パワー!オーソライズ!
(Kamen Rider… Kamen Rider…)
「変身!」
ショットライズ!パンチングコング!
("Enough power to annihilate a mountain.")
概要
仮面ライダーゼロワンに登場する仮面ライダーバルカンの派生形態で、アーマーカラーはグレー。
アーマーは上半身に集中しており、シューティングウルフとは異なり左右対称な姿をしている。
凄まじい腕力が特徴の形態で、片側だけで150kg(ライズホッパー1台分相当の重さ)もの質量を持つ巨大な拳「ナックルデモリション」によるパンチ攻撃を得意とする。
変身音声で流れる英文の意訳は「山すら吹き飛ばせる怪力」。
のちに漫画家の石墨超一郎が彼をモデルに「ゴリカン」というキャラクターを生み出し、『パフューマン剣』に登場させている。
スペック
身長 | 192.0cm |
---|---|
体重 | 461.8kg |
パンチ力 | 47.3t |
キック力 | 22.9t |
ジャンプ力 | 8.5m(ひと跳び) |
走力 | 3.1秒(100m) |
パンチ力はゼロワンのライジングホッパーのキック力に匹敵する。
「ナックルデモリション」はガントレット型である為エイムズショットライザーやアタッシュショットガンも問題なく使用可能。
特に吹き飛ばされてしまう程の強烈な反動をその重量で相殺出来るため、アタッシュショットガンは相性の良い武器となっている。
防御力も高く、ナックルデモリションの硬度に加え、初陣ではトリロバイトマギアの集中砲火を真っ正面から食らってもビクともしなかった。
一方でジャンプ力はシューティングウルフに比べ半減しており、射撃性能も特に補正されていない。
しかし走力は誤差の範囲であり、上述の「一撃の威力と高い耐久性能」もあってか、強敵との対決よりも一体多数の場面や雑魚狩りで重宝している。
第12話ではフレイミングタイガーが放ったカバンストラッシュを殴り付ける事で強化したが、ドードーマギア改には通じなかった。
パンチングコングプログライズキー
パワー!
ゴリラのデータイメージ「ライダモデル」が保存されている。カラーはグレー。
不破が使う前提で渡したため、シューティングウルフのような唯阿の許可が必要なロックはかかっていない。
相変わらず強引に抉じ開けて使用しているが、後の「シューティング・スペシャル」ではこのキーを受け取った時点でキーの使い方を教わっているにもかかわらず無理矢理こじ開けて使っている事が判明した。
「プロジェクト・サウザー」ではこのキーを渡したのは天津の指示で、不破に怪しまれないように戦闘データを取る為だった事が判明した。
必殺技
- パンチングブラスト
ナックルデモリションをロケットのように発射する。
他の形態同様技名としてパワーパンチングブラストと表示される。
- パンチングブラストフィーバー
地面を殴り波打つように揺らし拘束した後に殴り付ける。
だが、飛行能力を持つ仮面ライダー迅にはかわされてしまった。
13話ではナックルデモリション型のエネルギーで敵を挟むバージョンが披露された。
ガンバライジングでは片腕のナックルデモリションを敵に発射し、ナックルごと戻って来た敵をも片方のナックルデモリションでぶん殴る技となっている。
シティウォーズではドラミングをした後に飛び上がり、両腕を地面に叩きつけ隆起させる技となっている。
ゼロワンver.
剛腕GOGO!パンチングコング!
"Enough power to annihiate a mountain."
飛電ゼロワンドライバーで変身した、仮面ライダーゼロワンの形態の一つ。
シューティングウルフに続き公式ポータルサイトにて画像が公開されている。
他の形態同様に、ライジングホッパーから「ハイブリッドライズ」した形態であり、各部には黄色の装甲が見られる。
全体的にゴツかったバルカン版から一転、比較的細身になっているが、ライジングホッパーよりかはゴツめ。
カラーリングも黒系統で占められており、この点はますますゴリラに近付いたと言える。両腕には大きめの手甲が装備されているのが特徴。ゴリラモチーフらしく、腕力と防御力が向上し、全ての装甲を右腕部に集中させることで「マキシムコンガー」という巨大な拳を形成し、必殺の一撃を叩き込む。
後に『ブットバソウル』にも登場。
余談
- この形態に限った話ではないが、コングとはゴリラを差す言葉ではない。元々は『キングコング』に登場する巨大ゴリラの名前(要するに個体名)であり、その影響から「ゴリラあるいは大型の類人猿」を意味する言葉と誤解され広まったものである。
- プログライズキーが発売されるや否や、変身音声の「パンチングコング!」が「パンチーコング!」に聞こえる事が話題に。挙げ句の果てに「パ ン チ ー コ ン グって知ってるゥ!?」というフレーズが流行り出す事態にまで発展した。元ネタは自己責任で調べましょう。
- 第21話のギャグシーンでは本プログライズキーの音声を高音に加工したものが使われ、より「パンチーコング!」と聞こえやすくなってしまった。
- その後、スピンオフでも「パンチングコング!」が使われる。今度は低音加工で。前々作のヒゲの如く、とことんネタにされている。
- なお、腕の装甲は後に仮面ライダーガッチャード・バーニングゴリラに改造された。
- ゴリラがモチーフのライダーは他にはサゴーゾコンボ、ゴリラモンドフォーム、コングゲノム/コングゲノミクスがいる。
関連タグ
ゲーム限定フォーム:ゼロワンの場合は実質的に該当する。
ゴゴゴゴーイングゴースト:パンチングコングの変身音を基にしている。
クルミアームズ、ファイターゲーマーレベル50、モンスターフォーム:グローブ型武器を使用する、サブライダーの基本形態と派生形態。ファイターゲーマーレベル50とモンスターフォームは脚本家が同じ作品に登場する。
外部リンク
仮面ライダーバルカン パンチングコング | 仮面ライダー図鑑 | 東映
本編終了後のネタバレ注意
- 『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』
襲ってくる戦闘機を相手にこちらに変身。変身後の活躍及びやり取りは終始シリアスな本作の数少ない清涼剤として機能している。