「ラーニング、完了」
CV:松村龍之介
データ
- 対象ヒューマギア/職業:暗殺ちゃん
- 身長:191.3cm(進化後:209.9cm)
- 体重:107.5kg(進化後:131.4kg)
- 特色/力:鳥類の絶滅種/格闘/剣/銃火器/指揮(進化後)
概要
『仮面ライダーゼロワン』第11話「カメラを止めるな、アイツを止めろ!」から登場。
滅亡迅雷.netの暗殺特化型ヒューマギアこと暗殺ちゃんが変貌したドードーマギアが、暗殺に関する様々なラーニングを経たことにより進化した姿。
上半身に追加された「改」と書かれた胸部装甲はアタッシュショットガンの直撃にも耐えうる防御力と共に背部マガジンから給弾されるマシンガン「レジスローター」が6門装備され、肩部の「グレネード・ディスチャージャー」と合わせ火力も大幅に増強されている。
両手に持つ剣「ヴァルクサーベル」も引き続き装備しており、遠近共に隙の無い攻撃能力を持つに至った。
第12話時点では使用していないが、有線接続による外部機器やヒューマギアへの干渉能力も健在である。
進化態
「お前もラーニング済みだ。そろそろ飽きた」
第12話では更なる進化を遂げ、ヒューマギアに卵型の金属球を撃ち込むクローン増殖能力と、通信性能が大幅に強化された頭部ユニット「ヘルムヴォーゲル」による指揮能力を獲得した。
胴体は進化前と変わらないが、頭部はクチバシ内部からヒューマギアの骨格部分が露出しており、さながら人間の髑髏をくわえたドードー鳥のような恐ろしげな見た目に変貌。
上述の既存装備のほか、頭部に対空砲2門と格闘戦用衝角が追加され、後頭部からは尖った複数のトサカ状のパーツ、側頭部からは長髪のような装飾が垂れている。
戦闘能力が格段にアップしており、パンチングコングとフレイミングタイガーの連係攻撃を真正面から受けても軽く受け流す程。
ドードーマギア・ヒナ
進化したドードーマギア改に卵型の金属球を打ち込まれたヒューマギアたちが変貌した尖兵。ボディはトリロバイトマギアと同様だが頭部は黒いドードーマギアと類似したものになり、体のラインも赤くなっている。
ドードーマギア改の指令の元で集団戦を行い、さらに元となっているドードーマギアと同様に学習して戦闘能力を向上させる能力を持つ。
活躍
- 第11話「カメラを止めるな、アイツを止めろ!」
大和田伸也の暗殺を果たしてラーニングを完了したことで進化を遂げ、逃走中に不破諫と遭遇した際にゼツメライズして変貌。
増強された防御力と火力を存分に発揮しバルカン・シューティングウルフを圧倒し、変身解除に追い込んだ。
- 第12話「アノ名探偵がやって来た」
ドードーゼツメライズキーを滅に取り上げられ強制停止させられていたが、「もう学ぶべきことは何もない」と巣立ちを宣言。
自力でヒューマギアの外装を復元し、見張りのトリロバイトマギアをドードーマギア・ヒナに変え滅たちを襲わせ脱出した。
その後は自身と同型ヒューマギアである祭田ゼット5号を探していたが、同じく祭田を捜索中だったワズ・ナゾートクらと遭遇し、不破が変身したバルカン・駆け付けたゼロワンと交戦。
バルカンを変身解除させゼロワンも圧倒するも、ゼロワンは完成した新型プログライズキーでシャイニングホッパーに変身し……
- 第13話「ワタシの仕事は社長秘書」
「一緒に祭りの続きをやろう、兄弟。
人間を心の赴くままに殲滅する、最高の血祭りだ!」
前話からの続きでシャイニングホッパーと交戦。不完全だったとはいえ大幅なパワーアップを遂げたゼロワンから更にラーニングし、それを大きく上回る出力で圧倒。イズを庇ったゼロワンを変身解除に追い込んだ。
その後祭田ゼットの5号機をヒナ化しようとするが、完成したシャイニングホッパーにラーニングを上回られたことで圧倒され、最期は「シャイニングインパクト」、「シャイニングメガインパクト」の連撃を喰らい爆散した。
残されたドードーゼツメライズキーは交戦後の隙を突いた滅によって回収され、別の形で利用される事となる。
余談
- これまでのドードーマギアの成長を振り返ると、以下のように「倒された手段に対抗する進化」を遂げていることが窺える。
- アタッシュカリバーで撃破される(第7話)→ヴァルクサーベル
- 凍結で動きを封じられ撃破される(第8話)→トリロバイトマギアとの連携能力
- アタッシュショットガンでトリロバイトマギア共々撃破される(第10話)→火器と堅牢な装甲
- 装甲と火器が大幅に増設されているにもかかわらず、進化した時点ではなぜか体重は進化前のドードーマギアから変化していない。進化態になってようやく増えている。
- 「暗殺を極めて進化した」割には、劇中では大和田伸也を始め完全な意味での「暗殺」をした描写は無かった。暗殺そのものではなく、「気配を悟られない」「相手が油断する瞬間を狙う」「一撃で無力化する」など暗殺のための高度な技術の習得が進化の鍵だったということか。
- 『公式完全読本』によれば、従来のマギアのそれ(モチーフの動物の眼と異なる眼を別個複眼として組み込む)からは逸脱した頭部のデザインコンセプトの下、ヒューマギアの内部の骸骨の顔を口内に露出させ、マギア共通意匠のケーブルを歌舞伎の連獅子のように後頭部から垂らすことで、強化前とは異なる、愛嬌のない怖い顔になるようデザインされている。
- これまでのドードーに加えて、頭部の装飾やヴァルクサーベルなどインディアンを彷彿とさせるデザイン要素が多く、裏モチーフである可能性が高い。アメリカ大陸の先住民であったインディアンも白人の進出により迫害を受け続けた痛ましい歴史があり、人間によって絶滅した動物と侵略者によって衰退した民族の要素を持つ怪人が逆に人間を滅ぼす存在になったのは皮肉としか言い様がない。
関連タグ
ハクチョウメギド:方法は異なるが、進化して強化された鳥モチーフの怪人。
キングジョッカー男:『仮面ライダー』のパロディ『仮面ノリダー』に登場した悪役。ドードーマギア改の進化態同様、鳥の顔を模した頭部、赤いボディを持つ。