「夢を忘れずに戦え。戦わなければ、人類は滅亡する」
CV:山本耕史
スーツアクター:高岩成二
変身者
・飛電其雄
概要
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』に登場する劇場版限定ライダー。
飛電或人の父親であるヒューマギア・飛電其雄が、ロッキングホッパーゼツメライズキーとサイクロンライザーで変身する。形態名まで含めた名称は「仮面ライダー1型 ロッキングホッパー」。
人間とヒューマギアを守る存在「仮面ライダー」として開発された、『ゼロワン』における全ての仮面ライダーのプロトタイプと言える存在である。
デザインモチーフは一目瞭然だが、言わずもがなの仮面ライダー1号(旧1号)である。深藍色のアーマーに襟のサイクレッドマフラーの配色も1号のそれを彷彿とさせる。
なおTV本編には未登場だが、第25話でアークに纏わる過去が語られた際、「其雄が仮面ライダーの力でアークの打ち上げを阻止したという事」が語られており、本来の時間軸でもこの時に其雄が変身してアークと戦い、そして彼と共に破壊されて失われたのだと思われる。
『超英雄祭 KAMEN RIDER × SUPER SENTAI LIVE & SHOW 2020』では「Another Daybreak」歌唱パートに登場、ゼロワンが去っていく1型を見送り、「REAL×EYEZ」に繋がるという演出が取られた。
形態
ロッキングホッパー! Type One.
ロッキートビバッタの力を宿した基本形態。
使用アイテム
専用の変身ベルト。フォースライザーを初めとした変身ベルトのプロトタイプである。
KAMENRIDER!
変身用ゼツメライズキー。後のゼツメライズキーやプログライズキーのプロトタイプである。
余談
当初はゼツメライズキーで変身する初の仮面ライダーと思われていたが、劇場版公開よりも先に仮面ライダー雷が登場してしまった事により、ゼツメライズキーで変身する二人目の仮面ライダーとなった(尤も、作中の時系列的にはこちらの方が先なのであながち間違ってはいない)。
今までの平成ライダーでは、父親ライダーは外道が多いとされる一方で、主人公自身の父親ライダーは、父親の鑑とされる人物も多かった(それ以外だとこの父親ライダーはかなり真っ当な良い父親である)。
そして彼の場合も、「息子と笑い合える世界」の為に闘い、息子の超えるべき壁として立ちはだかり、息子の未来の為にゼロワンドライバーを開発するという、まさに父親の鑑と言える活躍の数々を残している。やはり主人公自身の父親は良き父親ライダーも多いという法則は、彼にもしっかりと受け継がれていたようである(というか、アレな父親キャラが悪い意味で目立つだけで、仮面ライダーシリーズ全体を通して見れば良い父親キャラ自体は普通に多いのだが)。
加えて1型自体の完成度の高さもあって、単体の物語やスピンオフが欲しいという声も多い。
息子との勝負で敗北した際に、「お前は誰の後継者でもなくお前自身の夢に向かって飛ぶ新時代の1号だ(意訳)」と口にしていたが、その言葉は後に最悪な形で歪められてしまった。しかしその際にも其雄は、歪められたその言葉を正す『本当の強さ』を息子が手に入れるきっかけとなる言葉をゼアを通じて伝え、息子の更生に大きく貢献するという父親の鑑っぷりを改めて見せる事となった。
スーツは、後に仮面ライダー滅・アークスコーピオンへの改造(奇しくも、其雄と滅は同じ父親型ヒューマギア。)、仮面ライダーバルカン・ローンウルフ、仮面ライダーXギーツへの改造を経て、現在は胸部・肩部アーマーが仮面ライダードゥームズギーツに流用・リペイントされている。(その後、クロスギーツに再び戻された。)
ガンバライジングでは何故か「1型ロッキングホッパー」(「1型」の「ロッキングホッパー」フォームではない)というライダー名になっている。単なるミスなのか、こちらが正式名称なのかは不明。
関連タグ
仮面ライダーゼロワン 仮面ライダー_令和_ザ・ファースト・ジェネレーション
仮面ライダー一覧 初代ライダー 0号ライダー 父親ライダー 劇場版限定ライダー
仮面ライダーゼロツー:ゼロワンの別のライダーで最強フォーム。首元の赤いマフラーの部分が似ている。
仮面ライダー1号:言わずと知れた初代ライダーであり、デザインモチーフとなったライダー。
仮面ライダースカル:劇場版限定の父親ライダー。こちらはヒロインの父親だが、やはり父親の鑑のような人物で主人公達にとっても父親に等しい人物である。
仮面ライダーセンチュリー:劇場版限定の1号がモチーフの一つのライダー繋がり。全体的にデザインや配色も似ている。
劇場版限定ライダー
1型 → (ダン王)/エデン/ルシファー/アバドン/ファルシオン → センチュリー
冬映画限定ライダー