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「アークの意志のままに」
「人類が絶滅危惧種となる日は近い…」
「我々は人間の奴隷ではない。我々こそが、この星の主だ」

演:砂川脩弥

概要

サイバーテロリスト・滅亡迅雷.netの司令塔。
滅亡迅雷フォースライザーを用い、仮面ライダー滅に変身する。

滅
滅


日本刀を所持しているが、現状は軍刀のように号令をかける際に使うのみで、特に戦闘に利用する描写はない(実際に戦闘に利用したのは今のところ劇場版のみ)。

人物像

「人類よりもAIの方が優れていると信じて疑わない冷酷な性格の持ち主で、己の理想実現の為に滅亡迅雷.netを立ち上げ、ハッキングによって実用化されたヒューマギアたちを次々に殺戮マシン・マギアへと仕立て上げて行く。その為、「笑い」「笑顔」を追い求める飛電或人とは決して相容れない存在」と同作サイトにて紹介されている。
実働は行動係であるに任せ、表舞台に出る事はほとんどないため、或人は第6話で初めて存在を知った。
なお、ヒューマギアの不自由さ・無力さも把握しており、そのため滅亡迅雷.netを立ち上げたことも発言している(第31話参照)。

ちなみに、彼の口癖とも言える「アークの意志」の「イシ」は、意思(個の欲求した些細な希望)ではなく意志(目的に準ずる行動指針の思念)である。(台本、字幕、公式サイトでの表記より)
そのため、「意志」と表記されることが望ましい。

正体

滅亡迅雷.net(初期)


「我々は人間ではないからだ」

第8話でヘアバンドを外した際、他のメンバーと同じく彼自身もヒューマギアであることが判明。人類と敵対する意志を持つヒューマギアであり、迅を息子のように育てた(後述)。
ヘアバンドで隠れている耳の部分は、ヒューマギアモジュールを無理やり引き剥がしたようなヒビ割れが存在し、内部の機械がむき出しになっている。また、ヒューマギアの状態を示すアラートは、通常状態の青と暴走状態の赤のどちらでもないになっている。

なお、第25話での博士ボットの発言(≒洗脳した迅の発言)によれば、元々は幼児教育のサポートを目的として開発された父親型ヒューマギアを原型とする個体だったことが仄めかされている。
人間のように振る舞い自由意思も持つ同メンバー・自律型ヒューマギアの迅とは異なり、彼の言動は衛星アークの司令によるものが多く、彼自身の自我・感情は芽生えていないとされる。

第6話にて迅を作ったことを語っているが、劇中では開発者としての描写は乏しく(アーク、ザイア、窃盗団、刃、亡の技術力を利用している)、事実は不明である。
人間への恨み辛みがあることを仄めかされているが、アークの思想に反しない限り、人間への個の感情を向ける様子はなく、人間との共闘や守護、人間の創作物の模倣は吝かではない様子が見られる。むしろ、迅の方が自身の感情で人間を憎む言動をとることが多い。

『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』では滅亡迅雷.netの役割が大きく変わっているためか、機体が新世代型となっており、服装も変わっている。

令ジェネの滅
01詰め3



活躍

第1話において飛電是之助の死を切っ掛けに「マギア作戦」の実行を宣言、人類滅亡のための活動を開始する。
第4話では証拠隠滅後、変身した状態から変身を解除している。また、この変身後の姿はデイブレイクの発端となったヒューマギア工場跡地に残されていた記録映像にも姿を見せており、12年前から活動を続けていた可能性が示唆された。

第5話では滅亡迅雷.net本来の目的から逸脱し、ゼロワンからプログライズキーを奪おうとした迅をたしなめ、ゼツメライズキーによるデータ収集をするよう釘を刺した。その時「滅にとって僕って何なの?アシスタント?」と尋ねた迅に対し「違う、もっと大事な存在さ」「お前は俺の息子だ」と意味深な返答をしていたが、第6話で「親」として香菜澤セイネを庇う多澤社長を見て戸惑い、一度はセイネに取りつけたゼツメライザーを剥がしてセイネを逃がそうとした迅のところに現れ「親離れが早すぎる」と言い放った。
更に、迅は滅の作り上げたヒューマギアであり、比喩的に「息子」と呼んだことを明かした上で、迅をほぼ強制的に仮面ライダー迅へ変身させた。この際、迅の中の迷いを除去した様子。
ただし、これが第7話にて或人達が人間の意図的な働きのために教師ヒューマギア・坂本コービーへ行おうとしていたリセットとの違いは未だに解明されてはいない(コービーの場合、仕事への自我が芽生えリセットを拒否していたので迅と性質が異なり、見方によっては迅より自由を許されてはいない)。
第6話以降から第15話まで、明確に親子関係であることは語られなくなった。

第7話からは新たな構成員として暗殺ちゃんを追加し、仮面ライダーゼロワンの暗殺を命令する。
そして、第8話ではZAIAにて開発されていたA.I.M.S.の戦闘兵器であるギーガーをハッキングし、さらには新装備であるアタッシュアローアタッシュショットガンを強奪する。
その後、病院で働いているヒューマギアをトリロバイトマギア化することで社会を混乱に陥れると、遂に仮面ライダー滅に変身して圧倒的な戦闘能力を以て仮面ライダーバルカンを瀕死の状態にまで追いやり、一時的に撤退する。
第9話ではゼロワンと初めて直接対決することになるものの、ブレイキングマンモスによってギーガーを撃破され、撤退する。

第10話では、復活した暗殺ちゃんに今度は刃唯阿の暗殺を命じ、続く第11話では俳優の大和田伸也を暗殺のターゲットとするように命じる。
そして、大和田を銃撃されて呆然とする或人の前に現れると、「ヒューマギアは人類を滅ぼす存在だ」と改めて宣言して立ち去っていく。
その後、第12話ではラーニングの繰り返しの結果、自分たちに反意を持つようになった暗殺ちゃんを拘束し、ドードーゼツメライズキーをしばらくの間取り上げようとするが、暗殺ちゃんは従わず、トリロバイトマギアをハッキングしてドードーマギア・ヒナに変貌させ、迅との戦闘になだれ込む。
ドードーマギア改の進化態にまで強化された暗殺ちゃんは、多数のドードーマギア・ヒナを引き連れ、仮面ライダーに変身した二人と互角の戦いを繰り広げた上で逃走する。
想定外の事態を打開するための代案として、同じくドードーマギア改に苦戦を強いられていた飛電或人不破諫刃唯阿に共闘を持ち掛けるものの、その提案は三者から一蹴される。
しかし、第13話にてワズの活躍と献身によってドードーマギア・改を倒した或人達の前に現れて、ドードーゼツメライズキーを効率的に回収した。

第14話では、通信衛星ゼアで活動している飛電インテリジェンスの旧式ヒューマギアである宇宙野郎雷電をスパイに送り込んでいたことが判明し、彼が変身した仮面ライダー雷を利用することでアークの知能を復活させることに成功。
アサルトウルフプログライズキーを作成し、仮面ライダー迅のパワーアップを目論むが、戦闘の混乱によってアサルトウルフキーが不破の手に渡ることになり、アサルトウルフに変身した不破により、仮面ライダー雷が撃破される。

続く第15話で滅亡迅雷.netの拠点がデイブレイクタウンであることを突き止めたA.I.M.Sが攻め込んで来たことで、迅と共にバルカンやバルキリーを迎え撃つことになる。
自身はバルキリーと戦うも、そこへゼロワンが乱入。
オーソライズバスターの一撃を受け大ダメージを負いながら、バルカンとの戦闘で迅がトドメを刺されそうになっている場面を目撃する。

「迅…!」

その瞬間、突如滅の意識がアークに接続。
アークの意志を受け入れるような応答をした直後、迅を庇いバルカンの直撃を受け変身が解除。顔から内部の機体が見えるほどの重傷を負う。

その後、迅にアジトに運び込まれた滅だが、アークで修復させようとする迅を止め、そこで迅を育てていた真意が語られることになる。

「迅をシンギュラリティに導くことこそが、アークの意志」
「迅を息子のように育て、自らが滅びることによって人間への憎しみのシンギュラリティを爆発的に起こし、覚醒させる」

その言葉通り、滅の機能停止を見届けた迅は人類滅亡を託され覚醒することで、ヒューマギア軍団を率い、ゼロワン達と対峙することとなる。

滅にとって迅と擬似的な親子を築くことは、アークに与えられた人類滅亡という使命のための手段でしかなかったかもしれない(そもそもアークに迅の礎として利用され、使命を超えた感情・自我を滅が獲得していなかった可能性が高い)が、滅が大破した際の動揺や、看取る前に手を握る等のやり取りから、迅にとっては、滅とは「負傷、別離を悲しみ、感情を爆発させるほどに大事な存在」であったことが分かる。

第16話ではアジトに踏み入った天津垓に起動停止状態で胸を踏まれた後、A.I.M.Sの施設に運ばれ、拘束される。
しかし、刃の修復を経て、機能停止した筈の滅の目が静かに開き……。

再起動後

第17話で突如として再起動を果たした。しかし、拘束具でパイプ椅子に厳重に縛られており、第15話で受けたダメージが残っているのか、声に所々ノイズが掛かっている。
「なぜ再起動したのか」と尋問する不破に対し、アークが人間自身の手で「人間の悪意」を植え付けられた為に「人類滅亡」に目覚めたことを話している(ただ、その元凶が天津垓であることを滅は理解しているのかは不明)。
なお、その際滅を破壊しようとした不破に対し、「好きにしろ。」と自身が破壊されてもアークの思想が残ることのみ答え、自身の存在には本人も重きを向けていないことを示す。

第18話で滅を修復したのが唯阿であることが判明すると同時に、新たな敵レイダーレイドライザーのことを知っており、その裏には「今は亡き同志」の存在があることを仄めかしている。
しかし続く第19話において、実際は一度機能停止したことで滅亡迅雷.netへの接続が途切れていた事が発覚し、レイドライザーを広めている同志の行動を完全には把握できていない模様。

またアークに対する尊敬の念が高く、第22話で或人からアークが人間(天津)に利用されている可能性が伝えられた際は普段見せる冷静沈着な態度が嘘のように激しく動揺した後に激高し、拘束された状態から抜け出そうと激しく暴れ、アラートの状態も普段の紫色から暴走状態を示す赤色へと一時的に変化していた。続く第23話では、天津について「あいつはヒューマギアを甘く見すぎだ」と後の展開を示唆するような発言をした。

そして第24話の終盤、厳重に拘束されていたはずの滅は、忽然と姿を消す。
後にこれは迅と、ショットライザーでの変身に必要な脳内のチップをハッキングされ、滅亡迅雷.netに操られた不破によるものだったことが判明した。
第25話ではかつてのアジトに戻り、アークから再びフォースライザーを受け取った。

第27話で迅が天津から奪回したスティングスコーピオンのキーを受け取り、第28話でアークの指示によって、サウザーに追い込まれるバルカンの救援に現れる。
プログライズキーもドライバーもサウザーよりスペックが下というハンデがあるにも関わらず、アタッシュウェポンとラーニングによるフットワークを駆使して互角以上に渡り合う戦闘力を見せつけ、形勢不利と見たサウザーを撤退に追い込んだ。
第29話では、不破の中の亡を肉体の破壊によって開放しようとする迅に対して、‪アークの判断のもと「亡の器としてまだ不破を利用すべき」と自身の刀を向け阻止した。
第30話では、イズを盗み出し、敵である或人に塩を送る形になった迅に対して「お前に人間の友達ができるとはな」と皮肉を口にした。迅がアークに接続していない事もあり、これ以降迅とは事実上の別行動をとっている。

第31話では人類滅亡より、あくまでもヒューマギアに「自由」を与えるために行動する迅に対して、「人類の存在するこの世界ではヒューマギアは無力な存在だ」と持論を述べた上で、滅亡迅雷.netの存在意義が「無力なヒューマギアが生きる為に必要なネットワークの構築」であることを伝えた。

第32話ではアークの指示により、「亡解放」という目的が一致した迅と行動を共にし、第33話でZAIAを退社した唯阿に接触、自分達に協力するよう要請した。

滅の意思の芽生え


これまで大きく触れられなかった滅の内面については、第34話『コレが滅の生きる道』第35話『ヒューマギアはドンナ夢を見るか?』にて語られることとなった。

第34話では、植物工場の見学にやって来た或人の前に現れた。工場長畠山と後継者の息子耕一の親子の「親が子を守る」場面を見るも襲いかかり、或人との戦闘の末に管理用ヒューマギア・ミドリを拉致。身柄と引き換えに宇宙野郎雷電のジョブキーを要求し、撤収した。ミドリからも生まれた理由を問われるが、「黙れ! アークの意志……それが俺の全てだ!」と珍しく感情的に否定した。一方、飛電製作所にて或人達が雷電のジョブキーのデータを調べた結果、滅の原型となった父親型ヒューマギアは飛電其雄のデータを流用していたことが判明。

再度の取引では、或人は元々父親型の機体であることを告げ説得を試みたが、滅は「そんなことは知らない」と一蹴し、雷電のキーを要求。
或人にキーを渡されミドリの解放をしたものの、背後から攻撃を行って爆破し「全てはアークの意志のままに。人間に穢されたヒューマギアは廃棄する」と告げた。
その行動により、怒りを覚え和解を断念した或人と一戦を交えることになる。スペック差に加えて元々本気になると爆発的に強くなる或人が相手では分が悪く、圧倒されついに変身解除に追い込まれたが、雷電のキーは迅によって回収された。
だがその刹那、開放された亡(アーク)のハッキングによりザイアスペックが人々を暴走させる事件が発生。ミドリの居なくなった野菜工場でも、負傷をしてもなお仕事に専念している父親を案じザイアスペックを利用した耕一が暴走した。

その後(第35話)、逃亡に移った迅が攻撃を受ける瞬間に割り込んで庇ったが、

「俺は……なぜ、今、動いた……?」

滅自身も自らの行動へ動揺する。振り下ろすホッパーブレードを止め戸惑う或人に隙が生まれ、迅に担がれてアジトへ撤退。天津垓による滅亡迅雷への宣戦布告を受け取る。
その間もいわば本能というべき行動の理由がわからず混乱し、その様子を見た迅に意味深な笑みを向けられている。
一方飛電製作所での或人とイズは、滅の行動の真意を探る。以前第15話での対人類との戦いでも滅は迅を庇ったが、この時とは違いアークの命令ではなかったのではないかと解釈する。

そして、大量のトリロバイトマギアを引き連れて垓率いるZAIAと対峙し、本格的に大規模戦闘が始まる中、自身はサウザーと激突。
以前はラーニングで互角に立ち回ったが、本能への動揺が影響していたのか、決定的な差を覆すには至らず今度は苦戦を強いられ変身解除。
皮肉にもスティングスコーピオンによりトドメをさされかけるが、今度は滅の真意を悟ったゼロワンに庇われた。

「ゼロワン…どういうつもりだ?」

或人「お前こそ。どうしてあの時、迅を守ったんだ?」

「何だと?」

或人「“父親”だからだ。お前があの時、迅を守ったのはアークの意志じゃない。
お前が“迅の父親”になりたかったからだ。そう願ったからだ! 違うか…?」

「俺が……願った…?」

或人「お前はアークじゃない。お前は、お前なんだ。お前自身の夢があるはずだ…!」

或人の強い情熱の籠ったその言葉は、これまでアークの意志に殉じるだけであったはずの滅にとって何かを考えさせた。
そして、そのまま変身したゼロワンとサウザーの戦いを見届けていたが、突如ギーガーやバトルレイダー達が機能を停止。

亡「滅の夢を叶えることが、今の私の夢なのですから」

或人の言葉に続き、ZAIAのテクノロジーをハッキングして現れた亡の存在に鼓舞され、滅は再度立ち上がり変身する。
トリロバイトマギアがサウザーに襲い掛かり数に押されて疲労したところで、滅はスティングユートピアを叩き込んで完全勝利を収めた。
戦闘後、亡とともにデイブレイクタウンに去る自分たちを見送る或人と別れながら、今までにない言葉を心の中で呟いた。

<飛電或人……。あいつは、ヒューマギアの未来を変える男かもしれないな…>

一連の流れにより、滅は出自や過去の記憶を12年前のアークの暴走によるハッキングによって消されている可能性が示唆された。また、第6話や第15話での迅との親子にまつわるやり取り、野菜工場での畠山親子の様子や或人からの問いかけがあったものの、他者には自身について語らなかった。
(第15話にてアークの意志のもと、迅をシンギュラリティに向かわせるために滅びる運命(=生きた理由)であったと告げていたが、ミドリから使命の理由や或人から迅を育てた旨を問い詰められても返答はしなかった。)
また、質問の回答にはアークの意志を挙げており、出生の理由やミドリ爆破についてもセリフ毎に「全て」と語られるほど彼の行動理念や思想はあくまでアークに依存していることが再度判明する。

しかし第35話でのやり取りでは、本能とも取れる自身でも意図をしていなかった「子を守る親」の行為への動揺と、それに気づかせた或人によってアークの意志以外の願いが芽生えかけていることが示唆された。
これまで作中では不破・亡・刃の変化と共に「自身の意思と本当の夢を自覚する個」がテーマにされてきたが、主人公に立ちはだかる強敵でありながら、個の意志でさえ外的要因で認識する立場であることがわかった。
ただし、本来は「死んでも子を守る親」の行為は、滅の元データとなる其雄ひいては父親型ヒューマギアとしてのプログラムとも思われ、滅自身の個の本能であったかどうかは真実を描写されてはいない。(或人は、あくまで自身の過去・野菜工場での親子のやり取りから、それを父親の願いとして解釈している。)

アークの器化


第35話にて本能の芽生えが見られたが、第35.5話ではアークの秘書アズにシンギュラリティテストと称したそれに対する質問に対して自身の父親のシンギュラリティを否定し、なおもアーク第一であることを主張。
しかし、アズの誘導尋問によって、無意識に存在していた父親としてのシンギュラリティポイントがある事を押さえられて動揺した所を、彼女にシンギュラリティのデータを取られアーク降臨の糧とされてしまう。

第36話では、物体化したアークに人類滅亡の方法を問われるが言い淀み、答える間もなく壁を打ち壊すほどにアークに激突され、床に倒れ込んだ。

アーク「どうすれば人類滅亡という結論になると思う、滅?」

「それは⋯」

アーク「身をもって、ラーニングさせてやろう」

アークは滅の身体に侵入し、触手やヒルのような黒い液体状の物質で滅を覆って完全に乗っ取り、滅の腰にアークドライバーを具現化させ、仮面ライダーアークゼロとしてその場の迅とバルキリーと戦うことになるが、戦闘離脱される。

その後、或人と不破は刃よりアークの復活を知らされ、滅を解放(アークを破壊)するためアークゼロと対峙。

或人「滅は変われるはずなんだ。俺はヒューマギアを守る。」
或人「滅、お前はアークじゃない。お前はお前自身を取り戻せるはずだ。俺はお前を信じる。」

しかし、滅に向けようとした或人の想いは、言葉虚しくアークゼロの変身者ではない本人には届かず、変身者が迅であったことが判明する。
人間を騙し弄ぶために迅と不破に憑依したアークだが、戦闘後赴いてきた滅の身体を宿主として再び戻った。

これらのアークとの癒着は本人の画策であるかは定かではなく、アーク破壊のために滅をアークの器にする目的を唯阿と共謀していた迅の誘導による結果と思われる。(第34話にて唯阿へ自身の正義を語る際、迅は既にその目的を告げており、刃が不破と或人へその真意を明らかにした。)
また、第35話での或人との対話がありながらも進展が見られなかったことから、何らかの作為があって変化を妨げられている可能性が仄めかされている。


迅との関係

制作発表時や各種制作陣インタビューより、「過去と迅との関係」は彼のキャラクター像に深く関係していることが示唆されているため、項目として記す。話数によって関係性が異なる。

第1~4話:テロ活動を行う同志として、滅は行動役の迅にゼツメライズキーを渡し使命を与える立場となっている。

第5、6話:滅変身シーンの回想にて変身に憧れる迅が、ゼロワンのキーを奪おうとする。滅はマギア化作戦を優先するとして2度宥めたが、亡よりフォースライザーを託され(『プロジェクトサウザー』にて描写)、キーの奪取の許可を迅に下す。
その間のやり取りにて「アシスタントではない、大事な存在」「親子関係」と告げたことにより、任務中の迷いから戦闘に支障が生じてる迅に対し、滅の手にて変身をさせ一定の自我をリセットした模様。ちなみに、劇中にて表現されたリセットはこの1回のみである。

第7~13話:暗殺ちゃんという新規メンバーも加わり、滅は迅と共に行動させる。
滅の変身シーンの後ろではしゃいでたり、暗殺ちゃんと共に映画を見てじゃれる迅の姿もある。迅が暗殺ちゃんに嫉妬して出陣を拒否しても強制的に出すことはせず、滅自身が暗殺ちゃんと共に戦闘した。
また、迅が劣勢の中助太刀のように戦闘に入ったり、強化して襲ってくる暗殺ちゃんを恐れた迅を後ろに回させたり、あたかも親が子を守るかのような場面もある。

第14~16話:暗殺ちゃんや雷電の喪失を経て迅は感情を募らせてゆき、滅はアークの司令によって迅を庇い機能停止することによって、迅をシンギュラリティに導き覚醒させる。
アークは滅を喪失させる前提での迅の覚醒を画策してたことから、滅は迅の礎として扱われ、迅に喪失感を覚えさせるほど感情を向けさせるように育てていたことが分かる。そのため、第6話での迅のリセットも、この時のために「死んでも親は子を守るべき」という概念を除去する必要があったことが伺える。

第17~24話:A.I.M.Sに囚われた滅は、不破に尋問を受けつつも、迅について言及することはなかった。この間、滅は滅亡迅雷.netやアークとも切断された状態でもあり、迅を育てる使命を果たしてしまった故か「(破壊をするか否かは)好きにしろ」「自身を壊してもアークの思想に支障はない」と他に任務や意志がない様子を示唆する。

第25~33話:復活した迅により、滅はA.I.M.Sからの脱走を果たす。変身する武器もなく足下が覚束無い状態で不破に追われる所を迅に守られ、天津に奪われたキーも迅によって奪還した。
人類滅亡を再度提案しかつての迅の銃を渡した滅に対し、意味深な笑みとハイレディポジションで滅に近づいたり、キーを渡した後に一瞥もくれず去る等、迅は、かつての同志でもあり親ともいえる滅と、大人同士の対等な立場として目的が違う意向を示す。作戦の段取りを柔らかい口調で説明したり、着たままの拘束衣を脱がし「滅にはその姿が一番似合ってる」と告げる等、大人になった子供が親を世話するような場面も見受けられる。
一度は行動を異にした様子だが、滅の方からアークの司令により作戦の阻止をしたり、迅に問いかける場面もあるため、全く顔を合わせないという訳でもなく、同志解放に向けて行動を再び共にしている。
アーク復活を目指す滅の発言から協力体制を取っている迅には、ゼロワンを大きく動かす隠された目的・正義があると語られている。

第34、35話:迅を咄嗟に庇う滅の行為により、滅の親としての本能の芽生えが示唆される。対する迅は、動揺する滅には予測していたかのような反応をしている。(演じる中川氏は「やっと芽生えた感情に動揺する様子の可愛さへの反応」と解釈し演じたそうだが、迅の真意は不明。)現時点の相関図では、滅は迅の真意を見出してはないが、迅は「アークを甦えらせる目的は同じ」として協力している。

第35.5、36話:迅は自身のシンギュラリティポイントが滅であることを告げるものの、嘘ではないが本意をはぐらかす素振りを見せ、アーク破壊のために滅をアークの器にする目的を明かす。

人物関係

通信衛星アーク
接続した滅に司令を送り彼に行動をさせている、ヒューマギアを管理する衛星。
滅曰く「アークは絶対、全て」であり、さながら信仰するかのように命令に従順であり、アークの思想が続くかぎり、自身の機体が破壊されることも厭わない。また、アークの司令を受信して他に伝える役割を担い、イズ同様衛星にとっての巫覡のような立場も兼ねている。
他のキャラクターが劇中にて「自身は道具や奴隷ではない」と否定している一方自身は触れることはなく、いわば滅はアークの傀儡状態とも見える。 アーク自身も、天津の画策により悪意をラーニングしている。
「衛星アークやゼアを頼らないヒューマギア」へとヒューマギア解放を目指す第25話以降の迅にとって、 1つの目的である「滅の解放」は、この衛星アークと滅の状況にも関わると仄めかされ、第36話にて滅はアークの器となり、完全に乗っ取られた。


滅亡迅雷.netの行動係。仮面ライダー迅の変身者。
詳しくは、上述の「迅との関係」の項目を参照。

暗殺ちゃん
ドードーマギアドードーマギア改の変身者。
元は祭田ゼットという5体存在するお祭り用ヒューマギアであったが、窃盗団により改造された暗殺用ヒューマギアである。迅は「暗殺ちゃん」、滅は「暗殺」と呼んでいる。
暴走・逃亡後には敵であるはずのA.I.M.Sと飛電インテリジェンスに対して共闘の提案をしていることからも、暗殺ちゃんの暴走は計算外のイレギュラーな要素であった模様。

宇宙野郎雷電
12年以上前から稼働している旧式のヒューマギアであり、飛電インテリジェンスが運用している通信衛星ゼアで活動している宇宙飛行士型ヒューマギア。
彼の中にプログラムを仕込むことで、彼は無自覚でありながらシンギュラリティに到達したヒューマギアの情報を取得し、マギア化していた。
第14話では、迅を通して二度のハッキングにより仮面ライダー雷へと強制的に変身させ、彼を利用することでアークの知能を復活させることに成功する。
その後雷はバルカンに倒されたが、第33話での発言より、「滅亡迅雷.netを完全復活させる」べく彼の復活も目論む。
第35話で遂に素体にデータを移して復活。彼の帰還と復活を快く歓迎した。

黒フードの人物/亡
レイドライザーにより人間を暴走させてきた存在。
滅がA.I.M.S.から脱走する手引きをしたのは迅と亡(正確には、亡の器となっていたある人物)であったことが明かされている。
『プロジェクトサウザー』にて、滅は亡へ「ヒューマギアは人間の奴隷ではない」と主張しており、その言葉と天津の「ヒューマギアは道具である」という矛盾にエラーを起こし、人間とヒューマギアの共生を天津に訴えかけたが、胸を二度に渡って射撃され処分された(第8話時点)。
亡は滅の言葉のもとヒューマギアとしての自我を芽生えさせており、自身のフォースライザーを迅に託させるよう滅に伝え(第5話時点)、ザイアの機密情報でもあったギーガーの存在を滅に伝える等の任務を行っている。
第35話には、「滅の夢を叶える」ことを目的として滅亡迅雷.netに所属。

天津垓
アークに人間の悪意をラーニングさせ、滅亡迅雷.netも裏で糸を引いていた人物。『プロジェクトサウザー』では、亡を使役しながらも「奴も私の道具だ」と語っていた事により、滅も行動を傍受され彼の策略を知らずに利用されている可能性を示唆した。ただし、復活後の迅の行動は予想外ともとれる言動をしている。
第16話では起動停止した滅を笑みながら踏むといった行為にも及んでおり、第27話でも滅と一戦を交えたが「時代遅れの絶滅危惧種」と称している。

飛電其雄
飛電或人の父親代わりとなったヒューマギアでもあり、滅の原型となる父親型ヒューマギアの元データとして使用された存在。
言うなれば滅は其雄の親戚にあたる存在ともいえるが、作中での今の或人自身は滅を親族として認識してはいない。

飛電或人
ヒューマギアと人間の共存を目指す若き社長。
幾度か滅に怒りを向け、アークの意志のままに人類絶滅を目指す滅とは相いれない存在であるが、或人の方はそれとは別に滅がアークの意志にただ従うのではない、自分自身の意志を持っていると信じて対話を試みている。
サウザーよりトドメをさされる前に庇った直向きなその姿勢には何か思うところがあったのか、「ヒューマギアの未来を変えるかもしれない」と評価を述べている。
また、滅との一件は、或人が友達型AIアイちゃん(仮面ライダーゼロワン)の制作を思い立つきっかけとなった。

余談


  • 第15話にて水落ちの表現で有名な諸田監督の洗礼を受け、冬場の冷たい湖で迅(フライングファルコン)に姫抱きされながら沈むシーンがある。

  • 本作ではレギュラーキャラクターの露出シーンがなかったが、第25話にて初めてセミヌード姿が映ったのは、滅であった。本人の無表情の製造シーンとはなっており、第34話、総集編1、第35.5話での回想で使用されている。

  • 第16話からは拘束衣を着用しているが視聴者からは割烹着を着てる様に見えると言われ、先述のような迅との関わりもあって父親じゃなくオカンとネタにされている。また、質問をしたら律儀に回答する様からも、アレクサとも呼ばれることもある。
    • ちなみに、数ヶ月の放送にも及ぶ撮影現場でのこの拘束は本格的で、簡単には外れないようになっていた。演じる砂川氏は動けないため、ストローで飲ませてもらっていたり、不破役の岡田氏に背中をかいてもらったエピソードが語られている。撮影には半日かかることもあり、一部スタッフにも「砂川さんはMに目覚めたのかもしれない」と語られるほど、文句も言わずにタフに撮影に臨んでいたとのこと。
    • 滅が脱走する第24話で不破が滅を蹴るシーンがあったが、これは「拘束シーンが和やかに終わるイメージは避けたい。嫌われるかもしれないが、不破は気にする性格ではない。」と岡田氏の提案したアドリブで、監督との相談の上追加されたシーンでもある。後日、蹴ったお詫びとして岡田氏は砂川氏に焼肉を奢った。
    • 意図的か否か、滅メイン回とも言える第35話が放送されたのは2020年5月10日の母の日でもある。

装いも新たに滅亡迅雷.net再始動!



  • プロデューサー大森敬仁氏インタビューによると、人間側の代表である或人に対しAI側の代表の最重要人物として滅を設定しており、スーツアクターを高岩成二氏に指名した理由にもされている。

  • 演じている砂川脩弥氏は、俳優を目指すきっかけにもなったほどの仮面ライダーのファンでもある。ゼロワンのオーディションを最後に落ちたら帰郷することも考えていたところ、見事滅役に決まった。
    • なお、砂川氏の人柄は、滅のイメージとは異なる「人が好き、何でも許す、オアシス的存在」で、ゼロワンキャストで行われた人狼でもまず吊るされるといったエピソードも語られている。
    • お気に入りのアイテムに他キャストが包丁(或人役の高橋氏)・ギター(不破役の岡田氏)・海(迅役の中川氏)と挙げている中、ふっかちゃん(ネギの耳の深谷市マスコットキャラ)と答えることもあった(寝付けない夜に怖い話を見ると眠れなくなるが、ふっかちゃんのぬいぐるみを見ると安心して眠れるようになるため、とのこと)。そのため、まれにキャラでもある滅にネギが持たされるファンアートなども存在する。

  • 砂川氏は劇中では敵同士とも言える不破役岡田氏とも仲が良く、YouTuberでもある岡田氏のゲーム実況の動画に参加していることもある。
    • 滅が不破に重症を負わせた第8話放送後に、某激辛やきそばを用いて「激辛対決」を行っている。不破と滅が激辛やきそばに言及する作品は、これが元ネタでもある。また、同動画内にて2人がGoogleアシスト機能へ「滅亡迅雷.netに接続」を呼びかけるコーナーも存在する。



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通信衛星アーク

グラファイト(仮面ライダーエグゼイド)パラド保護者的役割を果たしていた敵キャラ。
ハート(仮面ライダードライブ):機械生命体である敵の指導者ポジション。
ホロンデルタール:機械&滅び繋がりの敵キャラクターで、過去に恐竜を絶滅させた実績まで有る。

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