作品としての詳細は→機動戦士ガンダム0080
ここでは第6話の内容について取り扱う
概要
「機動戦士ガンダム0080」の副題として使われた、本作における最終話。
バーニィのザクⅡ改とクリスのガンダムNT-1(アレックス)の一騎討ちを描く。
終盤に登場するバーニィのビデオレターは、今なおファンの間では語り草となっている。
あらすじ
クリスマスまで残り2日、アルとバーニィがガンダムと戦うための準備を始めていた。
墜落したザクの修理を行いながら、ケンプファーの戦闘用に持ち込まれた武器を回収し、クリスマス用のバルーンを盗み出す。
最後の戦いの準備をしながら、和やかな空気の中で、アルとバーニィは信頼し合う本当の仲間として心を通わせていく。
しかし、そんな平和な時間は瞬く間に過ぎて行った。
(公式サイトより引用)
ストーリー
友軍の核攻撃を中止させるためにバーニィは単身ザクⅡ改に搭乗、ガンダムを破壊すべく出撃していった。
クリスマス用のバルーンを用いたバーニィの作戦でガンダムを追い詰める。
しかし、核攻撃を企図したジオン艦隊は途上で地球連邦軍に遭遇、交戦後に投降したため、サイド6への核攻撃は回避される。その事を知ったアルは戦いを止めようと、バーニィの所へ向かうのだが…。
「バーニィ!もう戦わなくていいんだ!」
ザクがヒートホークを、ガンダムがビームサーベルを展開。
2機の攻撃が炸裂し…
ガンダムのサーベルがザクの機関部に直撃、爆発を起こす。
爆風に吹き飛ばされたアルは木に激突し気を失い、連邦軍兵士に介抱され気が付く。
「ザクのパイロットは!?」
「バラバラに吹っ飛んじまってる!ミンチよりひでぇよ」
そこでアルは、バーニィが死んだことを知ったほか、ガンダムのパイロットがクリスだったことに衝撃を受ける。
その後、アルに遺したバーニィのビデオレターは、最終的に記者の手に渡っているが、どのように使われたのかは今でも不明のままである。
「アル……俺は多分死ぬだろうが、その事で、連邦軍の兵士や、ガンダムのパイロットを恨んだりしないでくれ。」
「彼らだって、俺と同じで、自分がやるべきだと思ったことをやっているだけなんだ。」
「無理かも知れないけど、他人を憎んだり、自分のことを責めたりしないでくれ。これが俺の、最後の頼みだ。」
その後、地球へ転任するクリスを見送ったアルは、戦後ようやく始まった学校で朝の朝礼を聞いていた。
朝礼で戦争が終わったことを話題として取り上げた校長先生の話は、他の生徒にとってはつまらない長話であったが、
戦争の現実を一番近くで目撃し、その中で親交を深めた友人を喪ったアルにとっては、その言葉の一つ一つが心に響くものであり、アルはその場で一人、大粒の涙を流すのだった………。
小説版では結末が少し異なり、バーニィが奇跡的に一命を取り留め、病院のベッドで意識を取り戻すという結末となった。
スタッフ
脚本 | 山賀博之 |
---|---|
絵コンテ・演出 | 高山文彦 |
作画監督(キャラクター) | 川元利浩 |
作画監督(メカニック) | 岩瀧智 |
余談
YouTubeのガンダムシリーズ専門公式チャンネル「ガンチャン」では月一で特定のテーマに沿ったエピソード4話を毎週日曜にピックアップする『ガンチャン夜会』という企画があり、2022年12月のテーマは『カップル』だったが、あろうことかクリスマスにこのシリーズの最終話を持って来た(この年のクリスマス(12月25日)はたまたま日曜日だった)。ある意味ABEMATVの「SchoolDays一挙配信」を彷彿させる待遇には往年のガンダムファンも「わかってる」「人の心がない」と意見が二分化した。