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概要

イレイ・ハルの使用するガンプラ

同作の他の登場プラモとは異なりキャラクター・モデルとしての設定を持たないが、にもかかわらず主人公オリジナルのフルスクラッチというわけでもない(製品としてパッケージングされてはいる)。

「ガンプラマイスター」の称号を持つボリス・シャウアーはこの機体を「始まりの機体」と呼ぶ。

当初は素組み(キットを普通に組み上げた状態)であり、パーツもしっかり組み付けられておらず、目のシールも歪んでいる状態であったが、ハルがガンプラビルダーとしての技術を向上させていくと共に改修が施されていき、名だたるビルダー達と互角に戦えるだけの性能を発揮していくようになる。

実はハルの父イレイ・ヒデノが自身が務めているバンダイホビーセンターで製品化したガンプラであり、その後正式にバンダイより商品化がされている。

形式番号は「GPB-X80」となっているが、これが何を意味するのかは劇中では語られてはいない。(一説にはガンプラビルドタイプ試作型番80の略称とのこと。つまり当初から設定を築いていないプラモオリジナルのガンダム、ということになる)。

頭部アンテナはビームで形成されており、高速で移動する際にはアンテナがゆらめき、機体が行動不能となるとアンテナも消失する。


武装は頭部ビームバルカン、ビームライフル、シールドと装備自体はスタンダードだが、ビームサーベルは両肩に3対、シールド裏にも3基の計9基を装備しており、このガンプラを扱うイレイ・ハルは片手で3本のサーベルを掴んで切りつける荒技を披露している(Let's party!とは言わないが、Gジェネレーションではラナロウ・シェイドをパイロットにするプレイヤーも多い)。


ガンプラビルダーズシリーズの後継作品であるガンダムビルドファイターズにも登場。

ガンプラ製作にも興味を持ち始めたレイジイオリ・タケシ指導の下、覚束ない手つきながら完成(よく見るとゲート跡や墨入れのはみ出しが残っているのはご愛嬌)させた。

レイジにこのガンプラを薦めたタケシの言によると素組みでもバトルで高い性能を発揮する機体であるとされる。

またバトルシステムで試運転中に乱入したガンプラマフィアとの戦闘で、いつもビルドストライクガンダムの製作、修理しているセイの気持ちを理解するきっかけとなるなど、「ビルダーズ」に引き続き主人公に「作る楽しさ」を教える役を担っている。


なお現実においてもプラモもしっかり発売されている(作中と同じパッケージである)が、パーツ構成が複雑な上に塗装箇所もそれなりにあるため、名前とは裏腹にビギナーには向かないという評判である。関節パーツもKPS導入以前の商品ということもあり、ABSを用いている。塗装向きでない素材を使用しているという意味でもビギナー向けを遠ざける要因の一つとなってしまっているのは皮肉といえる。

デザインは重田敦司。クリンナップは阿久津潤一が担当した。


バリエーション

ビギニング30ガンダム

ビギニング30ガンダム

バンダイホビーセンターからイレイ・ハルの下に送られてきたIFS(I・フィールド・システム)ユニットをビギニングガンダムに装着したガンプラ。

ハルのビルダーとしてのレベル向上に伴い、全身塗装など高度な工作が加えられた為、高い性能を発揮する。

「30」は「30年」を表しており、ビギニングとあわせて「30年目の始まり」を意味する。

Iフィールドを自在に操る事ができ、それによって広域にビームシールドを展開したり、ビームの出力調整を行うなど多彩な活躍を見せた。

また、ビームサーベルの搭載本数も増えており、ファンネルよろしく遠隔操作を行う事も可能となっている。

この超技術めいた装備は、『V2ガンダム以降、∀ガンダム未満』というイメージによるものであり、光の翼を持つV2と、Iフィールドを自在に操る∀の特徴を併せ持っている。偶然だがどことなくG-セルフのデザインが似ており(デザインはG-セルフが後にデザインされている)、それに近い能力を備えてるのも共通点である。


漫画版ではこのパーツに関してのエピソードがさらに肉付けが追加されており、ハル自身がデザインしたものという展開とされている。


ガンダムビルドファイターズ』ではアニメ本編では未登場だが、小説版ではレイジがビギニングガンダムの次にイオリ・タケシの指導の下で製作したガンプラとして登場しており、以降の愛機の一つとなっている。


ビギニングガンダムズ

ビギニングJガンダム

外伝作品「ガンプラビルダーズJ」に登場。同作の主人公であるネッキ・タケルが操るガンプラ。

「J」は「ジャパン(ホビージャパン)」の意。全身に丸型のIFSユニットが配されているのが特徴。

タケルの祖父の屋敷から発見された謎の設計図を元に製作したガンプラであり、背部に搭載された二本のバーニングJソードを操る。

バーニングJソードにもIFSユニットが内蔵されており、搭乗者であるタケルの気合が最高潮に達すると、刀身に炎のような形のIフィールドを発生させる。また、ビームライフルとシールド、シールド裏のビームサーベルなどビギニングガンダムの基本装備はひと通り使用可能となっている。

なお、設計図は実はバンダイホビーセンターが商品化を企画していたもので、当初はスクラッチパーツを用いていたが、後に商品化されたパーツを使用して組みなおされており、スクラッチ版は初期型、製品版は後期型と区別されている。


主な改造バリエーションにHGマスターガンダムのパーツを使いケンタウロスモードへの合体機構を備えたバーニングクロス&モビルホース爆熱烈火ダブルオーガンダムセブンソードの武器を流用したビギニングJセブンソードなどがある。

またビギニングのビームサーベルを持つ手がクリアパーツなのを利用した「シャイニングビームサーベル」や、UCハードグラフの陸戦型ガンダムの腕(※)を用いた「ジャイアントナックル」という技も用いる。


ビギニングの1/144に対して、人間が中心となるハードグラフ・陸戦型ガンダムの腕は1/35スケール。

これはメガサイズシリーズの1/48を超えてガンプラ最大のモビルスーツ(の一部)である。


ビギニングDガンダム

外伝作品「ガンプラビルダーズD」に登場。同作の主人公であるアスメ・シンゴが操るガンプラ。

「D」は「電撃(電撃ホビーマガジン)」の意。全身にコの字型のIFSユニットが配されているのが特徴。

シンゴの下に送られた謎のパーツをビギニングガンダム(カラーD)に装着したガンプラであり、各部に追加パーツを装着する事が出来る。

バックパックのビームサーベルは六本から二本に減っているものの、高出力のハイパーDサーベルに変更され、ビームライフルも大型のハイパーDライフルが用意されており、これらの装備は最大出力時に稲妻状のビームを発生させる。

また、ビギニングJ同様に通常のビギニングガンダムの装備も使用可能となっている。

先述のビギニングJともども商品化された。


主な改造バリエーションにプロヴィデンスガンダムのドラグーンを装備したものや、ガンダムAGE-1とポリキャップが同構造なのを利用したビギニングDタイタス、可変タイプのラクタパクシャ、バーニングJソードを装備したビギニングDJフリーダムガンダムやフォーエバーガンダム、フライルーのパーツを用いたパーフェクトビギニングDなどがある。


ビギニングファントム

「ガンプラビルダーズJ」に登場する黒いビギニングガンダム。

機体のバトルデータを収集してほしいという手紙とともにホビージャパン編集部に届けられたガンプラであり、機体はネットワーク上に形成された人工知能によって制御されており、生身のビルダーは存在しない。

対戦相手のデータを吸収し自らの戦闘能力に反映させる為、戦えば戦う程に強化されていく。

ホビージャパンモデラー達のデータを吸収し、ビギニングJとビギニングD、ビギニング30の特徴を併せ持ち強化したビギニングJDファントムへと進化するも、タケルのビギニングJによって倒された。


ガンプラ

前述通り、ビギニングガンダム、ビギニング30ガンダム、ビギニングJガンダム、ビギニングDガンダムが1/144スケールで発売されている。

いずれにもビームサーベル3本持ちのハンドパーツが右手のみ付属したりする一方で、左武器持ち手がビギニングJ以外には付属していないという難点もある。

また、組み立て難易度はパーツの多さ等で相当なものとされているが、これを組み立てることができてこそ、これ以降のガンプラ制作のハードルが何度が下がるのではないかと思わせる。塗装に関してもDとJの追加ランナーが白一色であるなど、塗装する手間がかかるという欠点があるが、そういう意味でも自由度が広いガンプラととらえることができると言えよう。


関連項目

ガンプラビルダーズ ガンプラ

ガンダムビルドファイターズ

イレイ・ハル アリーア・フォン・レイジ・アスナ

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