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プログライズキー

ぷろぐらいずきー

プログライズキーとは、特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』に登場するキーアイテム(画像はライジングホッパープログライズキー)。
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概要編集

通信衛星ゼアに蓄積されたデータを様々な能力に切り分けた「データ・アクティベイトキー」。

それぞれモチーフとなる動物とアビリティが設定されており、対応する変身ベルトや武器に装填することでインプットされた生物種のデータイメージ「ライダモデル」の能力を使い、変身や必殺技の強化を行うことができる。

「ライダモデル」は仮面ライダー達の変身時に登場して変身者を護衛したり、一部ライダーは自身や武器の効果によって変身後もライダモデルを使役して攻防に利用している。


ゼロワンは変身プロセス上、ライダモデルを通信衛星ゼアから地上に召喚していたため、直接のライダモデル転送を行った第12話以前は室内で変身しようとすると天井がブチ破られる二次被害が起きたこともあった。


キーの名称は「~ing+動物の英名」でほぼ統一されている。このため殆どが現在分詞/進行形だが、原形の"sting"や名詞の"lightning"なども用いられている。


劇中では或人イズの要請により社長室の3Dプリンターで製造される他、それぞれの勢力が保有しているものも複数存在している。

第3話で「プログライズキーのデータはデイブレイクにより消滅した」ことが語られており、通信衛星ゼアを保有する飛電以外ではもはや新規製造できないことが示唆されていた。

後に通信衛星アークもまた製造能力があることが判明し、アサルトウルフアメイジングコーカサス及びメタルクラスタホッパーが製造されている。完全復活した終盤以降は、さらに多くのプログライズキー・ゼツメライズキーが次々と製造された。

ただし、ゼア・アークと異なる出自のバーニングファルコンが存在しており、本編完結後の外伝にて、ZAIAもキーの製造技術を保有していることが明らかとなっている。


やたらと耐久力が高いことも上がられがち。基本的にヒューマギア機体の爆発や銃弾くらいではびくともせず、ライダーキック等の必殺技を叩き込まれてやっと破壊できる。…かと思ったら世界を破壊するキーの必殺技を受けても全くの無傷だったりするキーが出てきたりする。ワケガワカラナイヨ

とはいえキー本体が無事でも、内部データが無事とは限らない模様。


原則的に各プログライズキーは1個ずつしか存在しておらず、奪われた場合も複製できないようで、中盤まではたびだびキーの強奪等が発生している。

物語が後半に突入すると、インベイディングホースシュークラブが初の2個以上存在するキーとして登場。量産型アークワンプログライズキークラウディングホッパーが大量生産されたほか、ソルドマギアもその出自と運用からキーを複製された可能性がある。


出自の謎編集

公式サイトでは「元々は宇宙開発や災害、極地などでの人道支援等を想定して作られたもの」とされているが、当然ながら単体ではデータを記録しているのみであり何もできない。

何かしらの手段でそのデータを引き出していたと思われるが、一方で変身最初期の使用方法の段階で既に正規の手順を踏む利用法ではなく、「仮面ライダーの変身のために製造された」というよりは「別の使用用途があったものを仮面ライダーの変身に無理矢理転用した」という方が納得できる状態にある。

「大規模災害を想定した大型救助システム」であるブレイキングマンモスの起動に使えることからして、元々はこうした救助メカを起動するためのキーだったのかもしれない。


また、ゼロワンのシステム開発の最中に「デイブレイク」が発生し製造手段が失われたとされるにもかかわらず、各勢力が数多のプログライズキーを保有している。恐らく、デイブレイク発生前に既にプログライズキーは大量に開発されており、デイブレイク後に各勢力が回収したものと思われる。

そのため、仮面ライダーの変身アイテムとしては珍しく、いつ、誰によって開発されたのかが完全に不明である(飛電によって作られたものであるとは考えられるが)。また先述の通り元々どのような使用方法が想定されていたのかについても断片的にしか語られていない。


歴代のライダーシリーズから見ても珍しく、作品の世界観や設定の根幹にもあまり絡んで来ない。

一応、前述の通り救助メカの起動に使うことができ、さらにはヒューマギア通信衛星アークゼアとの関係も深いことから、それらと同列の存在=人類の「夢」を実現させるためのテクノロジーと捉えることはできるが…


機能編集

通常時のカードディスクモードで上部の「ライズスターター」を押すとアビリティ名が発声され、オーソライズ(認証)待機状態に移行。

ドライバーなどの外部機器が持つ「オーソライザー」で認証、ロック部分が解除されてキーコネクタを露出したキーモードへの展開が可能となる。

キーモードでドライバー等のライズスロットにセット、コネクタを通して内部データを送り込み変身が可能となる。


逆に言うと、無理やりにでも展開してしまえばコネクタからのデータの吸出しも可能。

ゼツメライザーと同様に疑似オーソライズを行うレイドライザーの場合、コネクタからの吸出しも行わなくなっているが、この場合の変身(実装)では怪人と言える外見となる。


アタッシュウェポンなどの武器に装填して使用する場合は非接触ラーニングにより「ライダモデル」の情報が読み取られるため、オーソライズの必要はない。


A.I.M.S.のプログライズキーにはロック解除に技術顧問である刃唯阿の許可が必要という独自のセキュリティが搭載されているが、許可を得ていなかった不破諫力ずくでこじ開て使用。2回目以降に渡されたキーは正式に許可を得ているのだがお構いなしにこじ開けている

バルカン


滅亡迅雷.netが保有する物はゼツメライズキーに近く、若干発音が低くなっている。


基本的にどのドライバーでも機能するが、劇中においてゼツメライザーだけは装填すると誤作動を起こしてしまう。実際に7話で暗殺ちゃん刃唯阿フリージングベアープログライズキーをゼツメライザーに装填された際、変身が行われず全身が凍結して機能停止を起こしている。


シャイニングホッパー以降、通常モデル以外に次世代型のプログライズキーも登場。これらは形状が特殊かつ、表面のアビリティ表示が廃されているものが多い。

更に、拡張装備としてライダモデルを武装特化型として強化するアサルトグリップも登場した。

次世代型キーは既存のプログライズキーを強化・発展させたものが多い。しかし中には『人工知能そのものその概念を格納したもの』『世界を滅ぼすべくそれだけのエネルギーを飽和させられた危険物』など、プログライズキーという枠に組み込まれた別物に近い存在も少なくない。



プログライズキー一覧編集

基本フォームのプログライズキーは太字にしている。

また、色や本編での活躍は各プログライズキーを参照。

以下、表が長くなるので名称の「プログライズキー」は省略している。


仮面ライダー達が使用編集

※1:使用後の姿は第4話でも登場。

※2:厳密にはライダモデルが無く、データが反映されているのみ。


技のみ使用、未使用のプログライズキー編集

※ 第10話でZAIAエンタープライズジャパンが所有していることが確認できる。


レイダーが使用編集

※ 第10話時点ではZAIAが保有していたが、何者かによって盗み出されている。


発展型・強化変身用プログライズキー編集

以下、太字のアビリティ表記はキー本体の表記ではなく音声の記述。


名称ライダモデルABILITY使用者初使用
シャイニングホッパーバッタSHINING JUMPゼロワン第12話
アサルトウルフ(※)オオカミASSAULT BULLETバルカン第14話
シャイニングアサルトホッパー(※)バッタHYPER JUMPゼロワン第15話
アメイジングコーカサスコーカサスオオカブトBREAKHORNサウザー第16話
メタルクラスタホッパーバッタの大群EVERYBODY JUMPゼロワン第22話
バーニングファルコンハヤブサINFERNOWING第25話
ランペイジガトリングオオカミ9RAMPAGE BULLETバルカン第29話
ゼロツー黄色のバッタ真紅のバッタ(+人工知能ゼア)ZERO-TWO JUMPゼロツー第40話
アークスコーピオンサソリ(+アークの概念)ARK SCORPION第44話
ゼロスリー銀と赤のバッタZERO-THREE JUMPゼア&アークアウトサイダーズ

※ アサルトグリップを装着して使用する。


特殊なプログライズキー編集

名称ライダモデルABILITY使用者初使用
アークワン無し(アークの概念)ARK ONEアークワン第42話
ライジングホッパー(ゼロワンリアライズver.)バッタJUMPゼロワン最終話
アークゼロワンバッタ?(+アークの概念)ARK ZERO ONEアズFS
ヘルライズバッタ※HELL-RISEエデンゼロワン???劇場版
サウザンドアーク無し(アークの概念)THOUSAND ARKサウザーゲンムズ
仮面ライダーゼイン無し(人工知能ゼイン)ZEINゼインアウトサイダーズ

※ 厳密には内包されていないが、データは反映されている可能性が高い。


派生編集

ゼツメライズキー編集

絶滅種の生物のデータイメージ「ロストモデル」が保存されているプログライズキー。

詳しくは該当記事参照。


ヒューマギアプログライズキー編集

ヒューマギアのバックアップデータが収められたプログライズキー。

詳しくは該当記事参照。


レジェンドライダープログライズキー編集

レジェンドライダーの力を宿したプログライズキー。本編未登場。

詳しくは該当記事参照。


玩具としてのプログライズキー編集

DX版はボタンによる発光ギミックに加え、磁石に反応する「オーソライズ」機能を持つ。

基本的にはボタンを押すと「アビリティ名」と「(動物名)'s アビリティ!」という音声が交互に鳴るのが共通仕様となる。また、ボタンを押して一定時間のみオーソライズの待機モードになり、その間でなければベルトに装填してもオーソライズや変身音が鳴らないようになっている。

オーソライズの有無と、2つあるベルト連動ボタンが押される順番により、「ゼロワンドライバー用」「ショットライザー用」「滅亡迅雷.net用」及び「武器装填時」の4パターンの音声が切り替わる仕様となっている。スラッシュライザーとアバドライザーはショットライザー用、ゼツメライザー等のその他はフォースライザー用の音声を参照している。

また、ゼロワンドライバー用の音声は、オーソライズをしなければエラー音声が鳴るように認識されている(ショットライザー系は手順上、必ずオーソライズされるためエラーが起きない)。


また、ショットライザーでの変身時の必殺技待機音や「〇〇ブラスト」の音声もプログライズキーから鳴っている。このため、スラッシュライザーに装填しても専用の「バーニングレイン」以外は、ショットライザーの必殺技待機音と「〇〇ブラスト」になってしまう。

一方で、フォースライザーは「〇〇ディストピア」「〇〇ユートピア」の2種類の必殺技が最初から存在するため、キーからはアビリティ名部分までしか音声が鳴らず、待機音もベルト側から鳴っている。

なお、このようにベルトによって挙動が異なるために細かく認識分けがされているのだが、実はスティングスコーピオン・フライングファルコンの2種(およびゼツメライズキー)以外は、ショットライザー用変身音とフォースライザー用変身音は同じである。(この2種のみフォースライザーでは名前の後の英語音声が省略される)。


必殺技音声は基本的にはゼロワンドライバー用のフル尺のメロディーをアレンジしたものとなっており、劇中の効果音とは大きく異なる。また、劇中での必殺技名が繰り返される仕様も再現されていない。この2点は、後に発売されたメモリアル仕様では劇中準拠の音声に大きく変更されている。

その代わり、必殺技はベルトから鳴る仕様であり、『ゼロワン』のベルトでは使用出来ないベルトは存在しない事とバリエーションが非常に多い事から、組み合わせ遊びの幅はトップクラスである。


サウンドプログライズキー(食玩・ガシャポン版)では各ベルトに対応する「ゼロワンドライバーモード」「ショットライザーモード」「滅亡迅雷.netモード」の音声が順番に鳴る仕様となっており、必殺技と武器連動はオミットされている(アメイジングコーカサスのみそれに加えて「サウザンドライバーモード」がある)。

オーソライズ音声こそ鳴らないものの、磁石は内蔵されているため、ベルト側のオーソライズ認識は正常に動作する。対応範囲が大きく減った代わりに、ショットライザーモードでゼロワンドライバーに装填することで、前半を短縮した簡易的な短縮変身音も再現できる。


雑誌付録は食玩版と同じ仕様だが、この中でホッピングカンガループログライズキーのみ、アタッシュウエポンの連動音声が収録されている。(登場する特別編にてウェポン使用が披露されているため)


ガシャポン版は音声仕様は食玩や付録のものと共通だが、左右分割された組み立て式であり、カプセル型に無理矢理している為かやたら丸みを帯びている

なお、付録以外は後に一部流通限定であるが全てDX版も発売されているため、ガシャポン限定は全てちゃんとした形のものもフォローされている。


DX版では通常のプログライズキーと形状が異なるシャイニングホッパーシャイニングアサルトホッパーアサルトウルフアメイジングコーカサスも、通常通りのサイズで収録されている。


また、プレミアムバンダイから「絶対に開かないシューティングウルフ」「手元で回転させられるラッシングチーター」が「エイムズなりきりセット」として発売。

これらはその名の通り劇中の不破・刃の再現をして遊ぶためのアイテムで、ショットライザー等を使っての変身遊びは出来ない。


余談編集

  • プログライズキーは絶滅動物をモチーフとしたゼツメライズキーとは逆に現生生物をモチーフとしている一方で、何の因果か絶滅危惧種や近縁種が絶滅した生物がモチーフに多数選ばれている
    • その中には(噂話が存在する種を含めて)クローン技術による現代への復活再生の研究もおこなわれているものも存在する。また、爬虫類や両生類のプログライズキーがどういうわけか存在しない(ゼツメライズキーにはある)。

  • 仮面ライダーwebとゼロワン公式サイトでは掲載されているプロップのプログライズキーの見た目が全く異なっている(全体的な色味、ボタンの造形、丸いマーク部分のプリントの色、リセットボタンの有無など)。
    • 推測ではあるが前者が変身前の役者用、後者が変身後のアップ用の物と思われる。また、後者でもバイティングシャークやパンチングコング、アメイジングヘラクレスなど一部のキーは役者用の物が使われている。

  • 名称の由来は「プログラム」と「RISE」(フィギュア王より)。
    • これに合わせたのか、本作における様々な動作はオーソライズを始め、基本的に「○○ライズ」という独自の名称で統一されている(仮面ライダー龍騎の○○ベント、仮面ライダーディケイドの○○ライドに近い)。

  • 自動展開するキーが本編後多数登場しているものの、ゼロツーキーが特別視されている故か、基本的にアメイジングコーカサスorアークワンキーの形状がベースとして多々用いられている。
    • ゼロツーキーと同形状のものはアークスコーピオンとあと一つの2例のみ。なおメタルクラスタ/ランペイジバルカンキーのリデコは2024年現在存在しない。

  • ガンバライジングでの演出のみだが、ガンバライダーのロゴが描かれたプログライズキーも登場している。

関連タグ編集

仮面ライダーゼロワン 生物   カード

飛電インテリジェンス ハイブリッドライズ

絶滅危惧種


プログライズキーで変身するライダー編集


プログライズキーで変貌する怪人編集


ガイアメモリ:「地球の記憶」を宿すUSBメモリ型のキーアイテム。こちらは「地球の記憶」を宿しており、生物ではない概念的なものも存在している。

オーメダル:同じく生物の力を宿すキーアイテム。こちらも絶滅動物がモチーフの物は滅びの力を持っている。

極ロックシード トライドロンキー平成二期における鍵モチーフのアイテム。

レンジャーキー:(アプローチは異なるが)同じく鍵モチーフのキーアイテム。


歴代コレクション変身アイテム編集

平成ライダー

ライドウォッチ/ミライドウォッチ


令和ライダー

プログライズキー/ゼツメライズキーワンダーライドブック


怪人変身/生成アイテム編集

平成ライダー

アナザーウォッチ


令和ライダー

プログライズキー/ゼツメライズキーアルターライドブック


外部リンク編集

テレビ朝日番組公式サイト

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