概要
2010年8月7日に公開された『仮面ライダーW』の劇場版作品。
2Dと3D同時公開。
同時上映は『天装戦隊ゴセイジャー エピックON THEムービー』。
時系列は第44話と第45話の間の出来事が描かれている。
また、『仮面ライダーOOO』の火野映司/仮面ライダーオーズが、本編の放映に先駆けて出演している。
冬映画である『MOVIE大戦2010』が翔太郎と荘吉を軸とした父性の映画であったことから、本作品ではフィリップを主人公として、フィリップとシュラウドを軸とした母性の映画にすることで、この2本でコンビの映画が完結するという大元のコンセプトが実現することとなった。
また、親子で楽しんでもらうため、バイクアクションなど今まで見たことのないアクションシーンが多く入るという方針となった。
2010年8月7・8日の初日2日間で2D版は興収3億3,117万9,000円・動員25万1,720人、3D版は興収1億7,357万1,700円・動員11万5,123人、累計興収5億475万700円・動員36万6,843人を記録し、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位を獲得。『仮面ライダー555』の劇場版『パラダイス・ロスト』に並ぶ人気作として今もなお語り継がれている。
ストーリー
風都タワー建設30周年の記念を迎えた夏。
事態の収拾に動き出した鳴海探偵事務所と照井竜の一同は、国際特務調査機関から訪れたというマリア・S・クランベリーと出会い、事の顛末を聞くことになる。
それは、財団Xが開発を進めていた新型のガイアメモリ「T2ガイアメモリ」を輸送していたヘリコプターが、世界的に知られた不死身の傭兵集団「NEVER」に襲撃されて自爆し、強奪されかけたT2ガイアメモリは風都にばら撒かれて市民をドーパント化させている、というものだった。
T2ガイアメモリは適合者を自身で見つけ出し、勝手に適合者をドーパント化させる特性を持っていたのだ。
調査を進める中で、マリアのフィリップへの柔らかな対応から「マリアがシュラウドで自分の母親なのでは?」という疑念を、フィリップは拭えなくなっていく。
そんな思いをよそに、NEVERのリーダー大道克己とT2ガイアメモリの力でドーパント化した隊員たちが風都へと侵攻を開始する。
仮面ライダーWへと変身し、克己の変身する仮面ライダーエターナルと戦う翔太郎とフィリップだったが、エターナルはWの持つ前世代型のT1ガイアメモリの力をことごとく撥ね退ける。
さらにエターナルは、マキシマムドライブによってT1ガイアメモリのパワー、何より翔太郎とフィリップの仮面ライダーWへの変身を封じ、二人を絶体絶命の危機へと追い詰めていく。
NEVERの目的とは、克己とマリアの正体とは、無敵のエターナルへの打開策は――?
今、風都の未来を賭けて、風都タワーで史上最大のライダーバトルが幕を開ける。
この事件、最後に吹く風(しんじつ)は何を語る――?
登場キャラクター
主要キャラクター
ゲストキャラクター
- 大道克己/仮面ライダーエターナル…演:松岡充
- 泉京水/ルナ・ドーパント…演:須藤元気
- 羽原レイカ/ヒート・ドーパント…演:八代みなせ
- 芦原賢/トリガー・ドーパント…演:出合正幸
- 堂本剛三/メタル・ドーパント…演:中村浩二
- マリア・S・クランベリー/???…演:杉本彩
先行登場
関連タグ
劇場版限定フォーム→サイクロンジョーカーゴールドエクストリーム
劇場版限定ライダー→仮面ライダーエターナル 仮面ライダージョーカー
運命のガイアメモリ(表記揺れ)
オールライダー対大ショッカー→AtoZ/運命のガイアメモリ→将軍と21のコアメダル
超電王トリロジー→AtoZ/運命のガイアメモリ→MOVIE大戦CORE
バトルファミリア:『仮面ライダーリバイス』の劇場版。本作も坂本浩一が監督を担当しており、似たような演出がいくつかある。