CV/不知火艶 スーツアクター:天野正登
概要
映画『仮面ライダースーパー1』に登場する帝王テラーマクロの秘蔵っ子である地獄谷五人衆の1人である熊型改造人間。
普段はマタギのような禿頭の大男・熊嵐大五郎という名の人間態の姿で活動しているが、自身より強敵だと認めた場合にだけ本来の姿である怪人態の姿へと変貌する。
怪力の持ち主で、その力でもって相手を捻じ伏せるドグマ拳法“熊拳”の使い手で、拳法以外にも左手に備えた鉄球や胸の三日月型のカッターブーメランを飛ばしての遠距離攻撃能力能力を兼ね備えている。
テラーマクロの指示を受けマタギの里にある山彦村を襲撃し、首尾よく“火の車”を奪取。
メガール将軍と共に“火の車”を使って都市部に攻撃を掛けるが、肝心要の“火の車”の制御装置の鍵を奪取していなかったことを指摘され、慌てて他のメンバーと共に村の生き残りの子供たちの捜索を開始する。
“火の車”の制御装置の鍵を装置にセットする為に向かう子供たちを襲撃し、子供たちに同行していた玄海老師と対峙するも、最後は老師に受けられ止められて投げ返された自身のブーメランが胸に突き刺さった後、玄海老師の正拳突きを受けて絶命するという、再生怪人でもないのにただの人間に、しかも素手で倒されるという空前絶後の最期を迎えた。
「ただの人間」に倒された怪人であれば、以前にもヤモゲラスが、また以後にも真・仮面ライダーの改造兵士レベル3(プロトタイプ)及びクウガのラ・ドルド・グがある。しかしこれらは何らかの兵器(多くは特殊兵器)を用いた結果である。直前に自身の武器を返されてダメージを受けていたとはいえ、何の武器も用いない生身の人間に倒されるというのは他に例が無い。
ドグマの精鋭部隊である地獄谷五人衆の一員であり、決して弱小怪人ではない。むしろ倒した老師の超絶的な強さをこそ讃えるべきだろう。
仮面ライダーSPIRITS
嘗ての主であるテラーマクロが“火の車”の起動キーと、いずれ自分たちの脅威になるであろう赤心少林拳壊滅の為に人間社会で暗躍していた頃の姿である黒沼外鬼(裏設定)の像に自身が殺害した黒沼流の弟子の遺体を備えていた所、駆けつけたスカイライダーと対峙。最後は99の必殺技の1つである「三点ドロップ」を受け倒された。つまり、この作品で初めて仮面ライダーに倒された事になる。
余談
劇場予告のイラストでは鉄球は左ではなく右手で、鉄球が鎖分銅のようになっていた。
ジンドグマ編である後期OPでは他の5人衆同様なぜか登場している。
関連項目
ドグマ怪人 ドグマ王国 熊 仮面ライダースーパー1 ツキノワグマ
ヤモゲラス 改造兵士レベル3(プロトタイプ) ラ・ドルド・グ→同じく人間に倒されたライダー怪人関連で
大地の拳魔マク:同じく熊の拳法の使い手繫がり。但しこちらは幹部格。
昭和ライダーの劇場版怪人