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映画プリキュアミラクルリープ_みんなとの不思議な1日

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『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』は、2020年10月31日公開のプリキュア映画である。
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わたしたち、はじめまして!

・・・じゃないんです!


概要編集

2020年10月31日公開のプリキュア映画で、プリキュア長編映画28作品目(長編クロスオーバー映画としては13作目)。公開時間は約71分。


令和時代かつ2020年代最初の春の映画となる…はずだった秋の映画(詳しくは後述)。そして、2の時代と2つの時代を繋ぐ架け橋となったプリキュアが共演する最初で最後の作品かつ、映画「プリキュアスターズ」作品の事実上の最終作品でもある。


映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」の本編上映終了後、来春の公開予定が告知された。

2019年12月27日にポスタービジュアルが公表され公式サイトがリニューアルされた。


作中で活躍するプリキュアは公開時最新作となる『ヒーリングっど♥プリキュア』(2020年放送)の3人に加え、『HUGっと!プリキュア』(2018年放送)の5人と、『スター☆トゥインクルプリキュア』(2019年放送)の5人の計13人となり、映画「プリキュアスターズ」同様直近3世代のみで、このうちプリキュア映画初登場になるのは『ヒーリングっど♥プリキュア』のキュアグレースキュアフォンテーヌキュアスパークルの3人である(キュアグレースは本作に先駆けて『魔進戦隊キラメイジャー_エピソードZERO』のエンディングにスタプリ5人やキュアエールと共に登場しているが、映画作品への正式な登場は本作品が初)。また『スター☆トゥインクルプリキュア』のキュアコスモクロスオーバー作品には本作品が初登場となる。


映画「プリキュアスターズ」では唯一サブタイトルが付いている。


スタッフ編集

プロデューサーは前年春映画『ミラクルユニバース』に続いて内藤圭祐が続投。

監督にはTVアニメ版『探検ドリランド』3部作や『ONEPIECE』(2015年〜2019年)のシリーズディレクターであった深澤敏則が務める。プリキュアシリーズには今回が初参加。

脚本は前年の春映画『映画プリキュアミラクルユニバース』で同職を務めた村山功が続投。

総作画監督キャラクターデザインはプリキュア作品で数多くの変身バンク作画を手がけてきた板岡錦が務める。

音楽は公開時最新作となる『ヒーリングっど♥プリキュア』で同職を担当した寺田志保が務める。


ゲスト声優編集

プリキュアが助けることになる「明日」をつかさどる精霊・ミラクルン役には子役稲垣来泉が、プリキュアの敵となる「昨日」をつかさどる精霊・リフレイン役には『ONEPIECE』のサンジ役などで有名な声優・平田広明が担当する。


ストーリー編集

ある土曜日、『ヒーリングっど♥プリキュア』の花寺のどかは仲間の沢泉ちゆ・平光ひなたとともに宿題を終え花見に出かけようとしていたが、そこに謎の敵・リフレインに追われる精霊ミラクルンを助けることに。のどか達はプリキュアに変身し、たまたますこやか市を訪れていた星奈ひかる達『スター☆トゥインクルプリキュア』や野乃はな達『HUGっとプリキュア』の助力を得てリフレインに立ち向かうが、彼の力でプリキュアたちは「今日」が永遠に繰り返されるリープ世界に閉じ込められてしまう。

ミラクルンを助け、「明日」に進むためのどか達はリフレインに立ち向かう。


登場キャラクター編集

ヒーリングっど♥プリキュア編集



スター☆トゥインクルプリキュア編集



HUGっと!プリキュア編集


映画オリジナルキャラクター編集


ゲスト編集

本編開始前の注意事項に登場。(大人の事情を伏せつつ)今回はミラクルライトの応援が出来ない事と自分は今回駆けつけない事を視聴者に説明する。

テレビの顔写真に載せてあるシーンでカメオ出演している。

朝日放送のアナウンサー。本人役で出演した。これに合わせ、ヒロドがエール・スター・グレースに囲まれたイラストも公開された。


この他、オープニングなどで過去作品の主だったキャラクターが脇役という形で登場(『魔法つかいプリキュア!』の長瀬まゆみ・勝木かな・三毛猫、『キラキラ☆プリキュアアラモード』の神楽坂りさ・光岡じゅんこ、『スマイルプリキュア!』第33話ゲストキャラの深澤監督など、いずれも台詞はなし)するほか、クライマックスシーンでは『アラモード』以前の歴代プリキュアたちの集合図が、イメージカットという形で登場する。


劇場版限定フォーム編集

スーパーグレース編集

センシティブな作品

キュアグレースの劇場版限定フォーム

ミラクルンが生み出したミラクルンライトの力と、みんなのでグレースはパワーアップする。


テーマソング編集

オープニングはフルサイズ相当で使用し、1番でテレビアニメ版『ヒーリングっど♥プリキュア』のOPを流用しつつ新規映像を挿入、2番で『HUGっと!プリキュア』『スター☆トゥインクルプリキュア』のメンバーが登場する新規シーンを描きながら両作品のOPからの映像を一部流用している。


エンディング作詞作曲編曲
ミラクルっと♥Link Ring!eNu大橋莉子KOHMachico

『ヒーリングっど♥プリキュア』でのダンスをそのまま使用しているが、『HUGっと!プリキュア』『スター☆トゥインクルプリキュア』のプリキュア達が加わったダンスに変更されている。


挿入歌作詞作曲編曲
Circle Love〜サクラ〜マイクスギヤマ三好啓太三好啓太北川理恵

イメージソング作詞作曲編曲
若葉のころマイクスギヤマ石塚玲依石塚玲依Machico

二度に渡る公開延期とその影響編集

公開日の変遷編集

当初は2020年3月20日公開を予定していたが、公開直前の3月14日に新型コロナウイルスの影響を考慮し、公開を延期することが発表された。

延期の発表時点では「近日公開」とされていたが、当初公開予定日である3月20日にYouTubeで配信された生配信特別番組において5月16日公開と発表された。

しかし、4月27日に政府の緊急事態宣言が延長されたことから5月中の公開は難しいと判断され、公開時期は再び「近日公開」となった。その後長らく公開日が未定の状態が続いていたが、最終的に7月10日になって10月31日公開予定と告知され、無事公開日を迎えることになった。

本作の公開日である10月31日は本来であれば『映画ヒーリングっど♥プリキュア』が公開されるべきタイミングであった。

東映配給系の劇場からすればコロナ禍前からその時期は既にプリキュア用に予定していたので、ここに本作を嵌め込むことで他の映画とスクリーンを奪い合うことを避けたのだと思われる。

一方、本来予定されていた『映画ヒーリングっど♥プリキュア』については2021年3月公開に延期された。つまり翌年の映画「プリキュアスターズ」の上映のために用意されていた枠へ移動させたことになる。これにより、2020年は12年ぶりにプリキュア映画が年1本のみということになった。


ミラクルライトの取り扱い編集

公開に際して、中学生以下には本作におけるミラクルライト「ミラクルンライト」が従来通り配布されるが、本作では新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から劇場での使用が出来ないため、公開日同日にYouTubeにて配信された動画内の画面上で使用する形となる。

これに伴い、本編前の前説映像も、従来作であったミラクルライトの使用法の説明ではなく、上映中に騒いだり立ち上がったりしないことをプリキュアたちがお願いする形へと差し替えられている。


また、内藤プロデューサーへのインタビューによると、春公開予定の時点では作中の様々な場面に存在していた「観客にミラクルライトを使うよう促すシーン」を全般的に差し替え修正しているとのこと。この際にセリフの再録も行われている(参考)。

ちなみにセリフ再録のついでに映画の音全体を見直せる機会ができたので、結果的に音質が磨かれたものとなったということ(参考)。


映像ソフトでは上記の修正が入る前の本来の「オリジナルバージョン」で収録される。


この状況を受けてか、『次の映画』以降3作連続でミラクルライトではなく、別の入場者特典が配布されることになり、2023年公開の『映画プリキュアオールスターズF』まで約3年間ブランクが開くことに。



作中の季節感のズレ編集

春休みの公開を想定して作られた作品なため、作中の舞台は満開の春である。桜は本作の重要なモチーフの一つともなっている。

花寺のどか/キュアグレース役の悠木碧女史は正式な公開日の発表時に「この秋1番美しい桜を御覧いただける機会になると思います」と開き直ってコメントしていた。


風鈴アスミ/キュアアースの扱い編集

『ヒーリングっど♥プリキュア』の追加メンバーで、かつTV本編では既に登場済の風鈴アスミ/キュアアースは、この映画では冒頭の注意のシーンのみで本編には一切登場しない。これも本来の公開時期であった春の時点でアスミがまだ登場する前の段階であったからである。

この点で子供たちを混乱させない配慮なのか、上述した「鑑賞上の注意を促す前説映像」ではキュアアースが台詞付で登場し、今回は駆けつけられないことをちゃんと説明してくれる(つまりこの前説映像は公開時期が秋に決まってから新規に制作されたことになる。また、この前説映像はセル版のブルーレイ・DVDでも特典映像として収録されている。一方でレンタル版のDVDおよびAmazon Primeビデオの「東映アニメチャンネル」での配信版ではカットされている。)


アニメ絵本によるあらすじ・結末の先行ネタバレ編集

アニメ絵本に関しては、公開延期に関係無く2020年3月21日に発売された。これにより、あらすじや結末が公開前に判明するという事態となった。


グッズ関連編集

劇中でスーパーグレースが用いるエレメントボトルを玩具化したグッズ『エレメントボトル〜ミラクルリープver.〜』も、公開延期に関係無く2020年3月14日に発売された。その一方で音楽CDやオリジナルサウンドトラックは、映画公開に合わせて2020年10月28日に発売されている。


興行収入編集

上記の影響で、初動2日間の興行収入は大苦戦することになった。興行通信社によると、公開からの2日間の観客動員数は9万7000人、興行収入は1億800万円となった。これは前年のプリキュアスターズ映画「ミラクルユニバース」の43.5%程度で、過去のプリキュアオールスターズ映画の中でも最低の数値である(参考)。


最終的な興行収入も3億8000万円に留まっており、こちらもプリキュアオールスターズ映画では最低記録…というより全てのプリキュアの映画でも映画 ふたりはプリキュアSplash☆Star チクタク危機一髪!』に次ぐワースト2になってしまっている(但し『チクタク危機一髪!』は他作品との同時上映作品であるため、プリキュアシリーズのみの上映作品としては、本作が最低記録ということになってしまう)。


ただし、映画観客動員ランキングでは初登場第3位にランクインしており、映画レビューサービス「Filmarks」の初日満足度ランキングでは3.81で第3位にランクインしているなど、公開時期がコロナ禍である状況ということもあるため、完全に悲観的とは言い切れない(それ以前に、本作品以前に公開開始された映画『鬼滅の刃 無限列車編』の天文学的大ヒットもあるため、それを抜いたとしても2位である)。


本作以降の劇場版への影響編集

プリキュアシリーズは2009年以降、春のクロスオーバー及び秋のレギュラーの年2回公開体制が続き、アニメ映画シリーズとしては過剰な本数での体制が恒常化していたが(他のアニメ映画シリーズでは基本的に年1回公開とされている)、今回の延期により年2回の公開では不測の事態による公開延期により後続の映画の公開時期のスケジュールに影響を与えかねないことを思い知らされる結果となり、それを抜きにしても当時はプリキュア映画の興行収入が低調気味に推移していたことも重なり、プリキュア映画の公開サイクルそのものの完全見直しに至ってしまい、2021年以降のプリキュア春映画作品は制作されないこととなった(これにより、2009年公開の『映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』以来恒例となっていた春のプリキュアクロスオーバー系統の作品は、本作が事実上最後の作品となり、毎年春に新プリキュアと過去のプリキュアを共闘させてシリーズの知名度を上げる取り組みは頓挫される形になった)。このため、クロスオーバーの機能は、毎年秋に公開される単独映画作品(および、同時上映の短編作品)に過去のプリキュアチームをゲスト出演させることでクロスオーバーの代替にする形となる。これにより、直近3作品以上が共演する長編クロスオーバー映画作品も、本作の3年後に公開された『プリキュアオールスターズF』まで中断となる。


これにより、風鈴アスミ/キュアアースおよび『トロピカル〜ジュ!プリキュア』以降のプリキュアのクロスオーバー映画への出演のチャンスは、秋のみに限定されることになった。


その他編集

上記の様に、作中場面的にも経済的にも様々な影響を受けることになったことから、深澤敏則監督も、同じくSDを務めた『ONEPIECE』と比較して、本作のバトルシーンを「ワンピース級」と宣伝してまででも、観客動員数を上げようとする事態となった。


また、当初の公開予定代替日であった5月16日までのカウントダウン企画として、『映画ふたりはプリキュアMaxHeart』から『映画プリキュアスーパースターズ!』までの歴代映画24作品の無料配信も、3月20日から5月15日まで、各週3作品ずつ配信が実施された。


関連動画編集

特報

公開延期前の告知映像

公開延期日程決定後の告知映像

エンディングダンス映像

ミラクルンライトで遊ぼう!


関連項目編集

ヒーリングっど♥プリキュア  スター☆トゥインクルプリキュア  HUGっと!プリキュア

プリキュア映画一覧

タイムリープ

コロナ禍アニメ延期問題


※春公開を想定して制作された映画を指す。このため、延期により秋に公開された本作も含まれる。


その他編集

同じく、2の時代のライダーが共演するニチアサ映画作品。

時間をきっかけに事件が起きるのが共通している(ただし、こちらは歴史改変である)。


こちらも年度末の時期に公開され、2の時代の戦隊が共演するニチアサ映画作品。

同時上映となる『魔進戦隊キラメイジャー_エピソードZERO』では上記の通り、EDのダンスに今作三世代のプリキュア達が参加するクロスオーバーも実現している。


関連サイト編集

公式サイト

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