ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ザクⅠ・スナイパータイプ

ざくわんすないぱーたいぷ

ザクⅠ・スナイパータイプとは、OVA『機動戦士ガンダムUC』に登場する、ザクⅠを長距離狙撃仕様に改修したモビルスーツである。初出はデザイン企画。
目次 [非表示]

概要

形式番号MS-05L。

メカニックデザイン企画『ハーモニー・オブ・ガンダム』に登場したMS。

旧式化したザクⅠキャリフォルニアベースにて長距離狙撃用改修した機体で、ゲルググで実用化されたビーム兵器の携帯技術を転用し、長射程のビームスナイパーライフルが使用可能と為っている。

また、頭部は狙撃用に強行偵察型ザクのカメラアイを使用、右膝には低重心(膝立ち)での狙撃姿勢を保つため特殊なギアが設置されている。

その特殊な頭部構造故に、指揮官用ブレードアンテナは頭部中心からずれた場所に設置される。


この機体は、オデッサでの敗戦以降、旧式化した旧ザクを何とか戦闘用途に使えないかというジオン軍の現場の事情により、少しでも戦力に為ればという思想から生み出された経緯がある。

そこで最小限の攻撃で最大限の効果を発揮する狙撃に主眼が置かれた。

それまではMSで狙撃任務が可能な機体が少なかった事もあり、狙撃に使うには命中精度と火力に難が在ったマゼラトップ砲を使わざるを得ない場面が多く、懸案事項と成っていたという事情も有った。


本来ザクのジェネレーター出力ではビーム兵器の稼働が不可能で有った為、背中に本体の融合炉と同等以上の出力を発揮するサブジェネレーターを搭載したランドセルを背負う事で解決した。

このランドセルはゲルググキャノンの技術を転用して造られたもので、重量増加による機動力低下を補う為にスラスターも増設されている。

ただし急造品で有った為、冷却時間には難が有った。


旧式化している上にこうした強引なビーム兵器運用の為のランドセルの増設なども有って機動性は著しく低下し実質狙撃専用と成ったものの、ジオン量産機としては唯一の狙撃機であり、「モビルスーツが持つ地形走破性を最大限に活かしてどんな場所にも陣取ることが可能な長射程ビーム砲搭載型移動砲台」と呼べる代物と成った。

その有効性は確かでゲリラ戦で一定の戦果を挙げ、時代が進んだ『ガンダムUC』においても制空権を得た上での上空からの本機の狙撃は猛威を振るっており狙撃特化機としての運用は正しかったとも言える。


武装

ビームスナイパーライフル

本機の主武装であり、背部の大型ジェネレーターから供給される出力もあって、火力はMSを一撃で撃破出来る程。数射毎に赤熱化したバレルを交換する必要がある。

機動戦士ガンダムUC』ではヨンム・カークス少佐が駆る指揮官仕様の本機が上空からの狙撃でネモⅢを撃墜している。

スナイパータイプでは頭部カメラとの連動で長距離狙撃を可能としているが、ビーム兵器としてはランドセルとセット、もしくは他の供給元あれば他の機体でも使用可能らしい描写が見られる。

『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』ではペルル・ノワールにライフルを繋いだ狙撃型と思われるザクⅡが使用している。

漫画『機動戦士ガンダム0083REBELLION』ではコウがこのビームライフルと大型ジェネレーターを装備したザクⅡF2型で即位機能の損壊や測量不能な状況下を想定しての射撃訓練を行った。

漫画版『機動戦士ガンダムザ・ブルーディスティニー』では本機のランドセルを手持ち式にしてドム狙撃を行っている。

『ガンダムオンライン』ではザクⅡもF型とS型(と消滅したJC型、ザクⅡ狙撃型参照)が本機のランドセルとライフルを装備した狙撃仕様として登場している。


頭部バルカン砲

頭部に内蔵されたバルカン砲。対空、対人、対戦車用だがミサイル迎撃やMS戦では牽制やメインカメラ破壊に用いられる。

本機の性質上、接近される程不利に成り易い事から重要な自衛装備の一つと言え機体生還率を高めたと設定されている。


105mmマシンガン

ザクⅠ用のザクマシンガンをそのまま流用したと思われるもの。

自衛用として使うことでMS戦や建造物破壊での任務にも対応させようとしたが資料によっては狙撃特化での本機での有効性は疑問視されている。


ヒートホーク

白兵戦用の近接武装。

ガンプラの説明書では自衛用として持っているかのような記述がありゲーム作品では装備していることがある。

本機の性質上格闘戦は不得手なはずでゲーム作品でも同兵装としては使い勝手や威力に優れていない傾向がある。


劇中での活躍

ガンプラ説明書ではルッグンザクタンク、ザクと共に迎撃に出てジム小隊を壊滅させている。

機動戦士ガンダムUC』や『戦場の絆』にも登場する。

映像作品への出演はガンプラビルダーズから。

『ガンダムUC』に登場する機体は、ヨンム・カークス専用機であり、ファット・アンクル改に機体を固定する為のフックと頭部ブレードアンテナが増設されており、コックピットは統合整備計画に準じた仕様となっている。

また、バックパックにビーム・スナイパーライフルの予備バレルケースを2本装備している。

OVA『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』に登場した機体は全身を水色に塗装した「GPBカラー」となっている。コウジ・マツモトのファンの一人・イワモトが搭乗した。

また漫画『模型戦士ガンプラビルダーズA』ではゲルググキャノン指揮官機仕様の頭頂部センサーとブレードアンテナ、脚部とビームキャノン、そしてシールドを装備したミキシングガンプラが登場している。

SDガンダムバトルアライアンス』では『UC』におけるジオン残党軍の量産機として大量に登場し、小隊長(主人公)を狙撃してくる。サクラ・スラッシュからは「ザク・スナイパーカスタム!」と連邦機っぽい呼ばれ方をしていた。


また漫画版『機動戦士ガンダムザ・ブルーディスティニー』にもやられ役として登場している。


PS3版『機動戦士ガンダム戦記』にも登場。

ジェネレーター出力の数値が高く、初期の段階でビーム兵器を扱える数少ない機体であり、連邦軍のミッションによってはかなり厄介な存在となる。


その他にも様々なゲーム作品に登場している。


立体物

HGUCにて1/144スケールのものが通常版とヨンム・カークス版のものが一般販売。

プレミアムバンダイ限定でガンプラビルダーズ版がバウとセットで受注販売された。


ガシャポンSDガンダムフルカラーシリーズにラインナップ。※現在、入手困難


関連動画

関連タグ

ハーモニー・オブ・ガンダム 機動戦士ガンダムUC 戦場の絆 ザクⅠ ザクⅡ 狙撃 ガンプラビルダーズ ヨンム・カークス

ガンプラビルダーズ


ダリル・ローレンツ:『機動戦士ガンダムサンダーボルト』冒頭で搭乗しビッグガンによる長距離狙撃でムーア同胞団を苦しめている…様に見えるが、こちらは普通の旧ザクを彼専用に改造しただけであり本機とは外見が似ているだけの別機体である。

関連記事

親記事

旧ザク きゅうざく

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 51855

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました