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「思い知ったか!デンジャーライトで吹き飛ばしてやる!」

登場作品『仮面ライダー

第12話『殺人ヤモゲラス』登場

CV/水島晋 人間態(柴田助手)/藤沢陽二郎 スーツアクター/佐野房信


概要編集

生き物を骨だけを残し殺してしまう恐るべき殺人兵器「デンジャーライト」を開発してしまった白川博士の助手であり、ショッカーの協力者の1人でもある柴田が自ら進んで改造手術を受け誕生したヤモリの能力を持つ改造人間。魔性、または殺人ヤモゲラス(この異名はある意味的を射たものでもあるのだが…)の異名を持つ。

身長178㎝、体重102㎏。鳴き声は「ウクククク」。体色は赤と黒だが、それはどちらかというとイモリなのでは…


その使命は白川博士が製作した「デンジャーライト」の設計図を奪い取り、これを手に入れることと、「デンジャーライト」の装置を巨大化させたビーム砲を製作し、これにより旅客機を次々に墜落させて制空権をショッカーのものにすることである。


元々科学者(の助手)だけあって奪った「デンジャーライト」の設計図を元にし、携帯可能なサイズの「小型デンジャーライト」を短時間で開発するほどの知能を持つ。

そしてその威力を試す為に通り魔的に通行人を狙って、男性会社員や男子生徒に試射を行ったことから分かるように、性格は残忍かつ冷酷。


ヤモリの改造人間だけあって、音も無く壁や天井を垂直によじ登ることを可能とし、天井に張り付いての(全くそうは見えないが)隠密行動や口から噴く白い泡状の体液を相手に浴びせることで固めてしまう能力を有する。

この液体には固められた者の身動きを封じる作用があるらしく、仮面ライダーですら内側からは自力での脱出は不可能になってしまう。

但し、固められた者は外部からの強い衝撃を与えられると脱出することが可能なため、物理的な耐久性自体はそれほど強固という訳でもないようである。


また、素体となった人物がもともとただの学者だった為なのか、能力を隠密行動仕様に全振りしてしまった結果なのか、格闘戦に関してはからっきし苦手なようで、能力テストの際に偶然やって来たボクサーを挑発して戦った所、改造人間でもなければ、赤心拳の師範でもないただの鍛えた人間相手に苦戦した


しかし、一方では上記の弱点が露呈してからは一般人相手でも不用意に近づかず、壁や天井を移動する能力で攪乱したり体液や「デンジャーライト」を使って遠距離から攻撃したりするという用心深さも見せている。


「デンジャーライト」の方程式や設計図が納められたマイクロフィルムを首尾よく奪取した後、通行人を使い人体実験を決行。その威力を改めて首領に報告し、今度はこれを大型化し、大口径ビーム砲でジャンボ旅客機を次々に撃ち落とし、制空権をショッカーのものにする新たな指令を受ける。


早速準備に取り掛かるが、大型化するには技術的にどうしても開発者の白川博士の協力が必要であると判明。先に拉致していた博士の妹のマチ子を人質に脅迫し、協力を強制する。


2人を救出しにきたライダーを苦戦しながらも泡で固めることに成功し、「大型デンジャーライト」の標的にしようとする。しかしルリ子がライダーを救出した隙を突かれ、白川博士に邪魔され手元が狂ってしまい、ライダーではなくどこかの石油コンビナートを爆破してしまうという想定外の結果に陥ってしまう。これを見てビビったのか、あるいは戦況が悪くなって来たためなのかヤモゲラスは「大型デンジャーライト砲」をそのまま放置して逃走を図る。そして自身の発明を悪用され、怒り心頭の白川博士により主導権を奪い取った「大型デンジャーライト砲」で狙い撃たれ、命乞いも虚しく爆発、消滅するという科学を悪用した悪党に相応しい末路を迎えた。

初代ライダーの中でライダーではなく生身の人間に殺された怪人はコイツただ一人である(最も後に同じような最期を遂げた後輩がいるにはいるが…)。


再生怪人としての活躍編集

その後、仮面ライダー1号の為に日本占領が他の地域より著しく遅れているという異常事態を打破すべく原子力研究所を破壊し、その際発生する放射能で一気に加速するための計画の人員確保のためにライダーに破壊された破損個所を修復されて再生復活を遂げる。


その後、バーリアを破壊するために新たに制作させた新型改造人間トカゲロンの指揮のもと、他の再生怪人たちとチームを組んで計画を阻止せんと阻む1号ライダーに戦いを挑むも、あっさりと撃退される。ヤケになったトカゲロンはバーリア破壊ボールをライダーにぶつけようとするが、蹴り返されて自分に衝突、その爆発の余波に巻き込まれ11人まとめて木端微塵に吹き飛んだ。


なお公式設定ではないが、新・仮面ライダーSPIRITSにおいて、一文字隼人を、死神博士の要請を受けて(先の原子力研究所の襲撃作戦と並行して)第二期強化改造人間(ショッカーライダーのプロトタイプ制作)の資材として他の再生怪人たちとの拉致・改造計画に協力していたことが後に発覚する。


その他、映画『仮面ライダーVSショッカー』において再生怪人軍団の1人として登場している。


他媒体での活躍編集

PS『スーパー特撮大戦2001』の仮面ライダーのシナリオでは、ちゃんとこの「殺人ヤモゲラス」のイベントもある。しかし、ヤモゲラスが敵ユニットとして登場するわけではなく、量産化されたデンジャーライトを持った戦闘員がワラワラ登場するだけである。ヤモゲラスは、ヒーローたちと戦闘になることすらなく、白川博士にデンジャーライトで焼き殺されてしまう。その後も再生怪人やデンジャーライト戦闘員は度々登場するものの、ヤモゲラスだけは二度と出てくることが無かった。

ちなみに、レベルを上げていれば生身の主人公がデンジャーライトに90発以上耐えるという爆笑モノの現象が起こる。


新仮面ライダーSPIRITS』にも再生個体が登場するが、暴走したガラガランダゲバコンドル共々重ねて四つに斬り裂かれた。


余談編集

人間態の柴田を演じた藤沢陽二郎は後に交際相手の菊容子を絞殺したとして殺人容疑で逮捕された。逮捕前に自殺を図ろうとしたが未遂に終わり、結局懲役7年を言い渡された。出所後の動向は不明。

劇中で実験と称して無差別に殺人を行っていたマッドサイエンティストを演じた俳優が(痴情のもつれとはいえ)殺人を犯すとは何たる皮肉だろうか。



関連項目編集

ライダー怪人

スイーツ・ドーパントコックローチ・ドーパントダミー・ドーパントイカジャガーヤミー:倒されこそしなかったものの一般人にボコられた怪人。

サイタンク:人間態の演者が同じ


ヤモリ仲間編集

ネコヤモリ ミサイルヤモリ ヤモリジン ズ・ジャモル・レ

ゲッコーイマジン:奇しくもヤモゲラスとは同じ体色である

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