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アントライオン・ドーパント

あんとらいおんどーぱんと

アントライオン・ドーパントとは、仮面ライダーWの続編『風都探偵』に登場するドーパント。
目次 [非表示]

「俺の餌になれよ、アリンコォッ!」


CV:上西哲平


概要編集

風都探偵』第6話「sの肖像」で左翔太郎が少年だった頃に遭遇したドーパント

誰にも相手にされないある男がアントライオン=蟻地獄の記憶を宿すアントライオンメモリで変身したドーパント。

巣を作っているアリジゴクそのものを模した頭部を持ち、胴体は体毛に覆われたような生物らしい要素を強く残している。また、初期に開発されたメモリの特徴なのか人間のような瞳を持つのも特徴。

仮面ライダースカルの肖像』では頭部のデザインがライオンのようなデザインに変更されている。劇中では鬣に相当する部分が回転する描写もあった。


漠然とした社会への不満と単なる腹いせ(要するに非リア充)から子供やカップルを無差別に襲っており、特にカップルがどちらか一方でも助かって欲しいと助け合う姿をネチネチと嘲り笑いながら追い詰めるなど極めて醜悪な性根の持ち主。自身を『グルメ』と称し、後述の能力で若い女性や子供の体液を啜ることを好んでおり、中でも『女の子供は最高』とまで発言していたことから、幼い少女をもその手にかけていた模様。

超常的なドーパントの力にのめり込んでいたのもあり、最終的にはこの能力で街の人間を全員生贄にし風都の神になろう」と企んでいたらしい。



能力編集

普通の人間では脱出不可能なほどの規模を持つすり鉢型の巣を作ることが可能で引きずり込んだ相手の体液を啜る。また毒針を飛ばす能力もある他、自分が作った巣の中では縦横無尽に動けるなど直接的な戦闘力も高い。


活躍編集

はるかぜ公園に出現してカップルを襲撃し、自身の能力で生み出した蟻地獄に引きずり込もうとする。この時、必死に女性だけでも助けようとする男性に「見捨ててしまえ」「このままじゃお前も道連れで死ぬ」と悪魔の囁きを投げかけるも(この時、女性もこのままでは2人とも蟻地獄に引きずり込まれると悟り、自分を捨てて逃げるよう男性に叫びかけていた)、男性は断固拒絶。業を煮やして2人とも引きずり込もうとするが、偶然通りかかった翔太郎が男性と協力し、女性を救出して逃がすことに成功する。

すると「お楽しみ」だった女性を逃されたことに逆上。翔太郎の右足に毒針を浴びせて男性と共に巣に落とし、「お楽しみを逃がした罰」として男性の体液を吸い付くし、生きたままミイラに変えて殺害。この際、自分から男性を捕食したにも拘らず「男の血は口に合わない」「ほんとは女だけ喰えればよかった」と吐き捨てており、救いようがないほどに性根が腐っていたことが示されている。

続けて「女の次に体液が美味い子供」である翔太郎を喰らおうとするが、風都を愛する翔太郎の怒りの言葉を受け、「お前を喰ったらバカが伝染る」と翔太郎を殺害しようとする。しかし、シュラウドの通報で駆け付けた鳴海荘吉に阻止され(漫画版では蹴りを一発喰らったのみだったが、『スカルの肖像』ではスカルボイルダーによる体当たりを受けている)、彼が変身した仮面ライダースカルと交戦(漫画版ではこの際、スカルは蟻地獄に沈んでいく男性の遺体を目にし、「下品な食事をする奴」とドーパントを断じている)。


最大の武器である毒針を難なくはたき落とされたことでスカルのことを「並のドーパントじゃない」と判断するも、彼が自身のテリトリーに入っているのを確認し、上記の能力で翻弄し反撃。直後に頭部にある顎でスカルの首を挟んで体液を吸おうとしたが、「変身中は一時的に骸骨のように死人と同じ状態になる」スカルメモリの特性によって無効化されてしまい、動揺している間に強烈な肘打ちを叩き込まれてしまう。最期はライダーキックを受けてメモリブレイクされた。


毒素の強い初期型のメモリであったのもあり、メモリブレイクと共に死亡した変身者の男は化け物を見たような恐怖の形相を浮かべており、その身体は自らが造った蟻地獄の中へと沈んでいった




余談編集

アリジゴクとクワガタムシの見た目が似ている点から、MOVIE大戦COREで仮面ライダースカルが戦ったバットスパイダー同様、メモリガジェットを裏モチーフとした怪人と推測される。


なお、翔太郎と恋人によって救出された女性は事件後、意識を失った状態で荘吉に保護されていたことが判明。劇中ではなぜ気を失ってしまったのか、そして恋人の最期を目にしてしまったかについては言及されなかった。


関連タグ編集

ドーパント

リア充爆発しろ

蟻地獄


仮面ライダーW関連編集

スパイダー・ドーパントカップルを標的にしたドーパント繋がり。こっちはガチでリア充を爆発させている。こちらも初期型のメモリであり、変身者はメモリブレイクと共に死亡した。


坪崎忠太:同じ作品に登場したキャラクターで、こちらは「誰からもバカにされる」逆恨みからキノコのドーパントに変身した。


それ以外の作品編集

ズ・バヅー・バ:漫画版限定だが、交情に対する興味から恋人や家族を見つけると、アントライオン・ドーパントと同様に互いの命を天秤に掛けさせる遣り取りを鑑賞していた


茸本:同じ「誰からも相手にされない」逆恨みから、怪人に身を堕とした男。ただし、怪人モチーフはキノコであるため、上記の坪崎と折衷したような存在。

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