概要
『仮面ライダースーパー1』に登場した悪の組織。
帝王テラーマクロを崇める小国家的性格を持ち、優れた者による世界の制圧とユートピア建国、弱者の根絶を唱える選民思想の集団。
テラーマクロ自身が相当の格闘技の使い手であり、彼の配下にはそうした人材も多い。
ドグマの率いる怪人はかつてのショッカーの改造人間に近いものだが、各人の持つ拳法の腕をより活かすものとなる。戦闘員にあたる“ドグマファイター”は機械化されて上司に忠実なようだが、怪人の不甲斐なさを嘲笑ったこともある。
やっている事はこれまでの悪の組織と同じような悪事ばかりだが、時には独断と偏見でカップルを勝手に作ったり、子供達を遊びで洗脳しようとしたり、自分たちの土地に勝手にマイホームを作った人を勝手に逮捕して裁判にかけた挙句に死刑にしようとしたりなどと迷惑ながらも変な事もしている。
また埋蔵金を探して見つけたかと思ったら実はそれは偽物だったり、作った怪人が洗脳前に逃げだしたり、復活させたナチスのマッドサイエンティストに反乱を起こされたりと時折ミスをしでかす事もある。
また重要物資を奪回するために敵であるスーパー1に協力を要請した事もある。
首領
帝王テラーマクロ
ドグマ王国においての首領であり支配者。普段は玉座に座り、傍に親衛隊を置く。
鈴の音とともに現れ、怪人達に命令を下す。非常に冷酷で、美しいもの・優れたものが全てと豪語し、それ以外の存在を許さない。
組織内では絶大なカリスマを誇り、怪人達は死亡する間際に「テラーマクロ!」と叫ぶ程である。
テラーマクロの正体である。ドグマの守護神カイザーグロウの像に流れる血を浴びて不死身の体を持ち強力な力を持つ。スーパー1を苦しめ赤心寺の面々を殺害した。
不死身であるが実は血を浴びる間際、右の肩に一羽のカラスが止まっていたためその部分だけ不死身ではなく、そこが弱点となった(これは、ジンドグマの悪魔元帥の策略によるものだったと後に明かされている)。
幹部
メガール将軍
ドグマの将軍および大幹部。全身を鎧で固め剣を振るい闘う。テラーマクロに忠誠を誓い、怪人達を指揮している。
実は沖一也の所属する研究所の科学者であったが、惑星開発用改造人間の被験者に志願するも改造手術は失敗し醜い怪人となってしまう。そして人間達に復讐するためドグマに加わった。
メガール将軍の正体。元々は惑星開発用改造人間0号であったが手術の失敗が原因でドグマに加わる。
名前の通り、30tの衝撃を誇るショルダーアタックと鉄球を武器とする。スーパー1に最後の決闘を挑んだ。
戦闘員
ドグマ親衛隊
帝王テラーマクロの身辺警護をする上級戦闘員。地位的にはメガール将軍よりは一応上。
ドグマファイター
ドグマの戦闘員で怪人たちの作戦を補佐する。ドグマ独自の拳法である「ドグマ拳法」を使い闘う。普段は機械の電子音の様な声をしているが、人語を話すことが可能。
ドグマ壊滅後は生き残ったファイターがジンドグマの尖兵となった。
ドグマ怪人
他の組織と同じく動植物モチーフとなっている。
その他
選ばれた者のみで地球の美しさを保とうとするなど、ネオショッカーとの関係が暗示されている(一説によると、テラーマクロの出身地がネオショッカー大首領と同じ「B52暗黒星雲」であり、また劇場版の古代兵器“火の車”奪取計画に“ドグマ復讐兵団”にネオショッカーの再生怪人が一部参戦している)。
仮面ライダースーパー1・沖一也と彼の師である玄海老師率いる“赤心少林拳”一派との戦いの末、玄海や弁慶の犠牲を出しつつも、玄海がテラーマクロの弱点を発見し、スーパー1にテラーマクロが変身した不死身の怪人「カイザーグロウ」が撃破され、ドグマは滅びた。
関連タグ
ベーダー一族、機械帝国ブラックマグマ:同時期の特撮番組に登場する敵組織。