概要
本来、「母性」というものは年上の女性が、年下の子供に対して向けるものとされていた。だが、そんな母性を少女(幼女)に対して求める、又は少女から感じる時に用いるのがこの言葉である。
世話焼きだったり、自分を認めてくれたり、包容力や庇護力があるなど、子供でありながら母性を見出せる相手に対して「バブみがある」、それを強く感じる場合には「バブみが高い」などのように用いる。
悪化すると実際に幼児退行して甘える事まで求め「バブみを感じてオギャりたい」と言い始める。
語源は、幼児退行して対象よりさらに幼い赤ちゃんとしてその包容や庇護を受けて甘えたいというところから、赤ちゃんの声の「バブー」に、「旨み」「凄み」などの「み」(形容詞の名詞化接尾辞という)がついたもの。
この言葉自体は比較的近年に生まれたものだが、下記の例に源氏物語が含まれることを見ての通り、その考え方は古代から存在している。
語感がよろしくないと考えられているのか、商業誌などでバブみを表す際、『ママみ』と言い換えられる事がある。
英語圏では『Daughter Mommy Wife』(娘で母で妻)と呼ばれる。
ロリコンと併発しているパターンもあるが必ずしも一致せず、たまたま惚れた相手が年少で他の少女には興味が無かったり、相手が成長しても構わない場合も多い。混同しないように注意したい。
広い意味での使われ方
本来の意味は(ロリ巨乳や合法ロリなども含む)ロリ属性持ちに対して使用される言葉であるが、広義として(大人の女性や男性を含む)「自分より年下の人物」を対象として使用する事もある。(考えうるのは世話好きの後輩キャラやショタ、もっと広い目で見ると風俗業店員も含まれる。)これは使用者(大人の女性に使うなら高齢者、男性になら女性)との関係性があってこその呼ばれ方であって、対象となった人物は万人に対して「バブみを感じさせる人物」にはならないので注意。
使用上の注意
あくまでも「少女」「年下の人物」に対する言葉であるため、自分より年上だったり、お姉さんやお母さんのように元々母性を持っていてもおかしくない人物を対象に使用するのは間違いである。
また、「母性を感じる」かどうかが重要なため、あくまでロールプレイでしかない「赤ちゃんプレイで母親役をする少女」は似て非なるもの。ましてや「母性=母親、母親は偉いものである。」と曲解した上から目線のものは論外である。(甘えたいのであって馬鹿にされたい訳ではない。)
さらに、SD化、おしゃぶりを咥えさせるなどの赤ちゃんプレイをさせるなどした男子キャラに対し、女性が男性に母性本能がくすぐられる心理を指してバブみと称する例が一部であるが、これは誤用である。(対象と使用者の関係が逆転してしまっている。)
元々は某テレビ番組がこの言葉を間違って解釈して拡散した為(要はマカンコウサッポウと似た事例)で起こった事であり、現在でもX(旧:Twitter)ではこちらの誤用が多く使われている。
典型例
記載に対する注意事項
※この記事は『バブみを語る際の代表として自信を持って挙げられる人物』のみ記載しています。
ここは自分の好きなキャラを発表する場所ではありません。単純にバブみのあるキャラをすべて記載しようとすると際限がなくなり、この記事の情報量が無駄に膨れ上がってしまいます。バブみの要素があっても登場作品のファン以外に「知名度がない」あるいは「バブみキャラと思われていない」キャラは記載しないでください。
また、そのような『典型例』にふさわしくない記載を見かけた場合は編集をお願いします。
バブみを感じさせている方
※この記事では本来の意味での対象(ロリ属性持ち)のみ記載しています。
ダメ提督製造機 (艦隊これくしょん )
母性を感じさせる女性側の典型例によく引き合いに出される。駆逐艦娘は公式で小~中学生程度のイメージと言われており、いずれも包容力や面倒見のよさ、提督や仲間を肯定的に受け入れる様子が目立ち、問題がある場合でも、叱るより優しく窘めるようにしてくれるタイプである。
コッコロ(プリンセスコネクト!Re:Dive )
通称コッコロママ、11歳。主人公を導くよう神託を授かり、主人公を主様と呼び仕える巫女である。非常に献身で世話焼きなのだが、問題は肝心の主様が、プロローグでラスボス格の相手に敗北した際に読み書き等一般常識を失うレベルの記憶喪失になり、大きい(17歳)赤ちゃんになっていたのである。このため、主人公はコッコロに一カ月ほどの間、「お着替えさせてもらう」「食事をあーんしてもらう」「夜寝るときは抱っこしてもらう」など、完全に赤ちゃん同然のお世話をされてしまう。ママ扱いもやむなしだろう。
しばらくして常識等をある程度覚え直し、簡単な仕事もできるようになった主人公に対しても、熱い料理をふーふー♪してあげるなど赤ちゃん扱いの甘やかしは止まらない。ついにはリアル世界でも「主様の全てを管理してあげたい」とまで言うあたり、コッコロ側もお世話をする事にド嵌りしている節がある。なお、上述のとおり主人公が赤ちゃん同然に退行していたことから、同作には他にも赤ちゃん扱いで接してくれる母性溢れるヒロインが複数おり、バブみクラスタ大満足と専らの評判である。
楊貴妃(Fate)
屈強な武将が年下である楊貴妃に頼み込んで養子にして貰い、その後、赤ちゃんプレイをしていた所に楊貴妃の夫である皇帝が鉢合わせてしまうが、皇帝は怒るどころか大笑いしたというエピソードが残っている。つまり、史実でバブみを感じられてオギャられた人なのである。その為なのか男が赤ん坊のように振舞っているのを見ると興奮してしまうという恐ろしいキャラクター付けがなされる事になり、それを自然と叶えるかのように甘えたくなる言動も多い。困った事にこれを少女時代の姿で言うのだから恐ろしい。ある意味で某エロ尼と肩を並べる存在なのかもしれない。
赤城みりあ、櫻井桃華を代表としたシンデレラガールズの子供アイドル達
シンデレラガールズはアイドルの育成を目的としたゲーム『THEiDOLM@STER』の派生作品。アイドルという設定のためか作中には基本的に大人っぽい言動や世話好きの幼女や少女が多い。特に赤城みりあや櫻井桃華はよくバブみを感じる代表的なキャラとして話題に登ることも多い。
英語圏でのバブみを表す言葉『Daughter Mommy Wife』の誕生に櫻井桃華が密接にかかわっている。
プルメリア(花騎士)
通称はプルメリアママ、もしくは艦これに倣ってか初代ダメ団長製造機。童顔、ロリボイス、低身長(推定で140あるかどうか)と完全にロリ系花騎士として知られる一人だが、最高レアリティ版が公式に「希望の母なる愛」なんていう別名が与えられている程には母性が強く、とにかく誰かを甘やかしたくて仕方がない(一方で本人も誰かに甘えたいという一面も隠し持つ)。
その威力は凄まじく、団長が墜ちて騎士団が機能不全になるのは茶飯事、さらには街全体がプルメリアにオギャろうとして破滅しかけるレベル。何人か明らかに堕ちている花騎士もおり、それどころか政治家であるタラゴンやタチバナですら墜ちかけるほど。というか今のところプルメリアに遭遇してその母性に墜ちていないのはアブラナただ一人とすら言われており(それですら本人曰くあと少しで危なかったとのこと)、冗談抜きで母性だけで世界を支配できる可能性すらあるなどいろいろ桁違い。
なお初代がいるなら2代目もおり、その最有力候補とされるのがジュズダマだが、現状プルメリアの方がインパクトの強い描写に溢れかえっているため省略。
バブみを感じている方
シャア・アズナブル
ララァ・スンに対して抱いていた感情が、典型的なバブみの例とされる。
「ララァは、わたしの母になってくれるかもしれなかった女性だ!」
草加雅人
シャアに並ぶバブみの代表例の一人。園田真理に対する好意は尋常でなく、障壁となりうる存在は徹底的に排除しようと目論み、小説版に至ってはそれ以上いけない線を超えてしまった程。
「真理はなぁ! 俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ…俺を救ってくれるかもしれない女なんだ!」
光源氏(源氏物語)
まだ幼い若紫に対し、母の面影を追い求める姿が該当する。平安時代は今よりも低年齢で成人扱いされたとは言え、それでもなおこの時の若紫はそういう対象としては若すぎた。
なお、源氏物語の序盤では藤壺という実母そっくりの女性に恋した事もあるため、
彼のケースはマザコンの延長としてバブみに溺れたものと思われる。
ユニ(プリンセスコネクト!Re:Dive )
バブみガチ勢女性代表。本来は所属する学院一の大天才で、授業免除で研究に没頭することを許可されている18歳の才媛of才媛なのだが、身長142cm(10~11歳児の平均身長)というロリ体系を悪用し、8歳児のロリキャラとして振る舞って他の女性に甘える奇癖がある。
一歳年下とはいえ孤児院経営で普段からお母さんらしい振る舞いをしているサレンに甘えるのはまだしも、10歳のミミと8歳のキョウカに対し、おままごとで全力で赤ちゃん役を演じておっぱいを求める筋金入りっぷり。この件に関して劇中でつけられたあだ名は「寸詰まり無駄知識垂れ流しマザコン」「狂気の18才児」。なお、21歳現職保育士のミサトに対しても甘えようとしているため、母性なら年上年下限らないで欲するタイプのようだ。
ブリュエア(遊戯王ゴーラッシュ‼)
誰彼構わずママと言い出し既に9人ママがいる上に、カードゲームの試合中に「ダークマター」を「ダークママー」とご丁寧に言い換えるバブみ界新生のド変態。
カードゲームではよくあること、偏愛傾向には前例がいると流してきた歴戦の視聴者達も流石にドン引きする始末となった。
最後に
もしもあなたが、自分より明らかに年下の女性に母性を感じて甘えたくなったら、それはきっとバブみであろう。