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OVA作品「機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争」で初めてお披露目となったジオン公国による軍事計画


概要

一年戦争期のジオン軍モビルスーツは非常にバリエーションに富んではいたのだが、ザクⅡグフドムズゴック等の各ジオン系モビルスーツの見た目を比べてもなんとなく分かるように、機体の操縦系や携行武器を始めとした部品規格などに全くと言って良いほど互換性が皆無であった(外見の共通点と言えばせいぜいモノアイ程度)。


戦後はアナハイム・エレクトロニクス社のユニバーサル規格の普及により連邦・ジオン双方にパーツの融通が利くようになったが、戦時中のジオンはジオニック社やツィマッド社など、機体パーツから弾薬に至るまで非常に多数の企業に発注していた為、弾すらも互換性が無かった。


それにより生産性はもとより、全体的な整備・運用性はお世辞にも良いとは言えず、高性能な新型が配備されても、満足に扱う為にはほぼ必ず長期の訓練期間を要した為、比較的性能が低くとも慣れ親しんだ操縦系統のザクⅡや旧ザクを愛用するベテランパイロットが多く、戦力に偏りが生じた。

そこで機体の操縦系や部品の生産ラインの共通化等を図り、軍事的な現場での整備性や運用面での改善を目的として本計画が発動され、数々の機体が生み出された。


また、この計画のコンセプトは後の時代でも色濃く受け継がれたようで、特にU.C.110年代からU.C.122まで活動したオールズモビルと呼ばれる一連のジオン残党組織が運用したRFシリーズというモビルスーツ群がその究極形に達したといえる。

ビームライフルビームランチャーといった武装を全機種が問題なく運用でき、なおかつユニット式ムーバブルフレームの採用によって、装甲の換装のみで全くの別機種に切り替えることすら可能であった。

RFシリーズの技術は、オールズモビル壊滅後に地球圏へ拡散することとなる。各サイド、各コロニー独自の戦力として重宝され、皮肉にもかつてジオンが夢見たスペースノイドの自治独立運動は加速し、宇宙戦国時代の幕開けという最悪の結末を見ることになるのだった。


経緯

提唱者はかのマ・クベ

発足当初は「(多くのパイロットが慣れ親しんだ)ザクⅡの生産ラインを基本として開発を行え」という要請の元で進められたが、高機動型ザクⅡ開発を推進するエリオット・レム技術少佐との対立や他機種への本計画の適用等で、現場には混乱が生じた。

しかしモビルスーツに関しては1日の長があるジオン。

混乱自体は僅か、4ヶ月の短期間で収束した。


資源や人員の不足を見越して開戦当初から提唱されてはいたのだが、本格的に実行されたのは一年戦争末期であった。

この計画での成果が散見出来るのが「ルビコン作戦」であり、武装やコクピットの共通化は勿論、

等といった細かい描写が随所にある。


開発機体

統合整備計画に組み込まれた機体群は第2期生産型、もしくは後期生産型と呼称されて差別化を図っている。


型式番号機体名
MS-06FZザクⅡ改
MS-09R-2リック・ドムⅡ
MS-18Eケンプファー
MS-14JGゲルググJ
MSM-03Cハイゴッグ
MSM-07EズゴックE
MS-15KGギャン・クリーガーゲーム作品

余談

遅すぎた名機と謳われるゲルググが目立った戦果を挙げられなかったのも、上記のように操縦系の互換性の問題が原因の一環でもあったようなのだが、それ以前に連邦軍(主にホワイトベース部隊のニュータイプ)がベテランパイロットを次々と抹殺したおかげでジオン軍が慢性的な熟練兵不足に陥ったのもまた一つの要因でもあるとされる。

そう考えると不測の事態を見越して開戦当初からこの計画を提唱していたマ・クベは相当な切れ者である。

もし連邦を侮らずにこの計画が早期に発動し、ゲルググの配備も早まり、少なくともザクⅡとゲルググの操縦系の互換性が取れていたならば、戦局はまた変わっていたのかもしれない。


リアルな話をすると、この計画はバンダイのプラモデル展開の都合で、登場機が旧作のリデザインから原型の改良機という設定に変更され、その辻褄合わせのために設定したという話もある。


関連タグ

機動戦士ガンダム 機動戦士ガンダム0080

ジオン公国

ジオン驚異のメカニズム

アルベルト・シュペーア:彼が推進した兵器の規格共通化計画が、本計画の元ネタ。

ユニバーサル規格:後にこの規格へと発展する。

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