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ガンプラビルダーズ

がんぷらびるだーず

正式タイトルは「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」。 ガンプラ30周年記念作品となる、プラモ狂四郎やプラモウォーズの系譜に連なるアニメーション作品である。
目次[非表示]

概要

ガンプラ30周年を記念して作られたOVA作品。
機動戦士ガンダムSEEDC.E.73STARGAZERと同様に各話15分の3部作となり、`10年夏に第1話相当の「パーツA」がイベント上映。後に第二話「パーツB」および第三話「パーツC」と共にWeb配信やテレビ放送され、DVD・BDが発売された。

プラモ初心者の主人公がガンプラに触れてガンプラの楽しさや工作技術を学んでいくという分かりやすい内容となっている一方で、全45分の短編ながらも「ガンプラを機械でスキャンして仮想空間で戦う事が出来る」、「パーツのはめ込み具合やプラモの仕上げ方によって機体性能が上下する」などのツボを押さえた設定から、「プラモ狂四郎」や「プラモウォーズ」など、かつてのガンプラブームを知る大人達からの評判が良い。
また、Hi-νガンダムブルーディスティニーなど、商業用の映像作品において初めて映像化したモビルスーツも存在している。
これらの要素は後続のシリーズでも踏襲されており、「ガンダムビルドファイターズ」以降のシリーズやゲーム「ガンダムブレイカー」でも「ガンプラバトル」「ガンプラビルダー」などの作中単語もそのまま用いられている。
ガンダムビルドシリーズ』とは「ビルドファイターズ」に一部スタッフや用語が引き継がれており、公式ではビルドファイターズの原型として紹介していることもあるのでビルドシリーズそのものの原型ともいえる(作中でもビギニングガンダムは目立つ扱いを受けている)。

あらすじ

2009年の東京お台場。父に連れられ、潮風公園に建てられた「実物大ガンダム立像」を見学しに来た少年イレイ・ハルは、そこでテレビでも漫画でも見たことのない謎のガンプラ「ビギニングガンダム」を手に入れる。

この頃、巷では自分で作ったガンプラを「ガンプラスキャナー」でスキャンし、自分で操縦して戦う「ガンプラバトル」が流行っていた。ハルは親友のサカザキ・ケンタに誘われ、自ら組み立てたビギニングガンダムでガンプラバトルに参加。究極の称号「ガンプラマイスター」を目指していく。

ガンプラバトル

本作で描かれるガンプラバトルは、自分で組み立てたガンプラを操縦し仮想空間上で対戦するゲームとして描かれている。

筐体は戦場の絆をベースとしており、カードに戦績を記録したり、併設されたモニターを通して観戦出来るのも共通。外伝作品にはGガンダムの操縦方法を再現した筐体も登場している。
ガンプラをスキャンするガンプラスキャナーはハロ型となっており、口の中にキットを入れてスキャンする。また、スキャナーに入らないキット(デンドロビウムやミーティア等)の為の大型スキャナーも存在する。
ガンプラの工作精度もスキャンされ性能に反映されるので基礎工作が出来ていないキットは性能が低くなる。そのため、ガンプラバトルはゲームの腕だけでなく、ガンプラ制作の腕も問われるゲームなのである。
なお、自分で組み立てたガンプラを携えてガンプラバトルに参加する者は、「ガンプラビルダー」と呼ばれ、その道を極めた者は「ガンプラマイスター」という究極の称号で呼ばれる。

登場人物

イレイ・ハル

声-代永翼
本作品の主人公。
お台場でビギニングガンダムを見つけたことでガンプラビルダーとなった。
最初はプラモ工作についてはまったくの初心者であったが、エピソードを追う毎にプラモの工作技術が上達していく。

サカザキ・ケンタ

声-岡本信彦
ハルの友人。
ハルにスミ入れや部分塗装などといったガンプラの工作技術を教えた。
シャア専用機を好んで使用するが、「赤は女の子の色だから」という理由でシャア専用機を(百式だろうと)白く塗る

ノヤマ・リナ

声-伊瀬茉莉也
ハルの恋人(自称)。ハルやケンタに触発されてガンプラを始めた。
アッガイを熊だと思いベアッガイに改造し、ガンプラバトルに参戦する。

コウジ・マツモト

声-神谷浩史
専用カラーのHi-νガンダムを操るアイドル。
最初はマネージャーの作ったガンプラでバトルしていたが、ハルとのバトルに敗れた後、自分でガンプラを作るようになる。

タツ・シマノ

声-入野自由
スーパーカスタムザクF2000を所有するガンプラビルダー。
普段はスクラッチやパーツ流用によるオリジナルガンプラを作るのが得意な人のいいお兄さんだが、ガンプラバトルとなると性格が豹変する。

ボリス・シャウアー

声-浪川大輔
ガンプラ道を極めたガンプラマイスター。
フォーエバーガンダムでハルのビギニングガンダムに戦いを挑み、一方的に撃破してリナに「大人気ない」と言われる。
主な移動手段は馬。後述の外伝作品ではフォーエバーガンダムを風雲再起に乗せた。

ダイアン・リー

声-遠藤綾
ボリスの部下の女性。ケンプファーを操る。
主な移動手段は徒歩。

サム

声-武虎
ボリスの部下の男性。ブルーディスティニーを操る。
主な移動手段は徒歩。

店長

声-高橋広樹
ホビーショップ「AXIS」の店長。

イレイ・ヒノデ

声-成田剣
ハルの父。ハルがビギニングガンダムを作る際、ハルにニッパーを渡した。
実はバンダイの社員でビギニングとその追加パーツを設計したのも彼。

登場メカニック(プラモデル)

アストレイレッドフレームとビギニングガンダム以外は基本的にHGUCシリーズなど宇宙世紀作品に登場するガンプラ(あるいはそれベースの改造ガンプラ)が登場。
ただし後述の外伝や漫画版ではMGゴッグのクローを装着したHGゴッドガンダムノワールストライカーを搭載したケルベロスバクゥハウンドなど、HGUC以外のガンプラも登場している。

メインキャラクターの用いるガンプラ


サブキャラクター・モブキャラの用いるガンプラ


ガンプラ以外


コミカライズ

月刊ケロケロエースにおいて、模型戦士ガンプラビルダーズAのタイトルで岩本佳浩が担当。

キャラたちの性格が一部を除いて、アニメ本編と異なっているものの岩本氏の得意とする熱いバトルが描かれた。

HGFCノーベルガンダムの発売を記念して、モビルトレースシステムを再現したGポッドと女性ビルダーによるファイティングスーツが描かれたが、後に後述の外伝作品であるDにも輸入されることになった。

外伝作品

ビギニングガンダムズ


ビギニングG後の時間軸を描いた外伝作品。シナリオは千葉智宏が担当。

アニメでは、ほぼ宇宙世紀作品のモビルスーツみの登場だったのに対し、機動戦士ガンダムSEED機動戦士ガンダム00機動戦士ガンダムUCに加え、連載開始時の最新作である機動戦士ガンダムAGEなどのキットが積極的に用いられている。

HGビギニングJガンダムとHGビギニングDガンダム発売の際には作品間でコラボレーション企画も行われた。

ガンプラビルダーズJ

月刊ホビージャパンで連載。主人公のネッキ・タケルとホビージャパンの(実在の人物をモデルにした)モデラー達とのガンプラバトルの様子を描く。
登場するガンプラの作例は徹底的にディテールアップしたスクラッチモデルやミキシングビルドなどハイエンドな物が中心。
こんな可愛い子が男の子のはずがない。
実在のモデラーが制作したガンプラが登場し、モデラーをモデルとしたキャラが登場するのは次作の「ガンダムビルドファイターズ炎」シリーズにも引き継がれた。

ガンプラビルダーズD

電撃ホビーマガジン今ノ夜きよしが作画を担当。主人公のアスメ・シンゴが向かいに住むミシマ・サキの「いいことしましょう」という誘いに乗ってガンプラバトルに身を投じていく様子を描く。
主人公がガンプラ初心者という事もあってか、登場するガンプラの作例はカラーリング変更やミキシングビルドといったライトな物が中心。
キャラクターの台詞回しがきわどい事に定評がある。また、登場キャラと機体が作者が共通する後の「ガンダムビルドファイターズD(ドキュメント)」「ガンダムビルドファイターズA(アメイジング)」にカメオ出演している。

関連項目

ガンダム 機動戦士ガンダム ガンプラ プラモ狂四郎
ボンボンホイホイ
ガンダムブレイカー ガンダムビルドファイターズ
ガンダムビルドシリーズ

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