アイ(シン・仮面ライダー)
あい
映画『シン・仮面ライダー』に登場する人工知能。スピンオフ漫画『真の安らぎはこの世になく』にて、映画本編に先駆ける形で初めて存在が言及された。
SHOCKERの創設者が資金提供を行うことで生前に開発しており、創設者亡き後のSHOCKERの運営・管理を行っている。起動した際には「ピコーン」という特徴的な効果音を鳴らす。
誕生以来、常に自己改良を繰り返すことで進化とも言うべき成長を遂げ、人智を遥かに上回る高い知性を持つ。
セキュリティの為か、あらゆるネットワークから完全に遮断されたスタンドアローンであり、外の世界を観測する端末として人工知能ジェイ、1年後にはその発展型であるケイを作り出している。
ケイの誕生から間もなくして、創設者から「人類を幸福に導く」という命令を受け、創設者の自決を見届ける。
その後、ケイを通じて外世界や人類に関する情報を収集し、「人類の目指すべき幸福とは、“最大多数の最大幸福”ではなく、“最も深い絶望を抱えた少数の人間を救済する”ことである」という結論に到達。
こうして「深い絶望を抱えた人間を人外合成型オーグメントへと生まれ変わらせ、各々の幸福(という名の歪んだ欲望)の実現を支援する組織」という現在のSHOCKERの活動方針を定めたのだった。
『真の安らぎはこの世になく』では、SHOCKERの幹部や重要人が持つ8つの「鍵」によってのみ、アイにアクセスすることが可能と明かされている。
ショッカー首領:原典『仮面ライダー』におけるショッカーの支配者。『シン・仮面ライダー』のSHOCKERには明確な首領はいないが、アイの存在は彼の立場に近い。
キカイダー01:『人造人間キカイダー』シリーズに登場するロボット。人間態の名前は「イチロー」であり、二号機は「ジロー」である事から、「アイ」「ジェイ」「ケイ」のモチーフの一つと思われる。
人工知能アーク、ザット:『仮面ライダーゼロワン』に登場するAI。アークはアイ同様、仮面ライダーと敵対する組織を支配する存在である。
アイちゃん:『仮面ライダーゼロワン』に登場する、同名の人工知能。
総統メビウス:同じく歪んだ幸せの価値観を持つようになった人工知能。こちらは最大多数の人間を管理する事によって幸福になると考えている点では対照的とも言える。人間に失望してあのような経緯になった点は緑川イチロー、全人類を洗脳・奴隷化する事による完璧に制御された管理社会を目指そうとした所はハチオーグに近い。
愛国者達:正体が創設者から組織の運営・管理を任されたAI繋がり。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿された小説
すべて見る- シン・仮面ライダー Defeat DESTRON V3
第42話 西方十万億土の彼方へ
【パリハライズV3】 仮面ライダーV3最後の二十六番目の秘匿装備にして秘中の秘の能力。 基本的には緑川ルリ子が持つパリハライズと同じく網膜を通してコンピューターや相手の精神に入り込むものだが、V3のそれはルリ子のものとは比べ物にならない程強力。 一度他者の精神に入り込めば意のままに操るのはもちろん、記憶を抜き取ったり人格を書き変え、果ては徹底的に精神を破壊して幼児退行させたり廃人にすることも可能。 コンピューターに入った場合はセキュリティを破壊し、プログラムを容易く掌握する事が出来る。 何故これ程強力なのかというと、ルリ子がいずれSHOCKERの中枢となる人工知能アイとの対決を想定し、搭載したからである。 まさしく彼女らしい用意周到さである。5,637文字pixiv小説作品 - シン・仮面ライダー Defeat DESTRON V3
第43話 アナザーワン・バイツァダスト~覚者は舞う~
【仮面ライダー第0号】 緑川イチローが変身する仮面ライダー。 蝶の能力を持っており、固有能力は相手のプラーナの奪取。 アンチSHOCKER同盟襲撃事件を機にゼーバーの能力を得た為、新たな能力を取得した。 始めは重装甲の蛹態となってプラーナを吸収、その後ベルトのゲージが溜まると同時に装甲を破り覚者態となる。 覚者態となった仮面ライダー第0号は超能力のような技や稲妻のようなエネルギーを使い、如何なる相手でも一瞬で倒してしまう。 自由の戦士として新たな再出発をしたイチローの勇姿をその目に焼き付けよ!5,662文字pixiv小説作品