概要
ガンダムのプラモデル通称ガンプラを題材としたアクションゲーム。通称「ガンブレ」。
プラモ狂四郎を祖とする自分で作ったガンプラで戦うプラモシミュレーターをゲーム内で擬似的に再現している(ゲイジングバトルやガンプラを題材とした他のメディアとは違い、実際にプラモをスキャンする事は出来ない)。
ガンダムシリーズに登場するモビルスーツのパーツを組み合わせて自分だけのモビルスーツを作り出す事をコンセプトとしている。
シリーズの特徴的要素
ストーリー
ガンプラを読み込み操作する「ガンプラシミュレーター」とそこに集う「ガンプラファイター」を中心に基本的に一貫した世界観にて展開される。
しかし作品上でのストーリーの毛色は毎回異なり、全編通して劇中劇を体験したり、あるいは大会に出たり、あるいは学園モノだったりとコロコロ変わる。
3以降はある程度路線が統一され、モバイル・バトローグと合わせて所謂ホビー系バトルの路線が固まっていく事となる。
主人公は自分自身だが、声優が配薬されていないのでEDのトップクレジットは女性キャラで統一されているガンダムシリーズとしては異色のシリーズ。
ガンプラブレイク
ミッションを受注して敵ガンプラと戦うアクションパート。
基本的には無双シリーズのように多数の敵をなぎ倒していく事になるが、ただガンプラと言ってもMG・PGといったスケール違いのサイズのガンプラを相手にする場合もあり、そのバトルの光景は既存のガンダムゲームとは一味も二味も違って見えるだろう。
ガンプラは敵味方共に攻撃を受けると確率で機体の一部が外れ欠損する「パーツアウト」という現象が存在し、外れた部位に応じて一部のアクションが封印される。そして敵のガンプラを撃破すると確率でそのパーツを入手する事ができる。この際敵ガンプラを多くパーツアウトさせることで入手できるパーツの量や種類も増加させることが出来る。
カスタマイズ(アセンブル)
集めたパーツを組み合わせて自分だけの機体を制作する、本シリーズの中核ともいえる要素。
頭・胴体・腕・足・背中・シールド・近距離武器・遠距離武器の8か所を設定し、組み合わせに応じたアクションも自分で設定していく。パーツには固有のオプションやEXアクション・アビリティなどが存在し、どれを付けるかによって機体がどのような特性を持つのかが大きく変化していく。
その為パーツ格差は存在するが、シリーズのナンバリングが進む度ある程度緩和はされている。
また、HG(1/144)とMG(1/100)のサイズ違いが登場する全機体に存在しスケール違いのパーツであっても組み合せることが出来る。ただしMGパーツの入手は大抵ストーリークリア後であることが多い。
3からは上記の組み合わせに加えてビルダーズパーツを7つまでつけることが出来、カスタマイズの幅が一気に広がった。勿論武器系のパーツであればオプション武装も使用可能となる。
更に4からは腕と近距離武器・遠距離武器が左右に分かれ、組み合わせ箇所は11か所にも上る事となった。
パーツ合成
2から導入された、入手したパーツを強化するシステム。最終的には量産型だろうとガンダム最強議論に名を連ねる機体であろうと同等の性能となる。
加えて3では合成機能が強化され、付与されているアビリティそのものを変更したり、成長させたりすることが可能となった。
ペイント
ガンプラなので勿論塗装が出来る。
パーツごとに複数の色分けが可能な他、迷彩柄やメッキ塗装といった現実では難易度の高い塗装や加工も簡単に施すことが出来る。
機体作成はここまでがワンセット。完成したら再びミッションに赴こう。
オンラインプレイ
”創壊共闘アクション”の共闘の部分。最大4人まで同時ミッションに参加する。
1では被撃墜時の「助け起こし」はソロプレイでは出来なかった為、高難易度におけるマルチプレイの重要度は相応に高かった。
通常の戦闘の他にもお互いの機体を見せ合ったりとガンプラならではの楽しみ方が存在する。
更に3では「バウンティハンターモード」という、インターネット上に存在する好きなガンプラを相手取る特殊なPvEモードが実装された。
ショップ店員
一定条件を満たした機体はガンプラショップに入荷され、購入する事ができる…が、
1におけるこのショップにて登場した店員の男性のインパクトがあまりにも強かった為、
プレイアンケートに「ショップ店員。」とだけ要望が書かれ、以降本シリーズにおける持ちネタと化してしまった。
2からは登場する店員は女性に変更され、さらに表示非表示のボタン切り替えが可能になるが、ボタン連打を繰り返していると機嫌が悪くなり動いてくれなくなる…なんて小ネタも。
シリーズ一覧
- ガンダムブレイカー:シリーズ第一作目。登場ガンプラ数の少なさなどゲームとしては粗削りで不満点は少なくないが、シリーズの基礎的な部分は完成している。
- ガンダムブレイカー2:ガンダムブレイカーの続編。カスタマイズ、アクション共に大幅に自由度を上げる。前作で入手したパーツをコンバートする事が可能。
- ガンダムブレイカー3:ガンダムブレイカー3作目。2から更に順当に進化した。ビルダーズパーツの取り付けによる無限のカスタマイズがウリ。後日談を描いたDLCも発売された。
- Newガンダムブレイカー:ガンダムブレイカー4作目。バトルシステムが大きく変更となり、派生作品の趣が強い。物語に恋愛要素が加えられ、各ヒロインにルートが分岐する。
- ガンダムブレイカーモバイル:スマートフォンアプリ向けのガンダムブレイカー5作目。システムは新要素を加えつつも3を簡略化した感じに戻している。
- ガンダムブレイカー4:ガンダムブレイカー6作目にして3から実に8年ぶりのナンバリング回帰作品。パーツの組み合わせ箇所が増え、カスタマイズ性がより深化している。
- ガンダムブレイカーバトローグ:ガンダムブレイカーのスピンオフ作品かつアニメ作品。3とモバイルの登場人物が共演。