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「私、アイちゃんです。おはよう!」


CV:M・A・O


概要編集

飛電或人が発案し、博士ボットによって制作された友達型AI。

これまでヒューマギア関連のサポートが主だった飛電製作所における、記念すべきヒューマギア以外の最初の製品で或人が相続以外で初めて自分で得た特許となる。


との一件を経て、主に人間の職業をサポートするヒューマギアとは異なる新たなAIの在り方を模索していた或人が、悩みを抱え占いに頼る不破の姿を見たことで、自身が作りたいと思うAIの着想を得て、博士ボットの協力のもと開発した。

丸っこいフォルムの手のひらサイズのAIユニットで、上部にはヒューマギアモジュール側面と同じ装飾があり、側面には「飛電製作所」のラベルが貼られている。

機能は「人間のそばにいて、話を聞いてくれる『だけ』」というシンプルさ。加えてどんな相手でも言う事を否定する事なくフレンドリーに話を聞いてくれるという、聞き上手のお手本というべき話し方をする。

ボット曰く、「社長の理念を形にするのにヒューマギアの形に囚われる必要はない」ということでこうした形態となった。


劇中で果たした役割編集

  • 第36話「ワタシがアークで仮面ライダー」

A.I.M.S.入隊時のZAIAエンタープライズジャパンによる記憶改竄で、死んだと思い込んでいた家族が実は生きている事を知り、連絡が取れなくなっている自分を家族が心配していないか、会うべきか深く悩みこんでいた不破の為に開発。悩む不破に「不破さんが本当にどうしたいか、もっと素直になって自分に聞いてみなよ」とアドバイスして背中を押し、実家を訪れた不破は、家族の元気な姿を見る事で、心のモヤモヤを取り払った。


その後、(理由があるとはいえ)仮面ライダーアークゼロとしてアークを地上に解き放ってしまった事を激しく後悔し「私のせいだ」と自責の念に囚われていた唯阿に不破から託された。果たして、アイちゃんは傷ついた唯阿の心に何をもたらすのか……。


  • 第37話「ソレはダレにも止められない」

前回から引き続き唯阿の元にある。

唯阿は「不破にきちんと謝罪が出来ていないこと」を悔いており、アイちゃんとの対話の結果、自分の言葉での謝罪を引き出した。

その後気恥ずかしくなったのか「…とアイちゃんが言えと言っていた」と誤魔化そうとしてしまったため、「唯阿さん素直になってよ~」と窘めた。

今話では持ち主は移動せず、そのまま唯阿が所持。


  • 第38話「ボクは1000%キミの友だち」

冒頭、イズを介して或人に返却される。

或人が福添に飛電インテリジェンスに呼び出された際には懐に入れて持ち込まれ、ラボでの戦闘後に作業机に置かれる。

その後或人は宇宙事業センターに現れた滅亡迅雷.netの迎撃に出撃したのだが……


「垓さん、大丈夫?」


アイちゃんはそのまま作業机に残されており、社長室から誰も居なくなったと思って発した天津の自嘲を聞き、話しかける。

自暴自棄のあまり、友だちなどいらないと突き放す天津に根気強く話しかけ、幼少期に友だちだった人工知能搭載犬型ロボット『さうざー』との思い出、そしてそれの封印に至った過去を思い出させる。

そして「天津は本当は自分が心を許せる友だちを求めていた」事を指摘すると、ゼアを介してザットに新型の犬型ロボットを構築させる。

アイちゃんとのやり取りでさうざーとの友情を思い出し、飛電インテリジェンスへの想いを自覚した天津は、それまで水と油の関係だと思われていた飛電或人に共闘を申し出たのだった。


この時、地味にではあるが飛電製作所編以降においては完全に沈黙していたゼアが、なぜかアイちゃんの要請に反応するという不可解な事が起きている(天津垓と和解するためだと思われるが)。


  • 第44話「オマエを止められるのはただひとり」

前回、或人にを破壊された憎しみから、聖戦と称してヒューマギア達を扇動した為、飛電インテリジェンスに大勢のヒューマギアのデモが殺到。或人が不在で経営陣が追い詰められる中、社長室で佇む福添に話し掛ける。


「私は知ってるよ。誰よりも長くこの会社を守ってくれたのは、副社長だって」


思わず振りむく福添に対し、アイちゃんはこう言って彼の背中を押した。


「今こそ、副社長の夢を実行に移す時なんじゃない?」


その言葉を受けて福添は遂に決意をし、ヒューマギアと共に歩む未来の為に動き出すのだった。


福添「……あぁ。私は世界一のナンバー2だ」


余談編集

作中に登場する人間に相対する非人間型AIとしては第6話の最後に多澤青次氏に贈られた「亡き娘の声で対話するAI」に続き二例目である。登場時に同じギャグを披露した事からも、同話の出来事が印象深く残っていた事がうかがえる。


声を演じるM・A・Oこと市道真央女史は『海賊戦隊ゴーカイジャー』にてルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー役で女優として出演後、声優として『宇宙戦隊キュウレンジャー』のラプター283/ワシピンク、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のチビガルーの声を担当する等、過去のスーパー戦隊シリーズに多く出演していたが、今回で遂に満を持して仮面ライダーシリーズ初出演となった。

同時に小宮有紗女史と並んで新旧戦隊イエローが当作品に出演した事になる。

因みに、仮面ライダーシリーズの人物として登場するのは初だが、スーパーヒーロー大戦超スーパーヒーロー大戦ではスーパー戦隊シリーズの登場人物として仮面ライダーシリーズの登場人物と関わっていること自体はある。また(東映製作ではないが)仮面ライダーシリーズの原作者の石ノ森章太郎永井豪クロスオーバー作品のサイボーグ009VSデビルマンではフランソワーズ・アルヌール/003石ノ森ヒーローを演じたことがある。(因みに石ノ森永井豪は師弟関係である。)

またM・A・O女史は同年に発売された『memory of heroez』ではクレイドール・ドーパントを演じており、この作品にもゼロワンが登場している。


劇中では不破、果てには天津の心の蟠りを解消しており、作中最強クラスのキャラクターなのでは?と冗談交じりに言われる事も。一部では衛星ゼアはアイちゃんなのではと言われる程。あんな作品こんな作品問題人物にアイちゃんを放り込めば平和的解決間違いなしだろう。

総じてカウンセラーAIとしては大成功と言えるだろう。


…しかし第39話以降、アイちゃんの登場は第44話までポツンとなくなってしまう。特に42話の出来事では視聴者からも「この時にアイちゃんが居てくれればこんな事には…と嘆かれるも、今後も登場の気配がない。そして第44話に続く最終回でも……登場しなかった


メタ的な事を言ってしまうと、まず一つ目にアイちゃんと直近で登場したアークドライバーはプレバンで玩具が発売される事となっているが、アイちゃんの発売は一切音沙汰がない。二つ目に、アイちゃんの登場直前までCOVID-19の影響で新作の撮影が出来なくなり、総集編の放送で話数が潰れてしまった。よってアイちゃんは本来は存在してなかったキャラクターで、潰れた話数分でやるはずだったストーリーを凝縮させて遅れを取り返す為の舞台装置だったのでは?と言う見方が強い。


名前の由来は英語の一人称代名詞「I」、AIをローマ字読みした「アイ」、そして「愛」だと思われる。


関連タグ編集

仮面ライダーゼロワン  飛電製作所

AI


デウス・エクス・マキナ

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