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乾巧

いぬいたくみ

『仮面ライダー555』の主人公。
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「俺には夢がない。でもな、夢を守ることはできる!!」
「戦うことが罪なら…俺が背負ってやる!!」

演:半田健人

概要

本作の主人公。年齢18歳。
成り行きで園田真理が持っていたファイズギアを使い、仮面ライダーファイズに変身する。(中盤でファイズギアを手放していた時に一度だけデルタに変身したことがある)
菊池啓太郎と知り合ってからは、真理と共に彼の営んでいるクリーニング『西洋洗濯舗 菊池』に下宿する。(時給100円)
園田真理からは「巧」、菊池啓太郎からは「たっくん」と呼ばれており、ファン(主に女性)からはたっくん呼ばわりされることも多い。
猫舌で、熱いものが苦手。ハイパーバトルビデオではナレーターから「猫舌たっくん」呼ばわりされていた。
本人も認めているほど口が悪く、人付き合いが苦手なため何かと勘違いされる事が多いが、根は仲間思いで友情に熱く、心優しい性格の人物である。いわゆるツンデレ。また自分と同じ猫舌である木村沙耶に親近感を持った際には笑顔自己紹介をし、握手を求めるなど好意的な態度を見せた。
変身直後などに手首を振る癖がある。

というものを持っておらず、「夢を持ってることがそんなに偉いのかよ!」と語っていたが
、実は内心ではその事を自分なりに悩んでいた。

木場勇治とはたびたびすれ違いが生じ、中盤で一度は和解するも終盤である出来事から巧はオルフェノクを倒すファイズの変身者、一方で木場はホースオルフェノクとしてまたもや対立してしまう。

春映画&4号視聴記念


カイザの変身者である草加雅人とは日常ではそりが合わず、草加の策略に振り回されてしまうことも多かったが、いざ戦闘になると実に息の合ったコンビネーションを披露する。巧自身も、草加のことを気に入らないと言いつつも1人の仲間だとは思っており、彼のの傷を知ってからはなんとか彼を救おうと試みていた。後述の『仮面ライダー大戦』の描写からも、巧が草加のことをどんなに強く「なんとかしてやりたかった」と思っていたかが伺える。

それまで平成ライダーの主人公は極度のお人好しばかりだったため、巧のあまりの第一印象の悪さに違和感を覚えたファンも多かった。

正体

555


ストーリー中盤で彼の正体がウルフオルフェノクだという事実が明かされる
それ故に、オルフェノクが使うためのツールとして開発されたファイズギアを使いこなし、ファイズへと変身することができるのも当然だった(第1話の時点で伏線は張られており、ファイズに変身した時は驚いていたのに対して、オルフェノクを目撃しても特に驚いている様子を見せなかったのは、ほかならぬ自身がオルフェノクであるから)。また、普通の人間である啓太郎がファイズの変身に失敗した描写があったため、その時点で巧が普通の人間でないことが視聴者に示唆されていた。
幼い頃に火事で死亡してオルフェノクに覚醒したオリジナルであり、戦闘力は並のオルフェノクよりも遥かに高い。猫舌なのも、火事がきっかけで覚醒したことが原因となって発生した、「熱いもの」「火を連想させるもの」に対する強いトラウマである。
流星塾の同窓会の日に流星塾の生徒達を襲ったと誤解されていたが、実際はドラゴンオルフェノクこと北崎スロースオルフェノクの仕業であり、巧はそれを止めるために戦っていたというのが真実であった。

巧が他人と親しくなる事を避け、一つの場所に馴染まずに各地を放浪していたのも、自身がオルフェノクである事を知られ、拒絶される事を恐れていた為である。

巧自身もオルフェノクであるものの、人間として生きようとしているが故に、時にはオルフェノクに対して激しい憎しみを見せる面があり、草加が殺害された際には怒りをあらわにして「オルフェノクなんて滅べばいいんだよ一人残らず! この俺もな…!」とまで口にし、ある意味巧がどんなにオルフェノクではなく、人間として生きていきたいと思っているかをよく表していると言える(オルフェノクとして蘇生しながらも人間として普通に生活していたドルフィンオルフェノクが、スマートブレインに強要されて不本意ながら自身を襲った際には、あえて手加減して倒さず「あんたは人間だ。人間として生きろ」と伝えて見逃した事もあった)。

本来、仮面ライダー自体「正義の心を持った怪人」という概念であるが(もし正義の心が無ければ彼らはショッカーライダー奇械人スパークコマンドロイド世紀王ブラックサン改造兵士Lv3究極の闇を齎す者ジョーカーアンデッドレッドオーガイマジン大ショッカー首領恐竜グリードオーバーロードインベスなどといった人類になっていたことだろう)、純粋な怪人が主人公の作品というものは「555」が最初であり、オルフェノクの立場から描かれるエピソードも多かった「555」を象徴するかのような人物となった。

結末

巧「見つけようぜ…木場…三原…!俺達の答えを…俺達の力で!」

最後はオルフェノクとしての死期が近づきつつも人間として生きる道を選び、再び人間を信じる決意を固めた木場の犠牲によってオルフェノクのであるアークオルフェノクを撃破。
そして最終決戦後、ついに「世界中の洗濯物が真っ白になるみたいに皆が幸せになりますように」という夢を持つことができた。

他媒体の乾巧

劇場版『パラダイス・ロスト

真理「巧、どこに行くの?」
巧「さぁな。行けるとこまで行くさ」

ファイズに変身し人間解放軍の一員として戦っていたが、劇場版の物語開始以前にライオトルーパー部隊の襲撃によって行方不明になっていた。
詳しい経緯は不明だが倒れていたところをミナの父親に発見され彼の知り合いの医者によって記憶を改竄され、ミナの幼馴染「隆」としてミナとともに暮らしていた。その後、ふとしたきっかけで記憶を取り戻しファイズとして前線に復帰。ミナの死を乗り越え、サイガに攫われた真理を救うために戦いに赴く。

小説異形の花々

巧「お前の場合はちょっと最低なだけだ。本当に最低な奴は、自分のことを最低だなんて思ってやしない」

小説版ではたかがジャンケンのためにファイズに変身しようとしたり、猫舌なのを皮肉るために真理が作った氷漬け料理をバリバリかじったりと、原作以上にムキになりやすいキャラとして描かれていた。
終盤、ファイズのが通じないかつての親友ホースオルフェノクに対し自らもオルフェノクとなって襲い掛かり、死に物狂いでようやく勝利を掴んだ。
その後はオルフェノクとして活動したのが原因で寿命が一気に短くなっており、ファイズとしての活動時間にも制限が設けられるようになった。後日談「五年後」ではその心の中の闇に乗っ取られてバケモノになった草加と対決し、彼の死を看取った直後、啓太郎の息子である勇介ファイズギアを託して去っていった。

仮面ライダー大戦

巧「昔愛する者のために戦い…死んでった仲間がいた。いけ好かない奴だったけど…少なくとも俺よりは生きる意味を見出していた」

555


オルフェノクとの戦いが終わってから10数年が経った後も『西洋洗濯舗 菊池』に滞在していた。草加雅人が死に際に自分に言い放った言葉が今も巧の心を苦しめており、門矢士バダンを倒すために協力を迫られるも拒否し、「世界中の洗濯物を真っ白にすることで忙しい」と語りつつ衝動的ににでてしまう。
そこで彼は強盗に対し心を開く謎の町医者と出会い、戦う意味について彼に問いかけるのだが、そこにライダー狩りを行うタイガーロイドコンバットロイドが現れ…。

平成と昭和の邂逅(※劇場版のほんのちょっとネタバレ注意)


上記の台詞はその謎の町医者にかつての仲間=草加のことを語った際のものであり、テレビ本編と比べるとより草加に対する仲間意識をはっきりと明言している。また、何故か仮面ライダーXのことを知っていた。

この作品の巧は「テレビ本編では既に死期が近かったにも関わらず未だに存命」「テレビ本編最終回で破壊されたはずのオートバジンに乗っている」「草加の死の描写が異なる」などテレビ本編とは矛盾する部分が多く、テレビ本編とはパラレル上の存在と思われるが、一部の情報誌などでは「オルフェノクとしての死期が近いと言われていた巧は10年以上経った今も生きていた」と書かれており、テレビ本編と同一人物である可能性も決して無いわけではない。

また、彼を演じる半田健人氏がTV本編の放送から10年が経過しているため、声・容姿共に渋くなっていることもあってファンからは「たっくん」ではなく「たっさん」とも呼ばれている。

巧「空っぽなら…戦うことで埋めてやるよ。喜びと悲しみを一つずつな。その罪は…俺が背負う!」

スーパーヒーロー大戦GP

巧「仮面ライダーとして、子供の夢くらいは守ってやろうと思ってな」

ショッカーの支配する世界で戦う仮面ライダーの一人。当初はショッカーの刺客と思われたが、実際はライダー、ショッカーのいずれの側にも属さない第三勢力として活動していた。他のショッカーライダー達とは異なり、脳改造による洗脳は受けていなかった模様。ライダータウンに向かう黒井響一郎らの前に現れ、詩島剛/仮面ライダーマッハと対決する。
その後は正義のライダーの側に加勢し、ライダーグランプリ仮面ライダードライブを妨害しようとした仮面ライダーカブトを足止めし、ドライブの勝利に貢献。終盤のライダー対ショッカーの決戦にも参戦した。

余談だが、今回は髪型が前作と比べると当時に近いものになっている。

仮面ライダー4号

「悲劇?笑わせるな。ハッピーエンドに変えてやるよ」
「…悪いな。けど、あの時笑って死んだ自分に嘘をつきたくないんだ」
「今でも信じてる! 意味なく死んだやつは…いないってな…!」

人の夢


『スーパーヒーロー大戦GP』での事件が無かったことになった世界で、ショッカーにより時間が繰り返されている。泊進ノ介/仮面ライダードライブや桜井侑斗/仮面ライダーゼロノスと共に、ショッカーの野望を食い止めるべく闘っていたのだが…。

実はこの作品の巧は既に死亡していた。(回想では実際のTV本編の映像が使用されており、エピローグともとれる演出がなされている。)
しかし、かつてオルフェノクとの戦いで多くの仲間を失った巧は、「誰にも死んでほしくない」という思いを抱くようになり、その思いにシンクロして歴史改変マシンが作動し、自分が歴史改変マシンを動かしているという自覚もないまま蘇った。これが『スーパーヒーロー大戦GP』、そして『仮面ライダー4号』で起こった事件の真相だったのだ。
終盤で真相に気づいた巧は、マシンを破壊すれば巧自身の存在が消えるという事実を侑斗から伝えられる。だが、かつて笑顔で亡くなった自分に嘘をつかないために、歴史改変マシンを破壊して時間を元に戻すことを決意。かつての戦いで生き残った仲間である海堂直也の制止も振り切って歴史改変マシンを破壊し、進ノ介達にこれからの世界のことを任せて消えていった…。
歴史が元に戻って巧の存在が消えたため、進ノ介達はその時間内にいた巧のことを覚えていなかった。そんな中、海堂は青空を眺めて、死んだ巧を思うのであった。

海堂「…さて、この空を守ったのは、一体誰なんでしょうか?なあ、乾…」

『555』の話を全話執筆した脚本家の井上敏樹氏は一切関わっていないが、4号の脚本を担当した毛利亘宏]{氏は、乾巧の登場が決定したこともあってか、「(仮面ライダー555の)ファンの想いは汲みつつも顛末をしっかり描写すべき」と考え、『555』の結末に関連して執筆したことをコメントしている。

関連タグ

仮面ライダー555 仮面ライダーファイズ ウルフオルフェノク
仮面ライダー大戦
尾上タクミ(別の世界のファイズ)

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