「………撃って良いのは撃たれる覚悟がある奴だけだぜ。レディ」
「俺は自分の罪を数えたぜ……さあ、お前の罪を…数えろ」
「お前の"死"は……俺よりずっと長くなる」
スーツアクター:永徳
概要
初代鳴海探偵事務所所長の鳴海荘吉がロストドライバーとスカルメモリで変身した姿。
仮面ライダーWの前身ともいえる存在であり、Wが誕生するまでの9年の間人知れず風都をドーパントの魔の手から守り続けてきた孤高のヒーロー。
髑髏を模した顔が特徴で、普段から被っている白い帽子とマフラーを身に着け、帽子で隠れた額には「S」字の傷模様がある。
荘吉の強いこだわりから、帽子が変身に巻き込まれないよう一度外した状態でドライバーを操作し、変身後にまた被り直すという独自のスタイルを貫いている。
風都では都市伝説の"骸骨男"として扱われており、仮面ライダーとは認知されていない。
スカルを仮面ライダーと呼ぶのは、事情を知る翔太郎達関係者のみである。
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形態
通常形態
身長 | 205cm |
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体重 | 110kg |
パンチ力 | 2t |
キック力 | 6.5t |
ジャンプ力 | 45m |
走力 | 100mを6.3秒 |
スカルメモリを使う=メモリの所有者を殺すという覚悟を決めることで変身できる形態。
骨格という特徴からか体重は重めだが、ジャンプ力はルナトリガーやヒートトリガー、走力はヒートジョーカーと同等。
死んだ生物の成れの果てである"骸骨"の記憶を保有するメモリの力により、変身している間は使用者の肉体が死者も同然の状態に変化する。血管や神経まで変化または消失するのかは不明だが、攻撃を受けた際には痛みを感じず、身体も冷たくなる。交戦した園咲冴子は「生死を超越する力」と評していた。
この為スカルは体液を吸い取るといった「軟部組織を狙った攻撃」や「相手が生物であることを狙った攻撃」への耐性が極めて高い(全身が丸ごと「骸骨」と化しているため吸いようがないと言うべきか)。
唯一弱点と言えるのはメモリの力を全身に反映しているドライバー周辺。
「変身するのは……少しの間、死ぬ事だ。あくまで俺の場合、だがな……」
「骸骨は……それ以上殺せない」
スカルクリスタル
初めてスカルメモリを使った際に変身した不完全な形態。
変身への覚悟が足りなかった(メモリを拒絶していた)ためにこの姿になった。
詳細は当該項目を参照。
使用アイテム
変身ツール
「骸骨」の記憶を内包した黒いガイアメモリ。
ディスプレイマークはSを模した髑髏の横顔。
使用者の骨格を中心に全ての身体組織を強化し、その状態に耐えうる肉体へと作り替える能力を持つ。
ダブルドライバーを右半分だけにしたような形状のドライバー。ダブルドライバーの前身にあたる。
タブー・ドーパントと交戦した際に破壊された。
専用武器
トリガーマグナムと同型の銃。
変身者の鳴海壮吉の信念である「一撃必殺」に従って連射はあまり行わず、基本的にバレルユニットを上げたマキシマムドライブ形態で使用する。
シュラウドこと園崎文音から贈られたと思われる携帯電話型ガジェット。左翔太郎らが使用するものと仕様は同じ。
これを操作することでスカルギャリーを呼び出せる。
使用マシン
シュラウドが製作したスカル専用のスーパーバイク。
Wが使うハードボイルダーと同一形状だが全体が黒く、側面の文字が『S』になっている。
荘吉の死後シュラウドによって強化改造されてハードボイルダーになり、荘吉の帽子などと共にWに引き継がれた。
鳴海探偵事務所のガレージに格納されている特殊車両。
スカルボイルダーと同じくシュラウドが作製した。
荘吉は『怪物マシン』と呼んでいる。
リボルギャリーと同じく車体が展開するが換装ユニットはなく、その部分には大小多数のエンジンとハードボイルダースタートダッシュモードに似た多数のノズルが設置され、これによって猛スピードでの突進が可能となっている。
設定上はスカルボイルダーと合体して装甲車になる。
荘吉の死後に強化改造されてリボルギャリーになり、こちらもハードボイルダーと共にWに引き継がれた。
必殺技
ダブルと同じくメモリブレイクする事は可能だか、メモリの力が完全に暴走しているドーパントに対してはブレイクしても助ける事は出来ず、倒したら相手を殺す事になる。
- スカルパニッシャー
スカルマグナムにスカルメモリを装填して発動。
マグナムから強力な破壊光弾を連射する。
腰のスロットにスカルメモリを装填して発動。
肋骨状の強化フレーム「ボーンプロテクション」を展開し、その中から発生させたドクロ型のエネルギーを脚に纏わせ飛び蹴りを行う。空中からエネルギーの塊を敵に向けて蹴り飛ばすパターンも存在する。
『W』関連作品以外での客演
『超電王トリロジー EPISODE YELLOW』
仮面ライダーディエンドコンプリートフォームが使った「アタックライド劇場版」により他の劇場版ライダーと共に召喚され、ライダーキックを繰り出した。
レジェンドアイテム
オーメダル
- スカルメダル
- スカル&スカルボイルダーメダル
- 音声はどちらもDX版オースキャナーでは「ガンバライド!」CSM版では「仮面ライダー!」
- スカルクリスタルメダル
- 音声はDX、CSM共に「仮面ライダー!」
ウィザードリング
- スカルリング
- 音声は「仮面ライダー!」変身音声は「ライダライダライダー!」
ロックシード
- スカルロックシード
- 変身音声は「スカルアームズ!男道!ハードボイルド!」必殺技は「スカルパニッシャー!」「ノーバディーズパーフェクト!」「さあ、お前の罪を数えろ!」
ライドウォッチ
- スカルライドウォッチ
- 音声は「風都を守った伝説の戦士は…スカルだ!」必殺技は「マキシマム」
- 「SUPERてれびくん」の付録として立体化。
- 基本フォームのライダーのライドウォッチの音声は全て「~ライダーは〇〇だ」だが、スカルだけは「風都を護った伝説の戦士はスカルだ」という特殊な呼び方となっている。
ゲーム作品
オリジナルの演者である吉川晃司氏ではなく神奈延年氏が声を担当することが多い。
『ガンバライジング』
バッチリカイガン4弾から参戦。
初登場のバッチリカイガン4弾とプレバン限定商品第5弾でLR化した。
『ロストヒーローズ』
アジト・キューブで登場。旅の途中で誘拐された2号を救出してくれたようで、Wを連れていくと特別演出が見られる。
翔太郎が再会を喜び、スカルが生前時の時のようなやり取りも見せてくれる……のだが、実は原作同様本物は既に故人であったと同時にやはりあいつが化けていた偽物でヒーロー達を引っとらえるための罠だったことが判明した。(続けてWを連れていくと、翔太郎がおやっさんの面汚しに対しての怒りを見せる。因みに2号も偽物だった。)
アジト・キューブを攻略完了するとスカルのチップを入手することが出来る。エネミー図鑑の項目にはなるがきちんと本物の方について説明されている。
余談
- スカルと同じ骸骨モチーフのライダーは他にも仮面ライダー幽汽(スカルフォーム)、仮面ライダーフィフティーン、仮面ライダールシファーがいる。いずれも劇場版限定ライダーである。
- 荘吉の台詞「変身するのは……少しの間、死ぬ事だ。あくまで俺の場合、だがな……」は 荘吉の愛読書であるレイモンド・チャンドラーの「さよならをいうのは、少し死ぬことだ」のオマージュだろう。
- 生きながら死んでいるという性質はNEVERにも近く、そのため生者にのみ効く精神干渉攻撃、即ちテラー・ドーパントの能力を無効化できるのではないか、という説がある。テラー=園咲琉兵衛への復讐を企てていたシュラウドのことを考慮するとあながち間違いでもないかもしれない。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
サブライダー 0号ライダー 偽ライダー 怪人ライダー おっさんライダー 父親ライダー 劇場版限定ライダー
MOVIE大戦2010 MOVIE大戦CORE 仮面ライダースカルの肖像
もしかして→仮面ライダーになりたかった戦闘員
仮面ライダー1型:冬映画で登場、初代ライダーへのオマージュが多い、本編前の事件で変身者は亡くなっているライダーという複数の繋がりがある。
劇場版限定ライダー
スカル → コア