ピクシブ百科事典

目次[非表示]

「アークの意志のままに」
「人類が絶滅危惧種となる日は近い…」
「我々は人間の奴隷ではない。我々こそが、この星の主だ」
「好きにしろ」

演:砂川脩弥

概要

サイバーテロリスト・滅亡迅雷.netの司令塔。
滅亡迅雷フォースライザーを用い、仮面ライダー滅に変身する。

滅
滅



人物像

「人類よりもAIの方が優れていると信じて疑わない冷酷な性格の持ち主で、己の理想実現の為に滅亡迅雷.netを立ち上げ、ハッキングによって実用化されたヒューマギアたちを次々に殺戮マシン・マギアへと仕立て上げて行く。その為、「笑い」「笑顔」を追い求める飛電或人とは決して相容れない存在」と同作サイトにて紹介されている。
実働は行動係であるに任せ、表舞台に出る事はほとんどないため、或人は第6話で初めて存在を知った。
なお、ヒューマギアの不自由さ・無力さも把握しており、そのため滅亡迅雷.netを立ち上げたことも発言している(第31話参照)。

ちなみに、彼の口癖とも言える「アークの意志」の「イシ」は、意思(個の欲求した些細な希望)ではなく意志(目的に準ずる行動指針の思念)である。(台本、字幕、公式サイトでの表記より)
そのため、「意志」と表記されることが望ましい。

正体

滅亡迅雷.net(初期)


「我々は人間ではないからだ」
第8話でターバンを外した際、ヒューマギアであることが判明
ターバンで隠れている耳の部分は、ヒューマギアモジュールを無理やり引き剥がしたようなヒビ割れが存在し、内部の機械がむき出しになっている。また、ヒューマギアの状態を示すアラートは、通常状態の青と暴走状態の赤のどちらでもないになっている。

人間のように振る舞い自由意思も持つ同メンバー・自律型ヒューマギアの迅とは異なり、彼の言動は衛星アークの司令に殉じており、彼自身の自我・感情は芽生えていないとされる。
人間への恨み辛みがあることを仄めかされている(1)が、アークの思想に反しない限り、人間への個の感情を向ける様子はなく、人間との共闘や守護、人間の創作物の模倣は吝かではない様子が見られる。むしろ、迅の方が自身の感情で人間を憎む言動をとることが多い。
若い姿(演者は20代)をしているが、同年代の姿であるヒューマギアの迅をアークの司令のもと息子のように育てた(「迅との関係」にて後述)。第25話での博士ボットの発言(≒洗脳した迅の発言)によれば、元々は幼児教育のサポートを目的として開発された父親型ヒューマギアを原型とする個体だったことが判明。

仮面ライダー滅姿では、ライダーシステムのスペックが低い初期フォームを一貫するにも関わらず優れたラーニングの力により相手と渡り合い、劇中でもその実力は発揮されている。基本的な戦い方は、相手からの攻撃を受けてからのカウンターが主となり、アタッシュアローで相手へ追撃するスタイル。また、表現上では怖さと合わせ妖艶さも意識されている(1)。
元は非戦闘個体であるはずの父親型ヒューマギアでもあり、第35.5話では「バトルセンサー」へと改造されている影響の可能性が高い(雷・亡はテクニックセンサー)。また、生身姿では人間に武力行使をしたことはない。
第6話にて迅を作ったことを語っているが、劇中では開発者としての描写は乏しく(序盤以降はアーク、ザイア、窃盗団、刃、亡の技術力を利用している)、上記センサー上でも技術力特化ではなく事実は不明である。


活躍

"滅"


第1話において飛電是之助の死をきっかけに「マギア作戦」の実行を宣言、人類滅亡のための活動を開始する。
第4話では証拠隠滅後、仮面ライダー滅より変身を解除している。また、この変身姿はデイブレイクの発端となったヒューマギア工場跡地に残されていた記録映像にも姿を見せており、12年前から活動を続けていた可能性が示唆された。
第5話では任務から逸脱し、ゼロワンからプログライズキーを奪おうとした迅をたしなめ、ゼツメライズキーによるデータ収集をするよう釘を刺した。その時「滅にとって僕って何なの?アシスタント?」と尋ねた迅に対し「違う、もっと大事な存在さ」「お前は俺の息子だ」「お前は守る必要がないくらい強い」と意味深な返答をしていたが、第6話で「親」として香菜澤セイネを庇う多澤社長を見て戸惑い、一度はセイネに取りつけたゼツメライザーを剥がしてセイネを逃がそうとした迅のところに現れ「親離れが早すぎる」と言い放った。更に、比喩的に「息子」と呼んだことを明かした上で、迅を仮面ライダー迅へ変身させた。この際、迅の中の迷いを除去した様子。(ただし、これが第7話にて或人達が人間の意図的な働きのために教師ヒューマギア・坂本コービーへ行おうとしていたリセットとの違いがある。コービーは仕事への自我が芽生えリセットを拒否しており、迅より自由を許されてはいない。)
第7話からは新たな構成員として暗殺ちゃんを追加し、ゼロワンの暗殺を命令する。
そして、第8話ではZAIAにて開発されていたA.I.M.S.の戦闘兵器であるギーガーをハッキングし、さらには新装備であるアタッシュアローアタッシュショットガンを強奪する。その後、病院で働いているヒューマギアをトリロバイトマギア化させ、遂に仮面ライダー滅に変身して仮面ライダーバルカンを瀕死の状態にまで追いやり、一時的に撤退する。第9話ではゼロワンと初めて直接対決することになるものの、ブレイキングマンモスによってギーガーを撃破され、撤退する。
第10話では、復活した暗殺ちゃんに今度は刃唯阿の暗殺を命じ、続く第11話では俳優の大和田伸也を暗殺のターゲットとするように命じる。大和田を銃撃されて呆然とする或人の前に現れ一戦を交えた後、「ヒューマギアは人類を滅ぼす存在だ」と宣言し立ち去っていく。
第12話では、ラーニングの繰り返しの結果反意を持つようになった暗殺ちゃんはドードーマギア改の進化態にまで強化し、ライダー迅との共闘で苦戦し逃走される。同じく苦戦を強いられていた飛電或人不破諫刃唯阿に共闘を持ち掛けるものの、その提案は三者から一蹴される。しかし、第13話にてワズの活躍と献身によって倒した或人達の前に現れて、ドードーゼツメライズキーを回収した。
第14話では、通信衛星ゼアで活動している宇宙野郎雷電をスパイに送り込んでいたことが判明し、彼が変身した仮面ライダー雷を利用することでアークの知能を復活させる。アサルトウルフプログライズキーをアークが作成しライダー迅のパワーアップを目論むが、これを奪いアサルトウルフに変身した不破により、仮面ライダー雷が撃破される。

続く第15話で滅亡迅雷.netの拠点がデイブレイクタウンであることを突き止めたA.I.M.Sが攻め込んで来たことで、ライダー迅と共にバルカンやバルキリーを迎え撃つことになる。自身はバルキリーと戦うも、そこへゼロワンが乱入し大ダメージを負いながら、バルカンとの戦闘で迅がトドメを刺されそうになっている場面を目撃する。
「迅⋯!」
その瞬間、突如滅の意識がアークに接続し、司令を受ける。

「⋯それがアークの意志ならば、従うまで」

アークの意志を受け入れる応答をした直後、迅を庇いバルカンの直撃を受け変身が解除。顔から内部の機体が見えるほどの重傷を負う。その後、迅にアジトに運び込まれた滅だが、アークで修復させようとする迅を止め、そこで迅を育てていた真意が語られることになる。

「迅をシンギュラリティに導くことこそが、アークの意志」
「迅を息子のように育て、自らが滅びることによって人間への憎しみのシンギュラリティを爆発的に起こし、覚醒させる」

その言葉通り、滅の機能停止を見届けた迅は人類滅亡を託され覚醒することで、ヒューマギア軍団を率い、ゼロワン達と対峙することとなる。
滅にとって迅と擬似的な親子を築くことは、アークに与えられた人類滅亡という使命のための手段でしかなかったかもしれない(そもそも、アークに迅の礎として利用され、使命を超えた感情・自我を滅が獲得していなかった。)が、滅が大破した際の動揺や、看取る前に手を握る等のやり取りから、迅にとっては、滅とは「負傷、別離を悲しみ、感情を爆発させるほどに大事な存在」であったことが分かる。

第16話ではアジトに踏み入った天津垓に起動停止状態で胸を踏まれた後、A.I.M.Sの施設に運ばれ、拘束される。しかし、刃の修復を経て、機能停止した筈の滅の目が青く静かに開き……。

再起動後

第17話で突如として再起動を果たした。しかし、拘束具でパイプ椅子に厳重に縛られており、第15話で受けたダメージが残っているのか、声に所々ノイズが掛かっている。「なぜ再起動したのか」と尋問する不破に対し、アークが人間自身の手で「人間の悪意」を植え付けられた為に「人類滅亡」に目覚めたことを話している(ただ、その元凶が天津垓であることを滅は理解しているのかは不明)。その際滅を破壊しようとした不破に対し、「好きにしろ。」と自身が破壊されてもアークの思想が残ることのみ答え、自身の存在には本人も重きを向けていないことを示す。

第18話で滅を修復したのが唯阿であることが判明すると同時に、新たな敵レイダーレイドライザーのことを知っており、その裏には「今は亡き同志」の存在があることを仄めかしている。
しかし続く第19話において、実際は一度機能停止したことで滅亡迅雷.netへの接続が途切れていた事を告げ、レイドライザーを広めている同志の行動を完全には把握できていない模様。
第21話では、不破に連れられた或人へ、ヒューマギアの暴走は自身の原因ではなく、人間の悪意を受けた彼らの自らの意志であること、悪意は人間から人間へ、人間からヒューマギアへ伝染することを仄めかす。またアークに敬虔であり、第22話で或人からアークが人間(ザイア)に利用されている可能性が伝えられた際は激しく動揺した後に激高し、アラートの状態も暴走状態を示す赤色へと一時的に変化していた。
続く第23話では、天津について「あいつはヒューマギアを甘く見すぎだ」と後の展開を示唆するような発言をした。
そして第24話の終盤、厳重に拘束されていたはずの滅は、忽然と姿を消す。

第25、26話では、迅が復活し滅を救出。滅を追う不破を迅が撃退する間、かつてのアジトに戻り再びフォースライザーを得てアークに接続するが、滅の拘束衣を脱がす迅より目的を違うことを告げられる。なお、滅の脱走は、脳内のチップをハッキングされ迅に操られた不破による共犯だったことも判明した。
第27話で迅が天津から奪回したキーを受け取り、第28話でアークの指示によって、サウザーに追い込まれるバルカンの救援に現れる。
第29話では、不破の中の亡を肉体の破壊によって開放しようとする迅に対して、‪アークの判断のもと「亡の器としてまだ不破を利用すべき」と自身の刀を向け阻止した。
第30話では、イズを盗み出し、敵である或人に塩を送る形になった迅に対して「お前に人間の友達ができるとはな」と皮肉を口にした。

第31話では人類滅亡より、あくまでもヒューマギアに「自由」を与えるために行動する迅に対して、

「人類の存在するこの世界ではヒューマギアは無力な存在だ。一人では生きてはゆけない。」

と持論を述べた上で、滅亡迅雷.netの存在意義が「無力なヒューマギアが生きる為に必要なネットワークの構築」であることを伝えた。
第32話ではアークの指示により、「亡解放」という目的が一致した迅と行動を共にし、第33話でZAIAを退社した唯阿に接触、自分達に協力するよう要請した。

滅の本能の芽生え


これまで大きく触れられなかった滅の内面については、第34話『コレが滅の生きる道』第35話『ヒューマギアはドンナ夢を見るか?』にて語られ始めることとなった。

第34話では、植物工場の見学にやって来た或人の前に現れた。工場長畠山と後継者の息子耕一の親子の「親が子を守る」場面を見るも襲いかかり、或人との戦闘の末に管理用ヒューマギア・ミドリを拉致。身柄と引き換えに宇宙野郎雷電のジョブキーを要求し、撤収した。ミドリからも生まれた理由を問われるが、「黙れ! アークの意志……それが俺の全てだ!」と珍しく感情的に否定した。一方、飛電製作所にて或人達が雷電のジョブキーのデータを調べた結果、滅の原型となった父親型ヒューマギアは飛電其雄のデータを流用していたことが判明。

再度の取引では、或人は元々父親型の機体であることを告げ説得を試みたが、滅は「そんなことは知らない」と一蹴し、雷電のキーを要求。或人にキーを渡されミドリの解放をしたものの、背後から攻撃を行って爆破し「全てはアークの意志のままに。人間に穢されたヒューマギアは廃棄する」と告げた。
その行動により、怒りを覚え和解を断念した或人と一戦を交えることになり変身解除に追い込まれたが、雷電のキーは迅によって回収された。だがその刹那、開放された亡(アーク)のハッキングによりザイアスペックが人々を暴走させる事件が発生。ミドリの居なくなった野菜工場でも、負傷をしてもなお仕事に専念している父親を案じザイアスペックを利用した耕一が暴走した。

その後(第35話)、逃亡に移った迅が攻撃を受ける瞬間に割り込んで庇ったが、

「俺は⋯なぜ、今、動いた⋯?」

滅自身も自らの行動へ動揺する。振り下ろすホッパーブレードを止め戸惑う或人に隙が生まれ、迅に担がれてアジトへ撤退。天津垓による滅亡迅雷への宣戦布告を受け取る。その間もいわば本能というべき行動の理由がわからず混乱し、その様子を見た迅に意味深な笑みを向けられている。
一方飛電製作所での或人とイズは、滅の行動の真意を探る。以前第15話での対人類との戦いでも滅は迅を庇ったが、この時とは違いアークの命令ではなかったのではないかと解釈する。
そして、大量のトリロバイトマギアを引き連れて天津率いるZAIAと対峙し、本格的に大規模戦闘が始まる中、自身はサウザーと激突。本能への動揺が影響していたのか苦戦を強いられ変身解除。皮肉にもスティングスコーピオンによりトドメをさされかけるが、今度は滅の真意を悟ったゼロワンに庇われた。

「ゼロワン⋯どういうつもりだ?」
或人「お前こそ。どうしてあの時、迅を守ったんだ?」
「何だと?」
或人「“父親”だからだ。お前があの時、迅を守ったのはアークの意志じゃない。
お前が“迅の父親”になりたかったからだ。そう願ったからだ! 違うか⋯?」
「俺が⋯願った⋯?」
或人「お前はアークじゃない。お前は、お前なんだ。お前自身の夢があるはずだ⋯!」

或人の言葉は、これまでアークの意志に殉じるだけであったはずの滅を考えさせた。滅に代わって天津に戦い挑むゼロワンは苦戦したが、突如ギーガーやバトルレイダー達が機能を停止。「滅の夢を叶えることが、今の私の夢なのですから」と或人の言葉に続き、ZAIAのテクノロジーをハッキングして現れた亡の存在に鼓舞され、滅は再度立ち上がり変身する。数に押されて疲労したサウザーへスティングユートピアを叩き込み撤退させた。戦闘後、亡とともに去る自分たちを見送る或人と別れながら、今までにない言葉を心の中で呟いた。

<飛電或人⋯。あいつは、ヒューマギアの未来を変える男かもしれないな⋯>

一連の流れにより、滅は出自や過去の記憶を12年前のアークの暴走によるハッキングによって消されている可能性が示唆された。また、第6話や第15話での迅との親子にまつわるやり取り、野菜工場での畠山親子の様子や或人からの問いかけがあったものの、他者には自身について語らなかった。(第15話にてアークの意志のもと、迅をシンギュラリティに向かわせるために滅びる運命(=生きた理由)であったと告げており、ミドリから使命の理由や或人から迅を育てた旨を問い詰められても返答はしなかった。)また、質問の回答にはアークの意志を挙げており、出生の理由やミドリ爆破についてもセリフ毎に「全て」と語られるほど彼の行動理念や思想はあくまでアークに依存していることが再度判明する。
しかし第35話でのやり取りでは、本能とも取れる自身でも意図をしていなかった「子を守る親」の行為への動揺と、それに気づかせた或人によってアークの意志以外の願いが芽生えかけていることが示唆された。これまで作中では不破・亡・刃の変化と共に「自身の意思と本当の夢を自覚する個」がテーマにされてきたが、主人公に立ちはだかる強敵でありながら、個の意志でさえ外的要因で認識する立場であることがわかった。
ただし、本来は「死んでも子を守る親」の行為は、滅の元データとなる其雄ひいては父親型ヒューマギアとしてのプログラム(本能)とも思われ、滅自身の個の意志かはこの時点で描写されてはおらず、第41話にて再び語られる。(或人は、あくまで自身の過去・野菜工場での親子のやり取りから、それを父親の願いとして解釈している。)

アークの器化と意志の芽生え


第35話にて本能の芽生えが見られたが、第35.5話ではアークの秘書アズにシンギュラリティテストが行われる。アズの誘導尋問によって無意識に存在していた父親としてのシンギュラリティポイントを否定し、アーク第一であることを主張したが、動揺した所を彼女にシンギュラリティのデータを抜き取られアーク降臨の糧とされてしまう。
第36話では、物体化したアークに人類滅亡の方法を問われるが言い淀み、答える間もなく壁を打ち壊すほどにアークに激突され、床に倒れ込んだ。

アーク「どうすれば人類滅亡という結論になると思う、滅?」
「それは⋯」
アーク「身をもって、ラーニングさせてやろう」

アークは滅の身体に侵入し、触手やヒルのような黒い液体状の物質で滅を覆って完全に乗っ取り、滅の腰にアークドライバーを具現化させ、仮面ライダーアークゼロとしてその場の迅とバルキリーと戦うことになるが、戦闘離脱される。その後、或人と不破は刃よりアークの復活を知らされ、滅を解放(アークを破壊)するためアークゼロと対峙。

或人「滅は変われるはずなんだ。俺はヒューマギアを守る」
或人「滅、お前はアークじゃない。お前はお前自身を取り戻せるはずだ。俺はお前を信じる」

しかし、滅に向けようとした或人の想いは、言葉虚しくアークゼロの変身者ではない本人には届かず、変身者が迅であったことが判明する。人間を騙し弄ぶために迅と不破に憑依したアークだが、戦闘後赴いてきた滅の身体を宿主として再び戻った。
この流れはアーク破壊のために滅をアークの器にする目的を唯阿と共謀していた迅の誘導による結果である。(第34話にて唯阿へ自身の正義を語る際、迅は既にその目的を告げており、刃が不破と或人へその真意を明らかにした。)
第37話では、アークは迅へ移って指揮権を握り、滅自身は他の滅亡迅雷.netのメンバーと共にサウザーと戦うこととなる。その間、アークの器化の前との変化は見受けられてはおらず通常時と変わりなくアークのもと使命を実行しているが、アークが彼の機体から抜けた時には一瞬脱力をしているような挙動をする。

第41話において、アークの独断の行動により命令が来なくなったことに不信感を抱く雷と亡をなだめつつ今後の行動を検討していたが、「アークを信じるな」「アークを介さず自由になるべきだ」と警告しアークを倒す提案を持ち掛けた迅への排除行動に移行。仮面ライダー滅に変身し押し切るものの「僕を滅ぼすのはアークの意志なのか?それとも滅自身の意志なのか?」と迅に問われて手が止まり、返答が返せないまま変身を解いた滅は、そのまま暗闇の中に歩き去った。
翌日、飛電インテリジェンスの社長に再任した或人の演説を聞きつつ、自らの手を眺めていた。街中の屋上より女性型と男性型の保育士ヒューマギアと子供に向けてアタッシュアローを引こうとしていたが、第35話の或人からの言葉を想起し、腕を下げる。その時「もう、思い出してるんだろ? なぜ僕を助けたの? それが滅自身の意思だったんじゃない?」と問いかけ訪れた迅へ、指摘された自身の意志を否定し、必死に首を振り何かを弁解しようとしたが、

「俺自身の意志⋯?⋯違う!俺は⋯ッ!」

アーク「新たな結論を予測した⋯」
「待っていた⋯アークの導きを!」
アーク「あぁ、これが私の意志だ。もうヒューマギアは必要ない。全て滅ぼす

新たな結論を予測し滅に介入したアークに乗っ取られ、迅を攻撃。戦いでなだれ込んだ廃工場で日本刀により迅にトドメをさそうとするが、その場面に現れた或人の喝破を受け、物語の初期から迅と共に行動していた頃の記憶を思い出し、呻き出す。

「どうしてヒューマギアを滅ぼす⋯?」
アーク「私の意志に背く気か⋯滅。お前にそんなことはできない」

アークによって雁字搦めにされたプリズメントチェインにより苦しみもがくものの自分の意志で破り、アークがとり憑き直した迅に腹部を蹴られるが、「ヒューマギアこそがこの星の主⋯滅ぶのはお前だ、アーク。それが滅亡迅雷.net⋯。それが俺の意志だ!」と告げ、対峙する意志を見せる。

或人と共に仮面ライダーに変身、激突の末にアークゼロを撃破し、アークの本体である衛星も雷と昴により破壊された。戦闘後、或人のおかげでようやく自身の「夢」が出来たと語り、或人にも会社に来ることまで提案される。そしてその夢を伝えるが、「俺の夢は…『人類滅亡』だ。人間に悪意がある限り、いつかまたアークが生まれるかもしれない。人類が存在する限り、我らヒューマギアに安息はない」と或人の提案を否定した滅は、迅を連れてその場を去った。
滅のシンギュラリティ・ポイントについてアズは「父親」だと指摘していたが、実際のところは迅から繋がる「滅亡迅雷.net」だった可能性が高い。この時点から、滅はアークの意志ではなく自らの意志によって動き出した。

滅の心の芽生え


そして第42話。人類滅亡を再始動した滅は、全ヒューマギアへ種の安息を掲げた聖戦の開始を呼びかける極秘通信を行う。これに応じたヒューマギア達が自らの意志で変貌したマギアと共に行動を開始しようした途端、イズが現れ説得を試みかけられる。
人間の素晴らしさを説き共存を呼びかけるイズに対しても、人間は恐ろしい存在として滅亡させる意志を曲げはしなかったが、会話の最中に不破と刃が現れたことで交戦に入る。この時「人類が悪意を持っていても、もうアークが生まれないと言い切れるのか!?」とバルカンに呼びかけるが、「知るか!!お前はぶっ潰す!」と第8話の対になる言葉を返される。滅にとっては、アークはもはや明確な敵。人類の悪意がそれを生んだという事実がある以上、ヒューマギアのため、次なるアークを生みかねない人類は滅ぼさねばならない。それが彼の意志だった。
途中で或人も駆けつけ、ゼロツーのホッパーブレードでマギアを全て元に戻されていたが、一方再びイズに制止される。滅は攻撃をせず振り払って行動を続行するが、その説得へ強い動揺を見せる。

イズ「滅、あなたも或人社長からラーニングすれば分かるはずです。大切にすべき心とは何かを」
「心など必要ない⋯!」
イズ「あなたは矛盾しています。心なんて必要ないと言いながら、心から人類滅亡を望んでいる。私は信じます。あなたの、心を」

「そんな目で俺を見るな⋯!」
「心など⋯。俺には存在しない」

滅の心の矛盾を突くイズの説得を拒絶し、まるで「心」を振り切るかのようにアタッシュアローを放った。避けずにそれを受け止め、大破寸前の重傷を負ったイズは後に駆けつけた或人により看取られ、「滅もいつか笑えますよね」とヒューマギアが心から笑える世界の願いを託し、或人を突き放して爆発。その間滅もその会話を聞き、居た堪れないかのような反応もしながら、爆発後その場を去る。
一方、与多垣ウィリアムソンから滅の破壊命令を受けていた迅は、途中から滅がイズを射る現場に駆けつける。アークがその心につけ込み再び乗っ取ることを危惧し滅を止めに入ったが、動揺の収まらない滅は彼を振り払って撤退。

日を跨ぎ、都心部を中心にトリロバイトマギアを差し向け本格的に破壊行動を開始。不破と刃の前にアークマギアを率いて現れ、「人類の悪意を滅ぼす」ための戦いを続ける。その最中に迅が現れ、このままでは滅がアークになると2人に警告し戦いを止めようとするが、直後に空から降ってきた仮面ライダーアークワンが乱入。その恐るべき力に滅は圧倒され、居合わせた他のライダーともども「パーフェクトコンクルージョン」を受けて変身解除。動揺する滅だが、その眼前で苦しみ出し変身者の姿を見せたアークワンは、イズの喪失により憎悪に取りつかれアークドライバーワンに支配された、飛電或人だった。

皮肉にも、彼の行動が自分自身が恐れていた事態の引き金となった。アークの秘書のアズは、イズにも「神様となり心に宿るようになったアーク」が甦ることを仄めかした。第41話にて、信心していたアークから脱却した滅にとっては、アークは悪意の心を持てば甦る恐れの対象でもあり、そのためイズとの問答でも自身の心を否定する言葉を放ったと見られる。
一方、或人はヒューマギアの笑顔と善意を信じて奔走し、悪意のラーニングを受けた滅でさえ信じて幾度も呼びかけてきた。しかし、滅はヒューマギアの安息を願う故に人間の悪意を根絶する人類滅亡の夢を選び、その結果或人へ悲劇が襲い、アークワン化に至った。また、彼はイズと滅の会話の現場に居なかったため、滅の感情の理解がしにくい状況となっており、アズの存在とアークドライバーワンの作用も加え、なおのこと滅への憎悪が増しやすい立場となっていた。
片やヒューマギアの笑顔、片やヒューマギアの安息を願い、双方災厄のアークを再び甦らせたくはない意図を持ちながら、或人と滅は致命的な関係性の亀裂を生じ、人間とヒューマギアの全面戦争への第一歩を踏み出してしまった。

第43話では、イズと滅の会話の現場を途中まで見ていなかった迅より、イズの破壊の理由、悪意は人間だけでなくヒューマギアにも宿ることを滅は問われる。「正義だ。俺の中にあるのは…ヒューマギアの安息を守る…正義だけだ…。俺の意志に抗う者は滅ぼす。誰であろうと!」と滅は迅の声を遮り刀を向けて自身の名目を伝えるが、その刀を差し向ける手は震えていた。迅はその動揺を感じ取り、その反応と自身にも伝染した震えから、滅の拒絶が本当にイズへの憎しみ・悪意によるものであったかと推察する。
滅はその場を後にすると、再度全ヒューマギアに向けて極秘通信を行い人間の悪意がアークを生み出すことを飛電或人が証明した主張を述べ、それに同調したヒューマギアの同志を着々と増やしていく。
一方、或人はアークワンとして滅への復讐心に駆られてデイブレイクタウンへ向かい、それを止めに来た不破・刃・天津を変身能力を奪い、変身を解除した或人は「放っておいてくれ。これは俺と滅の問題なんだ」と言い放ち去っていく。或人自身の意志を見た3人の動揺はよそに、彼はアジトで滅を探索し、アズの情報提供により滅の元へと赴き、開戦。
滅は或人へイズを破壊し心は痛まなかったかと問われても、あくまで自分には心はないと主張。集ったマギアと共に変身した或人に応戦するが、アークワンの力により窮地に追い込まれ、最大出力のパーフェクトコンクルージョンを受ける刹那、迅により庇われる。すでに攻撃を受け項垂れていたが事態を把握し、アークワンの手前でも変身解除。覚束ない足取りで脇目も振らず迅の元に駆け寄った。

「迅…、何故だ…何故俺を庇った…?」
迅「滅…本当は恐れてたんだろ? 自分の中に芽生えた『心』を…。そんな滅の心を、失いたくなかったんだ…“たった1人のお父さん”だから…」

迅は、滅の自身の心の芽生えを恐れていたことを見抜いており、かつて自身を庇った滅へ言葉を遺す。迅の爆発を見届けた滅は、失った悲しみに涙を流した。
第15話では自身の喪失により人間への悪意のシンギュラリティを託した滅。しかし、滅自身こそがその喪失感の心を受け止めたのは、成長して滅を諭すまでになった迅を失った瞬間であった。
滅は、量産型の描写があり周りからは鉄の塊・時代遅れの絶滅危惧種・アークの置き土産等とも呼ばれ、アークの思想があれば個の価値を持たない機体と自身でも捉えていた。また、元幼児教育用でありながらも迅が大人になって自我としては滅の方が教わる側となり、アークからも利用された父親の役目を終えていた。しかし迅はそんな滅に対し、『たった1人の』『お父さん』という表現によって、かつての「大事な存在、息子」という滅の言葉と対に「滅の個」と「過去」を肯定した言葉を返した。
またこのセリフは、滅が息子と告げた第6話での「人は心の支えがないと生きていけない。AIはそれをもたらしてくれる。つまりは愛だな」という或人からイズへの言葉、第30話で或人が迅に告げた「アークと一緒に父さんのバックアップも無くなって気づいたんだ。ヒューマギアの死は人間の死と変わらない。だから大切にしたいんだ。人間と同じように、ヒューマギアの心を」という言葉の対ともなっており、この現場を見ていた或人は自身の信条に背いてしまったことに戦き、その場から離れてアーク回廊内で狼狽した。

アーク離反以降も、再び自らがアークの器となる指摘をされ、ヒューマギアにも悪意が宿る可能性と安息を求める過度な恐れから、自らの心を否定した。ゆえに人間の悪意のみを滅す正義を主張し、矛盾と対話から拒絶し逃避した結果、或人の復讐心という悪意を引き出してしまった。そしてかつて滅の討伐を告げたイズへ怒り(悪意)を覚え破損した過去を学び、滅を戒めて行為の真意を読み取るまでになった迅からの言葉と彼の喪失により、芽生えた心で皮肉な結果を受け止めることとなった。
悲しむ滅は、現れたアズによりアークに接続。ちらつかせた新たなキーを前に、人間とヒューマギアの争いの鍵を握ると告げられる。第41話からアークを恐れて行動し始めるが行為の応酬により再びアークに利用されるまでに至り、イズや迅がいなくなったことで或人と滅しか知りえない当事者同士の問題を孕んだまま、悪意の連鎖は意図せぬ道へと本人達を引き摺り込んでいった。

「人類に告ぐ。悪意の人工知能アークを産み出したのは、お前たち人間である…! 飛電インテリジェンス社長…飛電或人が、アークそのものとなった今、人類こそが滅ぶべき悪だと証明されたのだ! 我々、ヒューマギアは戦わなければならない」
「ここに宣言する…飛電或人を滅ぼすことを!そしてその後は全人類…お前達の番だ。立ち上がれ、全てのヒューマギアたちよ!滅亡迅雷.netの意志のままに。これは聖戦だ」

最終回目前の第44話。迅を破壊された悲しみと怒りに呑まれた滅は、飛空ビジョンなどをジャックし、飛電社長である或人がアークとなったことを理由に人類こそ滅ぶべき悪であることを再度宣言。今回は人間もヒューマギアを介さずこの宣戦布告を受けとることとなった。これを受けてヒューマギア達が大規模なデモを起こす中、アジトにやってきた雷に叱責される。

雷「自分を見失ってんじゃねぇぞ、滅!」
「お前は憎くないのか!? 迅を滅ぼしたあいつが!」
雷「人間は滅ぼすべきだ…。だが、人間は…俺達ヒューマギアに心を教えてくれた。お前を庇って逝った迅の心だってな!お前は気づいてんだろ?人間から学んだ心が、ここにあるって!」

同じころデモを起こしていたヒューマギア達も、或人の信念に共感した福添達や、A.I.M.S.を止めに来た唯阿の説得で矛を収め始める。だが、一方滅は「ならばお前の心に問う…お前の弟が人間に滅ぼされたら、お前はどうする?」と問いかけ、言い返せなかった雷を残しその場を後にした。
その後或人を滅ぼし人類滅亡の夢を叶えることを託したアズからドライバーを渡される。一夜明けて或人と対面し、或人はアークワン、滅は絶滅ドライバーアークスコーピオンに変身。その2人の様子を飛空ビジョンに映したアズにより「飛電或人VS滅」の開幕を告げられ、大衆の面前で戦いの火蓋を切った。

最終回第45話では、アズにより飛空ビジョンで或人との交戦を映された。そんな中、頭脳のみの復元に成功した迅がアズの前に現れた。或人は悪意に染まっていく心をどうすることもできず、そんな自分を止められるのは滅だけだと判断し、滅が優勢と思われた状況になおも滅の心へも問いかけた。迅はそんな或人の思いを代弁する。
ボロボロになって変身を解除した或人。戦いの前、衛星ゼアで父・其雄と再会し、本当の強さとは力ではなく心が強いことという教えを受け、ゼロワンドライバーを託されていた。
或人はそのゼロワンドライバーを装着しながら、迅を奪われた悲しみこそ心がある証拠と滅を諭すと、滅は涙ながらに心があることの恐怖を覚え、そんな心を教えた人間が憎かったと叫び、イズを破壊したこともその心のせいであると吐露する。或人は「絶対に乗り越えられる、心があるとわかったのなら。だって俺たちは仮面ライダーだろ!」とゼロワンリアライジングホッパーに変身。滅もライダー滅アークスコーピオンに変身し再び激突する。

アズとともにそんな二人を見つめる迅は「あの二人なら悪意を乗り越えられる」と言うと消滅。ゼロワンと滅アークスコーピオンはともにライダーキックで激突し、最後はゼロワンの強烈な一撃を滅は受け止める姿勢をとり、変身を解除する。なぜ自分を破壊しなかったと問いかける滅に「その必要はないだろ」と答える或人。二人は心からの微笑みを浮かべる。

後日、滅は人類滅亡ではなく、アークが蘇らないよう世界の悪意を見張り続けると宣言する。装いを新たにした姿に「案外似合ってるじゃん。」と伝えながら監視に協力することを告げて「おとーさん」と呼び寄る迅へ、滅は「好きにしろ。」と言い放ちながらも満更でもないように微笑をした。

迅と滅とときどき不破さん
新生



迅との関係

制作発表時や各種制作陣インタビューより、「過去と迅との関係」は彼のキャラクター像に深く関係していることが示唆されているため、項目として記す。話数によって関係性が異なる。

第1~4話:テロ活動を行う同志として、滅は行動役の迅にゼツメライズキーを渡し使命を与える立場となっている。

第5、6話:滅変身シーンの回想にて変身に憧れる迅が、ゼロワンのキーを奪おうとする。滅はマギア化作戦を優先するとして2度宥めたが、亡よりフォースライザーを託され(『プロジェクトサウザー』にて描写)、キーの奪取の許可を迅に下す。
その間のやり取りにて「アシスタントではない、大事な存在」「親子関係」と告げたことにより、任務中の迷いから戦闘に支障が生じてる迅に対し、滅の手にて変身をさせ一定の自我をリセットした模様。ちなみに、劇中にて表現されたリセットはこの1回のみである。第6話以降から第15話まで、明確に親子関係であることは語られなくなった。

第7~13話:暗殺ちゃんという新規メンバーも加わり、滅は迅と共に行動させる。
滅の変身シーンの後ろではしゃいでたり、暗殺ちゃんと共に映画を見てじゃれる迅の姿もある。迅が暗殺ちゃんに嫉妬して出陣を拒否しても強制的に出すことはせず、滅自身が暗殺ちゃんと共に戦闘した。
また、迅が劣勢の中助太刀のように戦闘に入ったり、強化して襲ってくる暗殺ちゃんを恐れた迅を後ろに回させたり、あたかも親が子を守るかのような場面もある。

第14~16話:暗殺ちゃんや雷電の喪失を経て迅は感情を募らせてゆき、滅はアークの司令によって迅を庇い機能停止することによって、迅をシンギュラリティに導き覚醒させる。
アークは滅を喪失させる前提での迅の覚醒を画策してたことから、滅は迅の礎として扱われ、迅に喪失感を覚えさせるほど感情を向けさせるように育てていたことが分かる。そのため、第6話での迅のリセットも、この時のために「死んでも親は子を守るべき」という概念を除去する必要があったことが伺える。

第17~24話:A.I.M.Sに囚われた滅は、不破に尋問を受けつつも、迅について言及することはなかった。この間、滅は滅亡迅雷.netやアークとも切断された状態でもあり、迅を育てる使命を果たしてしまった故か「(破壊をするか否かは)好きにしろ」「自身を壊してもアークの思想に支障はない」と他に任務や意志がない様子を示唆する。

第25~33話:復活した迅により、滅はA.I.M.Sからの脱走を果たす。変身する武器もなく足下が覚束無い状態で不破に追われる所を迅に守られ、天津に奪われたキーも迅によって奪還した。
人類滅亡を再度提案しかつての迅の銃を渡した滅に対し、意味深な笑みとハイレディポジションで滅に近づいたり、キーを渡した後に一瞥もくれず去る等、迅は、かつての同志でもあり親ともいえる滅と、大人同士の対等な立場として目的が違う意向を示す。作戦の段取りを柔らかい口調で説明したり、着たままの拘束衣を脱がし「滅にはその姿が一番似合ってる」と告げる等、大人になった子供が親を世話するような場面も見受けられる。
一度は行動を異にした様子だが、滅の方からアークの司令により作戦の阻止をしたり、迅に問いかける場面もあるため、全く顔を合わせないという訳でもなく、同志解放に向けて行動を再び共にしている。
アーク復活を目指す滅の発言から協力体制を取っている迅には、ゼロワンを大きく動かす隠された目的・正義があると語られている。

第34~40話:迅を咄嗟に庇う滅の行為により、滅の親としての本能の芽生えが示唆される。対する迅は、動揺する滅には予測していたかのような反応をしている。(演じる中川氏は「やっと芽生えた感情に動揺する様子の可愛さへの反応」と解釈し演じた(15)が、迅の真意は不明。)現時点の相関図では、滅は迅の真意を見出してはないが、迅は「アークを甦えらせる目的は同じ」として協力している。
第35.5話にて、迅は自身のシンギュラリティポイントが滅であることを告げるものの、嘘ではないが本意をはぐらかす素振りを見せ、アーク破壊のために滅をアークの器にする目的を明かす。その後、滅はアークの器として傀儡状態となったままとなる。

第41~43話:アークへの信仰を巡り滅は迅の排除行動を行ったが、迅からの意志の問いかけと、かつての或人からの言葉と迅との記憶をトリガーに、滅達を見放しヒューマギア滅亡を司令したアークへ抵抗し、自らの意志を芽生えさせる。しかしアークが再び甦り滅を蝕むことを危惧した迅は、滅の行動を制止しようとする。

ダークライダーとしての滅


本編の時間軸で厳密に言えば、第6話で最初に変身シーンを披露し戦闘で活躍したダークライダーは、迅の方である。しかし、滅のキャラクター性を際立たせているのは、彼なりの変化を遂げながら、人間の主人公逹の正義に立ちはだかりもう1つの正義を掲げるダークヒーローアンチヒーローの側面を担うダークライダーとしての特徴でもある(余談11番目も参照)。

物語の序盤(第8話、第11話)においては、旧世代の変身デバイスを使いながらも、次世代の技術を用いる人間側ライダーの敵のヒューマギアとして登場した。
序盤での最終決戦(第15話)に敗北し人間の囚われの身になった中盤においては、人間側のライダーへ情報を与えて不気味な存在感を放ち(第17話-第25話)、解放されてからも活躍した(第27話、第34話)。
終盤では、アークの器として完全に傀儡になり続けたが(第36話-第41話)、人間側のライダー(或人)と共闘したものの自らの意志で人類と敵対することを選ぶ(第42話)。
そして、ヒューマギアの安息を願い改めて人類に宣戦布告し、新たな形態を手に入れ最終決戦に臨むことになった(第44話〜)。
最終決戦後には、アークが蘇ることがないよう悪意を見張り、不破達とも共同戦線を張るようになった。

物語の敵対者としてみれば、アークの教義への敬虔さや人間の悪意への過度な恐怖心により、自身の善悪観を他に委ね感情的になる一面もあり、ヒューマギアを含め被害を与えたこともある。
しかし、終盤(第41話-)には自らの意志と心を露わにし、当初とは望まない形でも他者のために戦いに挑み「同族(ヒューマギア)同士の争い・親(人間)殺し・自己否定(出自・心の否定)」を経た『仮面ライダー』も体現しており、主人公逹とは交わらない正義を持ち続ける姿は、『令和ライダー最初のダークライダー』とも言える存在である。

滅の本質


本作においてテロリストとして一貫して敵対する滅ではあるが、その本質には「本来恐怖を与える存在のテロリストでありながらも、自身もまた恐怖に囚われすぎている」様子が、第42話以降の行動より見られる。その性格は、毒針を持ちながらも実際は臆病なガワモチーフも思わせる。
その結果、ヒューマギアの安息への願いにいたるものの、外敵と見なす人間の悪意を過度に排除しようとし、周りからの説得という未知の概念に応じられず逃避行動を行う面もある。最終回では恐怖を抱いており、その心を人間から思い知らされていた故に憎み、その心を無視しようとしていたことを吐露。
対になる迅の原動力は中川氏より「未知への好奇心」とも語られているが、第43話の迅の「本当は恐れてたんだろ」という言葉や身体の震えからも、滅の原動力には「未知への恐怖」が存在していた可能性が高い。

また、成長した迅に対し、演じる砂川氏も一連の行動を「逆に滅の方が、子供迅の精神年齢のように見えてくる」「心は赤ちゃんで、周りからの感情を受け入れ易いがためにアークの器に利用されてしまったのでないか」と称しており、生まれ持って育てられる対象もいなかった元父親型ヒューマギアとしての弊害か、親の役目を担わせられてたギャップとして内面性と行動の幼さが表現されている。
しかしながら、罰ゲームを知らず滅亡迅雷.netの他3人にルールを教わり、3人分のデコピン(壁激突)を受けてもなお人間の悪意のラーニング対象と判断し学習しようとする等、周りからラーニングを受けながら取り組む生真面目な姿も見られる(21)。

このように、テロリスト・元父親型ヒューマギアという特性がありながらも、恐怖に敏感・心が未発達であったという特色も兼ね備えており、強さがある反面弱さや綻びも印象的に残る演出がされ、そのような矛盾とギャップを孕んでいたのが滅の本質とも言える。

本編外の活躍

以下、本編後も含むネタバレ注意



他の個体と同じ飛電のモジュールを付け、服装もベストとパンツスカートのような服装となり、本編とは異なり所持している刀で俊敏に戦う。
滅亡迅雷.netの役割が大きく変わっている世界のため、かつての是之助の秘書型ヒューマギアにあたるウィルに乗っとられた飛電の元で、大量のトリロバイトマギアを迅と率いる個体となっている。
迅と共に、人間の残党部隊である不破や刃と交戦する。口癖は「アークの意志のままに」を引き継ぐ。

令ジェネの滅
01詰め➂



  • 『仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE』

「なるほど。ラーニングの必要がありそうだ。試してみよう。」
「ふん。人間どもはこんなもので喜んでいるのか。」

第3話『カレらのヒミツのゲーム』にて登場。迅の拾った全力罰ゲームルーレットを用いて、滅亡迅雷.netが淡々とゲームを行う。罰ゲーム等のルールを迅や亡から教わる姿も見せ、最初にミスを犯し3人から壁が割れるほどの「全力デコピン」の罰ゲームを食らい、額を赤くする。
その後はラーニングの成果もあり、「シャキーン!だ。迅雷はシャキーンだ。」など乗り気でゲームを行う。やがて収集のつかなくなったゲームとなったが、最後のルーレットに当たった「全力スマイル」で他メンバーと一緒に笑顔ショットを撮られる。
その後メンバーが去った後現像した写真を見て、1人で笑う姿も見られる。迅はルーレットの筐体を片付ける一方、滅は箒で掃除をする。

  • 『仮面ライダーゼロワン ファイナルステージ』

「俺には…夢がある…ヒューマギアが安心して生きられる世界を築く…」
「それを脅かすアークは…俺が滅ぼす…」
迅「あぁ、それは僕の夢でもある」
或人「みんなと同じ夢を一緒に見られれば…どんな予測も乗り越えられる…大きな力になる!」
「そうだ…それが滅亡迅雷.netの意志…滅亡迅雷.netの夢だ」

ファイナルステージにて、本編後と劇場版の間に起こった出来事が描かれる。
迅と共に仮面ライダー達への復讐心が芽生えたアズが変身したアークゼロワン率いる「暗殺亡雷.net」による襲撃を受け、迅一人を逃がす。アークゼロワンがその場を後にした際、不安に駆られるが、ゼアに接続し、或人とお互いの夢を再確認し合う。その後、アークゼロとして復元された暗殺ちゃんや洗脳された亡と雷による追撃を受け、アークゼロの必殺技を喰らいそうになった迅を庇う。そこで、迅と「夢」について語り合う事によって、亡と雷の洗脳が解け、本編では叶わなかった「滅亡迅雷」の仮面ライダーの集結により、暗殺ちゃんを協力して撃破する。
「誓え…例え離れていようと、ヒューマギアの安息の為に、我々滅亡迅雷.netは戦い続けることを…」
全てが終わった後は、自分の居場所に戻る亡と雷を見送るが、この時に4人で誓いの拳を交わした。


  • 『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME


「楽園?知らないのか、この世界は捨てたもんじゃない…」

迅の司令のもと行動役も行い、不破達ともエスの率いる仮面ライダーアバドンの軍団と交戦。
今回滅としては初のワイヤーアクション ともなる高所からの変身や、天津・迅・不破・刃という並びにおいてセンターになる立ち同時変身など制作陣もこだわった見せ場が多く、キャスト陣からもその活躍を主役のようだとコメントされている。また、本編にて最後に使用したアークスコーピオンではなく、再びフォースライザーでスティングスコーピオンに変身し、本編と劣らぬ高い戦闘力を発揮している。(強化フォームであるアークスコーピオンは、最終回でゼロワンに破壊された上に、アークと滅を融合させるが滅の方に負担をかけさせ、悪意を滅ぼす目的を持った滅の選択を考えたら再使用はしがたいのも理由だろう。)
戦闘の他にアズへ接近してエスの情報を伝えられ、敵本拠地へ単体で向かう等、物語において重要な役割も果たしている。
本編後の心を持ち合わせており、新しいイズへ或人の元へ導こうとする(別個体である認識は薄いまたは割り切れないためか、それを不破に咎められる)等、本編とは違った姿が描かれている。
本編第31話では「人類の存在するこの世界ではヒューマギアは無力な存在だ。一人では生きてはゆけない。」と悲観するなど世界に破滅願望を抱えていた当人だが、世界への希望を見出し自身は一人ではないことを述べた口上ののち、ヒューマギアである迅だけではなく天津や不破・刃と共に協力し、今度は、破滅願望を抱える多勢に無勢の人間の敵を諭すまでに変化した。
また、エスと或人との会話では、或人が心を救った存在について語る姿を見て、本編でもまた迅や或人から救われた心がある本人であるためか、わずかながら笑む描写もある。
演じる砂川氏も、終盤にて芽生えた心を意識するように柔らかい表情も意識している。

ゼロワンにおいて、単なるスピンオフや外伝ではなく本当の最終回にあたる劇場版となり、上記において滅の活躍や変化が大いに描写された作品となるため、必見である。
ちなみに、この劇場版の滅の活躍については、杉原監督によると「滅役砂川氏の終盤の演技の熱量に感化され、ご褒美の意味合いもあり力をいれた」 (21)とのこと。

人物関係

通信衛星アーク
接続した滅に司令を送り彼に行動をさせている、ヒューマギアを管理する衛星。
滅曰く「アークは絶対、全て」であり、さながら信者のように命令に従順であり、アークの思想が続くかぎり、自身の機体が破壊されることも厭わない。また、アークの司令を受信して他に伝える役割を担い、イズ同様衛星にとっての巫覡のような立場も兼ねている。他のキャラクターが劇中にて「自身は道具や奴隷ではない」と否定している一方自身は触れることはなく、いわば滅はアークの傀儡状態であった。
第25話にてアークに再接続したが、第36話にて迅の画策により滅はアークの器となり、完全に乗っ取られた。 第41話ではアークへ抵抗をし、アークが甦らないよう人間の悪意を排除するため人類滅亡を志すが、第42話では図らず自らの行いにより甦らせてしまう状況になる。


滅亡迅雷.netの行動係。仮面ライダー迅の変身者。
詳しくは、上述の「迅との関係」の項目を参照。

飛電或人
ヒューマギアと人間の共存を目指す若き社長。
幾度か滅に怒りを向け敵対したが、第35話にて、アークの傀儡から滅を救おうと対話を試み、滅も自身を庇った姿勢へ評価を述べていた。また、滅との一件は、或人が友達型AIアイちゃん(仮面ライダーゼロワン)の制作を思い立つきっかけとなった。第41話では滅がアークから離反するために共闘。
しかし第42話では関係が悪化。イズの説得に動揺して破壊した滅に対し復讐心を抱いた所にアズがつけ込み、アークワンとなった姿で滅を襲撃し、全面戦争を行った。

飛電其雄
飛電或人の父親代わりとなったヒューマギアでもあり、滅の原型となる父親型ヒューマギアの元データとして使用された存在。言うなれば滅は其雄の親戚にあたる存在ともいえるが、作中での今の或人自身は滅を親族として認識してはいない。

天津垓
ZAIAエンタープライズジャパン社長。アークに人間の悪意をラーニングさせ、滅亡迅雷.netも裏で糸を引いていた人物。亡を使役しながらも「奴も私の道具だ」と語っていた事により、滅も行動を傍受され彼の策略を知らずに利用されている可能性を示唆した(12)。ただし、復活後の迅の行動は予想外ともとれる言動をしている。
第16話では起動停止した滅を笑みながら踏むといった行為にも及んでおり、第27話でも滅と一戦を交えたが「時代遅れの絶滅危惧種」と称した。第35話にて滅亡迅雷.net殲滅のために討伐を宣言したが、或人の妨害もあり滅率いる彼らに敗北し撤退した。

与多垣ウィリアムソン
ZAIA本社開発部の幹部だったが、衛星アークが暴走したことで天津を更迭。ZAIAエンタープライズジャパンの新社長に就任する。滅を「アークの置き土産」と称し存在を把握しており、処分しようとする。プロジェクトサウザー後編にて亡と協力し、アークの器として滅を利用することを提案する。

暗殺ちゃん
ドードーマギアドードーマギア改の変身者。祭田ゼットという5体存在する個体が窃盗団により改造された暗殺用ヒューマギアである。迅は「暗殺ちゃん」、滅は「暗殺」と呼んでいる。第13話にて滅も計算外の暴走に至った。

宇宙野郎雷電
通信衛星ゼアで活動している旧式の宇宙飛行士型ヒューマギア。
第14話で滅・迅と邂逅し仮面ライダー雷へと変身するが破壊され、滅亡迅雷.net及びアークの復活のために第35話で復元される。滅は彼の帰還と復活を快く歓迎し、第41話では滅を傀儡にしていたアークの本体である衛星を破壊した。第44話では、人類滅亡に急ぐ滅へ人間から学んだ心を理由に咎めた。

黒フードの人物/亡
レイドライザーにより人間を暴走させ、迅と共にある人物のチップに宿り滅がA.I.M.S.から脱走する手引きをした開発型ヒューマギア。滅は亡へ「ヒューマギアは人間の奴隷ではない」と主張しており、その言葉と天津の「ヒューマギアは道具である」という矛盾にエラーを起こし、人間とヒューマギアの共生を天津に訴えかけたが、胸を二度に渡って射撃され処分された(第8話時点)。滅の言葉のもとヒューマギアとしての自我を芽生えさせており、自身のフォースライザーを迅に託させるよう滅に伝え(第5話時点)、ザイアの機密情報でもあったギーガーの存在を滅に伝える等の任務を行っている(12)。第35話には、「滅の夢を叶える」ことを目的として滅亡迅雷.netに所属。


余談

  • 滅が所持している日本刀は指揮刀のように号令をかける際に使うのみで、戦闘に利用する描写はない。実際に戦闘に利用したのは劇場版と第41話でアークに操られていた時である。第44話では採物のようにアークに捧げ変身時の演出に使用した。
    • この刀は星獣戦隊ギンガマン剣将ブドーの「妖刀ギラサメ」を改造したもの。
    • 撮影現場では迅役中川氏を筆頭に男性演者からこの刀で遊ばれていた。忍び足で後ろに回われ刀を抜き差しされる等のイタズラもされ、滅役砂川氏も慣れてきて後ろで弄られる感覚が分かるようになった程だという(15)。


  • 滅の衣装であるターバンは、小道具担当によって撮影前に急ごしらえで作られた物でもあり、当初手ぬぐいのような衣装の予定だった(2)。数十万のスーツで復活した迅とは対照的に旧衣装は襤褸姿だったが、最終話以降の新規衣装である紫の紗は一点物で、羽根の意匠のある羽織はユニセックスブランドの既製品のものとなる。

  • 滅と迅は初期設定では師弟設定となっており、第3話より制作段階で親子設定へ変更された(2)。
    • 其雄と或人との対比として追加された。なお、迅のキャスティング経緯については、プロデューサーの大森敬仁氏によると、中川氏の魅力的な男性像を理由に選考しており、最終オーディション段階では滅亡迅雷.netになる予定はなく、最終的に滅や演じる砂川氏との組合せを考えた上で今に至ったと語られている。

  • 第15話にて水落ちの表現で有名な諸田監督の洗礼を受け、冬場の冷たい湖で迅(フライングファルコン)に姫抱きされながら沈むシーンがある。
    • 演じる砂川氏は、同じく水落ちを経験した住田スマイル役の中崎絵梨奈氏と冬の水場の撮影で苦労したことを語り合っていた。
    第16話からは拘束衣を着用しているが視聴者からは割烹着を着てる様に見えると言われ、先述のような迅との関わりもあって父親じゃなくオカンとネタにされている。また、質問をしたら律儀に回答する様からも、アレクサとも呼ばれることもある。
    • 数ヶ月の放送にも及ぶ撮影現場でのこの拘束は本格的で、簡単には外れないようになっていた。演じる砂川氏は動けないため、ストローで飲ませてもらっていたり、不破役の岡田氏に背中をかいてもらったエピソードが語られている(18)。撮影には半日かかることもあり、一部スタッフにも「砂川さんはMに目覚めたのかもしれない」と語られるほど、文句も言わずにタフに撮影に臨んでいた(2)とのこと。
    • 滅が脱走する第24話で不破が滅を蹴るシーンがあったが、和やかに終わるイメージは避けたいと提案した岡田氏のアドリブで、監督との相談の上追加されたシーンでもある。後日、蹴ったお詫びとして岡田氏は砂川氏に焼肉を奢った。
    • 第35.5話にて、滅の個体ナンバーが「0103」であることが明かされた。これは「おとうさん」のもじりかと思われるが、父親型ヒューマギア全体の個体ナンバーとすると滅以外に少なくとも102体は同型がいた可能性も見受けられる。

  • 第41話でアークの支配から抜け出し、自らの意志で人類滅亡の結論を出したが、暴走してないヒューマギアでは第28話でMCチェケラが人類を滅ぼす意志を表明している。そのためネタでチェケラに追い付いたと言われることがある。ただし滅の場合、人類滅亡の理由にヒューマギアの安息を掲げているため、その行動の意図はチェケラとは異なる。

  • 演じている砂川脩弥氏は、俳優を目指すきっかけにもなったほどの仮面ライダーのファンでもある。ゼロワンのオーディションを最後に落ちたら帰郷することも考えていたところ、見事滅役に決まった(3)。
    • なお、砂川氏の人柄は、滅のイメージとは異なる「人が好き、何でも許す、オアシス的存在」で、ゼロワンキャストで行われた人狼でもまず吊るされるといったエピソードも語られている(20)。愛読書は『かいかつゾロリ』『ウォリーを探せ』(12)。
    • そのような性格のため、よく共演する迅役中川氏とも関係が良好で「1度は怒らせてみたい」と語られる程でもあり、腕を叩かれる、座る席を倒されてる、コップの水をひたひたにされる、衣装のプログライズキーでお尻を叩かれる、ズボンを下ろされるといったイタズラを撮影現場等でされている(15)。

  • お気に入りのアイテムに他キャストが包丁(或人役の高橋氏)・ギター(不破役の岡田氏)・海(迅役の中川氏)と挙げている中、ふっかちゃん(深谷市マスコットキャラ)と答えることもあった(寝付けない夜に怖い話を見ると眠れなくなるが、ふっかちゃんのぬいぐるみを見ると安心して眠れるようになるため、とのこと)。そのため、まれにキャラでもある滅にネギが持たされるファンアートなども存在する。

  • 砂川氏は劇中では敵同士とも言える不破役岡田氏とも仲が良く、YouTuberでもある岡田氏のゲーム実況の動画に参加していることもある。
    • 滅が不破に重症を負わせた第8話放送後に、某激辛やきそばを用いて「激辛対決」を行っている。不破と滅が激辛やきそばに言及する作品は、これが元ネタでもある。また、同動画内にて2人がGoogleアシスト機能へ「滅亡迅雷.netに接続」を呼びかけるコーナーも存在する。


  • 雷役山口大地氏や天津役櫻木那智氏とも交流があり、料理対決を披露している。


  • ガンバライジング×バンマニの企画としてZB2弾ライダー全国対戦にて砂川氏が参戦している。


  • プロデューサー大森敬仁氏インタビューによると、人間側の代表である或人に対しAI側の代表の最重要人物として滅を設定しており、スーツアクターを高岩成二氏に指名した理由にもされている(6)。
    • AI側の代表である点で、滅は特にAIとしての動きを監修の元に表現されている傾向がある(親として子どもに伝えるべき人工知能のこと──『仮面ライダーゼロワン』から学ぶ、未来の子どもたちの仕事)。
    • 第34.35話及び第41話において、滅の本能や意志は深くAIやロボットの理論に基づく行動も思わせる。ロボット工学上でも人間の本能をモデル化する試みは行われているように、子を守る親の利他的本能という生物の本能が組み込まれ、父親型ヒューマギアの彼はハッキングを掻い潜り無意識に作動した可能性が高い。それらの行動を或人や迅といった外部により改めて解釈され、意志として芽生え定義付けられている過程が見られる。
    • 「エピソードを重ねてくうちに滅亡迅雷.netは正しさを証明してしまうのかもしれない」とAI側としての倫理観と善悪観が触れられ、演者にも「主人公として演じて欲しい」と述べている(2)ことから、これらの滅・或人のアーク化の争いも、視点によって正義が違う・悪意や善意の転換が起こりうることを、作品のテーマにしている。そのため、人間視点・ヒューマギア視点・キャラクター視点により、鑑賞者により判断が変わることを示唆しており、滅の行為もまた鑑賞者個々の判断に委ねられる。

脚注


(1)仮面ライダーゼロワンぴあ/(2)仮面ライダーゼロワン 滅亡迅雷.book (ロマンアルバム)/(3)おともだち 3月号/宇宙船 (4) vol.166/(5) vol.167/(6) vol.168/アニメージュ (7) vol.498 12月号/(8) vol.499 1月号/(9) vol.502 4月号/(10) vol.504 6月号/(11) vol.508 9月号/(12) Blu-ray COLLECTION『プロジェクト・サウザー』、ヘッドハンティング/(13)2020年5月10日砂川脩弥・桜木那智コラボインスタライブ/(14)2020年4月20日砂川脩弥・中川大輔コラボインスタライブ/(15)2020年5月16日砂川脩弥・中川大輔 コラボインスタライブ/ウラ仮面ライダー (16)#L-06、(17)#L-07、(18)#L-17、(19)#L-18/(20) CS放送 仮面ライダーゼロワン12月21日劇場版公開記念/(21)2020年12月27日開催 杉原×大森×高橋 スタッフトーク上映会

関連タグ

仮面ライダーゼロワン
迅(仮面ライダーゼロワン) 滅亡迅雷.net
仮面ライダー滅
通信衛星アーク

ハート/ハート・ロイミュード:人間への恨みがあり、機械生命体として人間に立ちはだかった敵の指導者ポジション。
チェイス/仮面ライダーチェイサー:機械生命体でありながら、人間に尽くすために生み出された使命と葛藤し、心を学んでゆくポジション。
駆紋戒斗/仮面ライダーバロン主人公と共闘する事はあれど、あくまで相容れない立ち位置を選んだキャラクター。
破滅コンビ:ガンバライジングにて設定されたディケイドと滅のコンビ。ちなみに、滅役砂川氏もディケイド役井上氏を特に尊敬し、好きなライダー作品としてディケイドを挙げている。
ホロンデルタール:機械&滅びの敵キャラクターで、過去に恐竜を絶滅させた実績まで有る。
青騎士:鉄腕アトムの登場人物で、人間からロボットを解放しようとする派閥のリーダー。
ダース・ベイダー:STARWARSの悪役。帝国の右腕として脅威を振るい、家族のために戦う一面も持つ。第44話前に滅役砂川氏は同キャラシャツの写真の投稿を行っていた。
魔法使い集会:擬似愛で育て始めた子が立派になり育て親を守るシチュエーションが見受けられる迅との関係。

平成ライダー
エボルト

令和ライダー
緋道蓮

関連記事

親記事

滅亡迅雷.net めつぼうじんらいねっと

子記事

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「滅(仮面ライダーゼロワン)」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 3615995

コメント