概要
2013年に発売された、ガンダムのプラモデル通称ガンプラを題材としたアクションゲーム。後に続く「ガンダムブレイカーシリーズ」の原点。通称「ガンブレ」。
キャッチコピーは「常識を壊し、非常識に戦え」。
シリーズ第一作という事もあり登場するガンプラの数が少なく、また登場機体も一部パーツのみの場合があるなど、不満点も少なくはないが、カラーリングの変更を含めてカスタマイズの幅は広い。
夏にPS3版が発売され、遅れて秋にVita版が発売された。
Vita版にてミッション、登場ガンプラの大幅な追加が行われ、それに併せてPS3版の無償アップグレードも行われている。
基本システム
本作は、ガンプラをテーマに置いた作品という事もあり、ゲーム中には1/144、1/100、1/60スケールのガンプラが登場する。プレイヤーは1/144、1/100スケールのガンプラをカスタマイズする事ができ、1/60スケールはミッション中のボスとして登場する。
本作の最大の特徴はガンプラをカスタマイズできる事であり、頭・胴体・腕部・脚部・バックパック・射撃武器・格闘武器の他、装備したパーツに基準したオプション武装やEXアクション等を組み合わせ、自分だけのガンプラを作り出す事が出来る(ただしシステム上の観点からΖガンダムなどの変形は再現不可能。ユニコーンガンダムの変身に関しては別キット扱いにする事で再現されている)。
取り付けられるパーツやスキルは、それらに設定されているコストをOSのキャパシティに収まるように設定しなくてはならない。キャパシティはOSのバージョンアップを行う事で増やす事ができ、OSのバージョンアップはミッションを繰り返す事で行われる。
また、カラーリングの変更や表面処理、ウェザリングやデカールによるディテールアップも可能。
本来であればパーツの規格が合わないために実際に完成させるためには大幅な改造が必要である組み合わせであっても、過度のパーツ同士の干渉が発生しなければ(キュベレイ系のアームやダブルオーライザーのバックパックなど大型のパーツで発生しやすい。ほんの少し重なるくらいならシステムが誤魔化してくれる)完成させることが可能で、見栄えは悪くなるがHGとMGの混在も可能。
また、ゲーム発表時にリリースされていないモビルスーツや稼働関節が少ないベストメカコレクションに近いガンプラもHG、MG仕様で登場する。今では入手が不可能、ないしは困難となっているものもあるのでそういう機体を好むプレイヤーにとっては歓喜ものであろう。
一方で、戦うのがプラモという事もあり、戦闘でダメージを負うと各部のパーツが外れ、ブースト不能や行動不能などの機能障害を起こす事もある。外れたパーツは回収すれば再度使用可能となる。
作ったガンプラの画像はガンダムパーフェクトゲームスにアップロードする事で公に公開する事も出来る。
各種パーツはショップで手に入れる他、敵を倒して入手可能であり、入手した際は必ずランナー状態でストックされ、パーツを「制作」する事でゲームで使用可能となる。
パーツの性能は制作時に付けられるグレードに応じて上下する。グレードが高いパーツ程性能が上がっていき、これにより、ジムやザクであってもパーツの質によっては十分に戦えるだけの可能性を秘めている。
性能の高いパーツを作る場合、ガンプラの工作技術を表すビルダーズランクが高ければ高い性能のパーツを作る事ができ、ビルダーズランクはパーツを制作していく事で上げる事が出来る。また、色付きのランナーも高い性能を弾き出しやすい。
戦闘を行うステージも「ジオラマ」という設定となっており、アクシズ風の宇宙要塞やジャブロー風のジャングル、キリマンジャロ風の雪山の他、カジノ台やプラモの制作部屋、果てはお台場のダイバーシティ東京といったこれまでのガンダムゲームに無いステージで戦う事が出来る。
やろうと思えば絶対に笑ってはいけないガンダムを作り出すことも可能