概要
かつて風都を震撼させたテロリスト集団『NEVER』のリーダー・大道克己=仮面ライダーエターナルを崇拝するカルトの入った半グレ集団。
街のシンボルである風都タワーで「街の人々を開放する」と宣戦布告する克己の勇姿(?)を見て感銘を受けた者達が集まった集団であり、エターナル・ブルーフレアを模した、青い炎の刺青を全員が入れているのが特徴。
TV本編最終回で登場した『EXE』とは「形態が似ている」と解説されており、あちらと同様にカリスマ的なガイアメモリ犯罪者をシンボルとして組織され、ミュージアム壊滅後に風都に残存する、ガイアメモリを回収している点が共通している。
しかし、彼方が『ガイアメモリの取引を行う金儲け』を主目的としていたのに対し、こちらは『「克己の後継者」となる』のを目的とする、より過激な集団となっている。
劇中では克己の模倣犯罪として『AtoZ』と風都タワーの再建を祝って付けられた、2/10「風都の日」に風都タワーの破壊を実行しようと画策する。
他の部下も最終的に照井竜がアジトに乗り込み、全員逮捕されたので組織も壊滅した。
構成員
- 風吹鉄男
『蒼炎群』のリーダー格。愛称はテツ。
前髪にメッシュを入れ、筋骨隆々の体付きをしたタンクトップを着たガタイの良い男で、かつて風都タワーで宣戦布告を行った大道克己に感銘を受けて彼に憧れを抱き、崇拝するようになる。口癖は「命で償え」。
入手したメモリの力を知る為にヒカルを使い捨ての道具として利用し、もしそのメモリが強力であれば自身が優先して使用すると、他人の褌で相撲を取る様な行為を平然と行う卑劣漢。
憧れの人物である克己を「用済みの駒は許さない男」「風都を滅ぼすのが目的だった」等と言った具合に、自分の都合の良いように解釈しており、蒼炎群も彼の暴力と恐怖政治で統率しているような状態。
『裏風都』との繋がりもあったようで、万灯の前では暴君振りは鳴りを潜め、上位者として扱っていた。
散々他人を利用し横暴な態度を取り続けていた彼だったが、万灯のお眼鏡に叶ったのは自身ではなく、自分が散々利用し続けて来たヒカルだった。Wとの戦いに敗れ病院へと護送される途中、意識を取り戻したヒカルが変身したリアクター・ドーパントに焼き殺されると言う、因果応報な最期を遂げた。この時今までの意趣返しと言わんばかりに上記の口癖を返された。
余談だが、Wやアクセルの装甲を融解させる程の高温よりも、更に高い高熱を操るはずのヒカルのリアクター・ドーパントに焼かれたにもかかわらず、遺体が炭化や蒸発したりはせず、外観で誰か解る程度に原型を遺して死亡していた。
「回収したメモリの中でもマグマが最も強力だった」との自己申告や、万灯がメモリ提供等で接触していた事実も考えると「熱系・熱に強いメモリと相性が良かった」、「リアクターメモリの使用者候補の1人だった」可能性が高い。
描写からして蒼炎群の下っ端らしく、実験台として利用されている事が多かったが…
本名や詳細はリンクを参照。
他にも部下は沢山おり、アクセルがアジトに乗り込んだ時にコックローチ・ドーパントなど複数のドーパントと戦っている描写がある。
余談
克己を演じた松岡充氏は特集インタビューにおいて、蒼炎群のことを「彼らが本当に克己のことを理解しているのかというと、それはまた違う話だったりするかもしれない……」と評している。(『風都探偵』9巻251pより)実際、彼らは克己の秘められた過去を知らないので、なかなか的を射た発言であると言える。
その過去を知っている翔太郎はエターナルを騙っている蒼炎群に対し、「ただ騒動を起こしたいだけのチンピラ」「エターナルの真似事をするのは100年早かったようだな」等と断じている。
克己の犯した罪は肯定しないものの、曲りなりにも知らない誰かの為に戦う仮面ライダーであった彼の生き様を象徴するエターナル(永遠)に思う所があったようである。
関連タグ
ORIGIN(風都探偵):同じく続編で登場した組織。