ミラクルっと♥️Link Ring!』が4位(得票数109point)にランクインした。


    アニメージュ8月号には『ヒーリングっど♥️プリキュア』のシリーズディレクター池田洋子氏とプロデューサー安見香氏のインタビュー、そして山岡直子氏の描き下ろしイラストが掲載された。


    主人公の花寺のどかを演じた悠木碧氏は第43回アニメグランプリ声優部門1位の受賞インタビュー内で、のどかが最終的に敵を救済しない選択をしたのは視聴者への問題提起であるとし、「『ヒーリングっど♥プリキュア』は『のどかが優しい自分のままでいられる世界とは?』を1年かけて提示してきた作品です。のどかは、頑張り屋で他者に優しさを与えすぎてしまう部分もありました。でも、『自分を大事にすること』が周りの人たちの幸せに繋がる事を学んで。第42話では、ダルイゼンというヒール役を滅ぼすかどうかという展開がありました。視聴者の方はきっとのどかと一緒に『正義とは何か』を考えてくださったでしょうし、のどかの選択には賛否両論があったと思います。私は、あのエピソードは『のどかの選択は正しい』ということを伝えるのではなくて、『あなたはどう思う?』と問いかけているのではないかと思っていて。」

    ―正解だと主張するのではなく。

    「感じ方は人それぞれなのだと。それはこの作品に限らず、世のアート作品すべてに言えると思います。」とコメントしている。


    グランプリの反響は大きく、翌月のアニメージュ9月号のキャラクターベスト10にも6位に花寺のどか/キュアグレース(得票数64票)、19位にダルイゼン(得票数36票)がランクインした。(top30まで誌面に記載、top20までキャラクターの画像付きで記載される。)


    登場人物

    プリキュア

    ひーぷりちゃん精霊少女


    ヒーリングアニマル

    癒された!愛しきラテ様

    王族

    プリキュアのパートナー妖精

    テアティーヌの側近

    その他の住人


    ビョーゲンズ

    キングビョーゲンさまダルイゼンくん

    支配者

    三幹部

    新幹部

    怪物


    地球の妖精

    ヒーリングっど♥プリキュア 第7話エレメントさん軍団☆美術館にあらわる!

    エレメントさん (声:花守ゆみり千本木彩花降幡愛


    プリキュアの家族

    ヒープリ17話平光兄妹 and ニャトラン

    花寺家

    沢泉家(旅館沢泉)

    平光家(平光アニマルクリニック)


    取り巻く人々

    「私がプリ⋯キュア⋯?」センシティブな作品

    すこやか中学校

    その他の人物(ゲスト)

    古のプリキュア


    プリキュアミラクルリープのキャラクター

    ♡ミラクルリープ♡

    スター☆トゥインクルプリキュア

    HUGっと!プリキュア

    同映画オリジナルのキャラクター

    その他

    ※この他にも春日野うらら北条まりあの写真や、一部の歴代キャラクターがカメオ出演している。


    映画版のキャラクター

    Yes!プリキュア5GoGo!ブルーレイBOX発売おめでとう!!

    Yes!プリキュア5GoGo!

    同映画オリジナルのキャラクター

    ゲスト


    ※1…第41話で判明

    ※2…ノンクレジット

    ※3…次作プリキュアシリーズ「トロピカル〜ジュ!プリキュア」より登場。本編の最後で、引き継ぎ式があった。


    ヒープリの呼称表(メインキャラクターのみ)

    ※変身前/キュア名

    が\にのどかちゆひなたアスミラビリンペギタンニャトランラテ
    のどかわたしちゆちゃん/フォンテーヌ※1ひなたちゃん/スパークルアスミちゃん/アース※2ラビリンペギタンニャトランラテ
    ちゆのどか/グレース※3わたしひなた/スパークル※4アスミ/アースラビリンペギタンニャトランラテ
    ひなたのどかっち/グレースちゆちー/フォンテーヌアタシアスミン/アースラビリンペギタンニャトランラテ
    アスミのどか/グレースちゆ/フォンテーヌひなた/スパークルわたくしラビリンペギタンニャトランラテ※5
    ラビリンのどか/グレースちゆ/フォンテーヌひなた/スパークルアスミ/アースラビリン、わたしペギタンニャトランラテ様
    ペギタンのどか/グレースちゆ/フォンテーヌひなた/スパークルアスミ/アースラビリンボクニャトランラテ様
    ニャトランのどか/グレースちゆ/フォンテーヌひなた/スパークルアスミ/アースラビリンペギタンオレラテ様
    ラテのどか/グレース※6ちゆ/フォンテーヌ※7ひなた/スパークル※7アスミ/アース※7すあま※7ペギタン※7ニャトラン※7ラテ

    脚注

    ※1:第3話の終盤までは「沢泉さん」呼びだった。

    ※2:第19話の終盤から第20話の終盤までは「プリキュアさん」「精霊さん」と取り敢えず呼んだ。

    ※3:第3話の終盤までは「花寺さん」呼びだった。

    ※4:第4話の終盤までは「平光さん」呼びだった。

    ※5:第21話の序盤までは「ラテさま」呼びだった。

    ※6:第6話でのどかが聴診器を使って、ラテが呼んだのを初めて確認された。

    ※7:最終回では仲間たちの名前を呼称できるようになった(ラビリンだけは間違っている)。


    ※敵キャラクター、生徒、一般人、家族、プリキュアオールスターズに対する呼称はヒープリ呼称・変遷一覧を参照。


    映画

    2020年10月31日公開の『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』でプリキュア映画初登場。前々作の『HUGっと!プリキュア』と前作の『スター☆トゥインクルプリキュア』のメンバー達と共演することになる。

    当初は2020年3月20日公開を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で二度の公開延期がされている。


    さらに単独映画版である『映画ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』が2021年3月20日に春公開予定。こちらでは『Yes!プリキュア5GoGo!』との共演もなされるということ。(MANTANWEBでの特報

    次作の『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の短編映画『映画トロピカル~ジュ!プリキュア プチ とびこめ!コラボダンスパーティ!』が同時上映。


    主題歌

    オープニング

    ヒーリングっど♥プリキュア Touch!!

    • 作詞:こだまさおり
    • 作曲:高取ヒデアキ
    • 編曲:籠島裕昌
    • 歌:北川理恵

    エンディング

    ミラクルっと♥Link Ring!(第1~19話)

    • 作詞:eNu
    • 作曲:大橋莉子
    • 編曲:KOH
    • 歌:Machico

    エビバディ☆ヒーリングッデイ! (第20~45話)

    • 作詞:藤本記子
    • 作曲:ANDW
    • 編曲:立山秋航
    • 歌:宮本佳那子

    挿入歌

    We are Alive!!(第45話)

    • 作詞:こだまさおり
    • 作曲・編曲:森いづみ
    • 歌:北川理恵

    エンディング後企画

    本作では、次回予告終了後に15秒のゲームコーナーが流される。

    このため、エンドカードはない。

    ゲームは以下の三種類で、ローテーションで回されている。

    進行役はラビリン・ペギタン・ニャトランの3名が交代で担当していたが、第44話ではラテが担当、Youtubeでは人語で進行した放送版に加え、鳴き声のみで進行する「ワンワンVer.」も配信された。

    最終話では実施されず、バトンタッチ映像とキャラクターデザイナー直筆のエンドカードが放送された。


    • エレメントさんどーこだ!
      • 背景画の一枚絵のどこかに隠れているエレメントさんを探すというもの。
    • パートナーをさがせ
      • ヒーリングアニマルが三つのコップのどれかに入れられ、その後ろ3つのコップがシャッフル。どのコップに入っているかを当てる。
    • ほんものはどっち
      • いわゆる間違い探し。

    放送回(注意:この項目はネタバレを含みます)

    注意:各話の関連タグに追記するのは本作品が親記事になっているもの、もしくはプリキュアシリーズ全体に関わる記事に限定して、他作品や一般的な用語の記載は控えてください。また、記事として作成されていないものを関連タグとして扱うのも控えるように願います。


    話数サブタイトル初登場キャラ※1特記事項/関連タグ登場エレメントゲームコーナー※2
    1☆手と手でキュン!二人で変身♥キュアグレース花寺のどかラビリンペギタンニャトランラテテアティーヌ沢泉ちゆ平光ひなた花寺たけし花寺やすこ、ゆう君、花のエレメントさんダルイゼンメガビョーゲンのどかラビリンと契約し、「キュアグレース」に覚醒。花のエレメントA
    2☆パートナー解消!?わたしじゃダメなの?キングビョーゲンシンドイーネグアイワル、木のエレメントさんのどかの病弱体質が判明。木のエレメントB
    3☆湧き上がる想い!変身!キュアフォンテーヌ沢泉なお川井、水のエレメントさんちゆペギタンと契約し、「キュアフォンテーヌ」に覚醒。水のエレメントC
    4▲☆カワイイ!なりたい!キュアスパークル誕生平光ようた平光めい、りなひなたニャトランと契約し、「キュアスパークル」に覚醒。光のエレメントA
    5▲☆気まずい水族館!チグハグな私たち-ちゆひな回。泡のエレメントB
    6▲☆ママはどこラテ?おるすばん大脱走!-ラテが寂しさから脱走してしまう。実りのエレメントC
    7▲☆大スクープ!?のどかの秘密益子道男プリキュア定番のマスコミ回雨のエレメントA
    8☆とべないちゆ!?陸上大会 大ピンチ!-ちゆがハイジャンプが跳べなくなってしまう。氷のエレメントB
    9ひなたのカワイイ大作戦!-のどひな回。宝石のエレメントC
    10緊急お手当て!メガビョーゲンがいっぱい!?-前後編の前編。光のエレメントA
    11力を一つに!ミラクルヒーリング!-前後編の後編。ミラクルヒーリングボトルを入手する。水のエレメント、花のエレメントB
    12☆以心伝心!?チームワーク大作戦バテテモーダ追加幹部「バテテモーダ」の登場。宝石のエレメントC
    13辞める?辞めない?ひなたの迷い!平光てるひこバテテモーダとの戦いから自身を喪失してしまうひなた。雷のエレメントA
    14元気発見!すこやかフェスティバル!-名物すこやかまんじゅうが作中初登場。風のエレメントB
    15はじめてのケンカ…すれ違うのどかとラビリン土生みきおシリーズ恒例の喧嘩回。/ラベンだるまちゃん/プリキュア同士の喧嘩葉っぱのエレメントC
    16友情の誓い!永遠の大樹の下で城戸哲也長野日出夫杉崎史おジャ魔女どれみがカメオ出演。木のエレメントA
    17▲最高のおもてなし!?ちゆのおかみ修行沢泉りゅうじ沢泉きよし沢泉はるこエミリー、スミス父、スミス母おもてなしの心を学ぶ。雨のエレメントB
    18ハートにズッキュン!ニャトランの恩返し日下織江日下炎プリキュアシリーズ通算800回火のエレメントC
    19ラテを守って…!祈りの風と奇跡の少女精霊少女※3追加戦士「キュアアース」の初登場。/バテテモーダの浄化。風のエレメントA
    20△今つながる願い…!わたしたちキュアアース風鈴アスミキュアアースこと風鈴アスミがラテと契約を結ぶ。/敵側が新たなる力「メガパーツ」を発見する。太陽のエレメントB
    21はじめまして!わたくし、風鈴アスミです-この話からアスミがのどかの家に居候をすることになる。花のエレメントC
    22ラテ逃げないで!消える体と芽生える気持ち-アスミが悲しい気持ちに沈むと体が徐々に消えていくことが判明。/風鈴ウスミ水のエレメントA
    23かわいいってなんですか?アスミと子犬物語ポチット※4かわいいとは何か、子犬との触れ合いから学ぶ。実りのエレメントB
    24いま行きます!お手当てを風に乗せて樹サクヤネブソックおおらか市へピクニック。-C
    25勇気を出して!とらわれのペギタンりり、りりのママひょんなことからペギタンがりりに捕まってしまう。A
    26びっくり!アスミのラテ日記打上プリキュアシリーズでは初の総集編。アスミが、のどか、ちゆ、ひなたにプリキュアになったきっかけを聞く。-B
    27気球よ飛んで!アスミとラテの熱い想いカズ、浮間、天野、吹田、空気のエレメントさんヒープリ27話ショック空気のエレメントC
    28▲苦しみの再来!?ダルイゼン、あなたはケダリーダルイゼンを生み出した宿主がも幼い頃ののどかであったことが判明。-A
    29▲のどかのストレス?気分転換をさがせ♪菅原有斗金森ことえ、音のエレメントさんラッパーアスミン音のエレメントB
    30▲キャラがバラバラ?動物園の休日円山孝太秀一前後編の前編。シンドイーネが進化。葉っぱのエレメントC
    31▲ビョーゲンズの進化!お手当てはヒーリングっど♥アロー!ギガビョーゲン前後編の後編。強化怪物「ギガビョーゲン」の初登場。/プリキュア達がヒーリングっどアロースペシャルヒーリングっどスタイルを入手。-A
    32▲おねえちゃんみたいに!ぼくのおかみ修行-ちゆの弟であるとうじの主役回。グアイワルが進化。-B
    33▲思い出の再会!過去のわたしの贈り物蜂須賀先生ダルイゼンが進化。C
    34わたしがライバル!?ちゆの求めたツバサ高美ツバサハイジャンプとの向き合い方について考える。-A
    35▲手と手でトス!ボールつないで青春お手当て!紅ユウ、炎ミノリ、タケシまさかの12月でのビーチバレー回。/燃えよ、ビーバレ!/プリキュア水着解禁海のエレメント、木のエレメントB
    36ナターシャのゆううつ お勉強大作戦!斎藤えりこ友達と離れたくないがために勉強をしようとするが…。木のエレメントC
    37季節をエンジョイ♥ラテ様おもてなしツアーレイオントライン、農家のおじさんヒーリングアニマル達の秋の行楽。葉っぱのエレメント、花のエレメント、実りのエレメントA
    38女将?ハイジャン?揺れるちゆの心!-34話の後日談。-B
    39▲ついに決戦!?とびこめ!ビョーゲンキングダム!-この話から最終決戦への連続エピソードが始まる-C
    40▲ひなたの後悔…誕生!キンググアイワル-キンググアイワル火のエレメント、雨のエレメント、音のエレメント、実りのエレメントA
    41▲すこやか市の危機!!忍びよるキングの影-この話でキングビョーゲンの声優が判明する。/グアイワルとの決着。空気のエレメント、火のエレメント、雨のエレメント、実りのエレメントB
    42▲のどかの選択!守らなきゃいけないものネオキングビョーゲンダルイゼンとの決着。/スーパーダルイゼン実りのエレメント、火のエレメント、氷のエレメントC
    43▲キングの進化……!蝕まれたすこやか市-シンドイーネとの決着。実りのエレメント、氷のエレメント、雷のエレメント、音のエレメント、雨のエレメント、葉っぱのエレメントA
    44▲みんなでお手当て!!すこやかな未来のために-ラスボスであるネオキングビョーゲンとの決戦。エピローグで、アスミとラビリンたちがヒーリングガーデンに帰る。花のエレメント、水のエレメント、火のエレメント、音のエレメントA
    45▲(終)おいでませ♥ヒーリングガーデン!サルローキュアサマー※5最終回。扱いとしては後日談の体裁。/バトンタッチプリキュア!実りのエレメント-

    数後の▲印は、始まりと終わりに、△印は、どちらかに提供カードが映画宣伝告知などで表示されなかった回。(その際は、最初と最後に提供会社が右下に表示される。再放送では、提供カードに差し替えられた)。

    ☆印は、「おさらいセレクション」で放送された回

    ※1…エンディングの「声の出演」で名前が出ていたキャラクター名

    ※2…カッコ内はプリキュア達によるうがい・手洗いの注意喚起に差し替え。差し替えられたミニゲームはプリキュアYourTube公式チャンネルで公開されている。

    表中の記号は以下の通り

    A:エレメントさんどーこだ!

    B:パートナーをさがせ

    C:ほんものはどっち

    ※3…まだ本編中では名前を名乗っていないためエンドクレジット通りに表記

    ※4…声の出演のクレジットにはなかった

    ※5…次作プリキュアシリーズ「トロピカル〜ジュ!プリキュア」より登場。本編の最後で、引き継ぎ式があった。


    ストーリー展開(ネタバレ注意)

    3人のプリキュアと運命的な出会い(第1話〜第4話)

    地球は太古からビョーゲンズと言う勢力に狙われている。連中はこの星を汚染して自分たちの住みやすい環境に変えようと目論んでいる。

    そんなビョーゲンズから地球を守っているのだが、不思議な動物ヒーリングアニマルたちだ。「地球のお医者さん」を自称する彼らは人間にバレないようにビョーゲンズとの暗闘を続けている。

    だが、彼らが住まう秘密の世界ヒーリングガーデンが先日ビョーゲンズの総攻撃にあい、ヒーリングアニマル側は壊滅寸前のダメージを受けた。

    このピンチを打破するため、ヒーリングガーデンの女王テアティーヌは3体の若いヒーリングアニマルを人間界に派遣させることにした。その3体こそはウサギのラビリン、ペンギンのペギタン、ネコのニャトランである。さらに王女であるラテもサポートのためにラビリンたちに同行することになった。

    ラビリンたちの使命は「伝説の戦士プリキュア」になるに相応しい人間を探すこと。ヒーリングアニマルたちは自分のことを理解し信頼してくれる人間とパートナー契約を結べば、その人間をプリキュアへと変身させることができるのだ。

    だが、ラビリンたちが人間界へやってきた途端、ビョーゲンズの使役する怪物メガビョーゲンが街中に現れ、大地を破壊し汚染していく。突然の災禍にパニックとなり逃げ惑う人々。

    まだ若いラビリンたちは戦う力を持たない。なすすべもなく公園の森の中に避難するのだが、地球の命と結びついているラテは周囲環境がメガビョーゲンによって汚染されたことで激しく体調を崩し、動くこともできなくなっていた。

    そこに一人の人間の少女がやってきた。彼女は公園の森の中に子犬のような動物(ラテ)がぐったりとなって取り残されていることに気づき、それを助けようときたのだ。


    彼女の名は花寺のどか

    病気のせいで体を思うように動かせず、長い入院生活を送り続けていたが、つい最近になってようやく自由に動けるようになり、念願の退院となった。

    そんなのどかは、母と共に単身赴任していた父親と一緒に暮らそうと、遠く離れた自然豊かな街「すこやか市」に引っ越してきたのだ。

    だが、その初日に怪物騒ぎに巻き込まれたのだ。


    言葉を話す小動物にびっくりしながらも、のどかはぐったりしているラテを病院へ連れて行こうとする。だがラビリンは「怪物を倒さない限りはラテが治ることはない」として、危険だからあなたは避難するようにと諭した。

    それでもなおのどかは食い下がる。怪物を倒す方法があるなら自分に手伝えることはないかと。

    のどかの自分の危険を顧みない正義心に心を打たれたラビリンは、現状の打破のため「自分と契約して、プリキュアになってほしい」とのどかに持ちかける。

    ロクな説明もない中、のどかはそれに同意。彼女はキュアグレースに変身する。

    その圧倒的な力でメガビョーゲンは浄化された。

    戦い終わってラビリンから事情を聞たのどかは、地球やヒーリングガーデンを守るためにビョーゲンズと戦う決意を固める。


    しかし、のどかが運動能力が皆無だったことを知ったラビリンは、彼女を危険に晒すことを避けるため、のどかにパートナー解消を宣告してしまう。

    だが、のどかはプリキュアに変身できなくてもビョーゲンズに立ち向かうことは諦めず、メガビョーゲンから必死で地球を守ろうとする。

    そんなのどかの奮闘を目にしたラビリンは自分の考えを改めるようになり、のどかに対してずっとパートナーでいて欲しいと懇願し、晴れてのどかは再びプリキュアとして活動できるようになる。

    こうして、瓦解の危機を乗り越えた2人はより強い想いで結ばれ合う。

    のどかちゃんとラビリンとラテ様の午後のお散歩キュアグレース生誕祭


    そんな中、前述の様子を偶然にも目撃したのが、引っ越し早々バテてしまったのどかを助け、クラスメイトとなってからも何かと気にかけてくれている沢泉ちゆが、偶然にも前述の様子を目撃していたのだ。

    のどかの秘密を勘繰りながらも決して強引には聞き出そうとしないちゆだったが、実家の温泉旅館がビョーゲンズの幹部・シンドイーネのメガビョーゲンに蝕まれている状況に遇い、ちゆを庇ったグレースも負傷してしまう事態に陥る。

    ちゆは自分もプリキュアに変身できるのではないのかと考える最中、恐怖に圧倒されて自信が持てないでいたペギタンを発見し、ちゆはペギタンに自分の勇気を分け与えることを決める。

    その時、ペギタンの心の肉球が反応する形でちゆはキュアフォンテーヌへと覚醒し、グレースと力を合わせてメガビョーゲンから温泉旅館を取り戻す。

    これからはプリキュアの秘密を共有する大切な仲間として、のどかとちゆは想いを同じくするのだった。


    ちゆが仲間になった後、元気がないラテを心配したのどか達は「平光アニマルクリニック」へと連れて行くが、その最中にニャトランを見つけて帰ってきたひなたと会う。

    最初は動揺するのどかとちゆだったが、当のひなたはニャトランを人の言葉を話す猫とあっさり理解し、のどかとちゆとも打ち解けた雰囲気になる。

    そんな中、友達との約束を思い出して出かけていくひなただったが、そこへビョーゲンズの幹部・グアイワルが召喚したメガビョーゲンと遭遇してしまい、避難する途中でプリキュアに変身したのどかとちゆを発見する。

    初めて見たプリキュアに「カワイイ!」とはしゃぐひなたは、ニャトランの誘いを受け入れる形でキュアスパークルへと覚醒し、無事にメガビョーゲンを浄化することに成功する。

    💙🐧💦✨キュアフォンテーヌOPひなたキュアスパークル


    こうしてそれぞれのパートナーが揃い、地球のお手当てを使命とするプリキュアチームが誕生した。


    のどか、ちゆ、ひなたの深まる絆(第5話~第11話)

    グレース、フォンテーヌ、スパークルの3人が集ったプリキュアだったが、ひなたはプリキュアやヒーリングガーデンのことを覚えきれずに落ち込み、彼女にアドバイスを送ったちゆも「ひなたを怖がらせてしまった」と誤解してしまう。

    そんな中、のどかのお母さんに水族館のチケットをプレゼントされたのどかたちだったが、一緒に水族館に来ていたペギタンがはぐれるアクシデントが起こり、更にはメガビョーゲンも現れてしまう。

    メガビョーゲンの捜索を優先するとするちゆと、ペギタンの捜索を優先するひなたとで意見が割れてしまうが、2人の仲裁に入ったのどかの提案で二手に分かれて探すことを決める。

    そして、ちゆとひなたはシンドイーネに捕まっていたペギタンを発見し、合流したのどかと協力してメガビョーゲンを浄化してペギタンを救出することに成功した。

    3人がそれぞれ協力したことで絆が更に深まり、のどかたちは「これからも3人でがんばろうね」と笑顔を交わす。


    春の陸上大会で練習に力の入るちゆだったが、ライバル校に自分の自己ベストを超える選手が存在するという情報を知ったことで焦りはじめ、その動揺により種目の走り高飛びを失敗することが多くなる。そんなちゆに対してのどかとひなたは励ましの言葉を送るが、自分の限界を超えるという決意を持つちゆは練習を続ける。

    そんな努力もあって、ちゆは大会当日に走り高飛びを無事成功させ、のどかたちの前で自分の限界を飛び越えることができた。

    一方のひなたはのどかとちゆに「ゆめぽーと」へと誘い、アクセサリーやドレスを借りて撮影できる「エンジェルフォト撮影会」を利用しておしゃれの知識をのどかとちゆに送る。

    その最中にメガビョーゲンが出現し、発見したひなたは1人で困難に立ち向かうが、のどかとちゆが駆けつけたことでメガビョーゲンを浄化することに成功する。

    イベントに戻ったひなたは、3人で撮影した写真をのどかたちにプレゼントし、のどかたちの絆は強固なものになった。

    センシティブな作品ひなたちゃん♪


    のどかたちが絆を深める一方で、連敗続きを危惧したビョーゲンズのダルイゼン、シンドイーネ、グアイワルは成果を上げる為、3人同時で人間界に攻め込もうとしていた。

    校外学習でガラス美術館を訪れるのどかたちだったが、グアイワルが出現したことでプリキュアへと変身するも、遠くの原っぱにはダルイゼン、川沿いにはシンドイーネが同時に出現してしまう。

    のどかたちは1人ずつ手分けをして対処する作戦に出るが、ラビリンたちは3人で1体ずつ浄化することを薦める。しかし、美術館の作品が傷つけられることに固執していたのどかはその提案を拒否し、結果として苦戦を強いられることになる。

    そんな中、助けに戻ってきたちゆとひなたによりグアイワルのメガビョーゲンを浄化することに成果し、のどかは自分の考えを改めることになる。


    その後、シンドイーネのメガビョーゲンを浄化したのどかたちは、最後に残ったダルイゼンのメガビョーゲンも浄化しようと奮闘するが、時間が経過したことで力が進化したメガビョーゲンの強さの前に圧倒されてしまう。

    更に、ラビリンたちからエレメントさんが消滅するとメガビョーゲンに蝕まれた場所は二度と回復しないという事実を知らされたことで、プリキュアは完全な窮地へと陥る。

    メガビョーゲンの強さに怯むしかないのどかたちだが、自然界のエレメントさんたちによる助力で立ち直り、プリキュアのエレメントさんを「助けたい」という想いが重なったことで新しいエレメントボトルが出現する。

    プリキュアは手に入れたエレメントボトルの力で、遂に3体目のメガビョーゲンを浄化することに成功した。

    ミラクルヒーリング!運命の二人


    しかし、その裏ではビョーゲンズの新たな幹部が誕生しており……


    すこやか市の日常(第12話~第18話)

    ラビリンの呼びかけで新しい技を振り返ることになったのどかたちは、プリキュアのチームワークを更に強化するため、ラビリンたちが考えた特訓をすることになる。

    しかし、いきなり特訓することになったのどかたちの息が合わず、ラビリンたちが危惧する中、ビョーゲンズの新幹部・バテテモーダが出現し、強力な力でプリキュアを圧倒する。

    バテテモーダに圧されていくのどかたちだったが、息を合わせたコンビネーションでなんとか逆転するも、ひなたは不安な表情を募らせていた。

    実はひなたは、予てより兄や姉への劣等感も相まって、元々楽しいことが長続きしないという悩みを抱えており、バテテモーダの件もあってプリキュアであることに自信を失いかけていたが、紆余曲折を経てその悩みを断ち切り、プリキュアとしてこれからも戦うことを決意する。


    ひなたの件が解決した後、すこやか市でお祭りが開催され、のどかたちが祭りを楽しむ過程の中で、のどかはみんなが助け合うすこやか市の良さを改めて知ることになる。

    その後、バテテモーダによってメガビョーゲンにされたエレメントさんを救出し、そのエレメントさんから遠い昔に存在した「先代のプリキュア」のことを知らされるのだった。

    おさらいセレクション9シクヨロ、プリキュア♪


    その後も戦いは激しくなる一方で毎回のように苦戦する流れが続くことになるのだが、それでものどか達は戦いにばかりに意識を向けることはせず、今目の前にある当たり前の日常を楽しもうというスタイルを崩すことはなかった。

    ただし、彼女たちが経験する「日常」は楽しいだけではない、しんどさも当然含まれていた。

    ある日では、ラビリンの小さなプライドを不用意に傷つけてしまったのどかは、頭に血が上ったラビリンから人格否定につながる発言を浴びせられる。

    友達が少なかったが故に喧嘩の仕方を知らなかったのどかはラビリンと「ちゃんと喧嘩」することができずに二人の関係はこじれにこじれ、ついにはプリキュアに変身することができないまでになってしまったが、ラテの叱責によりのどかとラビリンは互いに不器用ながらも謝罪し、和解を果たした2人は笑顔を交わした。


    また別の日では、のどかたちは「そこで友情を誓い合うと、永遠に友達でいられる」という伝説の大樹の存在を知るが、かつてここで永遠の友情を誓った3人の老人と邂逅したことで、永遠の友情なんてものは時の流れにより失われるものだという残酷な現実を知らされる。

    そんな中バテテモーダが出現し、大樹をメガビョーゲンにしてしまうが、プリキュアの活躍で浄化することに成功するも、老いていた大樹はメガビョーゲン化したダメージに耐えられずに枯れてその命を閉ざしてしまった。

    しかし、その大樹の幹の中に新しい芽が息吹いていたのを見たのどかたちは、世の中には時と共に失われるものがあると同時に、時を経てから再生できるものもあるという希望を見出すのだった。

    ヒープリ15話永遠の大樹の下で


    「当たり前の日常」に含まれる素晴らしさ、そして生きづらさを経験していくのどか達。

    それはプリキュアとそのパートナーであるヒーリングアニマル達の価値観を広げていくことになっていった。

    そんな中、ラテだけは守られるばかりの自分に不甲斐なさを感じていた。


    精霊少女・キュアアース降臨(第19話~第27話)

    ある日、ラテは風邪にかかって体調を崩してしまう。

    ラテはメガビョーゲンが現れると体調が悪化してしまうが、これは同時にメガビョーゲン出現をプリキュア達に知らせることにもつながっていた。

    だが、風邪により最初から体調が悪化していたラテは、バテテモーダがメガビョーゲンを暴れさせていることにすぐに気づかず、プリキュア達が現場に駆けつけたときにはメガビョーゲンは巨大化して力も増していた。

    プリキュアは立ち向かうが、敵の圧倒的なパワーになす術もなく、ラテはそんなプリキュアの苦戦にいてもたってもいられなくなり、生身でメガビョゲーンに立ち向かおうとするが、なす術もなくバテテモーダによって人質にとられてしまう。

    まさに窮地となったその瞬間、一陣の風と共に新たなるプリキュアが現れ、あっという間にバテテモーダとメガビョーゲンを撃退する。


    突然現れたプリキュアの正体は、テアティーヌの願いに応えた地球によって生み出された精霊のような存在だった。

    ラテを守ることを最優先に考える彼女は、突然ラテをヒーリングガーデンに連れ帰ろうとするが、その最中にバテテモーダとメガビョーゲンが出現。

    最初はメガビョーゲンの浄化よりもラテの保護しか頭になかった精霊少女はラテの願いを汲み取り、ラテと力を合わせてキュアアースへと変身する。

    アースへと変身した精霊少女は難なくメガビョーゲンを浄化し、更にはバテテモーダをも浄化することに成功する。

    ラテと力を会わせた精霊少女はのどか達と共に地球のお手当てに励むことを決意し、のどか達から「アスミ」という名前を与えられて仲間へと加わった。

    祈りの風と奇跡の少女


    バテテモーダの浄化後、ビョーゲンズはメガビョーゲンのパーツで構成された「メガパーツ」を次々と入手し、着々と戦力を強化していた。

    そんな中、のどか達の新しい仲間になったアスミだが、生まれたばかりの為にアスミには家がないことに気づくのどかは、両親にアスミのことをラテの飼い主として紹介し、自分の家族の一員にしようとする。

    人間の暮らしに慣れないアスミに対して誠意に接するのどか。なぜ自分に尽くすのかと疑問に思うアスミに、のどかは「様々な人に助けてもらった分、今度は自分が困っている人を助けたい」という気持ちを伝える。

    のどか達と暮らしていくアスミは、これからの新しい経験や変化に胸をワクワクさせる。


    様々な経験をしていくアスミは、ちゆから「好き」という感情を、ひなたから「かわいい」という感情を教わり、着実に人間らしい人格が芽生えるようになる。

    そして、アスミはラテの成長日記をつけることを思いつき、のどか達に自分が生まれる前のラテのことを教えてもらおうとする。

    アスミは自分の知らないラテの情報を日記に記していく最中、のどか達から誘われて花火大会を楽しむことになり、仲間との楽しい日常を過ごす中、この日の日記に自分を地球に誕生させてくれたテアティーヌへの感謝を記す。

    ヒーリングっとプリキュア!私たちキュアアース


    アスミとの日常を過ごすのどかだったが、ある日ダルイゼンにメガパーツを腹に押し込まれてしまい……


    のどかの不安とビョーゲンズの驚異(第28話~第31話)

    ダルイゼンにメガパーツを埋め込まれたのどかは倒れてしまい、その状況を重く見たちゆ達はペギタンとニャトランからビョーゲンズの正体を知らされる。

    実はビョーゲンズの幹部以上の者は「テラビョーゲン」とも呼ばれており、いずれもメガビョーゲンの一部から進化した病原体のような存在だったのだ。


    のどかが再び病に倒れたことで責任感に押しつぶされるラビリンだが、のどかと一緒に手を握りながらのどかを汚染するメガパーツに「出ていけ!」と叫んだ時、プリキュアとヒーリングアニマルの力が共鳴し、のどかの身体から黒いモヤが飛び出し、同時にのどかの身体も回復する。 

    仲間と共に黒いモヤを追いかけるとダルイゼンが出現し、更に進化したメガパーツからダルイゼンに酷似したケダリーという新しいテラビョーゲンが誕生する。ケダリーはこれまでのビョーゲンズとは桁違いの強さを見せ、プリキュアたちは苦戦を強いられる。

    ケダリーの姿を見たダルイゼンは、自分がのどかを「宿主」にして成長・現在の姿に進化したことに気づく。

    ケダリーの浄化後、ダルイゼンから自分と彼の関係を聞かされたのどかは驚愕するものの、ダルイゼンを育てた一因が自分であるとして、彼と決着を付ける決意を強固なものにする。

    苦しみの再来センシティブな作品


    ある日、動物園に来たのどか達の前に、学校で担任をしている円山先生の息子・孝太と出会う。

    孝太は友人の秀一とケンカをして別々に行動しており、のどか達はそのことを心配していたが、その最中にメガビョーゲンが出現し、孝太は避難する中でケガをしていた秀一を助け、その際に2人は互いの友情を確かめ合い、仲直りを果たす。

    その裏で、成果を上げていないシンドイーネはキングビョーゲンからの信頼を失っており、自分の立場に焦りを感じ始めた彼女は自分にメガパーツを取り込む行動に出ていた。

    プリキュアがメガビョーゲンを浄化した後、メガパーツの力で進化を果たしたシンドイーネは、息子を庇う円山先生にナノビョーゲンを埋め込み、新種のビョーゲンズ「ギガビョーゲン」を誕生させる。


    プリキュア達はシンドイーネが召喚したギガビョーゲンの強大な強さに圧倒され、アースですら絶望を感じてしまう。

    そんな中、ビョーゲンズのせいで恐怖に怯える動物や、父親の円山先生がギガビョーゲンにされて1人残されていた孝太を目のあたりにし、プリキュア達は再びギガビョーゲンに対抗するが、浄化技も通用しない怪物にはやはり歯が立たない。

    しかし、蝕まれた地球をお手当てするために勇気を振り絞り、ビョーゲンズに立ち向かうプリキュアとヒーリングアニマルの心に応える形で新しい力が覚醒し、プリキュアは新たな進化を果たす。

    そして、手に入れた技でギガビョーゲンを浄化することに成功し、救出された円山先生と孝太は無事に再会する。

    新ドイーネちゃんお手当てはヒーリングっど♥️アロー!


    その頃、テアティーヌはプリキュアの新たな進化に安堵しつつ、かつてない胸騒ぎを感じ始めており……


    新たなお手当て、ビョーゲンズの進化(第32話~第38話)

    シンドイーネの進化に注目したキングビョーゲンは、ダルイゼンとグアイワルにもメガパーツを用いて進化するよう命令し、2人とも進化を果たしていた。

    そんな中、幼少期ののどかの治療を担当していた蜂須賀先生がすこやか市に訪問し、彼は元気になったのどかと出会う。 

    実は、蜂須賀先生はのどかの病気の原因を探ることができなかった苦悩から、研究者の道へと進むため海外に行くことを決意し、勤務していた病院を辞めていたのだ。

    蜂須賀先生の新たな道を聞いたのどかだったが、そこへダルイゼンが現れ、蜂須賀先生はギガビョーゲンに取り込まれてしまう。

    プリキュアの活躍で解放された蜂須賀先生と別れを告げたのどかは、ビョーゲンズから地球を守るという決意を強固なものにする。


    陸上競技大会に出場したちゆは、ライバルである高美ツバサの記録を破り、優勝を果たす。 

    海外に引っ越すことを決めたツバサは、ちゆが世界大会に出場するまでハイジャンプのことを考えていなかったことを知って酷く落胆し、ちゆに辛辣な言葉を投げつける。 

    ツバサの言葉に苦悩していたちゆは、彼女に自分の想いを伝えようとするが、ツバサはシンドイーネによりギガビョーゲンの標的にされていた。

    ギガビョーゲンからツバサを救出した後、ちゆは自分も世界を目指すことをツバサに伝えて和解し、ちゆとツバサは互いをライバルと認め合う。

    過去のわたしの贈り物ヒープリ34話


    ヒーリングアニマルのラビリン、ペギタン、ニャトラン、そしてラテはすこやか市を巡ることになる。

    人間界を満喫していたラビリンたちだったが、ビョーゲンズとの戦いが終われば人間界を離れなければならないことを悟る。 

    そこにダルイゼンが出現し、ラテを逃すために必死で足止めをするラビリンたち。ラテの知らせで駆けつけたプリキュアの活躍により、ダルイゼンをなんとか撃退する。

    その後、ラビリンたちヒーリングアニマルはビョーゲンズから地球を守り、来年も人間界でおでかけしようと約束を交わす。


    ハイジャンプの活躍が地域中に知れ渡っていたちゆは、家族から旅館のことは弟のとうじに任せ、自分はハイジャンプに集中することを推薦される。

    しかし、陸上のハイジャンプも旅館のお仕事もちゆにとっては好きなことであり、どちらかを選ぶことはできないものであった。 

    そんなちゆを心配したペギタンは、ちゆに旅館の仕事もハイジャンプも両立できると彼女を応援し、ペギタンに背中を押されたちゆは、家族の前で旅館の仕事をしながらハイジャンプで世界を目指すことを堂々と宣言する。

    おもてなしツアー!8月21日


    プリキュアとビョーゲンズの決戦(第39話~第44話)

    ひなたはある日、ビョーゲンキングダムから人間界へとグアイワルが出現するところに出会し、グアイワルが通ってきた空間を使って敵の本拠地に行くことを提案する。

    ひなたの意見に悩んだ末、のどかたちはビョーゲンキングダムへと出向く決意をし、グアイワルの空間を通ってビョーゲンズの世界に足を踏み入れる。

    そこで遂にキングビョーゲンと対面するのどかたちは、プリキュアに変身して必死で浄化しよとするが、キングビョーゲンの強大な力に圧倒される。

    しかし、ラビリンたちの奮闘もあり、直ぐに立ち直ったプリキュアが放った技により、ついにキングビョーゲンを浄化する。

    そんな中、キングビョーゲンが消滅したことに喜ぶグアイワルが現れる。彼は大量のメガパーツを取り込むとより大きな体躯へと変貌を遂げ、自身がキングビョーゲンに代わり「キンググアイワル」として君臨することを宣言したのだった。


    キンググアイワルの強さは凄まじく、4人のプリキュアの力をもってしても全く歯が立たない程の強さであった。プリキュアは一時撤退し、それを受けた彼はついにすこやか市への侵攻を開始する。

    ついに決戦!?ひなたとニャトラン


    ビョーゲンキングダムからどうにか脱出したプリキュア達が見たものは、キンググアイワルによって召喚された無数のメガビョーゲンがすこやか市を蹂躙しているという地獄絵図であった。

    プリキュアたちは決死のお手当でメガビョーゲンを駆逐することには成功したが、ここまでの連戦の疲労もたたってキンググアイワルとギガビョーゲンの前に再び敗れてしまう。

    しかし、キンググアイワルがプリキュアにとどめを刺そうと隙を見せたその瞬間、人間界に潜んでいた「キングビョーゲンの分身」によって吸収されてしまう。

    キングビョーゲンはグアイワルが裏切る事は想定済みで、自らの一部を分身として人間界に潜ませていたのだ。そして進化したグアイワルを吸収してその力を得ることで自らの完全復活のエネルギーにする事までがキングビョーゲンの計画だったのである。のどか達が衝撃を受ける中、キングビョーゲンはギガビョーゲンに力を与える。プリキュアも激闘を繰り広げ、その末にギガビョーゲンを浄化する。

    気が付くとキングビョーゲンは姿を消しており、のどか達は家族の元に帰りつかの間の平和を享受するのだった。


    このキングビョーゲンがなぜ一旦撤退したかというと、ここでプリキュアたちと戦って無駄に力を消耗させるよりも、自らがさらなる進化をすることで地球を一気に蝕むことを選んだからであった。

    そしてキングビョーゲンは、王たる自分の糧になることこそが忠誠の証であるとダルイゼンに言い放ち、グアイワルに続いてダルイゼンを取り込もうとする。


    翌朝、のどかの前に負傷していたダルイゼンが現れる。キングビョーゲンに吸収されることを拒否した彼は、命からがらビョーゲンキングダムから逃げてきたのだった。

    ダルイゼンは傷を癒すため、自分の宿主だったグレースの中に自分を匿って欲しいことを告げる。それはのどかが再び病苦に苛まれることを意味する……

    「助けてくれ」と懇願する彼の姿にグレースは戸惑いを隠せず、その場から逃げ出してしまう。

    かつてグレースは、ダルイゼンが他人が苦しむことを気にもとめなかったことに対し強く憤り怒りの言葉をぶつけた。そして今、ダルイゼンは、逃げ去って行くキュアグレースの背中に同じ言葉を投げかける。

    「お前…俺に言ったよな!?『自分さえ良ければ良いのか!?』って…!!結局お前も同じじゃん!!」

    その言葉を受けた彼女は、心の中で葛藤と戦うのだった。

    そんな中、ラビリンはのどかの「もう病気の苦しみには耐えられない」という正直な気持ちを聞き、自分の気持ちと身体を犠牲にしてまで助ける必要はないとのどかに助言し、当ののどかも心の荷を降ろす。

    その後、自暴自棄となったダルイゼンは大量のメガパーツを取り込んで暴走。彼と再び対峙したのどかは、ダルイゼンを助ければ自分はどうなるのか、受け取れるとして期限はいつまでなのか、ダルイゼンが回復すればもう地球を蝕まないのか問い詰めたが、ダルイゼンはその問いに怯むだけで答えることはなく、「私はやっぱり、あなたを助ける気にはなれない!」とキュアグレースに拒絶され、見境なく周りを攻撃したことで、彼を助けずに浄化する道を選択する。

    プリキュアはぜったい負けない!守らなきゃいけないもの


    だがダルイゼンの取り込んだメガパーツの力は巨大で、浄化によって彼を行動不能まで追い込んだものの消滅させることはできなかった。そして、ダルイゼンが無抵抗になったその隙をつき、直後に降臨したキングビョーゲンがダルイゼンをついに吸収してしまう。そうしてネオキングビョーゲンという新たな病魔の王が誕生した。ネオキングビョーゲンはダルイゼンを助けなかったキュアグレースをあざ笑った。キュアグレースは彼の挑発に顔を歪めるも、迷いを断ち切るように自分の想いを掲げネオキングビョーゲンを倒すと宣言する。

    特殊なバリアで守られているネオキングビョーゲンに対抗する為、アスミはビョーゲンズの特性を利用してネオキングビョーゲンのバリアに対抗する作戦を提案し、その最中に襲撃してきたシンドイーネを苦戦の末浄化した後、アースはナノビョーゲンへと退化したナノシンドイーネを自らの体内に吸収する。

    ナノシンドイーネの力を利用してネオキングビョーゲンのバリアは突破できたものの、プリキュア達はネオキングビョーゲンの体内に取り込まれてしまう。ビョーゲンズではないプリキュアたちはグイアワルやダルイゼンのようにすぐに消滅することは免れたものの、いくばくかもしないうちにその身体は蝕まれてキングの一部へと吸収されることは間違いない。

    邪魔者がいなくなったことで、ネオキングビョーゲンは圧倒的な力で地球全土を蝕んでいく。

    プリキュアたちはどうにか脱出しようとするも力は奪われ身動きできない。そんな様子をキングビョーゲンはあざ笑った。そして彼は、地球の自然界では一つの種族が繁栄すると他の種族が滅ぼされてきたというを引き合いに、我々ビョーゲンズも地球のすべての生物がやってきたのと同じことをしてるだけと言い張る。そして、「生きることはこれ即ち戦うこと」が自然の理なのだとして、生存競争に負けるおまえ達の力のなさこそが悪いと見下した態度で言い放った。

    「生きるという事は、戦う事。戦いに勝った者だけが、生きる事を許される。その勝者が我一人であったというだけだ。」と、地球に生きる生命どころか、自分に吸収されたグアイワルやダルイゼン、プリキュアに敗れたシンドイーネ達同族すら顧みず自分一人が勝者であると宣言するのだった


    その無慈悲な弱肉強食の論理に、のどかは反論せず「あなたの言う通りだと思う」と返し、自分達が何かとずっと戦い続けながら生きていたことを口にした。

    キングビョーゲンはプリキュアもついに絶望の中で敗北を認めたのだろうとほくそ笑むが、のどかが「だから私は戦い続ける」と告げたことでキングビョーゲンの表情が歪む。

    続けてのどかは「勝つためじゃない、負けないために。私がすこやかに生きるために。大好きな人達がすこやかに生きられるように。他のすべてを見下して、虐げて、奪ってくるあなたみたいな存在のせいで悲しむ人が増えないように!」と、決意を新たに立ち上がった。


    その姿に勇気づけられたちゆ・ひなた・アスミ・ラビリン達の助け合いの下、大切な人々が健やかに生きられる為、人類に災厄をもたらすネオキングビョーゲンを浄化する為、プリキュアは再び立ち上がる。

    そして、そんな彼女達の意思を感じ取った地球全ての生命の「生きたい」という想いが集まり、その力はプリキュアに新しい力を与え、最後は彼女達の浄化技で遂にネオキングビョーゲンを浄化することに成功した。


    ネオキングビョーゲンと彼の一部であるビョーゲンズ達が消滅したことにより地球やあらゆる生命は回復し、人類と地球の生命対病魔の王による戦いは、人類と地球の生命が勝利する結果となった。

    アメイジングお手当✿みんなでお花見❀


    ネオキングビョーゲンとプリキュアとの問答のやりとりで、すこやか市のこれまでの一連な騒動の経緯がプリキュアの保護者たちやすこやか市の全員に知れ渡り、正体バレにも繋がってしまったが、プリキュアがすこやか市を陰日向で護ってくれた功績に感謝と敬意を表し、彼らはプリキュアの正体に対し知らぬ存ぜぬを決め込むことになった


    だが、これで永遠の平和が訪れたわけではない。

    過去に先代プリキュアがキングビョーゲンを倒したけれど、地球からナノビョーゲンが完全に消えることはなかった。それらが長い時間をかけて再びキングビョーゲンへと進化したことで、この現代における戦いが勃発したのだ。

    だから、これからも新たに進化したビョーゲンズが現れるかもしれない。地球のお医者さんとしてはまだまだ見習いであるラビリン達は、新たな戦いが勃発した時に備えて、早く一人前になるための勉強をしなくてはならない。

    そのために、ラビリン達ヒーリングアニマル、そしてラテに同行するアスミはヒーリングガーデンへと帰還する道を選択する。それぞれの別れの中、のどかたちはいつかヒーリングガーデンへと行くことを約束する。


    生きてくって感じ!(最終回)

    そして、その機会は意外と早くやってきた。テアティーヌがプリキュアたちに直接お礼を言いたいからとヒーリングガーデンに招待してくれたのだ。

    お土産にすこやかまんじゅうをたらふく持参して、迎えにきたラビリンたちと共にヒーリングガーデンへのゲートをくぐる。

    まるで絵本のように彩色豊かでメルヘンチックな自然豊かな森に囲まれたヒーリングガーデンの光景にのどかたちは感嘆するばかり。

    ラビリンたち以外のヒーリングアニマルものどかたちを英雄として歓迎してくれ、アニマルの子供達とすこやかまんじゅうを食べながら一緒に遊んであげたりと、しばしの楽しい時間を過ごす。


    だが、サルローという老いたヒーリングアニマルだけはその様子を苦々しく見ていた。

    彼は言う。地球を蝕んでいるというなら、人間もビョーゲンズともはや何も変わりはないと。生きていく以上は他の生物の命を奪うことは自然の摂理ではあるが、人間は生きることに必要な以上の生物を殺し、生態系を破壊している。それを文明の進歩の副作用というのならば、ビョーゲンズの進化の果てがネオキングビョーゲンだというのと何ら変わらないと。

    テアティーヌは若い頃に一人の人間の少女と友情を結んだ。だからテアティーヌは人間に特別な思い入れを持っている。しかしそれはテアティーヌの個人的な思いにすぎず、地球の意思を代弁したものではない。

    だからこそ、ヒーリングアニマルは人間には関わらずに地球の敵を浄化していくのがあるべき姿なのであり、「女王は人間に甘すぎる」と、サルローは自分の思いをのどかたちに突きつけた。(ただ、プリキュア達人間の力が無ければネオキングビョーゲンは倒せなかった事についてはサルローは何も語っていない。)


    親切なすこやか市周辺の人々しか知らないラビリンたちはサルローの言葉に反発するが、人間の歴史を知っているのどかたちは何も言い返すこともできなかった。のどかたち中学生は学校で環境問題も学んでいるだろうが、サルローの言葉のような視点まできちんと考えたことがなかったので、答えを出すことができなかったのだ。

    自分たち人間もいつかビョーゲンズと同じように地球の存続のためヒーリングアニマルたちに浄化されるのだろうか。ラビリン、ペギタン、ニャトラン、そしてラテやアスミと、自分たちが敵対してしまう時がくるのだろうか…。


    答えを出せずにモヤモヤしたままののどかたち。だがそこにさらなる事件が起こる。

    なんと、のどかたちがもってきたお土産のすこやかまんじゅうに野生のナノビョーゲンが寄生しており、それが6体ものメガビョーゲンに進化して暴れ出したのだ。

    しかも、このときにまんじゅうを食べていたヒーリングアニマルの子供たちを人質にとったことで、ヒーリングアニマルたちは手を出せない。

    のどかたちはプリキュアに変身してまずは子供たちを助けだそうとするが、6体のメガビョーゲンは見事なチームワークでプリキュアたちを妨害。

    その様子を不安そうに見守るヒーリングアニマルたち。彼らの脳裏にビョーゲンズの侵攻を受けたときの災禍が思い返される。そしてサルローは災いを持ち込むのはいつだって人間だと怒りを隠さずにつぶやく。

    だが、ラテはその侮辱には黙っておれず、メガビョーゲンによって悪化した体調の中で戦いの場に踏み込む。そして人間たちの力の可能性を信じて祈り続けた。

    その祈りが地球の意思に触れたのだろうか、メガビョーゲンの頭上に突如穴が開き、そこから1人の少女が…… 新たなプリキュアであるキュアサマー空から振ってきたのである。サマーはメガビョーゲンに吹っ飛ばされて気を失ってしまったが、彼女がぶつかったはずみで人質が解放され、グレース達は反撃を開始する。


    その反撃のさなか、プリキュア達はそれぞれ

    「人間が地球にひどいことしてるとか全然知らなかったけど、今からでも遅くないよね!」

    「これ以上ひどいことにならないように、最悪の未来を避けるために、私達にも何かできるはずよ!」

    「私達だけじゃない、地球のたくさんのみんながすこやかに生きられる未来にしたいから!」

    と、サルローの主張を受け入れた上でそれぞれの未来への希望を口にする。


    そうして戦うプリキュア達を見届けているサルローに向けて、テアティーヌは「わたしもいざという時が来たら、人間を浄化する覚悟はあります」と覚悟を示した上で、「それでも人間には未来を変える力があると信じたい。あの見慣れぬプリキュアの存在が、その希望のように思えるのよ」と、未来へ繋がる希望があることを伝えた。

    トロプリへバトンタッチ!ヒーリングっぱい!!


    メガビョーゲンの浄化を終えて「迷惑をかけてしまってごめんなさい」とヒーリングアニマル達に謝罪をした後、のどか達はサルローに向けて「今はまだわからないけど、私達にもできる地球のお手当てを考えていきます」と自分なりの答えを告げた。

    続けてアスミが「私達も一緒に考えてみませんか?」と提案すると、サルローは「そうだな…」と、表情を柔らげて返した。

    今回の騒動の原因にもなった人間界から持ち込まれたすこやかまんじゅうを受け取り、プリキュア達の帰還を笑顔で見送ったことから、プリキュアと共にサルローの心情にも変化が生まれたことが窺える。


    すこやか市に戻った3人は

    「これからもやることいっぱい」

    「地球のお手当てはまだまだ続く」

    「生きている限り、戦いは終わらない」

    と、それぞれがよりすこやかな未来を目指して生きていくことを宣言して、3人の笑い声と共に

    ヒーリングっどプリキュアは完結を迎えた。


    1年間ありがとう!!一年間ありがとうございました!!

    「そういうのも全部丸ごと…生きてくって感じ!」


    おさらいセレクション(再放送)

    2020年2月に発生した新型コロナウイルス感染症に対する制作現場の安全対策のため、2020年4月19日に放送された第12話で一旦通常放送を休止。

    休止期間は4月26日から6月21日までの9週間に及び、その間はこれまで放送した話数の中から厳選したエピソード(1~8話、12話)を『ヒーリングっど♥プリキュア おさらいセレクション』として再放送することとなった。

    放映中のプリキュア作品の再放送を同年内に行うのは全国区では初めてである(※)

    なお、ミニゲームは、プリキュアからの「うがい・手洗いの注意喚起」に差し替えられている。

    また、同時期にYourTube公式チャンネルで第1話・第3話・第4話・第11話が期間限定配信されている。

    6月28日に第13話が放送されて通常放送が再開された。


    ちなみに、この『ヒーリングっど♥プリキュア おさらいセレクション』は、テレビの電子番組表(EPG)では番組のタイトル名そのものとなっており、ようするに『ヒーリングっど♥プリキュア』とは別番組という扱いとなっている。そのため、番組タイトルを元にした連ドラ録画設定では録画されないケースもあった模様。


    ※プリキュア制作局である関西のABC朝日放送では、夏休みに「子供アニメ大会」という名目で放映中のプリキュア作品の再放送を集中的に行ったり、日曜朝午前6時30分から放映中のプリキュア作品の見逃し配信的な再放送をしていた時期がある。


    どようびも!ヒーリングアニマルTV

     プリキュア公式YourTubeチャンネルで2020/5/2より配信されている、キャラクター人形劇。ラビリン・ペギタン・ニャトランが人形で登場し、人形劇を披露する。全40話。


    (この内容は、ネタバレを含みます)

    話数サブタイトル概要
    1やさいでしりとり!3人が野菜の名前でしりとりし、奮闘する/スイカは野菜です/ランコンじゃなくてレンコンです/メカブは海藻です
    2トースターでちょうせん!ラビリンが足跡焦げつきのトーストを作る
    3コレなんだ?ラビリンがあるものを見つけ何に使うのかを考える。/レモン絞り器
    4はなことばいろいろ!ラビリンがバラの花を見て花言葉を説明する。/情熱の愛、パンジー、チューリップ、ハートキャッチプリキュア
    5コレなんだ?ラビリンがあるものを見つけ何に使うのかを考える。/星型の型抜き器
    6ペギタンクッキング❤ 〜レンジで!オムライス〜お腹が空いたニャトランに、ペギタンがマグカップと電子レンジでオムライスを作る。/カップラーメンを先に食べてしまったニャトラン
    7コレなんだ?ラビリンがあるものを見つけ何に使うのかを考える。/プラス・マイナストライバー
    8おりがみであそぼう!~いろいろなもよう~折り紙を使って、いろいろな模様を作る
    9えのぐであそぼう!~いろんないろ~絵の具を使って、色々な色をつくるが、真っ黒くなってしまう
    10きせついろいろ!~たなばた~7月7日の七夕について概要を語る
    11おそうじ!~いろんなマーク~いろいろなリサイクルマークについて考え、リサイクルを実践する/リサイクルマーク(スチール缶、アルミ缶、ペットボトル)
    12コレなんだ?ラビリンがあるものを見つけ何に使うのかを考える。/ゆで卵切り器(エッグカッター)
    13じっけん!~あまいトマトをさがせ~砂糖と水を使って甘いトマトを見つけ出す。/見つけたトマトはニャトランがひとりじめ
    14おせんたく!~シミをとろう~ラビリンがTシャツに玉子をこぼしたシミをペギタンが作った大根おろしで落とす。/わざとシミを付けようとして2人に怒られるニャトラン
    15サプライズバースデー!8月21日のちゆの誕生日をサプライズで祝うため準備をするラビリンとペギタン。/そのサプライズをおおっぴらにしようとして2人に怒られるニャトラン
    16みんなのバースデー!8月16日はキュアアースの誕生日/3人の妖精達の誕生日紹介/誕生日祝いでケーキのプールで泳ぎたいと想像するニャトラン
    17コレなんだ?ラビリンがあるもので目の検査/そのあるものをうちわにするニャトラン/そのあるものはしゃもじ/食べ物は粗末にしない
    18じっけん!~みずにうかぶメッセージ~
    19いきものでしりとり!
    20きせついろいろ!~おつきみ~
    21コレなんだ?
    22やさいでスタンプ!
    23たまごのカラをむく!
    24じっけん!~おへやでほしぞら!~
    25きせついろいろ!~ハロウィン~
    26きせついろいろ!~しちごさん~
    27バナナを長持ちさせたい!
    28この虫のこえ、なんだ?
    29うみのしりとり!
    30おそうじ!〜ハンガーで…〜
    31ペギタンクッキング♥ 〜あさりの すな抜き〜
    32ペギタンクッキング♥ 〜シュトーレン〜
    33ふゆのしりとり!
    34初夢なーんだ?
    35ペギタンクッキング♥ 〜おもち〜
    36からだをあたためる!
    37きせついろいろ!~せつぶん~
    38じっけん!~キラキラをつくる?~
    39きせついろいろ!~バレンタインデー~
    40みてくれて”キュン”!またあおうね♥

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    ヒーリングっど♥プリキュア |東映アニメーション

    ヒーリングっど♥プリキュア |朝日放送テレビ

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