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「理想郷をお楽しみください」


スーツアクター:藤井祐伍

CV:コン・テユ


スペック

身長222.0cm
体重111.0kg
特色/力人間の生きる希望を奪って自らのエネルギーに転換する、重力を自在に操作する

概要

第47、48話に登場。TVシリーズの事実上のラスボスを務める強敵。

財団Xのエージェント・加頭順がユートピアメモリで変身した姿である。

園咲家の人間でないにもかかわらず『ゴールドメモリ』を持っているのは、財団Xのスポンサー特権によるもの。

ユートピアメモリと加頭の適合率は98%という驚異的な値を示している。


変身時はテラー・ドーパント同様メモリが自我を持つかのように自動的にドライバーに挿入され、周囲の人物や物体は浮き、変身時の青炎と雷撃に吹き飛ばされる。


能力

携行装備である「理想郷の杖」をふるい、地上の重力を操り、敵の自由を奪って地表に叩きつける特異な能力を持つ。


そのパワーは無尽蔵であり、人間から生きる希望(精神力)を奪い、自らの身体に蓄えることでエネルギーに転換し、どんどん強くなる能力を持つ。生命エネルギーを吸われた人間は、身体機能を停止、顔を奪われた状態となってしまう。また相手がドーパントや仮面ライダーの場合はこの能力で強制変身解除させた上で、そのまま死に至らしめることも可能。

ユートピア・ドーパントはこの力を使い、風都の鳴海探偵事務所の関係者から次々と希望を奪っていった。


ただし、「生きる希望などない死人」であるNEVERからは精神力を奪う事はできないので、NEVERとの相性はかなり悪い他、そもそも「希望や心など最初から無い純粋な機械」であるメモリガジェットとも同様に相性が悪い。(彼らとの相性が気になるところである)


さらにWとの最後の決戦ではサイクロンジョーカーエクストリームを相手取った結果「翔太郎フィリップの最後の戦いに懸ける想い」があまりに強かった為に逆に吸いきれずオーバーヒートでダメージを負った

また、この能力は精神干渉波を用いた能力の一つである為、耐性がある照井竜には効きが弱くアクセルトライアルから通常のアクセルに戻す程度の効果しかなかった。

他にも希望を奪う為には相手の体に直接触れなければいけないので、何かで妨害されたり、遮られると希望を奪う事はできない(翔太郎は帽子を間に挟んで遮った)。


重力・引力・斥力を自在に操るほか、重力操作を生かした飛行も可能で、近距離~遠距離攻撃も途中で停止・歪曲させ寄せ付けないなどの変幻自在な攻撃・防御が可能。速度にも秀でておりアクセルトライアルの高速移動とも互角である。

加えて、加頭は財団Xで支援している新技術を自分の体でテストしていた為、超能力兵士・クオークスの持つ様々な超能力も戦闘時に使用できる。それ故に念動力に加え、炎、雷、竜巻、地割れなどといった様々な自然現象を操ることも可能。

第48話ではそれらをまとったドロップキックを放った。


また、加頭は大道克己との戦闘が原因で一度死亡しており、ネクロオーバー(死者蘇生兵士)として蘇生されているため素の耐久力も高く、身体能力はさらに強化されている。

作中では生身でタブー・ドーパントの光弾を次々受けても平然としながら変身した。


一方でこれらの能力はクオークス能力も含めてどれも消耗が激しく、そのため上記の相手の希望をエネルギーとして吸収するという最大の能力を何らかの要因で封じられると、他の能力も回らなくなって一気に弱体化してしまうという弱点もある。

このように良くも悪くも「相手の希望をエネルギーとして奪う」という能力に頼りきらざるを得ないのがユートピアの最大の弱点であり、一見すると無敵なように見えるが実際はそこを突かれてしまうと一気に崩されてしまう。


最後はフィリップいわく「ヤツに最も効果的な攻撃だ」としてプリズムメモリマキシマムドライブを利用してのエネルギー収束を活用し、ダブルエクストリームと併用して発動したマキシマムドライブ「ダブルプリズムエクストリーム」で体内にオーバーヒート状態でさらに許容量を越えたエネルギーを叩き込まれ変身解除。

しぶとく再変身しようとするも、メモリブレイクを合図に加頭も消滅した。


余談

ガイアメモリのロゴは内包されている『理想郷の記憶』から、人間が手を取り合っているようなデザイン…と思われていた。

しかし、手の部分をよく見ると、親指が二本とも右側にあって手を取り合っているにしてはおかしい。ユートピアのマークは手を取り合っているように見えて実は一人の両手で、一人の人間が左右の手で手揉みをしている様子を表している。


ここからも、この理想郷とは他人と手を取り合っている訳ではなく、一人の人間の独りよがりなものに過ぎないことが分かる。更に言えば、理想郷内ではその作り手=権力者に笑いながら服従しなければならない現実を象徴しているとも考えられ、結局その本質は『特別な力で他者を屈服させる』と言うテラー・ドーパント/園咲琉兵衛と何ら変わらない物である事を窺わせている(※従わなければ恐怖に狂えと言い切れる分、テラーの方がまだ潔い)。

まさに自分達に都合が良い者だけの世界を創造することを目論み、どこまでも独りよがりに「理想郷」を追い求めていた加頭順という人間の本質そのものと言えるメモリである。


また、感情や希望を奪う能力は理想郷から生じた『死んだように生きている人々』などのディストピア的側面から来ていると思われる。

そして同時に上述の希望を奪う能力に頼っているが故のユートピアの弱点も「所詮独りよがりな理想郷は常に他人から搾取しなければ回らなくなる」という本質を暗に示しているとも言える。


頭部の仮面は左側が欠けて目が覗いているという、左右非対称になっている。これはデザイナーによれば「完璧な理想郷など存在しない」ということの暗喩らしい。これのどこが理想郷なんだという意見も見られるが、ユートピアのデザインを傾けるとビル群をモチーフにしていることがわかるだろう。

また、あのアンちゃんがスカしてるので、変身後もスカしたデザインだろうと思ったなどとも供述している。


また、仮面ライダーダブルを象徴する「W」というアルファベットは「ダブルユー」が縮まって「ダブリュー」「ダブル」となったものであり、もともとはUをふたつ並べたものがWの語源である。そういった意味でも、彼は仮面ライダーダブルとは因縁深い敵であるといえるだろう。


その後の客演

レッツゴー仮面ライダー

ショッカー傘下の怪人として登場したのだが、ショッカーの世界会議に参加するドーパントの代表にテラー・ドーパントがついていたり(そもそも世界会議に参加すらしていない。ビースト・ドーパントは参加していたのに…)、オーズに変身してない火野映司に蹴り飛ばされたり、ダブルにあっさりとやられて出番が終了したりと前作のラスボスとは思えないほど雑な扱いを受けてしまっている。


仮面ライダージオウ

最終話にて登場。

アナザーディケイドが招集したラスボス怪人達と共にグランドジオウが召喚したライダー達を撃破し、ラスボス怪人達との同時攻撃でグランドジオウを変身解除に追いやった。

しかし常磐ソウゴが変身したオーマジオウの圧倒的な力には敵わず、強烈なパンチの一撃を受けて呆気なく爆死した。


なお、ソウゴがオーマジオウに変身した際、他のラスボス怪人達が特に反応を示さなかったのに対し、彼だけ(若干やる気のなさそうな態度で)拍手をしていた

また、アナザーディケイドはオーマジオウの力を吸収しようとしてその強大なパワーを吸いきれずにダメージを負うというユートピア・ドーパントに似た事態に陥っている。そのため、彼がダメージを受けた際にはその時の記憶がフラッシュバックしてしまったのか、かなりビビっていた


ロストヒーローズ2

加頭がNEVERだったという設定から、原作では相性最悪な筈のNEVERの構成員になっているが、原作通りウィンド・キューブの住人をNEVERにしようとする仮面ライダーエターナル達とは異なり、あらゆる世界の軍事技術を牛耳り、全ての並行世界を裏から支配する事が目的であり、そのためにリジェスのかけらを適度に回収する事で混乱を長引かせる事を目論んでいる。つまり、派閥名が変わっただけで実質的には財団Xそのものと考えていい。


しかし、アーマードダークネスを制御しようとして叛逆されたり、未来のコアメダルが自我を持ってしまったり、そのメダルから作った超銀河王に裏切られたりと何というか妙に間が悪い。

まともな部下は自我のないテラー・ドーパントや4大グリードのコピー体やマスカレイド・ドーパントぐらいである。


また、意外にタフであり、ダブルのマキシマムドライブコンボを食らっても死ななかったり、超銀河王に倒されたものかと思いきや、実は生きており、ハザード・キューブ最初のボスとして登場。この時点ではもはやリジェスの傀儡も同然であり、最期はヒーロー達に敗れる。


こちらでは地割れを起こす技を使ってくる。


風都探偵

リアクター・ドーパント戦にて自身を倒した技をWが放つことを示唆するように、回想で『W』本編の最終決戦にて、翔太郎に啖呵を切られているところのシーンが登場した。


関連タグ

仮面ライダーW ドーパント 怪人

加頭順 財団X

ディストピア ラスボス

仮面ライダーW_RETURNS


平成ライダーラスボス

スーパーアポロガイストユートピア・ドーパント恐竜グリード


仮面ライダーW公式サイトの「ユートピア・ドーパント」

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