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ベル「さあ、この世界を終わらせよう!『楽園ガーディア』創造のために…」


ムーア「オーケー。エス様のたーめーに♪」


ルーゴ「世界最後の60分を満喫しよう…」


ブガ「『楽園ガーディア』創造のために…!」


ヒット! オーソライズ!


「変身!」


シンクネットライズ! クラウディングホッパー!

"An attack method using various group tactics."


※本項目には『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』のネタバレを含みます


概要

『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』に登場する量産型ライダー

シンクネットの信者達がクラウディングホッパープログライズキーを使い変身。世界中でテロを引き起こした。

スラッシュアバドライザーショットアバドライザーの2種類のベルトで共通の姿に変身するのが特徴。

変身音声には変化がないが、それぞれ変身後の武器としても運用される為戦闘スタイルには差が出ている。


音声の英文を意訳すると「様々な集団戦術を用いた攻撃方法」。


容姿

仮面ライダーアバドン

イナゴをモチーフとしており、メインカラーは灰緑色。

顔は髑髏、全身にパイプのそれを思わせる意匠を持つメカニカルな外見をしている。幹部が変身する指揮官仕様はマフラー風のパイプ及び右肩が固有の色で塗装されており、更に右肩には3門の発射口を持つ『アバドンランチャー』が装備されている。

デザイン担当の久田氏いわくショッカーライダーがモチーフとなっており、腕部の黄色をはじめ全体的な容姿や配色にもオマージュとして散りばめられている。レイダー特有のもう一つの目のような部分は黄色い目の下にある。


下半身はショットライザースラッシュライザーで変身する仮面ライダー達や、レイダーらと同じくZAIA系統のスーツとなっている。配色もレイダーと同様に暗めになっている(理由は後述の余談に記載)。


各個体

指揮官仕様

仮面ライダーアバドン

スラッシュアバドライザーで変身。細部の色は赤。

戦闘では一般構成員を冷徹かつ戦略的に指揮する。


ショットアバドライザーで変身。細部の色は銀。

女性ゆえ他のメンバーより細身で、戦闘では一般構成員から奪った分と合わせ2丁を使用する。


ショットアバドライザーで変身。細部の色は青。

戦闘では引け腰で乱射する射撃スタイルをとる。


スラッシュアバドライザーで変身。細部の色はオレンジ。

他のメンバーより大柄で、戦闘では大振りで力押しの剣裁きを見せる。


一般兵仕様

crowding energy

その他の構成員達が変身。

首のパイプは幹部の物より短く、右肩も簡略化されている。


スペック

指揮官仕様

身長199.0cm
体重63.8kg
パンチ力12.6t
キック力38.0t
ジャンプ力44.7m(ひと跳び)
走力3.6秒(100m)

一般兵仕様

身長199.0cm
体重62.1kg
パンチ力10.8t
キック力32.5t
ジャンプ力38.2m(ひと跳び)
走力3.8秒(100m)

指揮官仕様は一般兵仕様と比べ、やや高いスペックとなっている。

実は一般兵仕様でもパンチ力・走力はライジングホッパーより上、指揮官仕様ではキック力・ジャンプ力がスティングスコーピオンを上回ると量産型ライダーとしては破格のスペックを誇っている

シンクネット1億人の信者の内何人が変身しているのかは不明だが、無数に現れておりコストパフォーマンスも優れている模様。


だが(詳細は後述するが)変身者は戦闘訓練と統率がそろって皆無であり、更に無限復活を前提にする為か単体の防御力も然程高く無く、数多の激戦を潜り抜けて来た滅亡迅雷.netやA.I.M.S.らには纏めて制圧されてしまっている(特にA.I.M.S.隊員らはバトルレイダーに実装せずとも難なく対処しており、後の戦闘でも唯阿や滅らが生身で相手して尚数体を倒していた)。

幹部達もブガとルーゴが2対1の優位な状況下で一時的に滅を相手に、ムーアがライトニングホーネット状態のバルキリーサウザーを相手にある程度戦えているなど、一般構成員よりはマシな戦闘を行っているが、最終的には何れも返り討ちにされている為、戦闘能力はお世辞にも高くはない。

エスも自身の計画成就の為それなりに優秀な装備を整えた様だが、主に変身者が原因で本来のスペックを活かしきれなかった感は否めない。


能力

圧倒的な物量を活かした、数の暴力による集団戦法を得意とする。

更に変身者がAI搭載ナノマシンによるアバターの性質上、倒されログアウトしたとしても再ログインによる復活が無限に可能


だが、本人と対面してないであろうアバターによる変身、そして個々の持つ目的意識の薄さもあってか組織的な統率等皆無に等しく、その戦闘スタイルは仲間を盾にする・ワザと倒して武器を奪うなどの蛮行も平気で行っており、所謂「集団戦術」とは程遠い拙劣な物。

実際、劇中においてA.I.M.S.や滅亡迅雷.netのライダー達との乱戦シーンをよく見てみると、構えや戦い方が明らかに戦闘慣れしていない一般人のそれと分かる場面が複数見られる。

挙句、ただ暴れるまま・倒されるままに行動し続けた結果、残された数多の残骸から自分達の能力の秘密やその要であるシンクネットのメインサーバーを特定されてしまっている。


数が数、関係が関係なのでバトルレイダーのような隊長格との連携も行っておらず、何気にこの手の多人数ライダーでは珍しく複数人による同時必殺技などの協力攻撃もあまりなかった(一応必殺技がないタイプのライダーは一部にも存在するが)。


過去のライダー映画では量産型ライダーが物量戦術で主役ライダーに勝利した前例もあったが、アバドンは先述の通り個々としてはそこまで強くない。

だが、スペックの高いランペイジバルカンバーニングファルコン、サウザーを含めた全員が最終的には負傷していたため、弱くとも無限の復活による長期戦が如何に脅威であったかが窺える。


使用アイテム

変身アイテム兼主要武器

シンクネットに関与したとある人物によってZAIAから横流しされた、エイムズショットライザーザイアスラッシュライザーのデータより作成された物。


シンクネットの信者ならば誰でも使用できると思われ、脳内チップが必要なショットライザーや或人のみが使用出来るゼロワンドライバーなどと比べ変身への敷居はかなり低いレイドライザーですら一般販売は中止に追い込まれたと考えると、相当な数を仕入れていた様子)。


専用のプログライズキー。恐らくインベイディングホースシュークラブを越えて、『ゼロワン』世界で最も多く製作されたプログライズキーと思われる。


必殺技

変身ベルトの違い及び運用形態(バックル装填状態・手持ち状)によって必殺技が異なる。

スラッシュver

  • クラウディングエナジー

劇中未使用。


  • クラウディングエナジーフォール

スラッシュアバドライザーから斬撃を飛ばす。


ショットver

  • クラウディングバースト

劇中未使用。


  • クラウディングバーストキャノン

ショットアバドライザーから光弾を放つ。


立体化

装動セイバーBOOK第3弾にて収録。

色彩及び設計の都合からか、バルカン同様に脛と太股の装甲が分離されている。

前述の各仕様を再現すべく、スラッシュアバドライザー/ショットアバドライザーをベルトと武器で各1つ、シールに至ってはベル用、ムーア用、ルーゴ用、ブガ用、一般兵士用の肩装甲と肩装甲シールが全て用意されているなど、至れり尽くせりになっている。

劇中再現のためには複数買い必須なのにも関わらず、やはり量産型ライダーの実状もあってか、アソートあたりの収録数は他のラインナップと同数だった為、早々に各地で品薄となった。


余談

名前の由来はおそらく、新約聖書の『黙示録』にて登場する天使・アバドン

その名はリーダーの終盤での姿ともども、終盤の展開への皮肉もかかったダブルミーニングとなっている。

また「Abandon(放棄する)」「アバター」とも掛かっていると思われる。

基本的なモチーフはイナゴだが、誕生の経緯や変身者達の思想、そしてモチーフを鑑みれば、現実でもフィクションでも問題となっている集団もアバドンの元ネタと見る説もある。仮面ライダーの仮面は「悲しみを隠す為の仮面」と往々にして評されるが、こちらは匿名性の「仮面」を利用して悪事を働く卑怯者としての意味合いが強いと思われる。このご時世に出現したとある集団が社会問題となっていた為、ファンからは高い評価を得られている。


これまでの量産型ライダーは映画で登場後にTV本編などに登場したケースは多々あったが、このアバドンは劇場版の公開時期も相まって初の劇場版限定の量産型ライダーとなった。また同じ量産型ライダーでありながら、変身者によって変身ツールが異なっている点でも極めて珍しい。


TV本編では一般市民が変身するツールとしてレイドライザーが登場しており、天津の市販開始宣言の際に視聴者からは「犯罪に使われるのではないか?」との不安の声があった。本作では実際に一般市民の手に渡った変身ツールが実際に犯罪、もとい世界テロにまで発展しており、その不安が別の意味で実現した形になる。

また、レイドライザーは変身してやっと戦える様になるのに対し、こちらは変身前でも武器として使用可能な事から、一般人に渡ってしまうと確実に危険なのはアバドンのベルトである。しかしながら、真に恐ろしいのは(ZAIAの本来のビジネス対象だったであろう)軍事利用された時であり、劇場版のように戦闘経験のない烏合の衆が使うならともかく、軍人のような統率が取れていて戦闘経験のあるプロが使っていた場合、アバドンの真価を発揮できていた可能性も否定できない。これが実現してしまったのが仮面ライダーゴーストにおける眼魔ウルティマ眼魔スペリオルだと評せる(尤も、こちらはアバドン同様にナノマシンで作ったアバターを使い、使用者の死を免れていたが)。


外見は仮面ライダーよりもレイダーに寄ったデザインに見えるが、これは大森Pの劇場版でイナゴライダーを登場させるオーダーを、プレックス側が「イナゴモチーフの”レイダー”」と間違えて、ショッカーライダーとレイダーのデザイン法則をベースにデザインが完成したため。後に真実を知ったデザイン担当の久田氏はライダーだったことを知って驚いたという。


アビリティの「hit」は一般的には「打つ(転じて安打)」や「手応えがある」などのイメージがあり、主な攻撃手段が斬撃や射撃であるアバドンにはイマイチ結びつけにくい単語だが、「襲う」の意味もある為、形態名と合わせると「集団で襲うイナゴ」の意味合いともなる。また、近年のネットスラングでも(不特定多数の人々が)対象を非難する状態を「叩く」と表現するので、ネットイナゴを意識したと思しきアバドンにはこれ以上にない表現だといえる。

更にヒットには「到達する」の意味もあり、ここに楽園に行くために周囲に大打撃を与えるアバドンの姿を見出せる。


関連タグ

仮面ライダーゼロワン REAL×TIME シンクネット

アバター ネットイナゴ 蝗害

仮面ライダー一覧 サブライダー ダークライダー 量産型ライダー 劇場版限定ライダー


トノサマバッタ/サバクトビバッタ:実際に群がって作物を食い荒らすのはイナゴではなくこっち。


関連・類似キャラクター


劇場版限定ライダー

ファルシオンエデン/アバドン/ルシファーセンチュリー


女性ライダー

ツクヨミゼロツー/バルキリー/アークゼロワン/アバドン剣斬/カリバー/サーベラ

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