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ショッカー首領

しょっかーしゅりょう

ショッカー首領は、『仮面ライダーシリーズ』に登場した悪の組織『ショッカー』、『ゲルショッカー』を支配していた存在。同時に首領として全ての怪人の頂点に立つ地位にあるといわれている。
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行け、『ショッカー』の者どもよっ!!

改造人間が世界を謳歌し、その改造人間を支配するのが私だ!

世界は私の意のままになる!


声:納谷悟朗昭和ライダー仮面ライダーTHENEXTレッツゴー仮面ライダー

  西崎章治(仮面ライダーX(第27話) ※ノンクレジット)

  大塚明夫AZITO2

  関智一(ネット版スーパーヒーロー大戦乙春休み合体スペシャルスーパーヒーロー大戦GP)

  佐々木省三(スーパーヒーロージェネレーション)

スーツアクター:滑川広志(TV本編98話(最終回))


テレビシリーズ編集

ショッカー首領ゲルショッカー首領

ショッカーゲルショッカーを影から支配していた謎の存在であり、常にその正体をぼかしている。一人称は基本的に「私」だが、まれに「わし」、最終話では「俺」も使用していた。


コブラ男の再改造手術を行った下級幹部、綾小路律子を用済みとして処刑させたり、役に立たない戦闘員を怪人の能力の実験台にする等、冷酷非情な性格で、裏切り者や無能な者、作戦に失敗した者はたとえ幹部であっても容赦なく処刑する等、組織の首領としての行いも常に厳格かつ非情である。しかしその一方、自身が認めた相手はたとえライダーでも大いに賞賛を送る一面を持ち、また、失敗続きの幹部に対し、上記の処刑の前に最後のチャンスを与えるな等やや温情が感じられる部分もある。


当初、各地のショッカー基地のショッカーレリーフから指令を送るのみで、末端の構成員はおろか、歴代の大幹部でも直接謁見することはできないほど、その存在は秘密であった。


当初は紅いフードやマントを着用した姿をしており、第67話では、各国支部の幹部が出席するショッカー世界会議で姿を現す。しかし実はこれは1号を東京湾の孤島に誘き寄せ、出席メンバーに見せかけて用意されたライダー殺人人形から改造人間の肉体組織を破壊する毒ガス「アンドロガス」を噴出させるライダー抹殺計画「V作戦」の一環としての行動であり、首領以下すべての幹部はマネキンであった。

第94話でも首領の正体に迫ったが、それもやはりであった。


最終話で遂にその姿が明かされる。

浜名湖地下のゲルショッカー日本本部に突入した仮面ライダー1号と2号の前に自ら姿を現す。紅いフードの下からは無数の蛇に包まれた覆面が現れ、さらにその覆面を剥がすと一つ目の不気味な素顔を現し、身体から放つ毒ガスや顔面から放つ不気味な光でダブルライダーを苦しめ、最期は「わしと一緒に死ね!」自爆する。難を逃れたライダーの前には、眼球のような球体だけが残され、その直後にゲルショッカー日本本部は大爆発を起こし、ゲルショッカー壊滅と共に劇的な最後を遂げてしまった。覆面→素顔という二重の顔になった理由は、原作者の石ノ森章太郎氏と番組スタッフの間でデザインが一本化できなかったため、最後まで残った二案を併用したからとのこと。


プレイステーションのゲーム『仮面ライダー』では最終ボスとして登場、浮遊した後に放つ念力や毒ガスなどで仮面ライダー2号を苦しめるが、敗れるとライダーダブルキックで止めを刺される。


しかし、ゲルショッカー壊滅後、死亡したと思われていたが実は生きており、デストロン首領として、新組織『デストロン』を結成、再び世界征服に乗り出していた。また一説には昭和ライダー、1号からストロンガーまでに登場する全ての悪の組織を支配下においていたという(デルザー軍団大首領)。

仮面ライダーZXテレビ版に登場するバダン総統もショッカー首領(=デルザー軍団岩石大首領)と同一の存在とも言われている。


昭和10人ライダーでなんかが起こると、たいていこいつのせい

・・・まぁ首領だしね。


なお、『仮面ライダーBLACK』の「ゴルゴム」や続編『仮面ライダーBLACKRX』の『クライシス帝国』はショッカー首領と何の関わりも無い。なお、『クライシス皇帝』は同じ中の人である納谷悟朗氏が声を担当していたが無関係である。


スーパーヒーロー大戦GP』では、1号と2号によりショッカーが滅ぼされ、首領が自爆した直後から物語が始まる。(映像自体は初代最終話の物を使用しているが、ゲルショッカーのシンボルマークが映らないように編集されていた)

また、前日譚である『春休み合体スペシャル』でも、物語の黒幕として登場する。


『仮面ライダーTHENEXT』編集

テレビシリーズ同様姿を見せず、ショッカーのレリーフから部下に指示を送っている。声は昭和版と同じく納谷悟朗氏が演じている。


『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー編集

ショッカー首領

お前達はここで死ぬのだ!


紅いフードの姿こそ同じだが、フードの下は一つ目に無数のヘビが絡みついた不気味な姿をしている。(昭和版の一つ目の姿にヘビがくっついたような感じである)

昭和から平成のライダーが倒した全ての悪の組織を自身の支配下におき、『ショッカー』をより強力な存在にした。


オールライダーとの決戦では、過去の置物同然だった歴代首領とは桁違いの戦闘能力を見せた。

から火炎弾を放ちまくってオールライダーをたった一人で圧倒、さらに蛇のを伸ばして電王クウガ拘束アメリカンクラッカーのようにぶつけるなど圧倒的な戦闘力を見せたが仮面ライダーオーズの新コンボ、タマシーコンボの前に敗れ去り、空の彼方に吹き飛ばされた。

これにより怒りが頂点に達した首領は真の姿岩石大首領へと変貌を遂げ、さらに圧倒的な戦力でオールライダーを追い詰める。しかし、全仮面ライダーによる必殺技『オールライダーブレイク』で遂に倒されてしまった。



S.I.C.HERO SAGA関連編集

仮面ライダーエディション編集

MISSING LINK編集

初代仮面ライダーの13話と14話の間の空白を描いた話のひとつ。

仮面ライダーを再設計した飛蝗男ショッカーライダーを完成させ、本郷猛に差し向けたが最初の1体がベルトの風車をライダーパンチで攻撃されて機能を停止、さらに一文字隼人としての自我を取り戻してもう一人の仮面ライダーとなりショッカーライダーは全滅という結果に終わった。

しかしショッカーの世界各地の支部がある、世界制覇の野望は揺るがぬと言い残して戦いは終わり、これを受けて本郷はヨーロッパへ旅立つこととなった。


ここより永遠(とわ)に編集

本郷が再改造による強化を望んでいたことを見抜いて、死神博士すら立ち退かせて二人で密談をしている。

世界制服を成し遂げようとするのは詭弁であり、B26暗黒星雲から来た宇宙人でありあたかもゲームに興じる神のごとき存在であることを明かし、再改造するのはさらに自分を楽しませてもらいたいという気持ちからであり、密談した記憶と引き換えに強化改造を施した。


S.I.C.HERO SAGA』(仮面ライダー電王エディション)編集

このエピソードでは『クライマックス刑事』の続き。

生き延びていたネガタロスが、ゼロライナーを強奪して1971年4月に跳躍するも強大な力で圧倒し、彼の妨害によって本郷猛を取り逃すものの、桜井侑斗飛蝗男改造しようとする。

しかし野上良太郎とイマジンたちの妨害に遭い、彼らをねじ伏せるものの、無理やり憑依したネガタロスが岩石大首領イマジンに変化し基地を崩壊させたことと、ジークの羽手裏剣を喰らい大ダメージを受ける。

しかし命は取り留め、どさくさに紛れてヘビンガーの頭部の蛇を取り込んで逃走。その後を立花藤兵衛記憶によって蘇生した仮面ライダー1号が追跡し、歴史の大まかな流れは守られることになっている。


S.I.C.HERO SAGA』(仮面ライダーオーズエディション)編集

このエピソードは『レッツゴー仮面ライダー』の続き。

ライダーとの戦いで大幅に弱体化したものの生き延び、仮面ライダーオーズのオーズドライバーのデータで作成した6連ドライバーにショッカー~デルザーまでの各軍団の能力を宿したコアメダルを挿入し、「悪の軍団コンボ」による骸骨状のオーズ2017年HOBBYJAPANでは商品化に伴いヘキサオーズ(-OOOOOO-)という名称を名付けられている)といった趣で復活する。

『悪の組織コンボ』6連ドライバーの脅威

プトティラコンボに匹敵するパワーとタジャドルコンボなみの機動力、そしてビッグマシン同様の機械に対する催眠能力によってオーズとライダーマンを圧倒するが、突如参戦した快傑ズバットによって窮地に追い込まれる(この作品はリドルストーリーで、現実とも火野映司の夢ともとれる)。


S.I.C.HERO SAGA』(ロスト・トレイン)編集

10人ライダーが消滅した件を受けて、ダブルライダーの代わりに1973年にやって来たクウガアギトの二体を相手に戦うが、見知らぬ仮面ライダー二人を目にして混乱していた。


仮面ライダーSPIRITS編集

バダン大首領JUDOの人格から造り出された自律プログラムという設定。従ってあの目玉おばけはただの人形である。

そしてバダン大首領は、仮面ライダーZXと同じ姿であり、記紀神話に描かれるスサノオそのものであるとされる(村枝賢一は、初期設定ではヒルコの集合体にしたかったのだが、それだとわかりにくいのでスサノオにした、と2012年12月号の『月刊マガジン』で語っている)。


同じく、『スーパーヒーロー烈伝』や『AZITO2』でも単なる傀儡怪人として登場する。

特に後者では首領自ら銀行強盗や幼稚園バス襲撃を行うなどのシュールな光景も拝める(本物のショッカー首領は、「悪」陣営の総帥に資金援助・技術開発を行っており、この「ショッカー首領」なるユニットが何万回死んでも資金さえあればすぐに作り直すことが可能)。


ロストヒーローズ編集

作中ではアジト・キューブやショッカー・キューブが存在するものの、ストーリーでは一切登場せず、カオス・キューブにて裏ボスとして登場。


その他編集

仮面ライダーEVE』や『S.I.C HERO SAGA』など、早瀬マサト氏(石ノ森プロ)の作品では、デルザー軍団大首領やネオショッカー大首領もショッカー首領と同一の存在とされており、その正体はツングースカに落下した隕石と共に飛来したエイリアンということになっている。

『EVE』では正体が宇宙から訪れた寄生生命体で、組織が変わるたびに異なる姿で現れたのもそのためとされている。

詳しくはこちらを参照


超スーパーヒーロー大戦』にて彼の後継と思われる首領が登場する。


シン・仮面ライダー』ではなんと未登場

ただし、原作におけるショッカー首領に相当する存在は登場している。


平山亨による小説ではチェン・マオ(仮面ライダー)が登場。死神博士前日譚だが仮の姿であることが示唆されている。

SFCソフト『仮面ライダー』ではショッカーを復活させデスバンイーターの姿で登場。


納谷氏の死去・追悼編集


2013年3月5日、ショッカー首領の声優を演じられた納谷悟朗氏が慢性呼吸不全のため逝去。


この事はファンの間でも話題となり、彼の死を追悼するイラストがpixivに多く投稿され、氏を代表するキャラである銭形警部等と並び、このショッカー首領を描いたイラストも多く投稿された。


ちなみに、生前の納谷氏が仮面ライダーシリーズにおいて最初と最後に演じたのは奇しくも、両役ともにこのショッカー首領であった。


後任編集

納谷氏の死去後は、関智一氏が実写作品でショッカー首領の声を担当することが多く、現在では彼が後任としてほぼ固定されている。

ただしスーパーヒーロージェネレーションでは、佐々木省三氏が担当していた。


関連項目編集

デストロン首領 大首領 バダン総統 JUDO


クライシス皇帝:声を納谷氏が担当した事でショッカー首領と何か繋がりがあるかと思われがちだが、全く無関係。むしろショッカーから始まる秘密結社を上回る昭和ライダー最大規模の国家の皇帝。


ン・ダグバ・ゼバアークスコーピオン:元号最初のラスボス繋がり。

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