「克己だって、皆の英雄だった」
演:高梨臨
概要
超能力兵士「クオークス」である女性。
翔太郎とフィリップに突如襲い掛かるもなだめられ、2人に大道克己の過去を語った。
遡ること数年前。
彼女はかつて東南アジアに拠点を置いている思われる非合法組織「ビレッジ」で超常能力を増幅する細胞処置を受けていた。
クオークスの中では一人だけ発火能力、念動力、精神感応などの全てを備えていた為、「ビレッジ」の所長であるドクター・プロスペクトに寵愛されていた。
ある時、彼女はNEVERのメンバー達と共に戦場に訪れた克己と戦うことになるが、実は戦うことを望んでおらず、克己からもそれを見抜かれており、「殺す価値はない」と止めを刺されることはなかった。
これがミーナと克己の出会いであると同時に大きな悲劇の幕開けでもあった。
その後、ビレッジに囚われ、克己に「プロスペクトを超える何を持っている」と感じたミーナは、克己に襲い掛かるクオークスを止めに入るが、そこへプロスペクトが姿を現し、アイズ・ドーパントに変身して克己を圧倒。同じく囚われの身となり、何とか脱出してバイクを入手した羽原レイカが克己を連れて逃走。
ミーナは克己がプロスペクトとの戦いの際に落としたハーモニカに残されていた思念波を追って、克己とレイカの居場所を突き止め、その際に克己も自身と同じく実験兵器であることを知る。そこでプロスペクトの計画を語り、更にプロスペクトへの戦意を燃やす克己を庇おうとするが、酵素を注入して回復した克己はプロスペクトを倒しに行こうとし、そんな克己に「何故無謀な戦いをするの?」と問いかける。
計画を阻止する克己とレイカの元に駆けつけた際に克己のハーモニカの演奏や克己の素性や想いを聞かされたことで希望と勇気を抱き、他のクオークス達と共にプロスペクトに反抗することを決意。
NEVERの手助けもあり、仲間達と施設を脱出するが、施設を出たことでアイズ・ドーパントに埋め込まれた「目」の機能によって、仲間達と共に苦しみ始め、仲間達は絶命してしまう。
プロスペクトの意味深な言葉を聞き、戦いを中断して遅れて駆け付けた克己に「助けて」と呟いてミーナも倒れてしまう。
克己をはじめとするNEVERのメンバーたちはプロスペクトの非道な行いに怒りと哀しみ、絶望をぶつける形でプロスペクトを倒し、ミーナたちの仇を討つ。
しかし、この一件で克己はNEVERになったことで元々失いかけていた人間性を完全に失ってしまう。レイカはミーナをNEVERにすることを提案するが、克己はこれを一蹴し、メンバー達と共に故郷の風都を目指し、後の事件に繋がっていくのだった…
しかし、克己達が立ち去って間もなくミーナが目を覚ます。彼女だけは奇跡的に一命を取り留めていたのだった。
だが、最早克己達にはその事実を知る由はなく、ミーナもこの時の後遺症で克己達に関する記憶を一時的に失っていた為、結局2人が再会する事は二度となかった…
その後、ミーナはようやく記憶を取り戻し、克己達による風都襲撃事件を知った。
当初は克己を倒した左翔太郎とフィリップに復讐心を持っているかに思われていたが、本当は克己の非を理解しており、彼がただの悪魔ではなかったことを分かってほしかっただけだったのだった。
余談
演じる高梨臨女史は『侍戦隊シンケンジャー』で白石茉子/シンケンピンクを演じていた。