概要
特撮、雑誌展開(小説)
黒い全身タイツに赤い蛇腹目のマスクとドリルのように横に尖った耳が特徴的なバダン帝国の下級兵士である改造人間。
大ぶりのナイフを武器と使用しており、他の仮面ライダーシリーズの戦闘員と同じく、主に作戦や怪人のサポートを実行している。
雑誌展開では初期の方しか登場せず、あまり目立った活躍もできないまま、物語の後半で怪人が強化兵士～UFOサイボーグへと変わったのを機会に姿を消したらしい。
ZXが主人公の唯一の映像作品『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』においては面目躍如ともいえる程の大活躍(?)を果たした。他の怪人どもがあまりにヘタレすぎるのも原因だが。
仮面ライダー大戦
原典となった特撮、雑誌展開(小説)版と設定はほぼ一緒だと思われる。詳しいことはネタバレになるため省略。
スーパーヒーロー大戦GP
仮面ライダーSPIRITS
原作での正規の戦闘員であるのにもかかわらず、現在の所弱い自分が嫌で力を求めるあまりバダンに足を踏み入れてしまったチンピラの少年「小島秀紀」がバトルスーツを着込んだという設定で登場しているファンサービス的意味合いが強い登場を果たしたぐらいで、正式な活躍の無い状態が長らく続いた(秀範が尊敬する三影英介ことタイガーロイド(アルビノタイガーロイド)とZXとの戦いに横槍を入れたぐらい)。劇中でも秀紀本人が「アニキもいつになったら俺にコマンドロイド手術を受けさせてくれんのかねえ」と愚痴っている。
作者の村枝賢一氏自身も「出し処に困っている」と発言していたため、このまま登場しないまま終わるのかと心配されたが、ファンブックにおいて、ショッカーがゲルショッカーに再編される際、戦闘員が全く別のものに変わった事やドグマ王国のドグマファイターがジンドグマに取って代わられた際に再改造を施され、ジンファイターへ生まれ変わった事などを例に上げ、SPIRITSにおいても、ある程度物語を進めた段階で、オリジナル戦闘員であるコマンドロイドが正規の戦闘員コンバットロイドに再編される構想があるとの旨が語られており、その役割を果たす重要なカギがニードルことヤマアラシロイドであるとされていた。
そんなこんな思索をあぐねているうちに、とうとう『新仮面ライダーSPIRITS』にてデルザー軍団を除く全組織が壊滅したことを受け、ニードルと暗闇大使は大首領JUDOを見限り新生バダンを結成。旧デザインのバダン怪人たちと共に、遂にコンバットロイドも登場を果たし、バダンの戦闘員はコマンドロイドとの混成部隊へと再編された。
…のだが、やっぱり活躍のシーンはほとんど見受けられず、大要塞サザングロスが東京湾に落下した際には、囚われた結城丈二を救うために突貫したライダー達によって紙屑のように蹴散らされている。
