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CV:乃村健次(二階堂変身個体)


概要編集

風都探偵』の第6話「超人r」に登場するドーパント。身長235cm。

裏風都を根城とする謎の組織「街」の準幹部である二階堂守が、「」の記憶を宿す「リアクターメモリ」で変身する。

メモリはアルコールと同じシルバーランクとなっており、生体コネクタの位置は胸部中央。


その名の通り、鋼鉄を連想させる重厚な甲冑に身を包んでいる。身体にはピストンやメーター、パイプの束で構成された右腕などが取り付けられており、そこから膨大な熱を持つ大量の蒸気が噴き出している。

頭部は常に煙が吹き上がっている。


アニメ版では赤いパイプを持つシルバーカラーの甲冑と赤い半身を持ち、同じ高熱使いであるWヒートメタルを連想させる容姿と判明。

リアクター・ドーパント

演出も相まって機械的な要素が強いほか、煙を上げる頭部も赤熱した赤い炎のような形状となっている。


能力編集

「原子炉」「融合炉」「溶鉱炉」といった、炎以上のとてつもない熱量や高い圧力を内包する存在の記憶により、同じ高熱使いであるヒートアクセルのアーマーが溶解してしまう程の凄まじい熱を放出できる他、両者の同時必殺技ライダーツインマキシマム」を受けても傷一つつかない極めて強靭なボディも有している。


その体温は他のドーパントにとっても危険なもので、軽く触っただけでもその部分が融け燃え上がってしまう程。

裏風都においては、その能力によって侵入者を排除する他、裏風都で使用される電力などのエネルギーを生産する役割も担っている模様。


また、頭部から上がる煙は実体として触手のように扱うことが可能な他、専用武器としてトゲ状のバーナー炎を吹き出すバルブ型のメイスを身体から取り出して扱う。


だが、ここまでのパワーを実現する分そのリスクも高くつき、一度変身すると人間に戻ってもその超高熱エネルギーが体に残り続け、大抵の者は変身解除と共に焼け死んでしまう模様(二階堂は克服のために、戦闘後は専用の冷却装置にこもっていた)。

更に長時間の変身や能力の乱用でも、自身にすら耐えられない程の熱量が蓄積して内側からメルトダウンを起こしてしまうという、非常に扱いの難しいメモリである。


活躍編集

廉太郎を捜索していた仮面ライダーWアクセルと「鉢合わせ」してしまい、リアクターに変身してその熱量と変身者自身の高い戦闘能力によって互角に繰り広げ、両者を圧倒。

さらに大量の部下のロード・ドーパントを召喚し彼らに裏風都との出入口を作らせ、ライダー達を無理矢理風都に送還。ロードは廉太郎の鹵獲にあてがわせた。


しかし裏風都に迷い込んだときめが廉太郎を保護、自分達の部下が裏風都から帰還する際に開けたゲートを利用してついてきた結果2人にゲートの先にあった冷却装置を見つけられてしまう。

自身と冷却装置の関係を明かすと廉太郎になおも力添えを頼むが突っぱねられ、ときめ共々亡き者にしようとするもエクストリームメモリに防がれる。

そこへエクストリームメモリを放った主=自身の目論見を看過したフィリップ左翔太郎が現れる。2人は上記の弱点を見抜いた上で冷却装置から発せられる高周波をスパイダーショックに辿らせることで冷却装置の在り処を突き止めたのだった。

続いてアクセルが引き連れたガンナーAに冷却装置を破壊されてしまい、そのまま激昂のままに決戦に突入する。


しかしW・エクストリームの能力の前に劣勢へ追い込まれてゆきプリズムビッカーの必殺技・ビッカーファイナリュージョンを決められそうになり、近くにいたときめを人質にとりプリズムビッカーを捨てるよう要求しつつ逃げようとする。



「大人しいな。もっと助けを乞え」

ときめ「そんな必要はない。あの2人は私を見捨てないし、あんたも許さない…!」



要求通りにWはプリズムビッカーを投げ捨てる…

が、手の中には1本のメモリ


「メモリだけ残した!?」



空中へ飛び上がったWをビームで撃ち落とそうとするもかわされてときめを奪還され、そのまま(アニメではPrivate_Eyeをバックに)かのユートピアを倒した「ダブルプリズムエクストリーム」を打ち込まれて膨大なエネルギーを体内に叩き込まれた事で、体内の熱暴走が一気に臨界点を迎え大爆発しメモリブレイクされた。



「膨大なエネルギーが体内に···

俺が···リアクターがもたん!ぐぅぁぁぁぁぁーーーーっ!」



その後裏風都へ逃走しようとする部下を、体内の余熱を限界まで放出して実質自爆する形で(生身で)焼き殺して粛清、そのエネルギーで部下が開けた裏風都への通路を閉めた。


千葉秀夫万灯雪侍はスペアのリアクターメモリを所有しており、二階堂亡き後、街のエネルギー生産に必要なこのドーパントになれる後任を探す事になった。

だが、さすがの裏風都でも彼ほどの逸材がそう簡単に見つかるはずもなく、毎回制御できずに炎上してしまい、変身者だけを始末してメモリを回収、といった事を繰り返している模様。


余談編集

元々はクリーチャーデザインの寺田氏が最初にデザインした「スチーム・ドーパント」。

インタビュー記事によればW本編の最初期にデザインしてもらった怪人なので、(お蔵入りしてしまったとはいえ)第0号ともいえる存在との事。


脚本の三条氏のお気に入りだったが、話の流れに合わず映像作品には未登場で終わった。そのため思い入れが強く風都探偵に登場させたとのこと。名前はエンジンブレードの機能とかぶっていたため変更された。


関連タグ編集

風都探偵 ドーパント 二階堂守


ラスボス:アニメ版における立ち位置






















ネタバレ注意編集

その後、「fに感謝を」の風都タワー襲撃事件が終わった際、クラブ・ドーパントの片割れであった蒼炎群のヒカルこと双見光が、素養を認められ新たなリアクターの後任に任命された。


メモリブレイクされたにもかかわらず、すぐ回復し再変身が可能だった彼を見出した万灯の目論みは見事的中。

先代の二階堂よりも安定して制御を行えた上、鬼門であった体に残る余熱も、変身解除と同時に完全に外部へ放出しきってしまった程。


体内に燃える炉炎もより高温の青へと変わり、彼の憧れであったエターナルを彷彿とさせる「リアクター・ブルーフレア」とも言うべき姿へと進化を果たす。

それと同時に幹部の証でもあるガイアドライバーrexも支給されており、バックル部分が左腰に来るように装着している。


そして新たな準幹部として迎えいれられたヒカルは、今後翔太郎たちの前に再び現れる強敵となる事を示唆するのであった。



関連タグ2編集

ナスカ・ドーパント:W本編で登場した、強化形態になったことでカラーリングが変化したドーパント。ただし色の変わり方は真逆である他、変身もドライバー使用から直挿しに変わっている。

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