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Newガンダムブレイカー

にゅーがんだむぶれいかー

2018年6月21日にバンダイナムコゲームスより発売されたアクションゲーム。「ガンダムブレイカー」シリーズの第4作である。
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概要編集

2013年に発売された、ガンダムのプラモデル通称ガンプラを題材としたアクションゲーム『ガンダムブレイカー』の第4弾。

何故、「ガンダムブレイカー4」にしなかったかというと遊び方が従来の作品からかなり変わったからとのこと。

今作では「リアルカスタマイズバトル」という新システムを導入、これは戦闘で手に入れたパーツをその場でカスタマイズができる。また、パーツの1つ1つにはEXスキルが設定。ステージ上にあるコンテナを破壊すると出るレベルアップアイテムでレベルが上がりEXスキルが解放され様々な技が使える。


ストーリーモードでは「ガンブレ学園」を舞台に主人公とヒロインたちが活躍する。


実際の評価編集

全体的な評価はこれまでの作品に比べるとかなり低い。蔑称は「乳癌」


一言で言えば、どうしてこうなった!!


システム面編集

アクションはごちゃごちゃして爽快感がない。また、鳴り物入りだった「リアルタイムでのパーツ付け替え」は、むしろ「リアルタイムで勝手にパーツを付け替えさせられる」システムだったため、シリーズの基本コンセプトである「自分好みにカスタムしたガンプラが活躍するゲーム」を否定しているという不評が挙がった。


例えば、「格闘機であるゴッドガンダムを再現するため盾無し射撃武器無し」で出撃したとしても、戦っているうちに撃破せざるえをえないジムのビームスプレーガンやガンダムハンマーが勝手に装着され、いつのまにかGP-02の巨大なシールドを待たされて、戦い方を強制的に変更されてしまう。

それどころか、ガンプラ本体さえ弾が掠めれば容易にパーツが外れるため、いかに「かっこいい」パーツを吟味して組み合わせ、カラーリングをこだわり抜いて自分好みのガンプラを作り出撃したとしても、頭部パーツが捥げれば近くに落ちていたザクの頭が吸い付いてくる、外れたバックパックの代わりにウイングガンダムゼロEWの巨大な羽根が生える、足が捥げた時にガンタンクのパーツが落ちていればキャタピラ走行の車両と化す…と、どんどん「自分が組み上げたガンプラ」が強制的に「その辺に落ちてるもののランダムな寄せ集め」になって行くのを眺めることしかできない。

しかも、ジュアッグジオングのように腕自体が銃器になったタイプの腕に空中浮遊する武器がくっつくといった不自然な現象も起こる上、パーツのカラーリングも現地で拾ったままの状態なので当然チグハグ。

これをカッコいいと思うか否かは個々人のセンスに任せるが、少なくともガンブレ側が自分でコンセプトとして推奨してきたはずの「自作カスタムでのプレイ」を求めるプレイヤーの需要とはマッチしていない。

大真面目に「自爆スイッチを押せ!」と推奨される程(自爆すると元のパーツが復活するので)なのだが、トレーラー映像ではこれを批判するカミーユに対してファ・ユイリィが「だったらパーツを奪われないようにレベルを上げればいい」と反論をするシーンがあり、開発側が開き直っているように見えたのも余計に不評を買った。


さらに、グラフィックを改善するためにモデリングを一から作り直した為に、パーツ数が減少していることも批判の的になっている。

また、前作までと違いパーツの強さが固定されてレベルアップ要素がなくなってしまい、弱いパーツはどこまで行っても弱いため、例えば「レベルを上げてガンダムより強くしたザクやジム」を作ることができない。ようするに「ぼくのかんがえたさいきょうでかっこいいがんぷら」など夢のまた夢

シナリオをクリアするためには見栄えや好み無視で性能重視のパーツ、更にいうなら強い機体でガンプラを組んでいくしかないということから、3で時折使用されていた「EX-Sガンダムの頭(インコム)、クシャトリヤの腕(ファンネル24機)、ケルディムGNHW脚(ライフルビット及びシールドビット総計11機)、キュベレイバックパック(元祖ファンネル10機)、追加パーツのファンネル3機×7つ」を搭載したバケモノ機体のような尖ったロマン溢れる遊びなど本作では不可能で、実用性度外視でそう言った機体を作れて、ちゃんと強化すればそんなヘンテコ機体でも強くできるというシリーズの魅力は失われていた。

一応、初代ガンダムブレイカーもHGよりMGの方が高性能なのでHGの存在価値がサイズ差しかないという問題や、パーツによって固定された武器の適性があるせいで性能を求めると特定のパーツを要求され外見と両立できないという問題はあった。しかしあちらは初代、つまりジャンル開拓者故の粗であったのに対して、ガンブレ2以降改善してきたにもかかわらず、Newで逆走した点が「同じ失敗の繰り返し」として余計に目立ってしまった。


また、自作のお披露目とも言えるネット対戦もレスポンスが悪いので「ほとんど苦行」と評する人も出ている。


原作の未履修を疑わせるモデリングが存在しているのも問題視されがち。

ただし、その代表例とも言われる「フィン・ファンネルの展開方向が逆」という間違いはガンブレ3でも起こっているので、原作未履修疑惑はNewで始まった問題ではないことを付記しておく。

ついでに言えば、Newの後にコンセプト回帰に成功した点が好評なガンブレ4でも「攻撃用のリフレクターインコムヒザからIフィールドバリアを出す防御用装備になっている」など、原作と乖離した描写はいくつか見られる。

ガンダムファンとしては受け入れ難いレベルの間違いなのは確かではあるが、ゲーム全体の粗が目立ったことや、武装としての有用性が低下した今作では特に注目されてしまっただけだとも言える。


シナリオについて編集

「よくある学園舞台の玩具系作品」のような雰囲気(要はデュエルアカデミアとかそういうノリのガンプラバトルを学ぶ学校)であり、この点は人それぞれの好みによる。


これに関しては「前情報からの期待との落差」が不評につながっている。

主人公とヒロインの恋愛要素が盛り込まれているのは確かなのだが、各ヒロインの一枚絵が文字通り一枚、ルートはヒロイン(及び台詞)が違うだけで何も目新しさがなかった。


また、撃破した相手からパーツを拾い集めるハクスラ系のゲームなのに「パーツの強奪は良くないと咎めてくるヒロイン」、戦闘中にガンダムシリーズの台詞を無暗やたらと叫び続ける「名セリフbot化するヒロイン」、『ジークジオン』ならぬ『ジークシオン』という自分の名前で私物化したオヤジギャグのような台詞を強制して学園を支配する「某ギャルゲーの珍エンドのようなヒロイン」など、キャラクター描写の不自然さに「1の頃の無味乾燥なシチュエーションだけ書いてあるだけのミッションの方がマシ」「もっと他に力を入れるべきところがあっただろう」といった不評が聞かれる。


ゲーム性について編集

「Eスポーツ化を目指して戦略的な内容にしたかった」という意識の高げな開発インタビューとは裏腹に、

  • 基本的な作り込みが甘くアクションゲームとして不十分
  • ガンプラの要素を活かせずキャラゲームとして不十分
  • カスタマイズが否定されロボットゲームとしても不十分
  • ヒロインの魅力や共感性が薄いのでギャルゲーとしても不十分
  • 従来作のコンセプトが否定されているので固定ファンが離れた

と、すべての要素が悪い方に噛み合って「ありとあらゆる要素が中途半端なうえ、全部が落第点」「どの層にも刺さらないゲーム」という評価がKOTY次点という結果として現れることになった。


単なる駄作なら誰にも刺さらないまま静かに消えていったかもしれないが、SNSの公式アカウントではアップデートの情報に対して失望のコメントが多数つけられていたように、一定数いたであろう固定ファンが「ガンダムブレイカーの次回作」に求めていた「ガンプラ作り」や「ブンドド」を真っ向から否定するようなシステムが表立った不満を巻き起こしていた面もある。


また、プレイヤー同士の対戦を前提にする「Eスポーツ化」を唱えたことそのものにも批判がある。

各シリーズのPVには「前作プレイヤーからの要望」を取り上げるシーンがあり、「ショップ店員がキモい」などのどうでも良いものから「ジャマーやバグ(機体名)が邪魔すぎる」などのゲームバランスに関するものまで挙がる中に、毎回「PvP要素を入れるな」という要望が見られたのもあって、「あえてプレイヤーの要望を無視しておきながら、半端なものを出して失敗した」という、よりネガティブな目で見られることになったのである。

PVPとして見ても、やる事は指定物資を自陣に持ち帰る事なのだが、プレイヤーが完全放置でも3回のコンティニュー以内にクリア可能という状態だったので、本当にPvPをやるつもりで作ったのかという不満も見られる。


この反省を生かしてか、後に配信されたガンダムブレイカーモバイルではパーツのレベルアップ制の復活、不評だったリアルカスタマイズバトルの廃止など、以前のシリーズに近いシステムとなっている。




公式Twitterに対して編集

上記にも述べてるように公式Twitterのアップデート情報に対し失望しているコメントが多数あるがそれと同時に公式Twitterに対して中傷や侮辱に近いリプライなどが見られる。中には購入すらしていないにもかかわらず、中傷などをしている者もいる。くれぐれもそのようなリプライを送るのはやめましょう。

クソゲーを非難していいものは一度買ってプレイしたもののみであり、誹謗中傷はいかなる理由があっても厳禁である


新作リリース編集

2024年2月21日、ニンテンドーダイレクトにてガンダムブレイカー4が発表された。

……それに伴い、公式ホームページがガンダムブレイカー4にリダイレクトするよう変化した為、検索に引っかからなくなってしまった。

一応、得点の過去作パッケージにNewガンダムブレイカーも含まれており、ガンダムブレイカー4のホームページにNewのサイトへのリンクも貼られている為、公式から完全に黒歴史化されたわけではない。

まあユーザー側としては記憶のマウンテンサイクルに埋めてしまいたい人も多いかもしれないが……。

また、BACK-ONが歌うガンダムブレイカー4の主題歌『ReBreak』の歌詞の中に『積み上げた栄光もプライドも一瞬で崩れ落ちたまるでパラレルワールド』とあり、ファンの中では「これはNewガンダムブレイカーを意識しているんじゃ?」と思うものや「この曲を聴くとNewガンダムブレイカーからやり直してやるという意識を感じる!」などという意見も出ている。


余談編集

クソゲーオブザイヤーでは編集

本作は2018年度クソゲーオブザイヤー次点である、もう一つの有力候補作がRPGツクールMVであったため、「自信作のガンプラのコンセプトが滅茶苦茶に破壊されるガンダムブレイカー」「内容の不備により、まともなゲームを創造できないRPGツクール」という創造と破壊をタイトルに冠し、その上で「壊れてはならないものを壊しにかかるブレイカー」「作れなければならないものが作れないツクール」二作品が鎬を削る妙にエモい事態となっていた。


PVではこうなったのは全てシャアのせいにされている。もちろんただの濡れ衣であるためシャアは何一つ関係ない

関連サイト編集

公式サイト

公式ツイッター


ガンダムビルドメタバースでは……編集

 2023年10月6日に配信されたガンダムビルドメタバースではガンダムビルドファイターズシリーズ、ガンダムビルドダイバーズシリーズ、さらにガンダムブレイカーシリーズのキャラクターが(カメオ出演も含め)多数登場している。……が、Newガンダムブレイカーシリーズからは一人も出演していなかった。当時のYoutubeコメント欄でもちょっとした話題になっていた。


関連タグ編集

ガンプラ

ガンダムブレイカーシリーズ

ガンダムブレイカー

ガンダムブレイカー2

ガンダムブレイカー3

ガンダムブレイカーモバイル

ガンダムブレイカーバトローグ

小川正和,薄井宏太郎ガンダムガンプラeスポーツになどと対談していたプロデューサー。手軽に作れる俺ガンダムブンドドしたかった(そしてこれまで出来ていた)ユーザーの需要に対して、内容がご覧の有り様であったことからその内容が顰蹙を買った。*


黒歴史

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