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アムロ・レイ

あむろれい

アムロ・レイとは、宇宙世紀ガンダムの登場人物であり、TVアニメ『機動戦士ガンダム』及び『逆襲のシャア』の主人公。
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アムロ、ガンダム行きまーすっ!!

プロフィール

誕生日宇宙世紀0063(or0064)年11月4日
星座蠍座
血液型AB型
出身地山陰地方(TV版)プリンスルパート(劇場版)ロサリト(THE ORIGIN)
身長168cm(一年戦争時)→172cm(シャアの反乱時)
階級曹長(TV版)・少尉(劇場版)→大尉Zガンダム以降)→中佐UC以降。MIAのため2階級特進)
CV古谷徹/代永翼(ガンダムさん)


人物

機動戦士ガンダム


宇宙世紀0064年11月4日(一説によれば0063年11月4日)父テム・レイと母カマリア・レイの一人息子として生まれる。

幼い頃に母カマリアと離別し、父テム・レイと共に宇宙へ移民した。
宇宙のどこで暮らしていたかは定かではないが、サイド7への移民が開始されたのは宇宙世紀0078年5月からであるため、他のサイドで暮らしていたとするのが通説である。
父が仕事で家を空けることが多いため、自宅では一人で過ごすことが多かった。そのためかコンピューターや機械いじり好きの内向的な少年に育った。
サイド7移民後は、隣家に住んでいた少女フラウ・ボゥとその家族によく面倒を見てもらっていた。また、この時期にペットロボット・ハロを自分で作り上げている。

パイロットとして

劇中でサイド7でのMSの戦闘で当時民間人だったアムロが偶然にも父親が開発したガンダムに乗り込んで操縦し、ジオン軍のザクⅡを2機破壊したのが最初で、その後は愛機ガンダムを駆って多くの強敵たちと渡り合い、ニュータイプとしての覚醒以降はその卓越した能力はなお加速し、シリーズを通して超人的な戦績を挙げた。
ただ、アムロはニュータイプとしてはオールドタイプ的感性を持っていることを、監督の富野由悠季は「月刊マガジン」のインタビューで語っている。
カミーユに比べてアムロは学習できないため、オールドタイプとして死んでいくしかない」という部分である。
これは、あくまで富野が思い描く「ニュータイプの究極像」であるカミーユと比べての評価であり、同時に富野は『逆襲のシャア』のインタビューで「パイロット技術最高はアムロ、ニュータイプ能力最高はカミーユ、精神的なメンタリティの強さではジュドーが強い」とも発言している。

その評価通りパイロットセンスはずば抜けており、『機動戦士ガンダム』時点ですらビットによるオールレンジ攻撃を打ち破る、三分でMS12機と戦艦数隻を撃墜すると言った神業を見せている。元々ガンダムは一対少数の白兵戦を目的としたMSであるため、このような一対多数の使い方は想定されておらず、アムロはガンダムの性能をスペック以上に引き出していたといえる(そのせいでガンダムはアムロについていけず、自壊寸前まで振り回されてしまった)。
『Zガンダム』でも輸送機でアッシマーを撃墜した上に量産機のリック・ディアスでカミーユらと肩を並べる活躍をした。
逆襲のシャア』では性能で劣るZガンダムの量産機リ・ガズィを駆り、シャアの乱入がありながらも最終的にギュネイのヤクト・ドーガを中破させた、しかし、シャアの駆るサザビーとの鍔迫り合いでマニュピレーターの調子が悪くなり、サザビーとヤクト・ドーガを追撃することが叶わず、フィフス・ルナの落下までも許してしまう(この時受けた損傷を修理するのが間に合わず、ケーラはレズン隊の襲撃にジェガンで止む無く出撃する)。νガンダムに乗り換えてからは超長距離から最大出力による一射で艦隊が援護に来たと敵部隊に錯覚させる、正確かつ高速な速射、サイコフレームにより向上した機体追従性を存分に活かした格闘戦と手足のように動かすフィン・ファンネルでネオ・ジオンを相手に単騎で切り込み、シャアの計画を打ち砕いた。
このように、ワンオフ・量産・輸送機と言った数々のマシンを巧みに使い分け、いずれも破格の戦績を残している。機種を問わず性能を限界以上に引き出す腕前はまさしく最強であり、歴代ガンダム主人公でも最高峰の技術を持ったパイロットであろう。

シャアとの確執

一年戦争での邂逅から、シャアとは浅からぬ因縁を持っている。特にララァの死が二人の間に深い溝を落としてしまった。
グリプス戦役では共に戦ったものの、シャアが地球の人々に絶望してからは再び袂を分かった。

劇中での活躍

一年戦争後期 (『機動戦士ガンダム』)

ガンダムとの出会い
宇宙世紀0079年9月18日、地球連邦軍の新造艦ホワイトベースを追ってジオン公国軍の巡洋艦ムサイが周辺空域に侵入、コロニー内へのザクⅡ強襲に遭遇する。
当時15歳の彼は、避難の最中に「V作戦」の極秘ファイル(ガンダムの操縦マニュアル)を偶然入手し、アイドリング状態だったガンダムに乗り込んで起動させ、初陣にして強襲を仕掛けてきたザクを2機撃破する。
なお、この戦闘が歴史上初の実戦におけるモビルスーツ同士の対戦であった。
また、父親のテム・レイはこの戦闘で宇宙空間に放り出され行方不明となる。
その後は民間人でありつつもホワイトベースの乗組員としてガンダムに搭乗し、ホワイトベース地球降下を阻止すべく執拗に追い迫るジオン軍のエースパイロット、そして以後宿命のライバルとして戦い続けることとなるシャア・アズナブルの追撃を振り払う日々が始まる。
この頃は、なし崩しとはいえまともにガンダムを操れたのはアムロのみであった事から、何時の間にか地球連邦軍の正規パイロットのように扱われるようになる。

戦場からの逃亡
しかし、地球降下以後、「生き残る」という以外に戦う意義を見出せぬまま、アムロの精神は疲弊していく。
ガルマの執拗な追撃を何とか退けたものの、自分を戦争の駒のように扱う二代目ホワイトベース艦長のブライト・ノアとは度々衝突をし、唯一のアイデンティティとなっていた「ガンダムのパイロット」の地位さえ、ブライトの「リュウに任せよう」という発言から脅かされることとなる。
これを偶然聞いてしまったアムロは脱走を決意し、ガンダムに乗って砂漠の大地に消えていった。
この脱走は一見発作的に見えたが、自分の動かすガンダム単独で戦果を持って帰りブライトたちを見返すという子供じみた思惑もあっての事だった。
この脱走中、砂漠の町のレストランに立ち寄ったところ、偶然ジオン公国の軍人ランバ・ラルと出会う。
ラルの愛人であったクラウレ・ハモンと共に大変気に入られたが、敵同士であったが故に戦場で再会、対峙することになる。
ラルの駆るグフを退けたものの、その口から「勝てたのは腕ではなくモビルスーツの性能のおかげだ」と指摘され、ここで初めて「あの人に勝ちたい」と、パイロットとして「生き残る」以外の意味を見出した。
その後、アムロの目の前で軍人として殉じたランバ・ラルの姿は、敵ながらにして、越えねばならぬ父親のような存在としてそびえ立ち、大きな影響を与えることとなった。
そして、ラルの仇を討つためにホワイトベースに特攻を仕掛けたハモンに、逆に特攻を仕掛けて窮地を救ったリュウの死が、彼の中に生きる意味を問いかける事となる。

ニュータイプへの覚醒
救援として駆けつけた連邦士官マチルダ・アジャンより「エスパーか」とも評されたアムロは、ラル、黒い三連星等、数々のジオンの戦士との死闘を経ていつしかニュータイプとしての覚醒を見せ始め、ジャブローでは再びあいまみえたシャアと互角以上の戦いを演じた。
ジャブローから再び宇宙に舞い戻ってからも、ドレン大尉率いるキャメルパトロール隊のムサイを撃沈し、コンスコン機動艦隊との交戦では、敵艦隊擁する12機のリック・ドムのうち9機を3分で撃破した上に、コンスコンの乗る旗艦チベまでも撃沈して見せた。
それ以降もアムロのニュータイプ能力は拡大し続け、ソロモン攻略戦など、幾多の戦闘で大きな戦果を挙げる。
ジオンからは、“赤い彗星”シャアと対比して“連邦の白いヤツ”と恐れられるようになる。
アムロの成長に伴い、その超人的な反応速度に反応しきれなくなったガンダムは、マグネット・コーティングを施される。
このとき、モスク・ハンの「生き延びて、いいデータを持ち帰ってくれ」という自分勝手な応援の言葉を「これだから人の本音は聞きたくない」と苦笑しながら受け流しており、人間としての成長が伺える。
その頃にはシャアのゲルググを、通常のパイロットではありえない距離(ララァさえも、実験の際にはかなりの苦痛を伴った距離)から正確に狙撃する鬼神の如き働きを見せる。
そして、最終決戦となったア・バオア・クー攻略戦でシャアの駆るジオングと交戦、両者相打ち(ただしジオングは撃破、ガンダムはAパーツの頭部と両腕、Bパーツの右脚を失う大破)となり、ガンダムは破壊されるものの、最終的に一年戦争を戦い抜く。
なお、彼の撃墜スコアは連邦軍内においては第2位(MS142機、艦船9隻)を記録地球連邦軍が勝利する一翼を担った英雄として軍の歴史教科書に載るなど、この時既に伝説的な存在となっていた。

ララァとの出会いと別れ
上記の通り、彼の成長の影にはセイラ・マスやリュウ等のホワイトベース乗組員や、憧れの人となるマチルダ等の魅力的な大人との出会いがある。
その中でも、サイド6においてララァ・スンとの出会いは彼の人生を決定付けたと言っても過言ではない。
同じ様に物事を感じ取れるニュータイプ同士として、ララァとの邂逅はアムロのニュータイプとしての能力に磨きをかけ、その存在はアムロの中で強くなる。
そのララァとは敵同士として戦場で邂逅し、その中でニュータイプ同士としての精神の交感を体験するが、その最中に襲い掛かるシャアに反撃した際、シャアを庇ったララァを戦死させ、さらにララァの死を共感してしまう。
これは以降の人生の大きなトラウマとなり、終生彼を苦しめることになる。

グリプス戦役 (『機動戦士Ζガンダム』)

軟禁された英雄
一年戦争後は英雄的扱いを受け、彼に注目した多くのジャーナリストから「ニュータイプとは何か?」と取材を受けることになるが、キリストブッダマホメットなど歴史上の偉人と絡めた彼の発言は大衆にとって抽象的でわかりにくかったのである。
そのため、アムロ・レイの発言に面白さを感じられなくなったジャーナリスト達はアムロの発言を取り沙汰す事も無くなっていき、次第に世間一般の記憶からアムロ・レイの存在は忘れられていった。

やがて大尉に昇進後、北アメリカのシャイアン基地に勤務。シャイアン基地は防空監視システムが、衛星とレーダーが分断されている為機能しておらず、北アメリカ大陸の光ケーブルで繋がれた地域の情報を収集、監視するだけの閑職軍人用の基地だったのである。(アムロ以外で主に働いているのは一線を引いた年老いた軍人のみであることからもそれが分かる)

彼も、ララァを死に至らしめたことの後悔を引きずり、宇宙に戻る衝動も湧かず鬱屈した生活を送っていた(この時の彼にエマ・シーンが出会ったと証言する場面があるが、詳細不明)。
また堕落したニュータイプの姿を士官候補生達に晒すストレスと週に一、二度軍が調達した女が送り込まれる陰険な連邦の官僚システムに長期間囚われていた影響で精神的な疲弊が起きていたのか、当初はMSへ再び乗ることを躊躇していた。
また、エマの回想によれば死んだ魚のような目で、笑顔もどこかヤケクソじみた感じで相当投げやりな心情だった事が伺える。

エゥーゴへの参戦
しかし宇宙世紀0087年、かつてのガールフレンドでありハヤトの妻になっていたフラウと再会しカツ・コバヤシに説得され共に監視を抜け出す。
空港で輸送機を奪いエゥーゴの支援組織カラバに合流。
その際、シャア(クワトロ)と7年振りの再会を果たす。
また、昔の自分を思い出させるカミーユ・ビダンや、ベルトーチカ・イルマによって刺激され、再びモビルスーツで戦うことを決意する。
7年のブランクを感じさせない卓越した操縦技術でエゥーゴを援助。
宇宙に上がったアポリー・ベイ中尉が残したリック・ディアスでカミーユを指導しながらアッシマーを撃墜したのを皮切りに、リック・ディアスやディジェを駆って、キリマンジャロ攻撃作戦やダカールでの戦い、ニューギニア基地攻略などで活躍した。

地球への残留
その後、シャアから宇宙に上がり共闘することを薦められたが、無重力の感覚への恐怖を理由に固辞している。
しかしシャアからは「ララァと再び会うのが怖いのか」と胸中を看破され、一年戦争時代に負ったトラウマを克服できていない自身の精神的な脆さを否定できず、ハヤトらと共に地球に残った。

第一次ネオ・ジオン抗争 (『機動戦士ガンダムΖΖ』)

宇宙にて消息不明
第一次ネオ・ジオン抗争においては全く姿を見せることは無かったが、アーガマが地上に降りた時のブライトとハヤト・コバヤシとの会話から、この時既に宇宙に上がっていたと思われる。
これ以降、消息不明となったシャアの居場所を探るべく、数年にわたる内偵を開始する。

小説版では、カラバと合流したジュドー・アーシタエルピー・プルと会い彼らの可能性を感じ、プルツーの駆るサイコガンダムMK-Ⅱとの戦いで、今の宇宙は若いニュータイプに任せると言っていた。
搭乗したMSはシュツルム・ディアスであった。(アニメ版ではアクシズに横流しされているのを考えると皮肉である)

第二次ネオ・ジオン抗争 (『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)

ネオ・ジオンとの戦い
グリプス戦役におけるティターンズの暴走、ハマーンのクレイジー・ウォーでのジオン再興の動きがあった為、アムロは、連邦政府か連邦軍のトップのどこかの才能を愛してくれるインテリの働きにより、連邦宇宙軍の外郭新興部隊(掃除屋部隊とも呼ばれる)「ロンド・ベル」に流れ着くことが出来た。またシャアの『スウィート・ウォーター占拠宣言』が地球圏に走ったとき、ロンド・ベルは急遽増強され、アムロの地位も安泰となった。そして、リ・ガズィνガンダムを駆り、ブライトらと共にシャア率いるネオ・ジオンとの戦いに挑む。

当時の階級は大尉。この頃のアムロは一人のプロの軍人として立派に成長し大人の男として振る舞い、かつてのような神経質さやナイーブさは鳴りを潜めていた。これは自らの在り方や思想に拘泥していったシャアとは対極的とも言える。
また、アムロもシャアと同じようにララァの死に対するトラウマからは未だ脱しきれてはおらず、たびたび彼女の夢や幻影を見てはうなされていた。

第二次ネオ・ジオン抗争が勃発した宇宙世紀0093年3月4日、地球連邦軍本部があるチベットのラサに向け小惑星5thルナの落下を目論むネオ・ジオンを阻止するためにリ・ガズィに搭乗して戦闘に参加。
ヤクト・ドーガを駆るギュネイ・ガスを退けるのには成功したものの、サザビーで出撃してきたシャアには圧倒された上に、落下阻止限界点を越えてしまい、5thルナを巡る攻防は惨敗に終わる
。その後、未だフォン・ブラウン市の工場で開発中であったνガンダムを半ば強引に受領し、シャアとの決戦に備える。
その後、サイド1のロンデニオンでハサウェイクェスと共にドライブをしている時に、白馬に乗って散歩していたシャアと遭遇。
シャアに掴みかかり取っ組み合いになった後、銃で狙撃しようとするも、クェスに邪魔をされギュネイがホビー・ハイザック(ギュネイの趣味でもある私物モビルスーツ)で救援に来たために逃げられる。

シャアとの最終決戦

メビウス、宇宙
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア


アクシズ落としを目論むシャアの動きを看破したアムロ達ロンド・ベル隊は、アクシズへ急行する。
宇宙世紀0093年3月12日、アクシズの防衛ラインを単機で突破し、シャアとの決戦ではサザビーとのMS戦だけではなく、アクシズの坑道内にて生身での白兵戦(舌戦も含め)も交えた激戦を繰り広げた。そして再度MSに搭乗してからは両MS全ての武装を使い果たし遂にはMS同士での肉弾戦を繰り広げ始める。最終的にシャアがナナイからの思念を受信して生まれたほんの一瞬の隙を突きサザビーを撃破した。
アムロはシャアを逃がすまいとサザビーから放出された脱出ポッドを捕まえるが丁度その頃、ブライト達が行った落下阻止のためのアクシズ分断作戦が裏目に出て、アクシズの後部がそのまま地球への落下を開始する。サザビーのコンピューターを使ってアクシズの落下予測をしたシャアはブライト達が行った作戦のおかげでアクシズ落下という目的を果たせると、高々と勝利宣告を行う。
これに怒ったアムロはシャアの脱出ポッドをアクシズの壁面に食い込ませ、地球へ落下していくアクシズの片割れを押し出そうとする。
そのとき観測された光の虹(サイコフレームの共振現象とも言われるが詳細は不明。「人の心の光」とも形容される)が、敵味方問わず「地球への落下を阻止する」という意識の統一を促し、数多のMSがアムロに同調して落下阻止に駆けつけた。
その内に多くの人の意思を集めたサイコフレームは、驚異的な規模で光の虹を広げ、摩擦熱で熱暴走を起していたνガンダム以外のMSを振り払い、光の虹が地球を取り囲むほどの規模までに拡大すると、アクシズは奇跡的に軌道を変え、地球への落下は阻止された。

シャアと共に生死不明
シャアはグリプス戦役で連邦内部の腐敗と「地球の重力に魂を縛られた人々」に絶望した。その結果、地球に核兵器を積んだ隕石を落下させ汚染しようとしてまで、スペースノイドに地球と人類の再生を託そうとしたシャアに対し、アムロはインテリ(シャア)の理想主義の暴走で一般人が試験台として犠牲になるのを黙って見過ごすことが出来なかった。アムロとて、一部のエリートが地球からスペースノイドを支配・管理している独善を認めているわけではない、だが、アムロには内部改革の夢があり、人類の叡智も信じていた。それがアムロを地球連邦軍にとどまらせていたのである。
シャアにとっては単に愚民に才能を利用されているようにしか見えなかった、愚直なまでのアムロの信念が地球を救ったといえる。
しかし、同時にアムロとνガンダム、アクシズにめり込んだサザビーの脱出ポッドに乗っていたシャアは閃光に包まれ行方不明となる。
ガンダムUCにおいては連邦軍の公式記録で戦死したことになっており、階級も後に2階級特進され中佐となっている。

以後の消息は語られていないが、伝説的英雄の生存を信じ続ける者は少なくなかったという。
なお「機動戦士ガンダムUC」ではブライトがラー・カイラムの艦長室にアムロの写真を飾っており、またシャアと共に戦死した事を匂わせるような描写もなされている。
閃光のハサウェイ」ではマフティーの正体をアムロだと推測している一般市民も散見している。

なお、アムロとシャアの行方について、生みの親である富野由悠季監督は「あの二人は死んだと思ってもらって構わない」、アムロを演じた古谷徹氏は「アムロはララァのいる世界に行ったのだろうと思っています」と、それぞれ語っている。

搭乗機体

RX-78-2 ガンダム
RX-78-3 G-3ガンダム (小説版)
RX-75 ガンタンク (一時的に搭乗)
RX-77 ガンキャノン (一時的に搭乗)
RGM-79 ジム(『機動戦士ガンダムTHEORIGIN』)
RMS-099 リック・ディアス TVシリーズ、劇場版等では唯一アムロとシャアが共通して搭乗した機体
MSK-008 ディジェ(劇場版は未登場)
MSZ-006-3 Zガンダム3号機(グリーンダイバーズ)
MSZ-006-3 Zガンダム3号機 "ホワイト・ゼータ"
RMS-099B シュツルム・ディアス(小説版『機動戦士ガンダムΖΖ』)
MSZ-009M プロトΖΖ"MΖ-メガゼータ-"(逆襲のギガンティス)
RGM-88X ジェダ (小説『ハイ・ストリーマー』)
RGZ-91 リ・ガズィ
RX-93νガンダム
RX-93-2(RX-93-ν2) Hi-νガンダム (小説『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』)

その他

パーソナル・マークは、自身のイニシャルである「A」とユニコーンを図案化したもの。

プラネタリウム映像作品「グリーンダイバーズ」に、Zガンダム3号機パイロットとして登場。
またフルCG短編『ガンダムイボルブ../』では「ホワイト・ユニコーン」のコードネームを持つ、アムロと思しき人物が登場している。

「最終兵士」

機動戦士クロスボーンガンダム スカルハート」の一編「最終兵士」において、一年戦争における彼の戦闘データを収めた教育型コンピュータ(ラストで漂流していったコア・ファイターに搭載)から、『アムロと全く同等の戦闘能力「のみ」を有した人工合成脳』を量産するという計画が描かれている。
この『人工アムロ脳』は試作第1号が完成し、トビア・アロナクスグレイ・ストークの2人と交戦している。

なおSDガンダム Gジェネレーションスピリッツにこの『人工アムロ脳』が登場した際、能力値は「機動戦士ガンダム」時の天然アムロとまったく同一(指揮・整備など含む)に設定されていた。

余談

今の時代でこそ『ガンダム』におけるアムロのような「内向的な性格で、自分自身の戦う理由と意義に思い悩む主人公」というキャラクター造形は一つの定型として定着しているが、それまでのロボットアニメの主人公像は「正義感に燃える、強くて明るい熱血漢」というのが通例であった当時としては非常に斬新なものであった。
演者を務めた古谷徹も他にお手本が存在しなかったことから、役作りに非常に苦労したと述懐しているが、それまで当たり役であった星飛雄馬のような熱血漢的な演技を要求され続けることに悩んでいた古谷は、アムロを演じたことで演技の幅を広げ、結果的に役者として大きく成長できたとも語っている。

また、アムロのイメージが強すぎるということで、古谷徹は「ガンダム」シリーズにおいてアムロ以外の役を演じることはなかった。
だが、「機動戦士ガンダム00」でリボンズ・アルマーク(アムロ・レイのキャラオマージュ)を演じる際、正体を知られないように「蒼月昇」名義で出演し、更には劇場版で彼の遺伝子データの提供者であるE・A・レイという人物を古谷徹として演じ、同時に「青月=古谷」であることを公式に認めた。
なお現在、EXVSでのリボンズの担当声優は『蒼月昇(古谷徹)』と表記されている。

メディアミックス作品

スーパーロボット大戦Another Century's Episodeシリーズでは

たいていの場合逆襲のシャア版で登場。個性的な味方メンバーを纏めるリーダー役、もしくは経験不足な若いパイロット達を教え導く先輩役として活躍し、他のガンダムシリーズの主人公たちに対して援護攻撃・防御時に専用のセリフを喋ることもある。逆もまた然りで、出自が軍属のキャラ(ヒイロ・ユイシン・アスカなど)は「アムロ大尉」、民間のキャラ(ロラン・セアックキラ・ヤマトなど)は「アムロさん」と呼び捨てにされることも少ない。
能力や成長補正が高めに設定されているため、終盤までエースとして活躍してくれる。
また、ギム・ギンガナムラウ・ル・クルーゼフロスト兄弟リボンズ・アルマーク等の宇宙世紀作品ではないガンダムシリーズや、デューイ・ノヴァクなどのガンダムシリーズとは関係ない作品のボス敵との戦闘台詞も存在している。
隠し要素的な部分ではあるが、戦闘中に実物を見たことが無いモビルスーツを見つけて必要以上に傷つけずに鹵獲した(させた?)り、出くわした敵部隊のモビルスーツの開発経緯や制式採用競争などの裏話を解説しながら戦ったりとメカオタクな所も見せることもある。
なお、第2次GCXOOEではFG版で、第3次ZではZガンダム版で登場している(ACE:RおよびスパロボZシリーズではΖガンダム時のアムロが逆シャア時のノーマルスーツを着るという事も)。Rでは、進行シナリオによって逆シャアとZ両方登場するが別キャラ扱いのため、経験値や撃墜数の共有はされない(ブライトやナデシコエステバリスのパイロットたちも同様)。ACE3では基本的に逆シャア版で登場するが、ガンダムまたはフルアーマーガンダムではFG版のアムロになり、セリフや口調が大きく変化する(ただし、戦闘中のイベント会話は逆シャア版のまま)。もちろん同一人物扱いのため、FG版と逆シャア版のアムロを同時出撃させることは不可能である。

SDガンダム外伝では

騎士アムロを参照

アムロ語録

機動戦士ガンダム

  • 「こいつ……動くぞ!?」

ガンダムに初めて乗り込み、コクピットのコンソールが生きているのを見た際の台詞。

  • 「すごい、五倍以上のエネルギーゲインがある」
同じくガンダムに初めて乗った時に言った台詞。
ちなみに「エネルギーゲインとは何ぞや?」という疑問が視聴者からよく出てくるが、実際のところエネルギーゲインという言葉自体には特に意味は無く、わかりやすく「他のものよりすごい」という印象を持たせるための台詞だったとのこと。

  • 「アムロ、行きまーすっ!!」
ガンダム発進時の掛け声であり、アムロの最も有名な台詞の一つ。
アムロを演じた古谷徹氏もお気に入りの台詞。
ただし、実際にはこの台詞は全43話中第21話の1回しか登場していない(「ガンダム、行きまーす!」や「行きまーす!」などの類似する台詞は度々言っている)。

  • 「相手がザクなら人間じゃないんだ!」
第2話でザクにビームライフルの照準を合わせつつ発した台詞。
TV版ではこの前に生身のシャア一行に向けてビームライフルを撃ったがあまりに目標が小さすぎて全然当たらなかったシーンが描かれており、「今度は人間のような小さな目標ではないから当てられる」という意味がこめられているが、劇場版ではそのシーンがカットされているため、あたかも「相手はザクであって人間を殺しているわけではない」と自分に言い聞かせているような印象を受ける。

  • 「こ、これが…た、戦い…」
記念すべきシャアとの初めての交戦にて。
シャアに先手を取られたアムロは、戦闘の高揚感と恐怖に戦慄する。

度重なる戦闘で疲労とストレスから疲弊し、部屋にひきこもって戦うことを拒絶したアムロが、ブライトに鉄拳制裁を受けた時に言った言葉。
激怒したアムロは「誰が二度とガンダムになんか乗るものか」と当時のロボットアニメではまずあり得ない台詞を吐いて戦闘を拒否するが、フラウ「 自分のやった事にうぬぼれられない人なんて嫌いよ!」という叱咤激励を受け、「悔しいけど、僕は男なんだな…」と意を決してジオンとの戦いに向かうこととなる。
ガンダムシリーズの中でも最も有名な台詞の一つであり、パロディやオマージュも多々存在する。

  • 「ぼ、僕が…仇…?」
ホワイトベース隊との戦闘で戦死したガルマの婚約者イセリナに、初対面にも関わらずいきなり仇呼ばわりされて。
先の戦闘で戦ったジオン軍の中にガルマがいたことなど露も知らなかったアムロだったが、自分達の戦いもまた、どこかで誰かの憎しみを生んでしまっていることを否応なく実感させられた。まあ、正確には本当の仇はガルマを陥れたシャアではあるのだが…。
ちなみにこのエピソードを担当した脚本家の山本優氏は、富野監督のこのシーンの演出があまりにも芝居がかり過ぎていて宝塚歌劇団のようなクサさがあって気に入らなかったという。

  • 「じゃ、じゃあ母さんは僕がやられてもいいって言うのかい!せ、戦争なんだよ!」
カマリアとの再会後、難民キャンプで巡回に来たジオン兵をやむを得ず射殺してしまったことを彼女に責められて。
かつては虫も殺せない少年だった息子アムロの変わりようを嘆くカマリア、生き延びるために必死に戦ってきたこれまでの自分を否定され、母が戦争という現実を理解できていないようにしか見えないアムロ…あまりにも深い母子の断絶。結局、和解しないままアムロはカマリアの前から去り、再びホワイトベースに乗り込んで戦いへと赴くのだった。
初期の富野監督作に多く見られる「家族だからといってわかり合えるとは限らない」という家族愛へのアンチテーゼの代表例である。

  • 「僕が一番、ガンダムを上手く扱えるんだ!!」
ランバ・ラルの駆るグフを死闘の末に撃破するも、勝手にガンダムを持ち出してホワイトベースを飛び出した罰として営倉に入れられるアムロ
営倉の中で屁理屈言いまくるアムロに、次から次へと厳しい言葉を浴びせかけるホワイトベースのクルー達。押し潰されそうな自尊心、ガンダムの操縦についての自惚れ…受け入れがたい現実に向かって、絞り出すようにアムロは叫ぶ。
これまたアムロの有名な名台詞の一つであり、古谷氏の感情を爆発させた演技がとにかく素晴らしいワンシーン。

  • 「僕は…あの人に勝ちたい!」
上記の台詞の直後に発した台詞。
泣き崩れた後、ラルから「小僧、自分の力で勝ったのではないぞ!そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな!」と言われた事を思い出し、アムロの瞳に火が灯る。
それまで「生き延びる」ことしか戦いに意味を見出だせていなかったアムロが、乗り越えるべき壁を得た瞬間。

  • 「ヒャッホーゥッ!」
マチルダとの集合写真を手にして。
大人の女性に憧れる年頃の少年らしさが垣間見えるワンシーン。

  • 「マチルダさーん!」
ホワイトベースクルー全員が名誉の戦死を遂げたマチルダ中尉に敬礼する中、憧れの女性の死に悲しむアムロは心中で何度も彼女の名前を呟き叫んだ。

  • 二階級特進だけで…それだけで、おしまいなんですか!?」
戦死したリュウの処遇を聞いて。
戦死した軍人の二階級特進は現実でも軍隊においては通常の措置ではあるのだが、アムロには仲間の死に対する対応としてはあまりにも冷たくそっけないものに感じられた。

  • 「小さい子が人の殺し合い見るの…いけないよ…」
カツ、レツ、キッカの三人を連れていくかジャブローに残していくかの議論で、ボソッと呟いた言葉。
何度もの死線をくぐり抜けてきたアムロだからこそ言える、重みある一言。

  • (こ、こんな古い物を……父さん、酸素欠乏症にかかって……)
酸素欠乏症にかかって精神に異常をきたしたテム・レイからガンダムの部品なるものを渡されて。

  • (そう、知っている…。ぼくは、あなたを知っている…)
中立コロニーのサイド6にて、ドライブ中だったララァとシャアの乗った車と接触事故を起こした際、シャアから助けられて。
今まで何度も戦ってきた宿敵との初めての生身の状態での対面。しかし、アムロはシャアが名乗るよりも先に彼がシャアであることを理解できていた。一方、シャアの方もアムロがガンダムのパイロットだとは全く知らなかったが、既に彼を知っているような奇妙な感覚を覚えていた。

ソロモン攻略戦にて、MSどころか連邦艦隊からの砲撃すらものともしないビグ・ザムの絶大な力を見て戦慄する。

  • 「やったなあああああッッ!」
ビグ・ザムに捨て身の特攻をかけて散っていったスレッガーの死を目の当たりにして。
アムロは凄まじい気迫と共にビグ・ザムにビームサーベルを突き立てた。

  • 「信じるさ、君ともこうして分かり合えたんだから。人はいつか時間さえ支配することが出来るさ…!」
ララァの駆るエルメスと交戦する中、アムロは彼女との互いのニュータイプ能力の共鳴で理解を深めるも、シャアの介入を受ける。
そして既にパイロットとしてもニュータイプとしてもシャアを凌駕していたアムロは、逆にシャアを追い詰めてとどめを刺そうとするが、彼を庇ったエルメスを刺し貫いてララァを殺してしまった。その瞬間、ララァの思念が爆発。アムロとララァは「刻」を形象として垣間見る…。

  • 「僕は……取り返しのつかない事をしてしまった…!」
心ならずもララァを殺してしまい、号泣するアムロ。
以降のアムロとシャアにとって、この出来事は一生消えない傷となり、二人の人生に深い影を落とすことになる…。

  • 「光と、人の命が溶けて行く…!あ、あれは…憎しみの光だ!」
レビル将軍デギン公王の和平調停を狙ったソーラ・レイの発動を察知したアムロ。しかし、時既に遅く…。

  • 「やるしかないのか…な、なぜ出てくるっ!」
ア・バオア・クー攻略戦にて、シャアのジオングと対峙する中に訳もわからず突っ込んできたジオン学徒兵の乗るザクを瞬殺して。
名も知れぬ学徒兵は「か、母さん!」と叫びながら炎に灼かれて消えていった…。

  • 「こう近づけば四方からの攻撃は無理だな、シャア!」
  • 「何故ララァを巻き込んだんだ!?ララァは戦いをする人ではなかった!」
互いにニュータイプ能力を全開にして死闘を繰り広げるアムロとシャア。
ジオングのオールレンジ攻撃を封じるために懐に飛び込んだアムロは、ララァを戦場に連れてきたことを責め立てる。

ついにジオングの胴を撃ち抜いたガンダムだったが、ジオングはコクピットのある頭部を分離させて反撃、ガンダムの頭部を破壊する。
アムロの有名な名台詞の一つ。頭部が無くなったからといって機体を動かせなくなるわけではないという、ガンダムがあくまでも兵器であることを強調した一言。同時に富野監督による当時のヒーローロボットへの皮肉とも取れる。
ただ、以前にガンダムに無断搭乗したセイラがメインカメラを破壊された際に大いに混乱し恐慌していた事を考えると、アムロの凄まじい感知能力と肝の座りようが伺える。

  • 「貴様だって…ニュータイプだろうに!」
シャアの「ニュータイプは戦場では強力な武器になる」と言う言葉を受けて。
互いに乗機を失ったアムロとシャアは、ア・バオア・クー内部にてフェンシングによる生身の白兵戦を展開し、相打つ形で決着。その際、ララァの残留思念が介入し、最後の最後で二人はニュータイプとして意思を通じ合うが、結局歩み寄ることは無かった…。

  • 「ごめんよ…まだ僕には、帰れるところがあるんだ…こんなにうれしい事はない……わかってくれるよね?ララァには、いつでも会いに行けるから…」
最終回を締めくくった最後の台詞。
ララァの残留思念に導かれたアムロは、自らも思念でホワイトベース隊を導き脱出させた後、カツ、レツ、キッカの誘導で燃えるア・バオア・クーからコア・ファイターで脱出を果たす。ララァの言葉通り、ニュータイプ能力を人殺しの道具にするのではなく、誰かを助けるために使ったのだった。

機動戦士Ζガンダム

  • 「ここの生活は地獄だよ…」

軟禁生活を送っている中、久々に再会したカツから「あなたは、ここの生活がなくなるのが怖くって、軍の言いなりになってるんでしょ?」と問い詰められて答えた返答。
実際、アムロは現状に不満を抱いてはいたが、カツの言う通り結局はこの生活が崩れるのが嫌なのであった。7年間にも及ぶ軟禁生活は、アムロをかつてのコンプレックスと言い訳だらけの少年へと退行させてしまっていた。

  • 「下がっていろシャア!」
一念発起して軟禁先から脱出し、奪った輸送機でブランアッシマーに特攻をかけてクワトロ(シャア)達の窮地を救った際に。
アムロもクワトロも互いの姿を視認していないにも関わらず、彼らはお互いを感知していた。かつて敵対していた二人が、今度は共闘する立場となって再会するというファン歓喜のワンシーン。

  • 「俺は…ガンダムのパイロットだったんだ…!」
無断出撃してしまったカツを追って出撃しようとしたアムロをハヤト達が止めた際に発した台詞。
実際のところは、ブランクから恐怖に駆られて動けなくなってしまっていたのが真相。彼の復活にはまだ時間が必要である事を物語っていた。

  • 「行きたくはない。あの無重力帯の感覚は怖い」
クワトロの「君も宇宙(そら)に来ればいい」という言葉を受けて。
すかさず、クワトロに「ララァに会うのが怖いのだろう?」と言われると、アムロは「喋るな!」と立腹するのであった。

  • 「後ろにも目をつけるんだ!」
カミーユと共闘して、ブランが駆るアッシマーと交戦した際のカミーユに対するアドバイスの一つ。
ベルトーチカの激励とクワトロの叱咤もあり、戦いの中で歴戦の勇士としての勘を取り戻したアムロは見事に復活。アッシマーをリック・ディアスで見事に討ち取った。

  • 「人の善意を無視する奴は一生苦しむぞ!」
TV版、カミーユを宇宙に戻そうとした時の台詞。全くもってその通り。
フォウが命懸けでスードリのブースターを使ってカミーユを宇宙に上げようとしていることをいち早く感知したのは、カミーユではなくアムロの方だった。
それまで人一倍周囲を振り回し、そして振り回されてきたアムロが言うだけに色々と含蓄があり過ぎる台詞。

  • 「人身御供の家系かもな…」
TV版、正体を明かしてのダカール演説の後「これで私は自由を失った」と寂しそうにつぶやくシャアに「誰かが人身御供にならなければならないんだ」と言い、さらに「私は人身御供か?」と冗談めかして返すシャアをからかって。
良い意味で遠慮のない会話であり、この直後にはお互い微笑を浮かべながら乾杯するなど、視聴者に2人の和解を印象付けたシーンではある。しかし、この時からシャアはアムロに対する逆襲を目論んでおりいくらNTと言えどエスパーのように相手の腹の内を読むことは不可能だったのである。

  • 「地球のことは任せてほしい、シャア・アズナブル」
  • 「変えてくれたのは、あなただよ」
TV版、軌道上に待機するアーガマと合流するために再び宇宙に戻るシャアとカミーユを見送る際の、シャアとの会話にて。
これがΖにおけるアムロとシャアの最後の会話となった。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

劇中冒頭、フィフス・ルナでの戦闘時、地球人類の粛正によって人類の革新を唱えるシャアに対する否定の言葉。


オクトバーにラー・カイラムのクルーだと信じてもらえなかったのを愚痴るチェーンに対して。
かつては女性に奥手だったひきこもり少年は、さりげなく女性を口説くこともできる立派な大人の男へと成長していた。

  • 「純粋だと!?」
夢の中でララァの幻影に翻弄されるアムロ。「永遠にアムロとシャアの傍にいたいだけ」というララァにアムロは「シャアは否定しろ」と反駁するも、彼女は「シャアは純粋だ」と告げる。

  • 「俺たちと一緒に戦った男が何で地球潰しを?!」
ロンド・ベル拠点のスペースコロニー・ロンデニオンで偶然鉢合わせしたシャアに対して言った台詞。Z時代の彼らのやり取りを考えると感慨深い。

  • 「人間の知恵は、そんなものだって乗り越えられる!」
鉢合わせした後アムロとシャアは殴り合いに発展。その際シャアから「地球は人間のエゴ全部を飲み込めやしない!」と言われて人類を信じているアムロが返した台詞。
この言葉に対してさらにシャアは「ならば今すぐ愚民ども全てに英知を授けてみせろ!」と言い返し、アムロも「貴様を殺ってからそうさせてもらう!」と言い返すという、まさに売り言葉に買い言葉とはこのこと。
殴り合いの末にアムロはシャアに対して銃を向けるが、これが原因でクェスはシャアの元へと行ってしまうことに。

  • 「そんなことじゃハサウェイだって死人に引っ張られるぞ!!」
シャアによって戦闘マシーンに変えられつつあるクェスを取り戻そうと躍起になるハサウェイに対して。
ララァの死だけでなく、フォウとカミーユの件も踏まえたアムロなりの警告。

  • 「敵意が無邪気すぎる。シャアじゃない。あの男でもない」
迫ってくるα・アジールの気配を察知して。

  • 「子供に付き合っていられるか!」
これまでシャアのようなニュータイプ、ギュネイのような強化人間との戦いをくぐり抜けてきたアムロにとって少女クエスの乗るaアジールの行動は非常に分かりやすく、子供の遊び相手のような感触だったのだろう。

  • 「情けない奴ッ!」
アクシズが地球へ向かって始動し、遂に始まったアムロのνガンダムとシャアのサザビーの最終決戦。凄まじい射撃戦の末に互いにファンネルライフルを失い、ビームサーベルを抜いて激しく斬り結びながら、シャアに「ララァが死んだ時のあの苦しみ!存分に思い出せ!」と言われて。
ララァの死のトラウマを振り払おうと必死に足掻いてきたアムロにとって、未だララァの死に固執し、彼女を戦場に連れてきた自らの責任を棚上げして一方的に恨みをぶつけて来るシャアは、ひどく情けないものに見えた。だが、シャアほどではないにしろ、アムロもまだララァの死から抜け出し切れておらず、今のシャアの姿はどこか自分を見せつけられているような居心地の悪さもあったのかもしれない。

  • 「世直しの事、知らないんだな。革命はいつもインテリが始めるが、夢みたいな目標を持ってやるからいつも過激な事しかやらない」
  • 「しかし、革命の後では、気高い革命の心だって、官僚主義と大衆に呑み込まれていくから、インテリはそれを嫌って世間からも政治からも身を引いて世捨て人になる。だったら…!」
アクシズ内部、シャアとの生身の白兵戦でのシャアに対する痛烈な批判。
富野流の革命・インテリ批判の代表例として採り上げられる事がある。「革命=人類の革新」と解釈するのであれば、ニュータイプの代表たるアムロ直々のニュータイプ批判として読む事が出来るであろう。これは、貴族でありながらコスモ貴族主義を批判したベラ・ロナや、後のD.O.M.E.の発言を先取りするものと言えるかもしれない。
なお、この台詞を言っている間、アムロは的確かつ素早く通路の各所にトラップを仕掛けており、彼がMSパイロットとしてだけではなく、兵士としても優秀な人物に成長していることが伺える。

  • 「このくらいッ!」
  • 「シャアッ!!」
アクシズ内部から再びMSに戻っての戦闘。決め手であったビームサーベルも失った2機の戦いは、とうとう徒手空拳による壮絶なドつき合いに発展する。

  • 「たかが石っころ一つ、ガンダムで押し出してやる!」
アクシズを押し返す時の台詞。
ブライト達の奮闘によってアクシズを分断することには成功したものの、爆発の威力が強すぎて割れたアクシズ後部が地球へと降下を開始してしまう。アムロはシャアの乗ったサザビーのコクピット・ポッドをアクシズの壁面に押し付け、νガンダムでアクシズを押し返そうとする。それは自殺にも等しい無茶な行為だが、アムロの愚直なまでの信念の顕れでもあった。

  • 「貴様ほど急ぎすぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!」
上記のセリフに続いて。
アムロとシャアのスタンスの違いをズバリ言い表した言葉。「貴様ほど急ぎすぎもしなければ」の部分から、アムロが連邦の内部改革のために何らかのアクションを起こそうと考えてもいたことが伺える。
喩え時間が掛かったとしても人類の可能性を信じて現実的な改革を目指したアムロと、純粋さゆえに自らの理想に拘泥し現状を受け入れられずに急進的な革命へと暴走したシャアという対比は、そのまま「大人であろうとした男と大人になりきれなかった男」という構図でもある。

  • 「νガンダムは伊達じゃない!!」
アクシズを押し返す時の台詞。

  • 「馬鹿にして…!そうやって貴様は、永遠に他人を見下すことしかしないんだ!」
アクシズが地球に近づいて赤熱化する中、シャアから彼がサイコフレームの情報をロンド・ベル側にリークした真意を暴露されて。
「アムロと対等の条件の下で決着をつけたかった」というシャアの動機は、アムロにとっては「対等の条件の下でアムロに勝利することで自分の強さと正しさを証明し、アムロを見返したかった」というシャアの独りよがりな自己満足としか思えなかった。
だが、このシャアのちっぽけなプライドの顕れとも言える行為が、皮肉にも地球を救う鍵となる…。

  • 「だから、世界に人の心の光を見せなけりゃならないんだろ!」
アムロの「アクシズを止める」という意思がサイコフレームの共振によって広がり、さらにそれに触発され統一された地球圏の人々の思念がサイコフレームを媒介に集積、オーバーロードを起こして巨大な虹色の光として発現する。
その光の中に確かな温かさと安らぎを感じつつも人類への絶望を棄てきれないシャアに対し、アムロはだからこそこの輝きを世界に示さなくてはならないと叫ぶ。

  • 「貴様ほどの男が、なんて器量の小さい!」
この期に及んで「そういう男にしてはクェスに冷たかったな」と揚げ足取りをしてきたシャアに、自分ではクェスの求めていたような父親代わりにはなれなかったからだと認め、逆に優しく接するフリをして彼女を戦闘マシーンに仕立て上げたシャアを責め返すアムロ。
しかし、シャアは自分がなぜクェスにそのようなことをしてしまったのかをここでアムロに指摘されるまで全く自覚できておらず、アムロはこの言葉でシャアをなじる。このようなことを言ったのは、アムロがシャアを器量の大きく大義によって動いている人間だと思っていたからだろう。だが、現実はそうではなかった。

  • 「お母さん? ララァが? うわっ!」
ラストシーン、最期の台詞。シャアの「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ。そのララァを殺したお前に言えたことか!!」という言葉へのリアクション。
シャアに辛くも戦闘で勝利し、その後も舌戦を繰り広げるアムロだったが、長年のライバルの暴露に対してはただただ驚き、オウム返しするしかできなかった。
直後、νガンダムのコクピットを激震が襲うとサイコフレームの光が包み、これを最後に稀代のニュータイプであるアムロ、シャアの双方は宇宙世紀の歴史からその姿を消した。

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お誕生日おめでとうございます
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