概要
『仮面ライダースーパー1』の劇場映画。1981年3月14日に東映まんがまつり内で公開された完全オリジナルストーリー。江連卓氏が脚本を、山田稔氏が監督を手掛けた。
脚本には「スーパーライダー対空飛ぶ火の車」「スーパーライダー対メガール将軍」なる副題があったが、完成作品には昭和ライダーの劇場版で副題が唯一付けられていない。
ストーリー
山奥にあるマタギの村、山彦村をメガール将軍と謎の5人組が襲撃する。それは、ドグマ王国の帝王テラーマクロが手塩にかけた怪人たち、地獄谷五人衆だった。
彼らの目的は、かつて中国から運び込まれてきたという超兵器「空飛ぶ火の車」だった。それを手に入れたドグマは山彦村から逃げのびた、「空飛ぶ火の車」を停止させる光る石を持つ子供たちを地獄谷五人衆に捜索させる。
余談
- 当初はテラーマクロが黒沼外鬼の名で玄海老師の師、樹海大師に師事するふりをして、火の車について記した粘土板を奪ったという経緯が描かれる予定だった。
- 脚本の第1稿では五人衆のうち鷹爪火見子と蛇塚蛭夫は体の一部のみ変化させることになっており、第2稿以降全員が怪人の姿になることになった。ライターの岩佐陽一氏は「怪人のモチーフや技を考えていくのをスタッフは楽しんでいた」と推測している。
関連項目
仮面ライダーSPIRITS︰黒沼外鬼の没設定に脚光が当たっている。